オリオン村(跡地)

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2014年通信簿 44 井上晴哉

2014-12-19 01:24:31 | 千葉ロッテ

44 井上晴哉 内野手 25歳 年俸1200万円

【2014年成績】 36試合 95打数 9得点 20安打 打率.211 4二塁打 0三塁打 2本塁打 7打点 0盗塁 8四死球 23三振 得点圏打率.091

オープン戦で.435とルーキーとしては史上初の首位打者を獲得し、球団史上64年ぶり2人目、その1人目は毎日オリオンズが創設をされた1950年に36歳の戸倉ですので、実質的には初のルーキー開幕四番を任された井上でしたが、終わってみれば36試合の出場でしかありませんでした。
あれだけオープン戦で投資をしたのですし、チームとして育てなければならない稀有な大砲候補なのですから、もう少し我慢ができなかったのかと悔やまれます。
浦和では.377の14本塁打と打ちまくっただけになおさらで、一塁かDHという制約があるにせよ、来季は辛抱をベンチにはお願いをしたいです。

その辛抱をしてもらうためには、もちろん井上の成長が第一です。
ただ残念なことにふくらはぎを痛めて台湾遠征から外れてしまい、フェニックスリーグには参加をしましたが秋は浦和に残留でしたので、まだ体調に不安があるのかもしれません。
巨漢だけに下半身の故障への心配をしていましたが、一度やってしまうと治るのに時間がかかるのはやっかいと言えばやっかいです。
肝心のバッティングはどうしても長打を期待してしまいますが、実際のところは柔らかいバッティングでセンターから右方向への打球の伸びが持ち味です。
それだけに周りの期待に応えようとしすぎたのが一軍で結果を残せなかった理由の一つなのかもしれず、秋口に一軍に戻ってきたときにはやたらと引っ張っていたのが気になりましたし、それでも途中から本来のスタイルに戻りつつありましたので過度な長打を望まない方がよいのでしょう。
浦和での数字を見れば分かるとおりにヒットの延長戦がホームラン、でもそれなりの長打が出るのですから、使わない手はありません。
期待の長打はまずは一軍に定着をして、安定をした数字が残せるようになってから、と自分を戒めることにします。
そして守備がもう少し上達をしなければベテランがひしめき合っている一塁やDHの足枷がついて回りますが、急に上手くなるわけもありませんので、せめて打球への判断、前に出るのか待つのか、といったところを場数を踏むことで養っていくのが地味ではありますが近道のように思います。
この井上を育て上げられないようであれば和製大砲の登場をまた五年は待たなければならないでしょうから、心許ない打撃コーチへの不安はありますが、球団としてチームとして、ベンチとしてファンとして、二重丸の最重要強化選手に指定をして見守っていきましょう。


【オリオン村査定】 1200万円 → 1400万円 (△17%)

 

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