goo blog サービス終了のお知らせ 

オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

2016年通信簿 67 金森敬之

2017-01-23 00:40:52 | 千葉ロッテ

 

67 金森敬之 投手 31歳 年俸1020万円

【2016年成績】 1試合 0勝0敗0S 防御率36.00 1回 5被安打 0被本塁打 1与四球 0与死球 1奪三振 被打率.625

この成績でよく契約してもらえた、契約更改のときの金森のこの言葉が、今季の全てを物語っています。
浦和の守護神として1勝8Sで6月に一軍昇格も1回5安打1四球4失点の大炎上で即降格、その後に一軍に呼ばれることはありませんでした。
終わってみればイースタンの最多セーブのタイトルを手にしましたが来季に32歳であることからして勲章と喜んでよいのか、若手の蓋にならないことを願ってやみません。

独立リーグからNPBへ復帰をした金森ですから心情的には応援をしたいながらも、積極的に一軍で投げて欲しいと思えるようなピッチングではないのが正直なところです。
ストレートに威力があるわけではなく、キレのある変化球を武器にしているわけでもなく、ベテランらしいボールの出し入れで勝負をするタイプはある意味でロッテらしいと言えなくもないですが、人材が枯渇をしているときであればまだしも今は20歳前後の若手の台頭が期待されていますからフィットしません。
どこか橋本健と立ち位置が似ているような、申し訳ないながらも一軍で金森がビシバシ投げている姿が思い浮かばず、二年続けての戦力外通告とさせていただきました。

2014年通信簿
2015年通信簿


【オリオン村査定】 1020万円 → 戦力外通告


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします。

コメント (7)

長い腕

2017-01-23 00:11:54 | 読書録

長い腕

角川書店

このアイテムの詳細を見る

呪い唄

角川書店

このアイテムの詳細を見る

弔い花

角川書店

このアイテムの詳細を見る

長い腕シリーズ、ではありますが、横溝正史ミステリ大賞を受賞した「長い腕」は2001年で、続編となる「呪い唄」が2012年は作者としては11年ぶりの二作目ですからwikiによればサラリーマンとの兼業なのか、完結編の「弔い花」などここ数年は活動を活発化させていますので気に留めておきたい、そんな川崎草志です。
愛媛県にある早瀬町を舞台にした近江敬次郎の復讐劇、明治から平成までの時代を前後しての展開はスピード感があってぐいぐいと引き込まれていきますが、逆に落ち着きがなかったのはマイナスか、それでもやや強引な人間関係を気にしなければ名作、もっと評価をされてよいのではないかと思います。

ただやはり個人的には「偶然」が多すぎるかなと、島汐路と上司の石丸圭一との距離、早瀬町で起きる殺人事件、地震により事故にあった汐路の従姉妹、などなど、それも敬次郎の執念と言ってしまえばそれまでですが対象が島家でないことは早い段階から明らかですし、ご都合主義は否めません。
東家、西家、宇賀家、古倉家、藤家、そして島家と早瀬町で御屋敷と呼ばれる旧名家、その零落、断絶など移りゆく様は時代の流れとともに変わらなければならない、しかし変われない人間の性を浮き彫りにしていて迫り来るものがあり、一つの人間ドラマでもあります。
また勝小吉や麟太郎、関東大震災で両親を失った長谷川正男など本筋とは関係のないところにページを割いたのが結果的には適度なブレーキになってよかったような、いずれにせよ理論詰めでトリックを解明するような作品ではありませんので念のため、あとは大工さんの視点での意見を聞いてみたいものです。


2017年1月21日 読破 ★★★★☆(4点)


ブログランキング・にほんブログ村へ
一日一クリック応援をお願いします。