66 岡田幸文 外野手 32歳 年俸3800万円
【2016年成績】 121試合 327打数 38得点 90安打 打率.275 5二塁打 4三塁打 0本塁打 18打点 14盗塁 23四死球 42三振 得点圏打率.233
加藤と同じく清田、荻野の不振も手伝っての、右肩下がりから踏み留まった岡田です。
例によって四球が少なく出塁率が上がらないことで薄い印象ではありますが、僅かながらでも細谷を上回る打率ですからその守備力からすればまずまずのシーズンではありました。
出番さえもらえればこれぐらいはやれる、そんな自信も出てきたでしょうし、ただそれでも外的要因での今季でしたから安泰とは言えないのが正直なところです。
それも理由の一つなのか、春先に「ホームランを打ちたい、長打を増やす」と足を高く上げて引き付けて振り抜く打撃フォームは思惑どおりの長打はもたらしませんでしたが、それでもボールをよく見るようになったことで走り打ちや早打ちが減ったような、結果的に出塁率は上がらずともチームへの貢献度は上がりました。
2月末にインフルエンザにかかっての出遅れ、教育リーグへの参加と不安な出足でしたがその出遅れを取り戻しての開幕スタメン、そこはさすがと言ったところでしょう。
もう見慣れてしまって当たり前な守備は冷静に考えれば相当なアドバンテージですし、混戦のセンターも岡田が定着をしてくれるのが一番です。
そのためにも目指すは出塁率アップ、だと思うのですが本人の希望はホームランのようで、入団以来ノーアーチは日本記録を更新して継続中、赤星の2528打席まではあと85打席ですからレギュラーを獲れば早々の達成が確実視をされているのに、どんなタイプの打者でもノーアーチは屈辱なのか、そのあたりの心境がよく分かりません。
そこがマイナスポイントであればここまでの打席数は重ねられないはず、むしろ記録更新を誇りに思ってもらいたいぐらいです。
このオフにも同じ言葉を繰り返して「偉業達成」でバク宙だかをやるなんてアピールもしていたようで、しかし岡田には1本のホームランよりも2個の四球でしょう。
出塁率が低いままではただでさえ盗塁に消極的なベンチに生きる技を殺されてしまいかねず、出塁率.350に30盗塁をノルマに、岡田らしいプレーを存分に見せてください。
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【オリオン村査定】 3800万円 → 5000万円 (△24%)