自由が丘 ワイン処 コッコロ 元店主の美味しいもの日記

ワイン大好き、イタリア大好き、
美味しいもののためなら何処へでも♪

黄色いわら半紙 

2013年03月03日 | 2013ローマ&フィレンツェ
いつもなら、「重さ」に注意して買い物するのだけれど、今回は、JALも受託荷物(チェックインできる荷物)が2個になったので、どんどん買い物しちゃう。いいんだか、悪いんだか。最高23キロx2個=46キロもオッケーな訳だ。ま、か弱い?女性には、実際は一人で運べない重さだけどね。 

まずは、チース。そして、ポルチーニ、調味料、どんどん重くなる。

市場近くにカルタ・ジャッラにも寄ってみた。
ニルデさんのお宅からは、20メートルくらい激近。ニルデさんもラッピング用の紙とか紙製品は、ここで買うらしい。何十年もの間、全く模様替えなどしていないような店内は、倉庫のように紙がギッチリ。 チョコレートを入れる小箱とか、包装紙、紙袋などが並んでいる。トラットリアなどのテーブルクロス代わりに敷いてある黄色いわら半紙、気にかけているとこのわら半紙、いたるところで見かける。ドォーモ近くの高級スーパー「ペーニャ」の紙袋も、このわら半紙でできている。なんだか、とっても懐かしいしろものなのだ。日本のこの季節なら、焼き芋を包みたい(笑) 
何も柄のないものを10枚くらい、少し柄のあるものも10枚くらい買ってみた。柄のあるもののほうが、少しだけ高い。 レジに行くと、大きな測りがあって、おじいさんが、静かに帳簿をつけていた。この測りも相当レトロ。私の買った紙の量は少なすぎて、測れたのかどうか疑わしいが、高いほうの値段でひとっからがり。でも、たったの50円。イタリアは比較的紙製品が高いが、このわら半紙は、さすがに安いな~。
おじいさんは、また、帳簿つけに戻る。


さあ、時間が迫ってきた。残るは、24cmのトルタ型。 18cmとか21cmは日本でも売っているんだけど、24cmが近くで見つからなかったから、欲しかったのだ。イタリアのレシピ本の材料が、この24cmを基準で書いてあるし、24cmだと8等分した時にちょうどいい量になりそうだから。 中央市場の廻りは、築地のように、レストランの方々が使うものが揃っている。アンニバリ・キーティもその一軒。 調理器具を販売す店だ。 入り口にワンコがのんびり寝転がっていて入れない。・・・どうしよう。犬の前でホーっとしていると、店主に「どきなさい」と怒られて、ワンコは、店内に入っていった。かわいい。 時間もないので、24cmのトルタ型はありますか?と、すぐに聞いて、店主に探してもらった。

よし、これで最後、部屋に戻って、パッキングだ~!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニルデさん宅のハイテク・シャワールーム

2013年02月27日 | 2013ローマ&フィレンツェ
ニルデさん宅、3日目の夕食。 今日は、いずみさんも呼ばれている。

お昼にカレーライス食べて、家に帰ったら、夕飯がカレーだったってこと、よくありますよね。この日は、昼にカルチョーフィ(アーティチョーク)のスパゲティ、鶏のトマト煮を食べたのだけど・・・、ニルデさんのところの夕食は、カルチョーフィのフジッリ(汗)、鶏のロースト・・だった。重なったな~。
 

皆さんとお食事するのは、最後なので、皆さんと写真を撮りました。
悪ガキ風は、アレッシオ 中央はニルデさん


ソニアさんとアレッシオ
  

いずみさんとアレッシオ  アレッシオのトレーナーの絵柄は・・・どうよ(汗)


オリーブをつまみ、みかんのようにオレンジの皮をむきながらおしゃべり。どこも一緒だね。 どうやら、ニルデさんに頼まれて、いずみさんが、日本の昔話「浦島太郎」をアレッシオ聞かせている。「・・・なんで、亀を助けたのに、最後、おじいさんになっちゃうの? 何か教えるものはあるの?」 「・・・」 そんなことぉ、考えたことないよ。

さて、食事も終わり、シャワーを浴びようと思ったら、ソニアが使おうと思っているところだった。 ゲストの私は、本来、このシャワールームは私専用になるはずなんだけど、ニルデさんの怪我でソニアが泊り込んでいるから、シャワールームをシェアすることになっていた。ソニアが気にして、お先にどうぞ、と言ったけど、「いえいえ、どうぞ。 トイレだけ先にすませて?」ソニアが急いで洋服を着て出てきた。 中に入ると、何か落ちてる。取り上げると、ソニアのパンツ。 う~む、ティーバックだよ。 普通にイタリア女性は、ティーバッグはいているのね~。

さてさて、このシャワールームが凄い。ブースは、結構広くて、レバーをまわすと、壁の前面からシャワーが出てくるモード、天井全体からシャワーのモード、天井から一本の滝のようで出てくるモード、普通のホースから出てくるシャワーモードと、選べるのだ。 ま、一番慣れている普通のシャワーが使いやすい。 そして、証明も、ピンク、グリーン、ブルー、ミラーボール風・・・と、ムーディ(汗) おまけに、音楽やラジオも聞けちゃおうよ~ん。 楽しんでるね~。 日本のウォシュレットも負けていられんぞから
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブロカッチでトリフのパニーノを・・・

2013年02月25日 | 2013ローマ&フィレンツェ
今回のフィレンツェは、ホームステイ。 夕食が宿についている、だから、夜、レストランやエノテカで食事をしない。でも、どこかで飲みたい。ニルデさんの近くには、夜遅くまで営業しているお店も多いし、ニルデさん宅の夕食の後、出かけようか・・・。長年フィレンツェに住んでいるいずみさんに、聞いてみた。 「イタリアは、女性が夜、一人で飲みに行く習慣がないから、・・・、夕食の前のアペリティーヴォをオススメしますよ。」と教えてくれた。アペリティーヴォは、食前酒の意味も持ち、夕食の時間の遅いイタリアの、夕食前の軽い食事・飲みを指す。ついでに・・「どこか、いい場所ありますか?」 一軒目は、前にも書いた、小さなワインバー。そして、2軒目は、ガイドブックにも紹介されているプロカッチ。

ドォーモ近くをぶらぶらしながら、おしゃれな通りに出る。ここは、トルナブオーニ通り。博物館併設のフェラガモ、グッチ、アルマーニ・・・、私には、まったくご縁の無いお店がずら~り。アンティノーリ伯爵家がオーナーのプロカッチの外観・内装も趣がある。素敵な紳士・淑女がお酒を飲みながら、おしゃべりを楽しんでいる。 混んでいたけど、スプマンテをグラスで頼むことに成功。目の前に並んでいた焼き洋梨が目に付いて、ついオーダーしてしまった。ま、お酒が効いているし、スプマンテには、合わないことはない。 最後の外食を、一人楽しむ。


宿に着いて、何か・・・思い出した! そうだ、ここでは、トリフのパニーノを食べないといけないのだった~! この店は、食料品として創業し、目玉商品は、トリフ製品だった~。一口大の小さなパニーノ(小さなロールパンみたいなパンに、トリフ風味のクリームチーズといった感じのようなものらしい) うううう、しまった~! 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イ・ヴィナイーノで聖美さんと乾杯♪

2013年02月24日 | 2013ローマ&フィレンツェ
12時、フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅構内のマクドナルドの前で待ち合わせ。 マクドナルド前は、分かりやすいので良く使われる待ち合わせ場所。2年半前に来たときは、薬局の隣にあったけど、今は、線路に近いMOKAというカフェの隣に移転していた。少し早めに着いて、ほーっと、看板を見る。モッツァレラが入ったバーガー、美味しそうだな~、でも、セットが結構高い、7ユーロぐらい。 日本のようにトイレがどこでも充実していないイタリア、マックは、トイレに駆け込むには最適の場所です。食べなくても大丈夫、困った時は、どうぞ。

さてさて、12時をまわっても聖美さんが現れない。ちょっと不安になりながらも待つこと5分。 聖美さんが、予想外の方向から現れた。「ごめん、ごめん、マックの場所が変わっていたから、駅構内でなく駅向かいのマックに行ってしまったのよ~。妙子さんはすぐ分かった~?」 元気な聖美さんの声、女性同士だけど、久しぶりの再会に、ハグハグ。
聖美さんは、11年前に知り合った、シエナに住む女性。その時は、ワインショップの店員をしていた。面倒みのいい、誠実な人柄に、今でも交流が続く友人になった。ワインショップのソムリエ→イタリアンのシェフを経て、現在は、ご自分で会社を立ち上げ、ワインの販売、通訳などをしているようだ。

1月のはじめは、毎年、紳士服の大きな商談会がフィレンツェの国際会議場で開催される。この間、フィレンツェのホテルは満室になり、予約が取れない。取れたとしても、通常料金の2倍~3倍に跳ね上がる。だから私は、B&Bを利用するわけだ。
聖美さんは、その商談会、日本から来たお客様のアテンドが3時から入っているとのことで、駅の近くでランチをすることに。店のお客様から借りた本に出ていて、以前、そのお客様が食事をしたとき、有元葉子さんが、来ていたというレストランに行くことしてもらった。

イ・ヴィナイーノは、トラットリアよりさらにカジュアルなオステリア。日本で言えば居酒屋? 入り口にお惣菜が並んでいて、どれも美味しそうだ。奥のテーブルに案内され、お店の方とのコミュニケーションを大切にする聖美さんは、「かわいいお店ね~」と、誉め始め。 ここのオーダーは、聖美さんのおかげで全く困らない。

この日は、1月8日、コッコロが10年前に誕生した日。その10周年の日に、聖美さんとフィレンツェで乾杯が出来るのは、何か深いご縁を感じる。

前菜盛り合わせ 甘い、辛い、酸味、と味が重ならないよう味付けがされていて、この一皿だけで、満足しちゃう


パスタは、チンギアーレ(猪)のパスタ、カルチョーフィ(アーティチョーク)のパスタをオーダー
 

マインは、鶏のトマト煮
おしゃべりに夢中になって、食べている途中で、写真に気づく


デザートは、しょうが風味のガトーショコラ


たった3時間の再会だったけど、聖美さんの早口トークなら、5時間くらいの内容だったと思う。 これからも大切にしたい信頼のおける友人、再会、ありがとう。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バールでボンボローネ

2013年02月22日 | 2013ローマ&フィレンツェ
露天市場には、屋台も出て、美味しい匂いを放っている。私は、栗の粉で焼いたパンケーキだかクレープだかにリコッタ・チーズをはさんで売っている店がないか探してみた。以前、誰かのブログだか、エッセイで読んで、食べてみたかったのだ。栗の季節には、季節限定で出ていたのかもしれない。同じく、街のお菓子屋さんでも、カスタニャッチョという栗のお菓子がないか、何件かトライしてみたが、見つかれなかった。う~ん、さらに食べたくなった~。そう言えば、昔11月にプーリアを旅したときに、ローマから戻ったばかりの宿のおばちゃんが、食べさせてくれたのが、そうだったかもしれない・・・と、今、思い出した。

さてさて、市場では何も食べなかったので、何か食べよう。バールに入って、ショーケースを端から端まで眺めて、一つ、揚げパンみたいなのが、目に付いた。これと、ラテ・マキアートを注文。バールでは、カフェ・ラテと言っても通じない。コーヒー多めのカフェ・ラテは、カフェ・マキアート。ミルク多めは、ラテ・マキアート。 

出てきたラテ・マキアートは、ほとんどホットミクルで、コーヒー風味って感じ。でも、朝には丁度いい。 揚げパンみたいなのは、中にカスタードが入っていて、外の生地もホワホワで軽く、油も気にならない。あら?美味しいじゃないの~これ。


帰国してから、気づいたのだが、これが、ボンボローネというお菓子だった。バールによっては、自家製のカスタードで揚げたてのものを出すところもあるそうです。 今回のお菓子のテーマは、カントッチだったけど、次回は、このボンボローネをつきつめてみよう。

ドォーモ近くのお菓子屋さん
  
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする