32 クレイグ・ブラゼル 内野手 34歳 年俸8500万円
【2014年成績】 35試合 76打数 8得点 21安打 打率.276 5二塁打 0三塁打 4本塁打 14打点 0盗塁 15四死球 18三振 得点圏打率.300
使い続ければ30発に近いぐらいは打ってくれるのでは、と期待をしていたブラゼルでしたが、尻切れトンボのままに退団となりました。
井口が一塁に鎮座をして、期待の井上、そしてチームの顔でもあるサブロー、福浦がいる状況でDHがメインのブラゼルの使い方は難しいとは思っていましたが、春先にこれといった故障の話も聞こえてこない中でのあまりの出番の少なさが、歪なチーム状態の象徴だったかもしれません。
交流戦の半ばからようやくスタメンでの出場が増えて、四番を打つようになってこれからというところでの頭部死球が痛恨の一事でした。
そして鼠蹊ヘルニア手術のために帰国、NPBの経験豊富な左の大砲ですので来春に間に合うのであれば50%ダウンでよければ残留もありかなとは思いつつも、そのまま来日をすることなく閉幕を迎えましたので仕方がないと言えば仕方のない、しかしやや未練がありますので連絡だけはつけておきたいです。
パワフルな長打が目立ちますが意外に巧打も持ち味な、そんなブラゼルです。
相変わらずに左腕を苦手にしているのが足を引っ張りはしましたが、長打を警戒しても広角に運ばれる、相手バッテリーからすれば嫌な存在だったはずです。
あるいは死球、ヘルニアがなければそのままクリーンアップを打ち続けたかもしれず、そうなればデスパイネの入団はありえなかったのか、それとも右左の大砲が並んでのミサイル打線復活への狼煙が上がったのか、死んだ子の年を数える今日この頃です。
大迫コーチとの抱擁がもう見られないかと思うと寂しく、来季にまだ35歳ですから一部に引退との話もあるようですが膝や腰の具合さえ悪くなければまたセントポール・セインツに復帰をしてNPBから声がかかるのを待つかもしれず、ただホワイトセルやレデズマのことを考えればロッテでのそれは考えにくいかもしれません。
浦和でも真面目にやっていたらしいブラゼルでしたし、キャラクター的にももったいなかったなと、長距離砲の大切さをチームに知らしめてくれただけに残念です。
2013年通信簿
【オリオン村査定】 8500万円 → 戦力外通告 ※10/31に戦力外通告