定年まであと十数年、再就職をせずに余生を過ごせるよういろいろと努力をしていますが、まずは健康が第一です。
二十代から三十代前半まではブルドーザーみたいにパワフルだった自分も三十代後半からはちょこちょこと体が悲鳴を上げ始めて、胆石での胆嚢摘出、逆流性食道炎、そして胃潰瘍と少しずつ歯車が噛み合わなくなってきていますので、そういった悲鳴には素直に従うことにしています。
人間ドックでも以前はバリウム検査でしたがここ数年は胃カメラで、今日もがっつりと飲んできました。
今年の七月に病院が新設移転をしたこともあってか人間ドックのメニューも微妙に変わっており、肺活量が無くなったかと思えばCTスキャンが加わるなど全体的にはレベルアップな感じがありましたが、どのみち会社負担ですので基本的なところはあまり気になりません。
自己負担のオプションで前立腺腫瘍マーカーと膵癌マーカーを追加したのは気休めかもしれませんが、血脈からの予防措置です。
そして胃カメラはこれまでの経口に加えて経鼻が選べるようになっており、担当医からは経鼻を勧められましたが、鼻は弱点なので断りました。
花粉症で耳鼻科の治療を受ける際に綿棒でちょっと奥を触られるだけで身もだえする自分ですので、いくら麻酔をしたとしても鼻からカメラを入れるなどは想像もできません。
どのみち全身麻酔の経験があることでリスクはあれど鎮静剤に抵抗感がありませんから、経口でもさしたる負担を感じないのもその理由です。
調べてみれば検査の精度も経鼻よりは経口の方が高いようですし、来年以降も夢うつつの中での経口胃カメラでいこうと思います。