オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

冬眠暁を覚えず

2014-12-21 02:20:22 | 独り言

金曜日は翌日が休みなので帰りが遅くなることが多いのですが、二週連続の午前様に雨予報もあって久しぶりの20時間睡眠で頭が痛いです。
慢性的な睡眠不足もありパソコンに電源を入れることなく、40代ともなれば長すぎる睡眠は痴呆症の原因になるとのレポートもあるようですし、若いころとは違って何度か目が覚めての二度寝、三度寝になりましたが、予報どおりの雨音と自分の体温で温まった布団の心地よさに負けてしまいました。
これをやってしまうと昼夜逆転をして辛くなるのは分かってはいるものの、こればっかりはどうにもなりません。
深夜となってもらんらんと目が輝いてしまっていますので、年末に向けて片付けなければならない雑多な作業をこなすことにします。

 

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彦左衛門外記

2014-12-20 22:53:58 | 読書録

彦左衛門外記

新潮社

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歴史とは勝者、あるいは生き残った者の自伝である、とはよく聞く言い回しですし、それが史実とは限らない、との認識を持ちつつも、その歴史に染まっているのが現実です。
この作品では豪放磊落、天下の御意見番として名高い大久保彦左衛門の虚実、を描いています。
しかしそれは歴史的な資料を基に紐解いているわけではなく長屋もののようなコミカルなタッチで描かれており、いわゆる彦左衛門を否定しているわけではありません。
歴史小説、ではなく時代小説、と捉えれば、これはこれで面白いのではないかと思います。

ただ自分の中の山本周五郎は歴史小説の大家、のイメージが強かっただけに、裏切られた気持ちがしないでもありません。
おそらく主人公として取り上げられている作品は多くないであろう彦左衛門ですから、かなりな期待をしていました。
しかもその主人公ですらなく、遠縁にあたる貧乏旗本の三男坊の講談ばりの大活躍、といったストーリーになっています。
一心太助の亜流、と考えればよいのかもしれず、しかし自分には合わなかったかなと、今後は内容紹介をきっちりとチェックしてから買うことにします。


2014年12月19日 読破 ★★☆☆☆(2点)

 


2014年通信簿 44 井上晴哉

2014-12-19 01:24:31 | 千葉ロッテ

44 井上晴哉 内野手 25歳 年俸1200万円

【2014年成績】 36試合 95打数 9得点 20安打 打率.211 4二塁打 0三塁打 2本塁打 7打点 0盗塁 8四死球 23三振 得点圏打率.091

オープン戦で.435とルーキーとしては史上初の首位打者を獲得し、球団史上64年ぶり2人目、その1人目は毎日オリオンズが創設をされた1950年に36歳の戸倉ですので、実質的には初のルーキー開幕四番を任された井上でしたが、終わってみれば36試合の出場でしかありませんでした。
あれだけオープン戦で投資をしたのですし、チームとして育てなければならない稀有な大砲候補なのですから、もう少し我慢ができなかったのかと悔やまれます。
浦和では.377の14本塁打と打ちまくっただけになおさらで、一塁かDHという制約があるにせよ、来季は辛抱をベンチにはお願いをしたいです。

その辛抱をしてもらうためには、もちろん井上の成長が第一です。
ただ残念なことにふくらはぎを痛めて台湾遠征から外れてしまい、フェニックスリーグには参加をしましたが秋は浦和に残留でしたので、まだ体調に不安があるのかもしれません。
巨漢だけに下半身の故障への心配をしていましたが、一度やってしまうと治るのに時間がかかるのはやっかいと言えばやっかいです。
肝心のバッティングはどうしても長打を期待してしまいますが、実際のところは柔らかいバッティングでセンターから右方向への打球の伸びが持ち味です。
それだけに周りの期待に応えようとしすぎたのが一軍で結果を残せなかった理由の一つなのかもしれず、秋口に一軍に戻ってきたときにはやたらと引っ張っていたのが気になりましたし、それでも途中から本来のスタイルに戻りつつありましたので過度な長打を望まない方がよいのでしょう。
浦和での数字を見れば分かるとおりにヒットの延長戦がホームラン、でもそれなりの長打が出るのですから、使わない手はありません。
期待の長打はまずは一軍に定着をして、安定をした数字が残せるようになってから、と自分を戒めることにします。
そして守備がもう少し上達をしなければベテランがひしめき合っている一塁やDHの足枷がついて回りますが、急に上手くなるわけもありませんので、せめて打球への判断、前に出るのか待つのか、といったところを場数を踏むことで養っていくのが地味ではありますが近道のように思います。
この井上を育て上げられないようであれば和製大砲の登場をまた五年は待たなければならないでしょうから、心許ない打撃コーチへの不安はありますが、球団としてチームとして、ベンチとしてファンとして、二重丸の最重要強化選手に指定をして見守っていきましょう。


【オリオン村査定】 1200万円 → 1400万円 (△17%)

 

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ロッテの井口

2014-12-18 00:53:40 | 千葉ロッテ

今日に井口の契約更改があり現状維持の1億8千万円、にどれだけ球団は井口には甘いんだ、と思ったのですが、今季から三年契約を結んでいたとのことです。
似たようなことが里崎にもありましたし、そういったものの全てを明かす必要もありませんが、結果的にはやっちゃった感が漂います。
そうなれば現役が約束をされた2016年までは頑張ってもらうしかなく、ダイエー時代の8年間に並んで試合数と安打数は超えそうですから、もうロッテの井口と言ってよいでしょう。
あるいは2016年にコーチ兼任、翌年に監督就任といったシナリオを、球団は描いているのかもしれません。

そして来春の石垣島キャンプが、今年と同じく一二軍の合同となることが発表をされました。
この秋が鴨川と浦和に別れたので薩摩川内の復活かと思っていたのですが、これは嬉しい誤算です。
同じ石垣島でも一二軍の入れ替えが活発になるとは限りませんし、これまでを考えるとあまり期待はできませんが、それでも海を挟んでいるよりはマシでしょう。
新戦力の補強がはかばかしくないために現有戦力の底上げが必須ですので、二軍スタートとなった面々には死に物狂いのアピールを願います。
ファンからしても一箇所の方がキャンプ巡りが楽ですし、定常化となってくれればと思います。

 

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壮大なる前振りか

2014-12-17 01:40:06 | 千葉ロッテ

山室球団社長が成瀬の人的補償ならぬ鳥的補償に、つば九郎を迎え入れると記者会見を開きました。
来季に向けての戦力補強に余念のない、そして多忙な中でのQVCマリンでの会見ですので、その本気度が見て取れます。
人気者のつば九郎の獲得はこれ以上にない朗報で、マーくんもうかうかとはしていられません。
懸念は「キャラクターが被る」とつば九郎が移籍に懸念を表明していることで、もちろんヤクルトがプロテクトをしなかったのですから拒否権はなくルール上は何の問題もないのですが、やはり来てもらうには気持ちよく喜んでもらいたいですから今後の交渉状況が注目をされます。

球団社長、FA成瀬の“鳥的補償”でつば九郎獲得? (12/16 スポーツ報知)

ロッテの山室晋也球団社長が16日、QVCマリンで記者会見し、FAでヤクルトに移籍した成瀬善久投手の補償として「つば九郎がプロテクトされていない。いい条件で迎えたい」と人的補償ならぬ“鳥的補償”を求めるプランを口にした。
ロッテではマーくんら4体のマスコットがファンに親しまれているが、球団として活性化を模索。
山室社長は発信力のあるつば九郎に「非常に個性がある。第3のキャラとして活を入れてほしい」と期待を寄せていた。

とまあ、あまりにオフのネタがないロッテですので、これは苦肉の策とも言えます。
あるいは成瀬ほどのチームの顔を手放したのだからそれなりの見返り、人的補償を期待するファンへの壮大なる前振りなのかもしれません。
説得はしたけれども首を縦に振ってもらえなかった、無理矢理に来てもらうのは申し訳ない、ズーちゃんとクールがいじけてしまった、つば九郎に断られたのでと別の選手を指名すればプライドを傷つけてしまう、といった理由を出して、全額金銭補償にならざるをえなかったとの言い訳のための一芝居です。
いずれにせよ結論が出る日はそう遠くはないのでしょう。
ちょっと脱力感も漂うのですが、しかし客商売ながらもバットの一振りもしていないルーキーの個人グッズを発売するとのそれよりは、個人的にはツボにはまったニュースでした。

 

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女王国の城

2014-12-16 22:02:20 | 読書録

女王国の城(上)

東京創元社

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女王国の城(下)

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学生アリスの第四弾、現在のところでは最新作です。
前作の後書きに長編五部作とありましたのでもう一作あるのでしょうが、この作品が2007年ですのでいつになることやら、といった感じです。
そうは言いながらも前作が1992年で15年間のブランクがありましたので、このままさりげなくフェードアウトな裏切りにはならないでしょう。
まだ文庫化がされていないために手が出ませんが一昨年に短編集が発表をされていますし、パラレルワールドな作家アリスはむしろペースが上がって年に数冊の増産体制に入っていますので、忘れかけたころにさらっと再登場になるのではないかと思います。

そして15年の歳月を感じさせないような、四国山中に消えた有馬麻里亜が戻ってきたかと思えば、今度は江神部長が木曾の山奥に姿を消します。
そこは宇宙人の再来を待つ新興宗教の本拠で、まさか江神部長が、と有栖川有栖らEMCの面々が乗り込んだところから事件が動き出します。
謎の連続殺人事件、密室とアリバイ崩しに読者への挑戦はお約束で、見事なぐらいに期待を裏切りません。
やや宇宙人やUFOのうんちくが長かったかな、という気がしないでもありませんが、あちらこちらの伏線をきれいに拾い上げてくれたことで読後感は爽快です。
油断をしたわけではありませんが前回、前々回に比べればしてやられたのもむしろ清々しく、悩める乙女、麻里亜の心の動きも例によっていいアクセントとなっています。
あまりに線が一本に繋がりすぎたことで唐突な動機にしらける向きがあるかもしれませんが、それも一つの不思議の国のアリスでしょう。
何となく古くさい感じのする王道なミステリーだけに逆に古さを感じさせない、そんな学生アリスはお奨めです。


2014年12月16日 読破 ★★★★☆(4点)

 


2014年通信簿 43 黒沢翔太

2014-12-15 23:29:55 | 千葉ロッテ

43 黒沢翔太 投手 26歳 年俸480万円

【2014年成績】 1試合 0勝0敗0S 防御率6.75 4回 5被安打 0被本塁打 3与四球 1与死球 0奪三振 被打率.357 

今季は浦和で先発ローテーションに入って8勝と、昨年の戦力外通告を見返すぐらいの頑張りを見せてくれた黒沢です。
ただその頑張りをなかなか評価してもらえずに閉幕間際にようやくの一軍でのピッチングはもちろん緊張もあったでしょうが、自分の戦力外リストから外すには至りませんでした。
黒沢も育成枠からの這い上がりですから温かい目で見守りたいものの、やっとのチャンスで攻めのピッチングができないようでは期待はできません。
それであれば二木や岩下に登板機会を与えたいと、申し訳ないながらもこれが本音です。

何度か黒沢のピッチングを見ていますが、何が特徴かがよく分かりません。
ストレートが速いわけでもなく、変化球にキレがあるわけでもなく、コントロールがいいわけでもなく、やや変則なフォームぐらいしかアドバンテージがないように思えます。
そのフォームも特異でボールの出所が見づらい、というほどではありませんので、一軍でそれを武器にしていくのは無理な相談です。
シンカーやナックルのようなものにチャレンジをして特徴を出さなければ、来季も浮き沈みはあれど一軍で多くを投げるのは厳しいでしょう。
冒険をしなければ道は開けない、そんな黒沢です。

2011年通信簿
2012年通信簿
2013年通信簿


【オリオン村査定】 480万円 → 戦力外通告

 

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2014年通信簿 42 香月良仁

2014-12-14 23:07:05 | 千葉ロッテ

42 香月良仁 投手 30歳 年俸900万円

【2014年成績】 2試合 0勝0敗0S 防御率0.00 3回 1被安打 0被本塁打 0与四球 0与死球 3奪三振 被打率.091

今季も一軍での登板機会に恵まれなかった、やや不憫な香月です。
浦和では守護神として42試合で19セーブ、防御率も3.27ですので、もう少し出番があってもよかったと思います。
その浦和での被打率からしてボールに力が足りていない、といった課題は克服できていませんが、一軍の中継ぎ陣がピリッとしなかっただけになおさらでしょう。
何となく抑えてしまう不思議ちゃん、なところのある香月ですので使いづらいところもあるのでしょうが、来季はもう少しQVCマリンで投げる姿を見てみたいです。

ただ典型的な一軍半、という気がしないでもありません。
ストレートは130キロ台後半が中心で、これといった決め球があるわけでもなく、縦のカーブで緩急をつけての打たせて取るピッチングが身上です。
それだけにコントロールを乱していてはどうにもならず、そのあたりは浦和でも一軍でもそれなりの成長の跡が見られるからこその7年目の来季なのでしょう。
浦和には無くてはならない存在の香月が一軍に呼ばれるかどうか、今さらスピードアップや魔球の習得は無理な相談でしょうから、全体的な精度を上げていくしかありません。
簡単な話ではありませんが苦労人にはどうしても応援をしたくなりますので、またコロッケの話題が出るぐらいに目立てるような香月であってくれればと思います。

2009年通信簿
2010年通信簿
2011年通信簿
2012年通信簿
2013年通信簿


【オリオン村査定】 900万円 → 900万円 (±0%)

 

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2014年通信簿 41 小林敦

2014-12-13 20:42:51 | 千葉ロッテ

41 小林敦 投手 28歳 年俸1000万円

【2014年成績】 E 13試合 0勝0敗0S 防御率4.76 11回1/3 15被安打 0被本塁打 5与四球 0与死球 7奪三振

正直なところ、よくぞ生き残った、が本音です。
高卒の上位指名であればまだしも、大学、社会人経由でほぼ二年間も投げられなかったのですから、当然のように戦力外通告をされるものと思っていました。
ようやくに浦和では投げ始めましたがこれといった数字は残せていませんし、年俸の差はあれどそれであれば荻野忠を残して欲しかったです。
まさか連綿と続いてきた小林の系譜を絶やさないことがその理由でもないでしょうし、さすがに来季は待ったなしです。

もちろんこの冷たい仕打ちを見返すような、そんな小林の復活があれば手のひらはあっさりと返します。
ただ140キロ台半ばのストレート、との謳い文句がルーキーイヤーに夢物語となってしまい、タフネス右腕もテンポの悪さが目立ちましたので、いばらの道が目の前にあります。
今季の浦和でストレートが走っていたのかどうか、コンスタントに140キロ台を投げられるぐらいでなければ厳しいでしょう。
一軍で中継ぎで投げる姿がなかなかにイメージできませんし、浦和で先発ローテーションに入れないようであればオフを待たずに打撃投手への転身などの話が出るかもしれません。
暗黒の2010年、と後世に語られないよう、奮起を願います。

2011年通信簿
2012年通信簿
2013年通信簿


【オリオン村査定】 1000万円 → 戦力外通告

 

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若鴎の第一歩

2014-12-12 01:45:51 | 千葉ロッテ

今日は新入団選手発表会、若鴎の門出を祝うかのように心配をされた雨も予報よりは早めに上がりましたので、関係者はホッと一息でしょう。
しかし個人的には残念なことにこの新入団選手発表会が始まってから数年はくじ運がよかったのですが、ここのところはさっぱりと縁がありません。
今年も本抽選、再抽選と見事な連敗で、ここで使えなかった運が年末ジャンボに巡ってくれると信じて例によっての皮算用です。

京大・田中ら入団発表「情熱を持って長く長くやりたい」 (12/11 スポーツ報知)

ロッテは11日、都内で新人7選手の入団発表を行った。
ドラフト2位の京大・田中は背番号31のユニホームに袖を通し「鏡で見て『細いな』と思った。(2013年まで背番号31をつけていた)渡辺俊介さんも大きくない体でロッテを代表する選手になった。自分も情熱を持って長く長く野球をやりたい」と決意を語った。
また、伊東監督の印象を聞かれたドラフト1位の早大・中村奨吾内野手(22)は「優しい方だと思ったが、今年ソフトバンク戦で秋山監督との乱闘騒ぎがありましたし、熱い方だというのも思った」と笑わせた。
ドラフト7位の高崎健康福祉大高崎高・脇本直人外野手(18)は「(伊東監督は)優しいコアラというイメージ。そのコアラを、日本一になって胴上げしたい」と宣言。伊東監督も思わず苦笑いだった。

やはりどこも1巡目の中村を差し置いて2巡目の田中が話題の中心で、まだまだ京大ブランドは健在です。
卒論に専念をするためにマスコミへの露出を控えているうちに熱も冷めるかと思っていたのですが、このオフに話題を欠くロッテならではかもしれません。
高橋克典、と自称をする中村は肝心の名前を間違えてやらかしてしまったようですが、そうでなくとも似ているとは言い難いかなと、有原に負けずに一軍での活躍を期待します。
そして恒例の背番号予想は今年は3勝4敗、なかなか当たるものではありません。
田中の31はちょっと意外で、選手として戻ってくることはないでしょうが渡辺俊が現役でいるうちは空けておくのかと思っていました。
また上州のゴジラ、にちなんで脇本は55かと思いきや、指名挨拶までその存在を知らなかったのにいつの間にやら目標となっている角中に+1をした62はイチローと川崎の関係のようで、いきなり伊東監督をコアラに模して川本の怒りを買わないかが心配にもなりますが、福浦、そして角中の7巡目の左打者の系譜を継いでくれることを願います。
何はともあれプロ野球選手としての第一歩を踏み出したからには、もうアマチュア時代の評価は過去のものでしかありません。
自らを信じて、鍛錬を惜しまず、一日でも早く一軍でのプレーを、そしてレギュラーとして活躍ができるよう、少しでもその後押しになればと力一杯に応援をします。

 

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基本的には人的補償

2014-12-11 00:04:16 | 千葉ロッテ

ヤクルトから成瀬の人的補償リストが届きました。
林球団運営本部長は全額金銭の可能性をほのめかしつつも、基本的には人的補償とのコメントをしています。
とにかくデスパイネ絡みを除けば皆無と言っていいぐらいに寂しい、寒いストーブシーズンだけに、せっかくのネタなのですから存分に楽しませてください。

ロッテ、成瀬移籍「基本的には人的補償」 (12/10 日刊スポーツ)

ロッテ林信平球団本部長は10日、FA移籍した成瀬の人的補償リストが、前日9日にヤクルトから届いたことを明かした。
「人的か金銭か。基本的には人的補償ですが、オール金銭という選択肢もあります。明日(新人入団会見で)監督に会いますので、相談します。期限は1月6日ですが、できたら年内に」と年内に決断する意向を示した。

チームにマッチする選手がいれば、との発言もあったようで、それが田中雅だったら笑ってしまう、とは与太話です。
明日は新入団選手発表会がありますので、そこには伊東監督も編成部の面々も顔を揃えているでしょうから、基本的な方向性を協議するのでしょう。
そのリストの内容がどうしても気になりますが、人的補償を即断するほどではないもののそれなりに興味を惹かれる名前でもあったのか、とにかく明日が待たれます。
当然のように報道はルーキーたちの初々しさ、あるいは京大くんに集まるでしょうが、左腕か若手野手の具体的な名前が挙がることを期待したいです。

 

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2014年通信簿 40 吉原正平

2014-12-10 00:02:37 | 千葉ロッテ

40 吉原正平 投手 25歳 年俸1200万円

【2014年成績】 6試合 1勝1敗0S 防御率9.64 9回1/3 15被安打 3被本塁打 5与四球 0与死球 3奪三振 被打率.375

ここのところは好選手を輩出しているドラフト4巡目ですので吉原にもかなりな期待が集まったのですが、完全に力不足なルーキーイヤーとなりました。
春季キャンプからオープン戦にかけては評価も高く、小気味よいピッチングに中継ぎとして充分に一軍でやっていけるのではと思ったのもつかの間で、開幕一軍にプロ初登板までは順調でしたが、プロ二戦目に炎上、三戦目でプロ初勝利も以降はまともに抑えることができずの沈没です。
被打率もさることながら被弾、与四球とイメージが悪く、それであれば浦和で貫禄のピッチングでも見せてくれればまだ希望もあったのですが、その浦和でも36回で51被安打ともなればプロのレベルにないのではとの疑念も出てきますので、まずはそれを払拭するところからの第二のスタートとするしかありません。

そんな吉原は秋季キャンプに参加をできませんでしたので、昨夏に故障をした肘の具合がまだよくないのか、あるいは他の箇所を痛めるなどしたのか、はたまた来季の構想から外れてしまったのかは分かりませんが、いずれにせよ厳しい立ち位置となっていることだけは確かでしょう。
その肘の故障さえなければ上位指名とも言われていましたが、このまま消えるようであれば賭けに負けたとしか言いようがありません。
プロ初登板の映像では躍動感もあり益田ロードを期待をしたのですが、初めてナマで見たときに押し出しの無さ、ボリューム感の欠如にガッカリしたことが強く印象に残っています。
これも故障の影響かもしれませんがストレートも130キロ台で、心配をしていたようにきれいに投げてきれいに打たれる、の繰り返しでした。
上背がありませんのでどういった方向性で立て直しを図るのか、悩んで大きくなりましょう。


【オリオン村査定】 1200万円 → 1100万円 (▼8%)

 

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史上初なデスパイネ

2014-12-09 01:09:24 | 千葉ロッテ

デスパイネの残留が決まりました。
そうなってみれば心配をしすぎたかな、と余裕をかましてみたりもしますが、思っていたよりも早めの決着にホッと一息です。
報道によれば2年5億+出来高と先日のものに比べれば控えめな条件もちょっと意外で、円建てなの、はさておき、まずまず妥当なところではないかと思います。
そうなれば次は出来高を満額で手にできるぐらいの活躍を、365日フル稼働への不安を払拭してもらいましょう。

ロッテ・デスパイネ残留 2年5億円 (12/8 日刊スポーツ)

ロッテは8日、アルフレド・デスパイネ外野手(28)の残留が合意に達したと発表した。
現地時間の5日にキューバ・ハバナ市内のスポーツ省で交渉。
キューバ人選手としては初の2年契約で、年俸は5億円プラス出来高(金額は推定)での合意となった。
キャンプは2月後半からの合流となる見込みで、国際大会のためにシーズン中の一時離脱を容認している。

出所不明ながらも原則は単年契約、と言われていましたので、報じられているとおりの2年契約であればキューバ史上初となります。
オークション方式もそうですがそれらは単なる噂でしかなかったのか、あるいはデスパイネとグリエルの活躍で売り手市場になるかと皮算用をしていたところが案に相違をしての閑古鳥、デスパイネにはロッテしか手を挙げなかったという買い手市場となってしまったことによる方針転換なのか、実際のところは後者のような気がします。
グリエルにこそ巨人が強奪、などというネタ話もチラホラあるようですが、一方でデスパイネに興味とも言われていたオリックスはブランコ、楽天はペーニャに心を移してしまい、それどころか新しい選手を獲得するための動きも確度の高いものはほとんど聞かれません。
いきなりハードルを上げすぎたか、とソフトなムードを醸し出すための今回の決定、僥倖だった、とうがってみたりもします。
もちろん林球団運営本部長を筆頭とした球団関係者が誠心誠意でハードネゴシエーションを乗り切ってくれたからこそでしょうから、心から拍手を贈りたいです。
あとはキューバ政府が友好の印に、と若手の投手と野手を1人ずつでも送り込んでくれないかなと、欲の皮を突っ張りながら正式契約を待ちましょう。

 

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2014年通信簿 39 川本良平

2014-12-08 00:15:50 | 千葉ロッテ

39 川本良平 捕手 32歳 年俸2000万円

【2014年成績】 21試合 38打数 2得点 6安打 打率.158 2二塁打 0三塁打 2本塁打 6打点 0盗塁 0四死球 8三振 得点圏打率.375

故障がちな里崎の穴をカバーする存在として昨年の開幕直前に獲得をした川本ですが、しかし一気な若返りの波に押し出されて今季も出番を減らしてしまいました。
もう少し打てると思っていたのですが身長にも満たない打率が足を引っ張ったところもあるでしょうし、ポスト里崎を育てる意志を固めた伊東監督の方針に翻弄をされた感もあります。
それでもその里崎が引退をして捕手としての実績はチームトップとなった川本ですので、まだまだ活躍の場はあるはずです。
レギュラーは難しくとも若手をサポートする立場として、まだまだ老け込んでいる場合ではありません。

それにしても不憫、申し訳ないとの気持ちが強いです。
ロッテの窮状での温情トレードとも言われていましたから、ヤクルトからすれば相川の移籍で使わないなら返して欲しいと思っているかもしれません。
春先は浦和でG.G.佐藤と交互に外野を守らされたりもしましたし、その浦和でも若手が優先で39試合の出場でしかありませんでした。
今季の一軍では5点差をひっくり返したサヨナラ勝ちを決めた初球打ち、が全てとも言えますし、6安打のうち2本がホームラン、そして6打点の勝負強さが昨年と比べてのアピールポイントでしたが、やはり浦和でも一軍でも2割に満たない打率では捕手はまず守り、リードとは言いながらも使いづらかったのでしょう。
その捕手としてもやや雑なキャッチングと単調なリードは、伊東監督の好みとはかけ離れていたように思います。
ただそれでも里崎という大きな存在が抜けたことで若手だけでは不安ですし、川本とは対照的にバットで目立った金澤はさらに捕手としての経験がもう一つです。
やや消極的ではありますがまずは第三の捕手のポジションを手にすること、今季の流れからして川本の目指すべきところはそこしかありません。
そして若手が隙を見せれば取って代わる、あるいは良き相談者として存在感を出す、そんな川本であってくれればと思います。

2013年通信簿


【オリオン村査定】 2000万円 → 1800万円 (▼10%)

 

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2014年通信簿 37 三木亮

2014-12-07 01:20:31 | 千葉ロッテ

37 三木亮 内野手 23歳 年俸1200万円

【2014年成績】 18試合 17打数 0得点 3安打 打率.176 0二塁打 0三塁打 0本塁打 0打点 0盗塁 1四死球 5三振 得点打率.000

故障がちな三木のルーキーイヤーでした。
三拍子揃った選手で鈴木を脅かす存在としての期待もありましたが、春季キャンプも早々に左太もも裏の肉離れで出遅れてしまい、それでも開幕から半月遅れでの一軍でしたので順調と言えば順調、しかし昨年に痛めていた右膝半月板を夏場にさらに悪化をさせての部分切除手術を受けての今季は以上終了です。
8月下旬の手術で全治3~4ヶ月と言われていましたのでフェニックスリーグ、秋季キャンプにも参加はできず、春季キャンプまでに完治ができれば御の字といったところでしょう。
しかし箇所が箇所だけに焦ってしまえば全てがパーになりかねませんので、中村の加入で厳しくはありますが、ここはじっと我慢の子です。

一軍では僅かに18試合の出場でしたが、それでもプロ初ヒットを放ちましたので、故障を除けばまずまずと言えなくもありません。
浦和では球団の期待どおりのレギュラーとしての活躍で、ややインフレ気味な打撃陣ではありましたが.312に出塁率も.410ですので、将来の核弾頭として期待をされます。
ただ高濱がそのはるか上をいっていますし、浦和ではセカンド、ショート、サードを守って器用なところを見せましたが目指すところはショートでしょうから、一軍で勝ち抜くには鈴木、クルーズ、高濱だけではなく中村もライバルとして立ちはだかるであろうことを考えれば、なかなかに厳しい状況ではあります。
しかしそこを勝ち抜いてこそのレギュラーですし、思い切りのいいスイングと気持ちが前に出るタイプの選手はロッテには数少ないので、ベンチもその台頭を待っているでしょう。
世代の近い選手が多いので刺激をしあって、一軍へのとっかかりを掴む来季となってくれればと思います。


【オリオン村査定】 1200万円 → 1100万円 (▼8%)

 

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