68 大木貴将 内野手 25歳 年俸430万円
【2016年成績】 E 106試合 239打数 34得点 60安打 打率.251 3二塁打 2三塁打 0本塁打 24打点 16盗塁 15四死球 41三振
君津出身で拓大紅陵、正真正銘の地元選手である大木は初売りに登場をするなど野球とはやや違ったところでのアドバンテージを利して支配下選手登録を目指し、野手不足、枠ガラガラのチーム事情はありながらも、期限ギリギリで2桁の背番号を手にしてプロ野球選手としてのスタートを切りました。
そしてルーキーイヤーから浦和で100試合以上の出場と順調と言えば順調、ただ大木でなければ、といった色を出せなかったのが現実でもあります。
単なる穴埋め要員、便利屋から脱することができるのか、既婚者ですが端正な顔立ちで活躍できれば人気が出そうな大木ですので、周りの理解も必要です。
日大中退、左打者、育成枠出身、そして非力ともなれば岡田を思い浮かべてしまいますが、岡田ほどの強烈なインパクトは当然にありません。
16盗塁ながらも失敗も7で足をアピールし切れていませんし、そもそもベンチに大木を育てるつもりがあるのかどうか、出番がなければどうにもなりませんので前向きに考えたいものの本職の二遊間で66試合に対して外野が48試合と試合ができるようにするための存在のようにも見えます。
ナマで見たのは一試合ですがそこでも外野を守っての動きは寺嶋よりはマシ、な程度で、一軍を狙うための武器にはならないでしょう。
気になるのはそのタイプにそぐわない大きなスイングで、独立リーグですらノーアーチ、二塁打すら数えるほどの大木ですから何かを間違えているように思えてなりません。
ただ岡田ですら定位置を奪えていない現状で同じ系統で一段も二段も十段も落ちる大木が生き残るためには現状維持では厳しく、本人が考えてのことであれば見守るのみです。
菅原の加入でおそらくは内野専任になると思われる来季に同じぐらいの出場機会を得られるかどうか、今後を占うシーズンになるでしょう。
【オリオン村査定】 430万円 → 430万円 (±0%)