自由が丘 ワイン処 コッコロ 元店主の美味しいもの日記

ワイン大好き、イタリア大好き、
美味しいもののためなら何処へでも♪

ビストロ・パノラマで夜ごはん

2015年06月28日 | パリ2015
シャンパーニュ地方への日帰りツアー、交通渋滞もほとんど無く、予測していた帰宅時間よりかなり早かった。 この日は、買い物は無理と思っていたけど、これならギャラリー・ラファエットがまだ開いている♪
お目当てのボルディエのバターを買わなくっちゃ♪ 本館、新館、グルメ館みたいに分かれていて、まっすぐグルメ館へ。 時間があればゆっくり端から端まで見たいけど、、、、。 時短したいときは、探すより、聞く! 店員さんに聞いて、バター売り場へ。 エシレ、ボルディエ、う〜ん、日本のスーパーから、消えてしまっている、バター、うらやましい品揃え。 さてさて、どれが海藻入りかいな〜? おフランス語がわから〜ん(◎_◎;) ふたたび店員さんのところへ、それらしきものを二つ手に持って、「どっちが、海藻入り?」 「こっち」と指さしてもらって、ごっそりお買い物。
ホテルに戻り、事前に下調べ?しておいた、ホテルの食堂の冷蔵庫に保管(^_^)v

さあ、4日間の限られたお食事タイム、一食も適当に済ませられない、、、(;'∀')
近くのパッサージュ・パノラマへ。
賑わっていて、気軽に食べられそうな、ビストロ・パノラマへ行ってみた。


さて、ここでもシャンパーニュをいただいちゃう♪ オーダーすると、ポンっ!コルクを抜く大きな音が、、、その瞬間直後、Aさんの頭に、コルクが飛んできた〜(;゜Д゜) 隣のテーブルの家族連れ、大笑い・・・店員は、全く気にすることもなく・・・幸い怪我もなく笑いで終わったけど、、、気を付けてね〜お兄さん!

シェーブルチーズのサラダ

これは知っていたけど、日本では贅沢すぎて出来ない。 クロタン・ドゥ・シャビニョルというチーズ(山羊乳)を半分に切って、パンに乗せ、オーブンでトロッとさせたところをいただく。 あ〜ん、山羊の濃いミルクが口いっぱいに〜〜、幸せに頭の中は、オーケストラが鳴り出す♪
このチーズ、直径4〜5cmくらいの小さなチーズだけど、日本で買えば、一個1000円くらいする。 帰国後すぐの数日は、コッコロでも再現してメニューにありましたよ〜。

パテ・ド・カンパーニュ


いかにもビストロちっくな盛り付けの子羊のロースト


デザートは、クレームブリュレが売り切れで、タルトタタン♪


長い一日、シャンパンで始まり、シャンパンで終わる、楽しい一日だった〜(*^_^*)

さてさて、ボルディエのバターの話、日本に帰国して数日後、料理人N君が、
「二子玉川のライズに、このバター売ってたんですよ〜」
え? 日本では入手困難なはずなのに・・・
早速、行って確認?してきましたよ〜。 ここ数年で開発が進む二子玉川、ショッピングエリアや、マンション、シネコンもでき、来月には、ホテルも開業する。 楽天のお引越しも進んでいるライズ。 気軽に、サンダルはいて行ける場所じゃなくなっちゃってるよ〜。おしゃれ過ぎて、おばちゃん落ち着かないし、、、
二子玉川の駅からショッピングエリアを抜け、しばらく歩くと、ありました、ブレッド・アンド・バター ファクトリーというパンとバターを売るお店。 このビルには、寺田倉庫のワイン専用倉庫もある。 (常連さんIさんも凄いコレクションをここに保管しているそうだ、セレブ〜〜(*'▽')

ありました、ありました、日本で作られているプレミアなバター、エシレもボルディエも、、、しかもほほ全種類(^▽^;) ・・・日本って、凄いね〜〜。
で、おフランスで買ったバターは、日本では3倍のお値段になっておりました〜〜。
交通費を考えれば、お安い???



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レオナール藤田礼拝堂 & ランスノートルダム大聖堂

2015年06月25日 | パリ2015
下戸のU先輩が、酒飲みと共にシャンパーニュ地方のツアーに参加した一番の理由は、レオナール藤田礼拝堂訪問が、このツアーについていたからだったらしい。 私は、彼女の分までシャンパンをいただいて上機嫌だけど・・・(笑)

さて、G.H.マム社(シャンパーニュ・メゾン)の敷地内にある礼拝堂は、薄いピンクのかわいい礼拝堂だった。

レオナール藤田(藤田嗣治)は、フランスで最も有名な日本人画家。モディリアーニやピカソなど、同じ時代を過ごした日本人画家だ。
G.M.マム社のルネ・ラルーの依頼によって、藤田嗣治が、設計、ステンドグラスやフレスコ画を書き上げたとのこと。 やわらかな色使い、独特な画法、小さい礼拝堂ながら、見応えのある素敵な礼拝堂だった。
フレスコ画に関しては、彼にとっても新たなチャレンジ、フィレンツェに画法を学びに行き、完成させたとのこと。ふ〜む。 当時、日本人が遠いフランスの地で生きていくことは容易いことではなかったと思う。ましてや世界大戦なども経てのこと。 でも、このLeonard Foujita、FouFouという愛称で呼ばれ(お調子者という意味らしい)、数多くの女性との歴史もあり、人間的にとても興味深い。
秋には、オダギリジョーが藤田嗣治の人生を演じる映画が公開されるそうだ。 観に行かなくちゃ〜♪ しかも、あのアメリの制作陣も入っているというから、面白い作品になりそう。

さて、このツアーの最後、ランスノートルダム大聖堂へ
パリにあるノートルダム大聖堂、以前行ったことがあり、そのステンドグラスの美しさや荘厳な建物に感銘を受けた。 ・・・しかし、このランスにあるノートルダム大聖堂、さらにデカイ! 立派だ〜。

それもそのはず、シャルル7世から始まり、26人の歴代フランス王の戴冠式が行われた大聖堂とのこと。

正面から見ると、あ〜ん、修繕工事中(^▽^;)
綺麗に汚れが除かれたファザードの彫刻「微笑みの天使」は、綺麗だった。


中も相当、立派!


特にこのステンドグラスの美しさ〜\(^o^)/ 世界で最も美しいステンドグラスの一つ


こちらの面 ↑、この色合いは、、、、はい、シャガール様ですよ〜♪

はあ、フランスって、やっぱり凄いね〜(;'∀')
この後は、小一時間の自由行動。 歩いてすぐのランス美術館にもちらりと寄ってみた。 こちらでも、藤田嗣治の作品が楽しめる。

で、最後は、ランスの名産品の買い出し〜♪ 大聖堂のすぐ横、こ綺麗なお土産屋さん、

パリに到着してホテルに向かう送迎車の中、ベルサイユ在住の日本人、我々の通称「ベルサイユおじさん」が、ランスの話もしてくれた。ランスには、ビスキュイ・ロゼというビスケットがあってね、、、シャンパンのマスタードもあるんだよ〜。 それを買わなくちゃ♪
こうしてみると、短い時間にいろんな情報をくれたな〜、ベルサイユおじさん。

ヨーロッパの春、花が一気に咲いて、美しい。 パリへ帰る車窓も、菜の花畑🌼🌼🌼



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3ちゃん?シャンパン農家でランチ@ブーケ

2015年06月22日 | パリ2015
一番最初に訪問したテタンジェとは大きく違い、今度は、小さな家族経営のシャンパン農家、ブーケ。

綺麗に手入れされた花壇、ほんわかムードの小さな作り手

まずは、畑を拝見させていただく。

ぶどうちゃんは、まだまだ、葉っぱのみ。

次に工場を見せていただく。小さな作り手だが、設備は、意外に近代的。

ブドウを破砕する機械、ステンレス貯蔵庫
案内してくれたのは、素敵なマダム。 父ちゃんは、トラクターに乗って畑作業。 なんだか、日本の3ちゃん農家のよう。

瓶の口に澱を集める作業、こうして透明の瓶だと、よくわかる。

と、ガイドさんが瓶を持ち上げ、我々に見せてくれた。 で、この澱を取り除いてコルクをする話をしているときに、瓶の口を上に向けてしまった(^▽^;)
はい、せっかく集めた澱は、ば〜っと瓶いっぱいに広がってしまった(笑)

さあ、ランチタイム♪ ここで、ランチをいただくのだ。参加者全員が同じテーブル。 我々の向かいには、石田純一〜〜♪

まずは、ロゼのシャンパンで、前菜、フォアグラのパテをいただく♪


次は、メインのソーセージにヒラメを巻いたものと、キッシュのようなフワフワしたオムレツ

こんな場所で、しかもツアーのランチ、さほど期待はしていなかったけど、おいしい。

美味しいものをいただいていると、楽しい気持ちは会話を誘う。 我々のお向かいの石田純一カップルとも、お話がはじまった。
「どちらからいらしたのですか?」
「我々は東京です」(ま、正確に言うと、東京、埼玉、神奈川だけど・・・)
「僕たちは、大分からです。 新婚旅行で昨夜到着したところなんです」 なんだか、とっても素朴で、急に親近感がわいてきた。
大分で料亭やレストランを経営しているボンボンらしい。

長い一つのテーブル、なんだか急に打ち解けてきた。 お酒、美味しいものの力ってすごいな〜。

ランスの名物スィーツ、ビスキュイ・ローズを使ったティラミス♪

お酒の飲めないU先輩、飲めても1センチ(*'▽')、すでに赤い顔になって、夢の中に入っていきそう・・・
はい、彼女の分のシャンパン処理班は、私♪ おかげで、テタンジェでの一杯、ここでの2杯、と、合計3杯x2人分=6杯(^_^)v

あ〜、幸せのシャンパン三昧〜♪

美しいマダムに見送られ、バスは、ぶどう畑を走り抜け、次の目的地へ向かう。
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シャンパーニュ地方日帰り① テタンジェのシャンパン貯蔵庫

2015年06月16日 | パリ2015
5月9日(土)、楽しみにしていたシャンパーニュ地方・ランスの日帰りツアー。
「みゅう」というパリの旅行会社が企画している日帰りツアー、バスで楽々♪ 今日は、ただバスに乗っていれば、楽しいところに連れていってもらえる。

朝8時出発、早起きして集合場所のギャラリー・ラファエット前へ。
「あ、石田純一・・・」とつぶやくAさん、
え??? どこ、石田純一〜〜?
麦わら帽子に青い麻のジャケット、白いパンツ、素足にローファー。。。。おおお、石田純一・・・???
の後ろ姿そっくりさん(笑)
その彼も我々と同じバスに乗り込んだ。他に今日一日時間をともにする参加者約10人。

時間厳守でバスは動き出し、日本語のガイドさんが、パリの市内観光をしながら、高速へ。チボー4世がキプロスから持ち帰ったシャルドネの苗木が、シャンパーニュ地方のシャルドネの始まり・・・だとか、面白い話をずっとされていた。その傍ら爆睡するAさん(笑)、そして、お酒が飲めないU先輩が、うなずきながら、あ〜とか、へ〜とか目を輝かせながら聞いている対照的な姿に、私も苦笑。
そうこう約1時間半で、最初の目的地、テタンジェに到着。


日本でもおなじみのメゾン、テタンジェは数少ない家族経営のシャンパン生産者で、1734年創立のフルノー社をその起源としている。第一次大戦時、フルノー社所有のシャトー・ド・ラ・マルケトリーに駐留していたピエール・テタンジェ氏は、この城を気に入り、先ず城を、次にフルノー社を買い取り、そして1930年からテタンジェの名前でシャンパンを売り出すようになったとのこと。

さあ、貯蔵庫へ、狭いらせん階段をみんなで降りていく。 下に進むにつれて温度も下がって、ひんやり〜。


シャンパンは、一次発酵を終えたシャンパンの元のワインを瓶に詰め、蔗糖と酵母を添加して瓶内で二次発酵をさせる。。。。ふむふむ。蔗糖は酵母のエサ?になり、ガスを発生させシャンパーニュのあの美しい泡を作り出す。その役割を終えた酵母は、澱となる。そのまま最低15か月熟成さる。が、テタンジェのこだわりは、3年。
こんな感じ〜。
奥までギッチリ〜。

シャンパーニュのコルクをする前に、ボトルの口を下にして、その澱を口に集める。 職人が、ビンをちょっとずつ回転させて、じっくりじっくり澱を集める。

ボトルのふたは、この時点では、ビール瓶のキャップと同じ。 面白い。

このテタンジェの貯蔵庫、白亜質石灰石が切り出された後にできた地下洞は、一時はキリスト教徒が迫害を逃れるための隠れ家ともなり、約900年の後にサン・ニケーズ修道院の地下礼拝堂となった。世界大戦中は、防空壕にもなったそうで、よく見ると、その時代の落書きとかもある。


違う時代の天井、長い時の流れを感じる。
ここに貯蔵されているのは、ヴィンテージのものや、マグナム、それ以上の大きさのもの、、、など、スペシャルなものたちだ。 一番スタンダードなものは、別の近代的なところで貯蔵されているんだろうな・・。


小さいのから大きいのまで、ボトルのサイズはいろいろ。 このボトルもデカい。

あ〜、じっくり説明を聞きながら、この優雅なシャンパンたちと同じ呼吸をする。は〜、しあわせに満たされた空間たった。
で、最後は、お買い物タイ〜ム。 う〜ん、持ち帰るのは重い、、、どうする。
と、石田純一とその連れの女性、おおお、買ってる、買ってる〜。 一番高いの買ってるよ〜! ママのお土産に・・・。おひょ〜。

で、私は、結局、我慢できずに、シャトー・マルケトリーの名を冠したシャンパーニュ、一本お買い上げ〜。 おフランスから店主自ら運んだ、スペシャルなシャンパン♪、ご希望の方がいらっしゃったら、お出ししますよ〜??♪




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オペラ座(ガルニエ宮)でバレエ「マノン」を楽しむ

2015年06月14日 | パリ2015
パリに行くなら、バレエは見たいと思ってはいた。 だけど、4泊6日の短い旅、すごく疲れてしまっているかもしれないし・・・。 事前にチケットを買うのは、リスキーかな、、、、なかなか心の決まらない私、、、そこへのんきな?Aさん、コッコロのカウンターで、スマホをいじりながら、「あ、席、出てるよ♪」 そう、数日前まで、「満席」で買えなかったのが、タイミング良く、買える席が出てきた。
んんんんん〜、、、、どうしよ。
厨房に入って、考える。
「よし、観る!」と決意表明。
それじゃ〜と、その場でカード決済して、チケットゲット。
本当に、レストランの予約もだけど、オペラ座のバレエチケットも、スマホでサクサク♪の時代になった。 30年前には想像もしてなかった。って、あんた何歳?ってコメントだけど(^▽^;)

出てきた席は、67,69の2席。 どんな席なんだろ? オーケストラとは書いてあるから、正面一階席は確定だが。

演目は、「マノン」
バレエ好きの友達のお陰で、東京でも、「くるみ割り人形」「ロミオとジュリエット」「白鳥の湖」「バキータ」「こうもり」など、それなりにメジャーなものは観てきたけど、「マノン」は初めてで楽しみだ。

小説「マノン・レスコー」というのが元となっているようだけど、このマノンという美しい女性、「男を破滅させる女」
ぐふふ、素敵〜〜(笑)

一枚だけ日本から持参したワンピースにお着換えし、いざオペラ座へ。

なんとも、優雅で立派なパリのシンボル

どんな席かな〜、うきうきと中へ進む。
どんどん前に、、、、おおお、我々の席、なんと前から2列目! ギャーーー、なんていい席なのっ!!!

舞台は目の前。 オーケストラには手が届きそう。

15年前、ここでバレエを初めて観たとき、天井桟敷の席で、天井のシャガールの絵が見えなかった(◎_◎;)、そのシャガール様が、、、、こんなにも綺麗にまじかで拝める。 南無南無・・・・

後ろを振り向けば、、、、

ゾクゾクしてきた〜。 興奮状態のAさんと私。

ドキドキ、そわそわしている間に、幕は開き、、、
世界の頂点に立つエトワールたちの、最高峰の演技、踊りを、この距離で\(^o^)/
U先輩は、60代の今もバレエを習っている。 席によって、感動は全然ちがうのよ、と鼻息荒く話していたのを思い出す。 まさに、その言葉通り、演技、音楽、観客との一体感。 その夢の世界に、スポッとワープしていったようだった。 鳥肌の立つほどの、感動。

話は、「男を破滅させる女」にふさわしく?、その美しさが故に次から次へと、男を虜にしていく。 相手役との濃厚なキスシーンやからみ、えええ? そこまで〜って、思ってしまうほど、艶めいている。
いや〜、面白かった!!!
、、、が、その演技に、感化されたのが、、、? 前のカップル?が、頭をくっつけるので、見えない!んだよっ!

って、座高の高い男性カップル(゜Д゜;)

観客、エトワールたち、オーケストラ、一体になった会場は、拍手が鳴りやまない。 エトワールたちも、何度もカーテンコールに応えて、出てくる。
興奮状態のまま、宿まで歩いて帰った。
いや〜、あのボロ部屋でも、ロケーションの良さは、やっぱりありがたい。

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