オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
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無情な雨が降る

2011-09-21 00:41:17 | 千葉ロッテ

ファンからすれば目に見えないところでやって欲しい権力闘争、と言ってしまうとちょっと違うかもしれませんが、こういったときにこそ選手たちのプレーで癒されたいとの思いをあざ笑うかのように、おそらくは明日も雨で中止となるでしょうから悶々とした日々が続くことになります。
さっそくに東スポやゲンダイなどのゴシップ紙の俎上に載せられてしまいましたし、しかしそれらも含めてロッテだと思うしかないのでしょう。
ロッテファンとしての歴史は既に30年を越えますが、この手の騒動は枚挙に暇がありません。
こんなことにへこたれていてどうするのだと自分自身を叱咤激励しつつ、チームが消滅をしなければどうにか乗り越えられると思うことにします。

ちょっと後ろ向きな話題が続きましたので、今日は超ポジティブに頑張ってみます。
ようやくにペンが復帰をしたことは来季に向けてのこれ以上にない好材料ですし、もちろん浦和でのピッチングからすれば本調子にはほど遠いようにも思えますが、それでもとりあえずは手術から回復をした姿を見せてくれれば充分です。
同じく復活をした荻野忠と植松もめろめろではありましたが、とにかく実戦登板ができたことだけでも大きな前進と言ってよいでしょう。
またただの捻挫とも言われていた細谷が消息不明になっていたことを心配してましたが、ここにきてアーチを連発して一軍昇格へのアピールをしています。
井口や今江のスタメン復帰も近いようですが、こと来季を考えれば細谷を使った方がプラスになるように思います。
伊志嶺、岡田、角中、カスティーヨ、清田、細谷、根元、田中、高濱なんて浦和マリーンズで残り23試合を戦い抜けば、きっと何かが見えてくるでしょう。
これは投手も同様で、木村に先発を任せるとともに山本徹を僅差の場面で使うことで鍛え上げることを考えたいです。
こういった先行投資はCS導入によってやりづらくなっていたここ数年ですから、今年は絶好のチャンスです。
損して得取れ、でもないですが、目先の白星よりも明日の白星の糧になるような秋の陣になることを心から願っています。
そして荻野貴の復帰スケジュールでも聞こえてくれば、もう何も言うことはありません。

 

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でっかいどー北海道 旅程篇

2011-09-20 23:11:56 | 独り言

 

この旅でも懲りずに乗り継ぎ駅と下車駅を載せてみます。
空港へのアクセスや松前、納沙布岬などのバスでしか行けないところがありましたので、そのバスの停留所の写真も対象としています。
改めて見てみるとケータイ国盗り合戦のための無駄な動きがバレバレですが、しかしそれも旅の楽しみの一つだと割り切って今後も邁進をしていくつもりです。

今回に利用をしたのは「北海道フリーパス」で、JR北海道の全線の特急、急行、快速の自由席を乗り降り自由という素敵な切符です。
しかも特急は6回も指定席が利用をできるため、今回の長距離移動で立ちんぼになることなく助かりました。
この手の切符はJR北海道やJR東日本、そしてJR四国が充実をしている一方で、JR東海とJR西日本、さらにはJR九州が無関心なのが不満です。
ここのところの旅行がお得な切符があるところに集中をしている理由がそれなのですが、しかし来冬には九州に行く予定なので今から旅費に頭を悩ませています。

会社帰りにT-CATからリムジンバスで羽田空港に行き、そこから函館空港まで飛ぶことで今回の旅が始まりました。
まず五稜郭などを見た後は夕方に函館から松前に直行バスで向かう予定だったのですが、残念なことに天気が下り坂で翌日が雨予報のため当日中に松前城を見ておこうと予定を変更し、少しでも早く松前に着くためにJRで木古内まで出たところから函館バスで松前まで行きました。
松前城をクリアしてからは逆方向で木古内まで戻り、国盗りのために江差まで出た上で再び木古内に舞い戻り、さらには函館、札幌、旭川と約6時間の大移動です。
旭川からは一気に北上をして稚内まで至り、1時間ほどまったりとしただけで南下をして旭川まで戻ってからこの日は網走まで行き着きました。
予定では旭川から特急で網走まで行くところを国盗りの東旭川がかなりシビアなために各駅で上川まで出てから特急に乗り換えましたので、ちょっとした寄り道になっています。
網走からは始発で釧路まで出て荷物をホテルに預けて、その釧路から根室までの時間を合わせれば6時間半を越えます。
その根室からはバスで40分ほど揺られて納沙布岬まで行き、3時間ほど過ごした後に根室まで戻って一服をした上で、釧路までは寝に帰るだけの2時間半の旅路でした。
釧路からは南千歳を経由して小樽まで出て、小樽市総合博物館でケータイ国盗り合戦の夏の陣の難関をクリアします。
そして小樽から札幌に戻ってからは市営地下鉄南北線で国盗りをこなし、最後に残った日高を盗るために札幌から苫小牧、富川を往復するのに要したのが約4時間ですから我ながら何をやっているのだと思うのですが、蝦夷地を制覇するためには避けられない苦行ですので仕方がありません。
最後は新千歳空港から羽田空港に飛んで品川、そして船橋と帰り着いたときには日が変わっていましたので、実質的には5泊7日の強攻スケジュールでした。

覚悟はしていましたが移動時間がかなり長く、あまり誉められた旅とは言えないだろうとの自覚はあります。
ただこんなことがなければ稚内や納沙布岬に行くことはないままに人生を終えたでしょうから、こんな道草も悪くはありません。
ケータイ国盗り合戦はJRとタイアップをした営利目的のイベントではありますが、自分にとっては旅のきっかけとなるものだと割り切っています。
日本全国津々浦々、先だっての八丈島のように今後も離島なども含めていろいろなところに足を運ぶことになると思いますが、今回の北方領土のように思わぬ人生のエッセンスを得ることもあるでしょうから、そういったハプニング的な要素を含めての旅の楽しみだと考えて次は沖縄、47都道府県踏破のゴールが待っています。


【2011年9月 北海道の旅】
でっかいどー北海道
でっかいどー北海道 旅情篇
でっかいどー北海道 史跡巡り篇 函館の巻
でっかいどー北海道 史跡巡り篇 松前の巻
でっかいどー北海道 史跡巡り篇 根室の巻
でっかいどー北海道 グルメ篇
でっかいどー北海道 おみやげ篇

 

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結局は重光ジュニアが悪いのか

2011-09-20 00:15:11 | 千葉ロッテ

ショッキングなニュースから一夜明けて、いろいろな情報が流れ出しました。
かなり踏み込んで報じているのはやはり機関紙であるスポニチで、読みようによっては本社批判ともとれる内容ですので意外感があります。
ただ実際問題として球団の実質的なトップである重光ジュニアの責任は重く、混乱の原因の多くをもたらしたことは間違いないように思えます。

ロッテ球団トップ2辞任…生え抜き選手の放出で食い違い (9/19 スポーツニッポン)

最下位に沈むロッテに激震が走った。
瀬戸山隆三球団社長(58)が18日、今季限りで辞任することを明らかにした。
石川晃球団運営本部長(50)も辞任する。
ともに後任は未定。
リーグ3位から日本一に上り詰めた「史上最大の下克上」からわずか1年足らず。
補強面で重光昭夫オーナー代行(56)サイドとの意見の食い違いなどから、球団トップ2が入れ替わる異例の事態となった。
オリックス戦前に会見した瀬戸山球団社長は西村監督の来季続投を正式発表した後、自らの去就について口を開いた。
「私は今季で退任します。8年もやったらくたびれる。去年は日本一になった。一回ゆっくりさせていただきたい」
瀬戸山社長はダイエー(現ソフトバンク)の球団代表を経て04年にロッテ球団代表に就任。
06年から社長を務めてきた。
05年、昨年と2度の日本一に輝き、経営面でも昨年は前年比13億円減の約20億円まで赤字を削減。
また08年オフにダイエー時代からの腹心である石川本部長(当時球団副代表)を招くと、練習量不足で低迷していたバレンタイン体制を一掃し、二人三脚でチーム強化に努めてきた。
日本一となった昨季から1年も経過しない時期に突然の辞任表明。
背景には補強面で重光オーナー代行サイドとの意見の食い違いがあったと指摘する声がある。
事実上の現場トップである石川本部長は「チーム強化には血の入れ替えが必要」と積極的にトレードを行ってきた。
久保や清水ら生え抜きの主力も放出。
本社サイドから赤字削減を厳命されており、高額年俸のFA選手の引き留めにも消極的にならざるを得なかった。
昨オフは主力投手のトレード話を進める球団に選手が反発。
今年6月には選手会長だったサブローが巨人にトレード移籍した。
ある主力選手は「次は誰が出されるのか心配で仕方ない。みんなそう話している」という。
選手間の不満の声はオーナーサイドの耳にも入った。
加えて最下位低迷。
球団経営をフロントに一任してきた重光オーナー代行も不信感を抱き、蜜月関係に亀裂が生じたようだ。
瀬戸山社長は「組閣に関しては白紙」としたが、西村監督の強い意向で日本ハムのヘッドコーチ・福良淳一氏の招へいは決定済み。
また、金森打撃コーチ、高橋2軍監督、西本2軍投手コーチは退団する。
昨季の日本一チームは嵐のオフに突入しそうだ。

瀬戸山球団社長からすれば厳命をされた赤字削減に努力をしてきたわけですし、そして相応の結果が出ていたところでの青天の霹靂の如くいきなりはしごを外された形になってしまったわけですから、まさに「疲れた、休ませて欲しい」とは本音なのだと思います。
円満退団を口にしているようですが信じられるわけもなく、このタイミングでの発表は本社に向けた意趣返しと考えるのが妥当でしょう。
主力選手のトレードにしても重光ジュニアの了解なしに決定ができるわけもなく、自らの決断で監督を解任しながらも一年後には手のひらを返すように広岡GMを切ったときと同様の腰の据わらなさを見せたことで本社の後継者争いにも微妙な影を落としそうだとは余計な心配でしょうが、ここのところは球団を瀬戸山球団社長に任せっきりでオーナー会議などの公式の場にも姿を現さなくなっていただけに、両者の間にすきま風が吹いてもおかしくはありません。
そもそも選手の不満がどういった経路で重光ジュニアの耳に届いたのか、そこに何らかの思惑を持った奸臣が入り込んでいるような気がします。

その選手の不満にしても、出されたくなければ出されないように努力をすればいいだけの話です。
個人的には疑問だらけではあるのですが、一部の選手を除けば福浦や小野、そして里崎など長くチームに貢献をしてきた選手には複数年契約で報いてきました。
石川球団運営本部長のフォローが悪かったことで傷口が広がった感はあったものの、久保はともかくとしてもサブロー、竹原、川崎らの放出は戦力的には間違っていません。
心情的にはサブローの移籍は悲しかったですが、では今のチームにサブローがいたらどうなったかを考えれば、まさに余剰戦力であることを否定はできないでしょう。
昨今の日本経済の低迷を考えれば球団経営にシビアになるのは当然のことで、甘ったれたことを言うなと怒鳴りつけたい気分です。

瀬戸山球団社長は「今は本社が後任を決めているだろう」とも言っていたようですが、まさに痛烈な皮肉だと受け止めます。
この状況を見事に乗り切れるような逸材が在野にいるとも思えず、余程のことがない限りは暗黒のオフが待っていそうです。
広岡GMを解任したときのオフもそうでしたが、「野球をやれる状況ではなかった」と愚にもつかない理由を並べ立てて年俸ダウンを逃れる選手が今回も出るかもしれません。
一つのポイントは渡辺俊に複数年契約を提示するかどうかだと見ていますので、もし来季に36歳となる渡辺俊に大型契約を提示するようですとグダグダな経営に戻って赤字を垂れ流した上での身売り騒動、あるいは消滅騒動になっても不思議ではないでしょう。
逆に理念なきコストカッターがトップの座を射止めた場合にはそれこそ強制的な若返りが行われることの覚悟は必要ですし、福浦らの複数年契約の反古もありえそうです。
いずれにせよストーブリーグの主役に躍り出ることは必至ですので、他球団も高額な主力選手を買い叩こうと虎視眈々と準備を始めているものと思われます。

この状況で西村監督がどう動くのか、今日の試合は中止になりましたがスタメンには井口が復帰をしていましたので個人的には失望をしています。
福浦、カスティーヨ、井口のクリーンアップで5位でも目指しているのか、浦和マリーンズの逆襲が僅か1試合で終わってしまったことにショックを隠せません。
それでも角中がまだ頑張っているので今季を見捨てるつもりはありませんが、理由は不明ながらも上野が登録を抹消されてしまいましたし、壊れそうな心を支えるのに必死です。

 

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でっかいどー北海道 旅情篇

2011-09-19 22:11:13 | 独り言

 

5泊6日で北海道に行ってきました。
北海道は学生時代に1度だけ行ったことがありますが函館オンリーだったので実質的には今回が初で、しかもぐるっと一周ですから我ながら冒険をしたものです。
そもそもが日本100名城に根室のチャシ跡群が入っているのがきっかけであり、五稜郭と松前城だけであれば2泊程度で済んだのですが根室まで行こうと思うとそうもいかず、それであればケータイ国盗り合戦の蝦夷地制覇を兼ねてしまおうと思い立ってのことでした。
まさにタイトルどおりに北海道は広く、特急列車に自由に乗り降りができるJR北海道の北海道フリーパスがあってこそです。
電車に揺られるだけの一日もありましたが、それでも遠目ではありながらも野生動物を目にするなど有意義な時間を過ごせたと思います。

行きはANAの特典航空券を使って函館に入り、帰りは札幌から戻ってきました。
いずれも夜間のフライトだったために景色を楽しむことができなかったのが残念ではありましたが、僅か1時間30分程度でしたのであっという間です。
さすがに列車を乗り継いで北海道に入るのは厳しすぎますので、陸マイラーとして千葉マリンでマイルを溜めまくった甲斐がありました。

北海道と言えば大自然、平原に一本道といったイメージを勝手に持っていたのですが、列車での移動だったせいか山間部を抜ける感じが多かったことでさほどの広さを感じられず、しかも車窓越しだったために記憶を記録としてあまり残すことができなかったのがちょっと残念ではありました。
その列車は頻繁に警笛を鳴らし、また数回は急ブレーキで停車をしたのですが、それも野生動物が線路内に立ち入ることへの対処とのことで自然を感じられたのはよかったです。
牛やダチョウは牧場で飼われているものですから北海道でなくても見られる光景かもしれませんが、まさにバンビといった牝鹿や偉容な角を誇る牡鹿を見ることができたのは嬉しかったですし、さすがに熊には出会わなかったのが惜しいと言えば惜しいのですが仕方がありません。
また冒頭の写真は函館港のウミネコですが、撮っているときには鴎だと信じてネタになると思って慎重に近づいてのものなのですが、まあ自分の動物の知識などはこんなものです。

海に囲まれているだけあって松前湾、宗谷湾などでぼーっと眺める時間を設けることもできたのですが、どうやら晴れ男のパワーを先日の東北で使い果たしたらしく快晴となったのは二日間だけだったのが悔しく、しかしそれでも二日前までは台風で大荒れだったことを考えればマシだと思わなければ罰が当たるでしょう。
また日程の半分ぐらいが降水確率50%に近い予報だっただけに、せいぜいが曇天でほとんど雨に悩まされなかったことだけでも御の字です。

北海道はその場所柄から、いろいろな端っこが存在します。
稚内駅は日本最北端の駅ですし、また根室駅からバスで40分ほどいったところにある納沙布岬は本土最東端で朝日を一番に早く見ることができる場所です。
それが目的で行ったわけではありませんが、なんだかちょっと嬉しくなった自分がいます。

その本土最東端である納沙布岬から見えるのが、いわゆる北方領土です。
晴れていれば見えるかもと聞いていたので当日は曇天で諦めていたのですが、食堂の店員さんの営業トークによれば普段は霧で見えづらいのに曇っていてこれだけ見えるのは珍しいとのことで、その言葉を信ずればかなりラッキーだったのでしょう。
これで晴れていればどれだけくっきりと見えるのか、そのあまりの近さを体験できなかったのはむしろ幸せだったのかもしれません。

何となく写真の左右が逆のような気がしないでもないのですが、どうやら見えたのは国後島と歯舞群島のようです。
さらに東の色丹島や択捉島も見えることがあるそうですが、さすがにこの曇天では無理だったのでしょう。
それでも驚くぐらいの近さで、納沙布岬のある根室からすれば札幌よりも近いところにあるのですから近くに感じるのは当たり前と言えば当たり前です。

これほどの近さを身をもって感じてしまうと、ここそこにある北方領土の返還を願う看板などに違和感はなくなります。
件の食堂にいたお爺さんは国後島の出身とのことで、兵隊に出て敗戦で帰ってきたら戻る家が無くなっていたそうです。
歴史的、政治的な経緯がありますので簡単に解決ができる問題ではないのでしょうが、四島返還にこだわって無為に時間を過ごしていくのはどうかなと感じたのが正直なところです。
あまりそういったものには効果がないと考えているのでやったことはなかったのですが、今回は微力ながらも北方領土返還の署名をしてきました。

この北海道の旅で楽しみにしていたのは、やはり海の幸をふんだんに使ったグルメです。
その目玉はやはり函館朝市で、5時半からとのことでしたので早起きをして行ってきました。
そんな早朝でも観光客なのでしょうが多くの人で賑わっており、活気のある声が飛び交っていました。
こういったときのお店の人の呼び声は「お兄さん」「お姉さん」が鉄板のようで、40代半ばにして気恥ずかしい感じがしていたのは私だけではないでしょう。

当然のように多くの海の幸が、所狭しと並んでいます。
そもそもが食事はしても買い物をするつもりはなかったので事前リサーチ不足であり、これが高いのか安いのかがさっぱり分かりません。
自分の金銭感覚ではかなり高いのですが、見ていると普通にお土産として買っている人が多いのには驚きました。
やはり旅路では財布の紐が緩むのか、はたまた余計なマージンがかかっていないだけに実際問題として安いのかは微妙なところのような気がしますが、身内の住所を控えていなかったことをちょっと後悔をしたのも確かではありますので、次の沖縄旅行の際には抜かりなくいこうと思います。

北海道と言えば北海道日本ハムファイターズですが、しかしJRのここそこの駅にポスターが貼ってあったのにはビックリです。
北海道全域をフランチャイズにしているのはさすがにずるい気がしますし、このあたりは九州全域を支配下に置いているソフトバンクも同様なのでしょうが、まさか駅のコンビニにハンカチ王子の本が当たり前のように置いてあるとは思ってもいませんでした。
五稜郭タワーなどにも日本ハムのグッズが置いてありましたし、このあたりはロッテも学びたいところです。

また札幌駅で、茶色いローソンを発見しました。
どうやら業態によって色を変えているようですが、ここは普通のローソンと店構えも品揃えも変わらないようでしたので違和感がありまくりです。
だからなんだと言ってしまえばそれまでですが、ちょっと面白かったので写真に撮ってみました。

JRも東日本と北海道ではちょっと違います。
もちろん無人駅が多いことには変わりはありませんが、主要駅の設備はJR北海道の方が進んでいるように思えます。
この乗車口案内も初めて見ましたし、かなり分かりやすく便利なものでしたので全国のJRが積極的に導入をしてくれればと思います。

彦根のひこにゃんが人気になったことで全国にゆるキャラが氾濫をしていますが、ここ北海道ではキュンちゃんがその役割を担っています。
この函館ではいかの被りものをしていますが、札幌では時計台、釧路では鶴など土地柄に合わせたものを被っているようです。
幸いにもおみやげ屋でグッズを見かけなかったので手を出すことはありませんでしたが、なかなか可愛らしいキャラクターで地元でも人気は高いとのことです。

新千歳空港のビル内に温泉があるのにも驚きました。
時間が無かったので入ることはできませんでしたが、天然温泉で宿泊もできるとのことですから魅力たっぷりです。
遅い時間に札幌に入った場合にはここで泊まるのもよいかなと、そんなことを思ってパンフレットをもらってきました。

私の旅は基本的にビジネスホテルに泊まるのですが、朝が早かったり夜が遅かったりと駅から近くないと辛いのがその理由です。
そのためユニットバスがほとんどなのですが、今回は狙ったわけでもないのに一日を除いて全てのホテルに大浴場があったのがラッキーでした。
旭川では温泉でしたし、やはり足が伸ばせるのは気持ちがいいです。
最後に足を伸ばして風呂に入ったのはいつだっただろうと考えてみれば、前回に八丈島に行ったときの露天温泉だったことを思い出しました。

前回の東北と同様に、北海道でもカーナビが役立ってくれました。
レンタサイクルを借りたのは函館だけだったのですが、オリックスレンタカーのレンタサイクルにはnv-uシリーズのカーナビを装着できるホルダーが用意をされていたため、これまでのように前かごに入れて覗きながらといった面倒くささが無かったのが助かりました。
もちろん自分の自転車にはホルダーは設置済みですが、先日の江戸城巡りを延期してしまったためにその便利さを実感することができず、ようやくに函館の地でデビューです。
近いうちにリベンジで江戸城に行くつもりですので、そのときにもきっと役立ってくれることでしょう。

そして今回もアクシデント篇を別に設ける必要がないぐらいに順調な旅でしたが、蚊には悩まされました。
四国でもかなりやられたので東北には虫よけスプレーを持って行ったのですが、その東北では出番がなかったので北海道には持って行かなかったことによる大失敗です。
二日目の松前で豪快に食われてしまい、薬も持って行っていなかったために何処かで買おうと思っても薬事法の関係かコンビニなどでは売っておらず、しかし薬局も見つからずに猛烈なかゆさを我慢するしかなかったのがかなり辛かったです。
今回で必要な無駄もあることを身をもって体験をしましたので、沖縄には9月末だと油断をせずに持って行くことにします。

脈絡もなくつらつらと書いてきましたが、そろそろ締めに入ります。
今回の日本100名城スタンプは3個、これで最初のページがきっちりと埋まりました。
ショックだったのは表表紙の裏に書かれていた注意事項に今さらながら気がついたことで、何のためにあるのだろうと不思議に思っていた横三角の印はスタンプを真ん中に押すための目印であることが書かれており、もしかしてこれだけスタンプの場所がばらんばらんなのは自分だけなのかもしれません。
電気機器やゲーム機なども説明書を読まずにとりあえず触ってみるというタイプなのが災いをしたわけで、しかし悔やんでも仕方がないので次から頑張ります。

ケータイ国盗り合戦は蝦夷地27国を制覇して、蝦夷神威の称号を手にしました。
トータルでは382国で当面の目標である400国までまだ時間がかかりそうですが、地域を制覇したのは初めてですからかなり嬉しいです。
それが目的で無駄とも思える日程を組んだだけに、途中で人身事故があってダイヤが大幅に乱れるなどひやひやとしたりもしましたが、ノルマをこなせてホッとしています。
それにしてもsoftbankの電波が弱いのには困ったもので、auでは3本立っているところで圏外ということも珍しくはありませんでした。
国を盗るのにかなりシビアな場所もありますので、今回も血管がぶちぎれそうになるほど焦らされた圏外の嵐にはもう耐えられそうにもありません。
iPhoneを使っているからこそのsoftbankなだけに、おそらくはiPhone5でもおサイフケータイには対応をしないでしょうから見切り時を考えることにしました。
金の切れ目が縁の切れ目、2年縛りが切れる来年の8月にdocomoに乗り換えることは既定路線です。


【2011年9月 北海道の旅】
でっかいどー北海道
でっかいどー北海道 旅程篇
でっかいどー北海道 史跡巡り篇 函館の巻
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崩壊の序曲か

2011-09-19 00:28:00 | 千葉ロッテ

ここ数日で人事にかかるニュースが飛び交っています。
大本営発表は西村監督の続投だけですが、しかし火のない所に煙は立たないでしょうから大筋は報道どおりなのだと思います。
その全てが来季に向けてのマイナス材料にしか思えないのはネガティブに過ぎるかもしれませんが、千葉ロッテとしての崩壊の序曲が始まったように思えてなりません。

ロッテ大改造 金森コーチ契約更新せず (9/15 日刊スポーツ)

ロッテが金森栄治打撃コーチ(54)と来季契約を更新しない方針を固めたことが14日、分かった。
昨年、5年ぶりの日本一の原動力となった強力打線が今季は大不振。
チーム打率が著しく低下するとともに、新たに導入された統一球への対応も遅れ、最下位に低迷する大きな要因となった。
日本一に貢献した同コーチとの契約を更新しないことで、人心一新に着手。
来季以降も契約を残す西村監督の下、1、2軍含めたスタッフ再編に乗り出すことになる。
昨季日本一の功労者が、わずか2年でチームを去ることが確実となった。
今季が契約最終年の金森コーチに対し、球団側は契約を更新しない方向性を固めた。
金森コーチは就任1年目の昨季、「金森理論」と呼ばれる独特の指導法で打撃陣の大幅強化に成功。
前年にリーグ最低の2割5分6厘に終わったチーム打率をリーグ首位の2割7分5厘まで押し上げ、「史上最強の下克上」と称されたリーグ3位からの日本一の原動力となった。
しかし、5年ぶりの日本一から一転、今季のチームは残り30試合を切った時点で最下位。
クライマックスシリーズ(CS)への自力進出消滅の危機にある。
低迷の要因は打撃陣の深刻な不振だ。
ポスト西岡と期待された荻野貴が5月中旬に離脱するなど、シーズン序盤からケガ人が続出。
ベストメンバーが組めない試合が続いた影響も大きいが、それ以上に打線の調子が上がらなかった。
リーグ首位だったチーム打率は14日現在、リーグ5位の2割4分4厘。
昨季と比較して3分以上も低い。
チーム本塁打は38本で西武中村1人分にも満たない。
勝負強さが代名詞だった「つなぎの打線」がチャンスで決定打を欠くパターンを繰り返し、投手陣を見殺しにする展開が目立った。
統一球の影響で打撃の数字が下がっているとはいえ、シーズン終盤になってもチーム全体として効果的な統一球対策を打ち出せなかった。
昨季は68打点を挙げた大松は統一球への対応に苦しみ、今季はほとんどが2軍暮らし。
不動の3番だった井口も長いスランプから抜け出せていない。
統一球対策も含めた打線の立て直しという急務に対し、攻撃陣の責任者として金森コーチは役割を果たしきれなかった。
日本一に輝いた昨オフもコーチ陣の入れ替えを敢行したように、ロッテは血の循環を行うことで、チームを強化してきた。
今オフも人心を一新することで巻き返しを狙う。
昨季の日本一球団が早くも来季へのかじを切った。
2軍を含めたコーチ人事再編の大きな動きが一気に加速しそうだ。

まずは金森コーチの退団が報じられて、今年のロッテのオフが幕を開けました。
ネタとされている手元まで引き付ける金森打法が選手を選ぶのは分かりきっていたことで、昨年の猫も杓子もといった流れに不安を覚えていたのは書いてきたとおりです。
ただ筆頭格である井口や岡田、今季でも伊志嶺など実際に金森打法を習得したかどうかはともかくとして、それで結果を残している選手もいますので全否定には納得ができません。
問題は全ての選手に一律に同じ打法をはめようとしたことであり、これが金森コーチが打撃理論を高く評価をされながらも長くて3年しか同一チームに所属をすることがなかった理由ではないかと思われ、しかしそのあたりを上手くコントロールをするのが西村監督や青山コーチの仕事のはずです。
チームの打撃不振の詰め腹を切らされたのではないかと、その予感は次の日にさらに強くなります。

西本2軍投手コーチ今季限りで退団へ (9/16 スポーツニッポン)

ロッテ・西本聖2軍投手コーチ(55)が今季限りで退団することが15日、分かった。
同コーチは今季で2年契約が満了。
球団はこの日までに来季の契約を更新しない方針を固め、退任が確実となった。
西本コーチは現役時代、ドラフト外で入団した巨人で、エリートコースを歩んできた江川卓(現野球解説者)とエースとしてしのぎを削り、中日に移籍した89年には20勝を挙げて最多勝を獲得。
雑草魂、練習の虫として知られた。
ロッテは09年までのバレンタイン政権下で、同監督が導入したメジャー流の調整法が練習不足を招き、若手育成の妨げとなった。
西本流の猛練習で立て直そうと、09年オフに投手兼バッテリーチーフコーチとして招へいした。
就任1年目の昨季は春季キャンプでの投げ込みを解禁。
肩のスタミナを強化させるとともに、現役時代の代名詞だったシュートを唐川ら若手に伝授し攻める投球を指導した。
ただ、チームは日本一に輝いたものの、投手陣はリーグ5位のチーム防御率4.10と不振。
リーグ優勝を逃した大きな要因となり、今季から2軍投手コーチに配置転換されていた。

大嶺を壊した、と言ってしまうと過激かもしれませんが、その一点だけでも個人的には西本コーチを評価していません。
練習が足りていなかったことは事実ですのでスパルタ式のコーチが必要との考えもありましたが、しかし球数をノルマにした春季キャンプの時点で見切っていた自分がいます。
全ての選手に一律に枠をはめることがいかに無益かが分からないようでは大事な選手を預けることはできない、そんな思いがあります。
こちらも西村監督や青山コーチが差配して調整をすべきことであったとは思いますが、敢えて手を出さなかったのか、真相は闇のままで終わるのでしょう。
ただだからと言って投手陣の不振の責を西本コーチにだけ負わせるのは間違っていると思いますし、やはり目立つ名前に責任をおっ被せたとの思いが拭えません。

高橋慶彦2軍監督が退任!チーム若返りへ首脳陣大幅刷新 (9/18 スポーツ報知)

ロッテの高橋慶彦2軍監督(54)が、今季限りで退任することが17日、分かった。
最下位に沈むチームは、オリックスに敗れてリーグ優勝の可能性が完全に消滅。
来季の巻き返しを図る上で、フロントは1、2軍を含めた首脳陣を大幅に刷新する方針を固めている。
現役時代、俊足好打のスイッチヒッターで鳴らした高橋2軍監督は、04年7月にロッテの1、2軍巡回コーチに就任。
当時2年目だった西岡剛内野手(現ツインズ)のスイッチ転向を後押しし、素質を開花させるなど高い技術指導には定評があった。
1軍打撃コーチなどを歴任した後、昨季から2軍監督として若手の底上げに力を入れた。
だが、球団はチームの若返りには首脳陣のテコ入れも必要と判断。
高橋2軍監督の手腕を評価しつつも、球団は来季の契約を更新しない考えで、このまま退団となる可能性もある。
後任の2軍監督候補には、青山道雄1軍総合コーチ(51)を起用する案などが検討されている。
また、フロントは打撃陣の不振を理由に金森栄治1軍打撃コーチ(54)と来季の契約を更新しない方針だ。
リーグ3位から“下克上”で日本シリーズ制覇に輝いた昨季は、リーグトップのチーム708得点を挙げていたが、今季は17日までの120試合で356得点と、1試合平均3得点未満と大きく低下。
最下位低迷の一因となった、攻撃陣の責任を取る形になる。
今季で2年契約を満了する西本聖2軍投手コーチ(55)に関しても、来季以降の契約は結ばない方向。
昨季は1軍投手兼バッテリーコーチを務め、今年は2軍に配置転換されていた。
熱血指導で投手陣の底上げに尽力したが、契約を終えての退団が濃厚とみられる。

そして高橋二軍監督の退団で、まさにとどめを刺された感じです。
西村監督の続投の理由が若手育成を評価してとのことであれば、それを二軍で支えた高橋二軍監督も評価をされて然るべきでしょう。
それが首脳陣の若返りという不審な言葉で片付けられてはたまりませんし、一番に年齢がいっている西本コーチですら西村監督と4歳しか違いません。
そうなると世間的には地味な西村監督がビッグネームである西本コーチと金森コーチが目障りだったので投打の不振の責任を取らせて追放し、また監督就任の際のライバルでもあった高橋二軍監督を追い払って足場を固めたのではないかと見られてもおかしくはありません。
記事にあるように青山コーチが二軍監督に転ずれば球団からのお目付役を周辺から去らせることにもなりますし、もちろん何の根拠もない三面記事的な見方であることは重々承知はしていますが、あまりに西村王制を固めるかのような人事に驚き、哀しみ、そして怒っています。

ロッテ大改造 今岡来季コーチ兼任要請へ (9/18 日刊スポーツ)

ロッテが今岡誠内野手(37)に、来季からのコーチ兼任を要請する方針を固めたことが17日、分かった。
「内外野コーチ補佐」のポジションを用意する見込みで、来季で16年目を迎えるベテランに、首脳陣と若手とのパイプ役としての働きを期待している。
最下位に低迷するロッテにとって、来季の巻き返しには若手の成長が絶対条件。
けが人続出で後半戦は若手中心の布陣で戦ってきたが、西村監督が「若い人や普段は試合に出ていない人たちから、チャンスをモノにしようという気持ちが見えてこない」とコメントするなど、物足りなさは否めなかった。
球団は今岡の経験や野球に対する姿勢や情熱を高く評価しており、選手により近い立場でのアドバイザー的な役割を任せたい考えだ。
一方で、戦力としても計算している。
今岡は今季、1軍出場13試合で23打数3安打1打点。
6月8日に出場選手登録を抹消されてからは2軍暮らしが続いているが、ここ一番での勝負強さや存在感は他に替え難いものがある。
右の強打者が不足気味というチーム事情もあり、現役続行が前提。近日中にも正式に要請をする。

しかし一方で西村監督の足元を強烈に脅かす、既に監督手形をもらったとも言われている井口の盟友である今岡のコーチ就任という話も出てきましたのでわけが分かりません。
3ヶ月以上も浦和に放置をしている選手に対して打撃に期待とは説得力がゼロですし、しかもその浦和でもほとんど出番がない今岡の今季限りでの引退はほぼ確実だと思われていただけに、この兼任コーチの報道には本人も驚いているのではないかと思います。
おそらくはコーチだけでは大阪に帰られてしまうだろうとのことからの提案だと思われ、もしそうであれば球団にはかなりの策士がいることになります。
いずれにせよ西村派と井口派が球団内部でせめぎ合っているのではないかと、まるで夕刊フジのように思いを巡らせていたところにとんでもないニュースが飛び込んできました。

ロッテ瀬戸山球団社長 今季限り辞任を表明 石川本部長も (9/18 スポーツニッポン)

プロ野球ロッテの瀬戸山隆三球団社長は18日、今季限りで辞任することを明らかにした。
最下位に低迷するチームの不振の責任を取るためではなく「8年もやったらくたびれる。1回、ゆっくりさせていただきたい」と理由を話した。
石川晃運営本部長も辞任し、今季限りで球団のフロントのトップとナンバー2が入れ替わる。
後任は未定。
瀬戸山社長はダイエー(現ソフトバンク)の球団代表を経て2004年にロッテの球団代表に就任し、06年から社長を務めている。
年々赤字を削減し、05年と10年には日本一に輝いた。

これはコーチ人事どころではない、かなりショックなニュースです。
いろいろと批判が集まる瀬戸山球団社長と石川球団運営本部長でしたが、個人的にはかなり高く評価をしていました。
NPBでも一定の発言力のある瀬戸山球団社長が球団を去ることの影響はかなり甚大ですし、千葉県や千葉市などとの折衝でいろいろな好条件を引き出した手腕を失うことは、赤字経営に苦しむロッテとしては痛いどころの騒ぎではないでしょう。
また裏方に徹することができずに自己顕示欲が強く、あるいは一言余計でロッテファンの怒りを買うことが多かった石川球団運営本部長も、その選手を見る目が確かなことは否定ができませんし、昨年もダイエー閥と揶揄をされた秋親や的場がいなければ日本一は難しかったと思います。
入団テストの結果からして獲得を疑問視していたマーフィーの活躍には驚かされましたし、チーム状況を的確に把握をした上でのペン、ロサ、カスティーヨの補強は見事としか言いようがなく、心情的にはむかつきながらもその手練手管にはひれ伏すしかなかったのが正直なところです。
この2人が球団を去ることはあまりに惜しく、痛く、そして千葉ロッテとしてかけがえのない人材を失ったように思えてなりません。

この矛盾をしまくっている人事を見るにつけ、ここまで書いてきたことと同じく想像でしかありませんが、本社の守旧派が復権を画策をしているのが理由ではないかと思い始めました。
これらの迷走とも言える人事報道も軸となる人物が野球の素人であることによるものであり、また球団のポストを本社の天下り先にでもしようとしているのでしょう。
おそらくは瀬戸山球団社長らは今季の赤字拡大の責任を取らされての解任が実状ではないかと、そうでなければ瀬戸山球団社長の休養に石川球団運営本部長がつき合う理由が分からず、むしろその跡を虎視眈々と狙っていた石川球団運営本部長のはずです。
そう考えればコーチ人事にしても、西村監督を除けば高橋二軍監督、西本コーチ、金森コーチは年俸が高いトップスリーですので、実状は経費削減なのだと思えてきます。
この3人を解雇すれば一方で西村監督の希望で招聘をするとも言われている福良コーチの年俸をカバーしてお釣りが出ますし、今岡も選手としての年俸が1500万と安価でさらにダウンが必至なだけに、兼任コーチとなってもかなり安く抑えられるとの打算が働いているのでしょう。
監督の意向を聞くという大義名分に、さらには名前のある今岡を抜擢しつつコストダウンを図るとは、なかなか敵もさるものです。
そこには西村派も井口派もなく、あるのはただ理念も何もないテクニックだけは優秀な小手先のコストカットのみですので、お先真っ暗であることは言うまでもありません。

敵、と書きましたが、もし後任の球団社長なり球団代表なりが野球とは縁遠い、本社からの天下りになれば千葉ロッテの終焉は近いように思います。
石川球団運営本部長の後釜には松本スカウティングスーパーバイザーを代理として据えるのではないかとは思いますが、天下りに瀬戸山球団社長の代わりは務まりません。
オリオンズのときのように任期の数年間を大過なく、しかしコストカットだけには血眼になることは想像に難くありません。
何だかんだ言いながらも瀬戸山球団社長や石川球団運営本部長は赤字削減を第一義としながらも、しっかりと押さえるところは押さえてくれていました。
しかし野球の素人にそれを期待するのは無理ですし、そもそもそんなつもりもないでしょう。
もし懸念のとおりに守旧派の台頭が事実だとすれば、これまで彼らを抑えてきた重光ジュニアが後継者争いでもしているのか野球どころではなくなっていることを意味しますし、あれだけ現場に足を運んでいたのにここ数年はほとんど姿を現さないことを考えれば無い話ではないと思います。
ネーミングライツの10年契約がありますので今すぐ本拠地移転などのドラスティックな変化があるとは思いませんが、しかし場合によっては横浜の身売り騒動が他人事ではなくなるかもしれず、ふと気がつけば2004年オフの再来となる球界再編の騒動に巻き込まれているかもしれません。
せっかくにここにきて若手選手がフィールドで活き活きとプレーをし、また捜索願いが出されていた荻野忠と植松が浦和で実戦登板をして来季への思いを馳せていただけに、この野球どころではなくなるかもしれないニュースにショックを受けてかなり動揺をしている自分がいます。
とにかく末永く千葉で野球を楽しみたい、添い遂げたいと思っていますので、天下りではなく野球関係者が球団のトップになる人事となってくれることを願うばかりです。

 

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究極の若返り

2011-09-18 22:05:56 | 千葉ロッテ

 

若手を育成したとのへそが茶を沸かすような報道にさすがに恥ずかしくなったのか、西村監督が究極の若返りを計画しているようです。
おそらくNPBとしてはこれまでで一番に若い選手であり、また実の親子で同一チームに現役で在籍をするのも初めてでしょうから、話題性抜群で一石二鳥にもなります。
その名はルイス・カスティーヨ、日本人選手とは違って外国人選手に年齢制限はありませんから、この若き新星の入団には何の障壁もありません。
今日は練習を間近で見学をすることで野球のレベルをチェックしていたようで、明日にも来季の契約についての球団発表が行われるとのことです。

そんな夢物語は置いておくとして、それにしても外国人選手にとっての家族は最高のエネルギー源のようです。
ベニーなども顕著でしたが、カスティーヨも今日は猛打賞と大活躍でした。
最後の打席もどちらか左右に振れていれば同点打になったであろう痛烈な当たりでしたし、球団には外国人選手の家族がシーズン中に在日できるための手配と、全ての試合に招待をする準備をしてもらいたいとはベニーのときにも主張をしたことの繰り返しではありますが、冗談抜きでこれが一番に安上がりなカンフル剤ではないかと思います。
明日からは仙台での楽天戦ですからチームは千葉を離れますが、是非ともルイス・カスティーヨもチームに帯同をしてもらいたいものです。

オリックスの予告先発が左腕でしたので昨日の夢のようなスタメンに渡辺正が入り込んでくるのではないかとの予想をしましたが、そのとおりになったことでやや凹み気味です。
もっとも渡辺正としては生き残りをかけて必死でしょうし、センターオーバーの勝ち越しツーベースは見事でした。
よほどに嬉しかったのか三塁ベース上で何度もガッツポーズを繰り返し、もしマクレーンが続投をしていたら次の打席ではビーンボールを投げられたことでしょう。
守備でも「俺のお立ち台を消してくれるな」とばかりに投手に声かけをするなど積極的に動いていましたし、若手だけで何とかなるものではありませんから渡辺正らの中堅からベテランの域の選手たちが元気であるに越したことはありません。
その後の打席に結果が伴わずに最後は代打を出されてしまった渡辺正でしたが、最終盤に向けて必死さを見せてくれていることが好印象でした。

先発の渡辺俊はとにかくコントロールが悪すぎで、五回で106球ではお話になりません。
これが打ち込まれてのことであればまだしも、初回に3点を失ったものの4安打に抑えてのことですので無駄球がいかに多かったかが分かります。
簡単にスリーボールとしたことで大事なところで痛打をされてしまい、全体的にはそこそこ緩急を使った持ち味を出しながらも形的にはノックアウトをされたと言ってもよいでしょう。
どうにも一進一退が続くカド番大関の千秋楽はどういった結末となるのか、阪神が狙っているという愉快な話もあるようですし、今後の展開に興味津々です。

使えると見たらとにかく使い倒す西村監督の次のターゲットは、今日に三連投の木村です。
さすがに疲れているので精彩に欠くのではと思って見ていたのですが、ストレートが140キロ台に乗るなどしてピシャリと三者凡退に抑えました。
このあたりは若さの勢いによるものなのでしょうが、気がつかないうちに心身ともに疲労が溜まっているのでしょうから、とにかく無理をさせないよう願います。
また浦和では先発を務めていたことでスタミナもあるでしょうから、是非とも今季に一軍での先発を試してもらいたいです。

この六回までは何とか試合になっていましたが、七回以降は見事なぐらいの下り坂です。
小野は連日のリリーフ失敗で同一カードで2敗を喫し、ついに黒星が先行となってしまいました。
さほど悪いようには見えませんでしたがあれだけ打たれるのですから、思ったようにボールに力が乗らずにキレが無かったのでしょう。
吉見もそうですがタイプ的に中継ぎではない投手を使わざるをえない状況はアップアップと今にも溺れそうで、しかしベンチからすれば自業自得ですから同情の余地はありません。
今日もビハインドの展開で登板をしたロサにはかける言葉もなく、こういった場面で山本徹を使ってこそ胸を張って育成と言えるのだと、西村監督にはそう言葉を贈りたいと思います。

またしてもロッテキラーのバルディリスにやられるとは情けないぐらいに学習効果がなさすぎですし、見ていて面白くもありません。
若い選手たちの躍動ぶりには心躍りながらもストレートに押されまくるスイングには指導法に疑問を感じざるをえず、紅白戦でもやれば滅多打ちにしそうな雰囲気はありますが、しかし対外試合ではねじ伏せられて終わりといった感じでしょう。
それでも初回で終わった感のあった試合を持ち直しただけでも炎天下で観戦をした甲斐がありましたので、さほど落ち込まずに帰ってくることができました。
これは単に負けることに慣れてしまっただけかもしれませんが、何となくそれどころではない雰囲気が球団の内外に漂い始めましたので、今は野球が見られれば幸せだと、その単純ながらも当たり前ではなくなるかもしれない喜びを全身全霊で味わってきた今日一日でした。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9
オリックス 3 0 0 1 0 0 3 0 0 7 11 1
千葉ロッテ 5 0 0 0 0 0 0 1 0 6 10

0


◆9月18日(日) 千葉ロッテ-オリックス20回戦(オリックス12勝7敗1分、13時1分、QVCマリン、20,208人)
▽勝 フィガロ 21試合7勝6敗
▽S 岸田 56試合5勝6敗29S
▽敗 小野 16試合4勝5敗
▽本塁打 バルディリス16号(渡辺俊)、李承12号(渡辺俊)、根元1号(フィガロ)

▽バッテリー
千葉ロッテ 渡辺俊、木村、小野、吉見、ロサ―的場
オリックス マクレーン、鴨志田、フィガロ、平野、岸田―辻、鈴木

 

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浦和マリーンズの逆襲

2011-09-17 22:32:10 | 千葉ロッテ

 

やはりブランクがあると厳しいもので、どのあたりの席が写真を撮るに際してのベストポジションかを完全に忘れてしまいました。
適当に取った席では角度が悪くて三塁コーチャーが邪魔でまともにピッチングフォームを撮ることができず、またホームベースが遠すぎて打者もうまい具合には撮れません。
それでもTEAM26の無料チケットが余っているので今季の指定席での観戦は今日が最後ですので、今ひとつではありますが一通りの選手を載せてみます。

プロ初登板が初先発となった阿部は6回途中まで4安打2失点ですから、まずまずのデビューだったと言ってよいでしょう。
浦和で調子が良かったときの昇格ではなく、むしろ落ち気味であった今だからこそ気持ち的に丁寧に投げたことがよかったのだと思います。
ストレートは130キロ台後半が中心で142キロのボールも何球かありましたので、思っていたよりはスピードがあったという印象です。
変化球はスライダーを中心にチェンジアップ、カーブ、シュートのようなボールも投げていましたから、鎌ヶ谷で見たときと同じくまとまった投手のままでここまできた感じです。
フィールディングも無難にこなしていましたし、ややボールが高めに抜けがちではあったものの制球を乱して崩れるタイプではなさそうですから、ポジティブに見れば完成した安定感のある投手、ネガティブに見れば伸びしろに欠ける面白みがない投手、といったところでしょう。
もちろんロッテファンからすれば前者であって欲しいですし、伸びしろがなさそうに見えた投手がその後に大きく伸びたケースは枚挙に暇がありませんので、唯一の三者凡退が勝利投手の権利のかかった五回だったという事実に着目をして阿部の胆力に期待をかけたいと思います。
どうしても初物は情報が足りないために打者が困惑をするビギナーズラックが多いので今日の阿部も額面どおりに受けとめることはできませんが、それでも阿部にとって大きな一歩を踏み出したことは歓迎をすべきことですので、今後に抑えても打たれても学ぶことは多いはずですから真綿のごとく全てを吸収してくれることを願っています。

その阿部が残した無死二三塁のピンチを内野ゴロの1点だけに抑えた木村は、やはり恵まれた体格を上手く使い切れていない感じがありました。
立ち投げとは違いますが上半身がやや固いのか突っ立ったようになってしまい、下半身とのバランスが悪いように思えます。
それでもデビューをしたときに比べればストレートも130キロ台後半と数字が出始めましたし、走者を背負った場面でのピッチングは木村にとっていい経験になるでしょう。
タイプ的には先発だろうとの思いに変わりはありませんが、とにかく今季は場数を踏んで来季に備えるシーズンとしてもらいたいです。

そして今日は素敵すぎる浦和マリーンズと呼んでもいいぐらいのスタメンで、こういった顔ぶれであれば負けても痛みはさほどありません。
外国人選手であるカスティーヨや、やや薹が立っている塀内や田中を加えても平均で4.8年目、26.4歳、1444万円の軽量オーダーです。
先発の阿部と二番手の木村を加えれば平均で4.6年目、26.0歳、1319万円ですからフレッシュどころの騒ぎではなく、これで勝っていれば大きなニュースになったことでしょう。
それでも伊志嶺と角中は見事なマルチヒットを放ちましたし、やや軽率な守備やバント失敗があった高濱も二度目のバントはきっちりと一球目で決めて同じ失敗は繰り返さず、難しいボールにしっかりとスクイズを決めた塀内と逆方向にツーベースを放った根元は守備でも活き活きとフィールドを駆け巡っていました。
そんな若い選手たちに触発をされたのか最近は手抜きが目立っていたカスティーヨが内野ゴロで激走を見せてくれましたし、結果的には同じような展開での負け試合にはなりましたが、私と同様に多くのロッテファンは気持ち的にはかなり前向きになって足取りの軽い帰り道になったのでないかと思います。
盗塁あり、バントあり、スクイズありとベンチの采配もまずまず冴えていましたので、あとは何を今ごろ言っているのかと失笑をしてしまうような西村監督の試合後のコメントを除けば、少なくとも今月の負け試合の中では今日がベストゲームと言ってよいでしょう。
快晴の土曜日にもかかわらず閑散としたスタンドも、こういった野球をやってくれればもっと賑わってくれると思います。
明日も是非ともこのオーダーで、また左腕だからと渡辺正あたりを使われては本人には申し訳ないながらも夢も希望もありませんので、ベンチには強くお願いをしたいです。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9
オリックス 0 0 0 0 0 2 0 1 0 3 10 0
千葉ロッテ 0 0 1 1 0 0 0 0 0 2 7

1


◆9月17日(土) 千葉ロッテ-オリックス19回戦(オリックス11勝7敗1分、14時、QVCマリン、15,377人)
▽勝 香月 40試合1勝1敗
▽S 岸田 55試合5勝6敗28S
▽敗 小野 15試合4勝4敗
▽本塁打 バルディリス15号(小野)

▽バッテリー
千葉ロッテ 阿部、木村、小野、ロサ―田中
オリックス 木佐貫、香月、平野、岸田―鈴木

 

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日はまた昇る

2011-09-17 01:02:02 | 千葉ロッテ

 

こうも似たような展開での負け試合が続くと、さすがのロッテファンも忍耐の限界が近づいているような気がします。
今日のスタンドでも2階席では殺伐とした雰囲気となっていましたし、西村監督の続投に対する辛辣な野次も飛び交っていました。
そんな中で2強3弱1番外地の足場を固めるような負けっぷりに、どうにも頭が痛くなります。

上野は8回途中までを4安打に抑えながらも4失点、やはり立ち上がりの3四死球が痛すぎました。
今日もストレートは大半が130キロ台前半でしたので、そのトレードオフであるはずのコントロールを乱しての失点ですから何とも言えない微妙さがあります。
ただ今までとは違って明らかなボールというよりは不相応なコーナーを狙ってのものが多かったことが、今の上野にとっての支えなのかもしれません。
内角を果敢に攻める姿勢も見られましたし、一昨年までの大嶺と同じように型を作ることを優先するとの考え方もあります。
そこから徐々にスピードを取り戻していく、そのための第一歩であれば今の上野が個人的には気に入らないながらも我慢ができないこともありません。
そういった先の先までを視野に入れて、着実に前に進む上野であってくれることを願っています。

打線は相手に倍するヒットを放ちながらも僅か2得点でしたが、この状況にだんだんと無感覚になっていく自分がいます。
もはやできることは希望の光を探すことだけで完全に消化試合モードになっていますが、そういった宝探しも悪くはありません。
高濱は変化球への対応に苦しみながらも徐々に一軍に慣れてきていることが喜ばしく、六回の当たりもロッテキラーのバルディリスにやられなければ貴重なタイムリーになったでしょうから、やや守備に不安がありながらも年代的にも角や翔太らと競い合うことで大きく成長をして欲しい選手の一人です。
ボールの力に押され気味で反対方向への当たりが目立ってはいますが、今はそれでもよいと思います。
しなやかなバットコントロールは天性のものでかけがえのない財産ですから、じっくりと大事に育ててもらいましょう。
泥臭くヘッドスライディングをした塀内、打席での姿に風格すら出てきた角中、焦らずにボール球には手を出さない伊志嶺など、磨けば光る宝はここそこにあります。

そして明日の先発は阿部で、プロ初登板が初先発となります。
ややタイミングを逸した感がないわけではありませんが、このまま浦和に埋もれてシーズンを終えるものだと思っていただけに素直に嬉しいです。
すぐに結果を出せるとは思っていませんが一軍のレベルを体で感じることは成長への大きな糧となりますので、緊張をするでしょうが気負わずに楽しんで投げてもらいたいです。
今日に球場で配られた「QUICK QUENCH」の意味は「急速補給」とのことですので、阿部がQUICKでなくともロッテのQUENCHであってくれることを願ってやみません。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9
オリックス 3 0 0 1 0 0 0 0 0 4 4 1
千葉ロッテ 1 0 0 0 0 1 0 0 0 2 8

1


◆9月16日(金) 千葉ロッテ-オリックス18回戦(オリックス10勝7敗1分、18時15分、QVCマリン、19,565人)
▽勝 西 21試合9勝5敗1S
▽S 岸田 54試合5勝6敗27S
▽敗 上野 10試合3勝4敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 上野、木村―的場
オリックス 西、吉野、香月、平野、岸田―横山、鈴木

 

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笛を吹かなければ誰も踊らない

2011-09-16 01:57:12 | 千葉ロッテ

チームリーダーとして積極的に声だしなどをしているわけではない井口に対して「チームを引っ張っている」と複数年契約を、行き当たりばったりの選手起用で先の見えない采配が続く西村監督に対して「若手を育てた」と来季続投を示唆する報道が続いていますが、どうにも違和感がありすぎます。
逆に言えば情報リークのタイミングがあまりに悪いことからして、別の何らかの意図を感じたりもしています。
そして井口は腰の張りによる今季初欠場となり、また西村監督は浦和マリーンズを指揮するような布陣で戦いに臨まなければならなくなったことは皮肉でもあり、傍から見ている者からすれば球団が敢えて真逆なことを言って自省を促しているのだと思いたいものです。

そんな中でオールラウンダー大谷は中継ぎ酷使から数日を置いて、久しぶりの先発でしたが結果を残せませんでした。
5回を2失点ですから数字的にはまずまずながらもコントロールが甘く、それを意識したのかコーナーを狙いすぎての4四球ですからまさに悪循環です。
それよりも何よりもチームとして大谷をどのポジションで育てるつもりなのかが見えてこないのが苛立たしいですし、このままでは来季も同じような足踏み状態が続くでしょう。
CS出場どころか最下位の独走態勢に入りつつある中で投手、打撃の主要ポジションのコーチを切り捨てて自分だけが生き残る西村監督に、もう夢も希望も持てません。
昨年の日本一で指揮官が一番に緩んでしまったと、厳しい練習を課さなかった秋季キャンプのときから懸念を呈してきましたが、ここのところの故障者を見る限りでは上から下まで一昨年以前に戻ってしまったのではないかと思えて涙が出てきます。

昨日に4番を任された清田は今日はスタメンから落とされてしまい、強い意志を持って育てなければならないはずの高濱までがベンチを温めるスタートでしたので、贔屓の角中がクリーンアップに座っているスタメンを見ても心躍らなかったのが正直なところです。
その角中のミスに対して若手には強く責める西村監督のコメントが面白くないですし、代打で出てきた高濱が守らなかったところを見るとどこかを痛めているのかもしれず、それであれば更迭をすべきはフィジカル面を任されている赤坂コーチでしょう。
今江が故障をしたために内野を厚くするとの方向性は分かりますし一生懸命さが好印象な高口ではあるのですが、しかしこの時期にスタメンで見たい選手ではありません。
そう考えると支配下選手登録の枠を空けたままで角を放置した球団のやり口が歯がゆく、低迷をしているからでしょうがちぐはぐさが目立ちます。
スローガンとは裏腹に球団とベンチと選手、そしてファンが見ている方向がばらばらではないかと思えてなりません。

試合をそっちのけで愚痴のオンパレードになってしまいましたが、残り26試合をどう戦っていくかで来季の行く末が見えてきそうです。
故障者が戻ってくればそれなりの戦いはできるでしょうが、結局はその選手をまたすり潰して元の木阿弥になりそうで怖いです。
組織のトップには相応の期間を任せて長期的な視野を持って運営をしてもらいたいですし、ころころと監督を代えることには賛成はできませんが、ダメと分かっている人材を放置することの弊害の方が大きいように感じてしまっている時点で自分の中では既に結論が出ているのかもしれません。
もちろん野球をやるのは選手たちですからベンチだけに責任があるわけではありませんが、笛を吹かなければ誰も踊らないことを西村監督には真剣に受け止めてもらいたいです。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 5 2
日本ハム 1 1 0 0 0 0 0 0 X 2 8

2


◆9月15日(木) 日本ハム-千葉ロッテ21回戦(日本ハム10勝9敗2分、18時、東京ドーム、23,821人)
▽勝 ケッペル 22試合12勝5敗
▽S 武田久 46試合2勝1敗33S
▽敗 大谷 24試合3勝9敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 大谷、小野、ロサ―的場、田中
日本ハム ケッペル、石井、武田久―鶴岡

 

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唐川に計画的な試練

2011-09-14 23:40:23 | 千葉ロッテ

 

エースは孤独であり、打線の援護がなくとも一人で投げ抜かなければなりません。
その試練を乗り越えてこそ真のエースになれるのであり、そうでなければ「ロッテのエース」ではなく「ロッテなエース」のままです。
西村監督を始めとするベンチも、そして貧打に苦しむか決定打を欠くかのどちらかでしかないマリングリング打線も、きっと唐川を一人前のエースに仕立て上げるために意図的に、そして計画的に試練を与えているのでしょう。
プロ初の2桁勝利を最初の挑戦で達成をされてしまってはこれまでの苦労が水の泡ですから、そういう意味では今日は素晴らしい試合展開でした。

そんな強烈な皮肉でスタートをせざるをえないぐらいに、またしても酷い試合をやらかしてくれました。
武田勝から8安打を放ち、毎回のように得点圏に走者を進めながらも内野ゴロの間の1点しか取れないとは哀しく、そして情けないです。
チャンスがあれば必ず得点に繋がるわけではありませんが、この打線のぶった切れ状態は何を意味するのかが激しく気になります。
夏場以降に坂道を転げ落ちるかのように成績を落としている選手に対しての複数年契約の報道や、アクシデントでもない故障者の続出のどこに「和」があるのか、しかしよくよく考えてみれば最近はこのスローガンを耳にすることがほとんどなくなったようにも思える状況こそが今のチーム状態を如実に表しているのかもしれません。
塁上を賑わせながらもホームが遠いチームとワンチャンスであっさりと逆転をするチームとの違いが、今の順位にもろに出ているのでしょう。
強いチームが勝つのではなく勝ったチームが強いのだと、しかし今は強いチームが確実に勝つという現実があります。

唐川は8回を107球で5安打2失点の完投ですから、今日の黒星を責めることはできません。
エースは味方打線が得点を取ってくれるまで耐えるものだとはよく言いますが、それにしても限界があります。
糸井への死球が痛かったものの点を失った6回途中まではノーヒットに抑えていましたし、その力投に応えられない打線こそが問題でしょう。
ややコントロールがばらけていた感があったものの要所は締めていたことで、試合をしっかりと支配していました。
あそこで踏ん張れていれば、と思わないでもありませんがそこまで求めるのは酷でしょうし、今はただ唐川が腐らないことを願うばかりです。

もう打線については繰り返しになりますので多くは語りません。
初回の岡田の盗塁死は結果的に痛いことになりましたし、あの場面で必要なものであったかと問われれば疑問だったりもしますが、それでも走ることによるイメージ操作は長いシーズンを戦っていく上では「必要な無駄」だと考えますので問題はないでしょう。
また左腕に対して高濱を起用したことは育てることへの意志を感じましたので、その臆病者の決断が簡単に揺らぐことを考えれば今日の高濱のマルチヒットは自身の将来を切り開くための大きな一歩になったことと思います。
その一方で角中をスタメンから落としたことには噴飯ものながらも、ここのところは出ずっぱりで疲れもあるでしょうから休養を与えたと考えられなくもありませんし、代打で起用をされてしっかりとヒットを放ったことで存在感が増してきたことは喜ばしいです。
清田の4番は以前から推してきたものですので明日以降もぶれずに使い続けて欲しいですし、久しぶりの出番でしっかりとバントを決めた工藤はご立派、ようやくに巡ってきたスタメンマスクで唐川を導いた的場の粘りにも頭が下がるなど、個々の選手の活躍を見れば前向きになれるものが多いのですからとても負け試合だったとは思えません。
しかしそれでも勝てなかったという事実をベンチがどう受け止めるのか、解説者のようなコメントを残すのではなく対処を考えてもらいたいです。
もちろん選手たちもベンチ任せではなく自分たちで何とかしようとの思いが見て取れるような、そんなプレーを期待します。
悲壮感を持って野球をやっても面白くはありませんし、そんな野球で勝てるわけもありません。
こんなときこそ笑顔でフィールドに臨んで欲しいと、一歩間違えば真剣味に欠けると非難が集まるでしょうが、それを打ち消すだけの全力プレーを見せてもらいましょう。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 9 0
日本ハム 0 0 0 0 0 2 0 0 X 2 5

0


◆9月14日(水) 日本ハム-千葉ロッテ20回戦(9勝9敗2分、18時1分、東京ドーム、25,128人)
▽勝 武田勝 21試合10勝9敗
▽S 武田久 45試合2勝1敗32S
▽敗 唐川 19試合9勝6敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 唐川―的場
日本ハム 武田勝、増井、武田久―大野

 

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でっかいどー北海道

2011-09-14 00:46:31 | 独り言

先月に続いての旅行は今度は北海道で、ぐるっと一周をしてきました。
そもそもが守備範囲としては北海道は函館と松前ぐらいしか興味がなく、よって学生時代に青函トンネルを通って行った函館が唯一でした。
今回は日本100名城の制覇を目指している関係で守備範囲から大きく外れた根室半島チャシ跡群に行くことを一つの目的としたことで広い北海道を横断する必要に迫られてしまい、それならば同じくライフワークとしているケータイ国盗り合戦の600国制覇を兼ねて蝦夷地を制圧しようと考えての一周です。
函館では五稜郭に行き、次に松前に行った後は札幌、稚内、網走、釧路と時計回りにぐるっと回り、根室でチャシ跡に足を運んだ後は再び札幌に戻るという旅程です。
5泊6日でしたので前回の北東北の旅と同様にかなりの強行日程でしたが、ほぼ初めてに近い北海道を堪能することができました。

北海道と言えばグルメ、水産資源が豊富なだけにかなり楽しみにしていました。
このあたりはグルメ篇でご紹介をさせていただく予定ですが、苦手なウニやいくらに悩まされながらも納沙布岬のカニのみそ汁は絶品でしたし、メロンも美味しかったです。
史跡巡りとは離れて食だけに特化をしてまた行きたいと、そう思えるだけのことはあった北海道です。

残念ながら晴天とはいかずとも天気予報に比べればマシな空模様でしたし、人身事故でダイヤが大きく乱れながらも臨機応変に立ち回ったことでノルマと言ったらちょっと違うかもしれませんが、目的の旅程は全て達成ができたことを喜んでいます。
泊まったホテルの多くに大浴場があったことがラッキーでしたし、また無料のパソコンコーナーがありましたので今回はBluetoothのキーボードはあまり出番がありませんでした。
狙ったわけでもなくホテルに入ってみたらといった結果でしたので、まだまだ自分のささやかなツキも捨てたものではありません。
もっとも限りのあるツキをこんなところで小さく浪費をしているからこそジャンボ宝くじが当たらないわけで、しかしそんなことは気にせずに次の沖縄旅行の準備をしていきます。


【2011年9月 北海道の旅】
でっかいどー北海道 旅情篇
でっかいどー北海道 旅程篇
でっかいどー北海道 史跡巡り篇 函館の巻
でっかいどー北海道 史跡巡り篇 松前の巻
でっかいどー北海道 史跡巡り篇 根室の巻
でっかいどー北海道 グルメ篇
でっかいどー北海道 おみやげ篇

 

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ロッテテイストな試合に感謝

2011-09-13 23:13:05 | 千葉ロッテ

さすがに一週間近くも家を空けると、帰ってきてからやることが多くてうんざりとします。
旅先では4時間程度の睡眠でスパッと目覚めることができるのに、自宅での休日ともなると惰眠をむさぼってしまうので尚更です。
昨日が朝帰りだったこともありますが昼過ぎまで寝ていたことで時間が足りないことをロッテは考慮をしてくれたのか、これと言って書くこともないとは言い過ぎかもしれませんが、いつものような戦い方でいつものように負けてしまってはブログにかける時間が短くなることは間違いなく、感謝をしたくなるとは皮肉に過ぎるでしょうが本音だったりもします。

成瀬はいいとは思いませんでしたが特に悪くもなく、しかし箱庭で2発を食らっての敗戦ですかららしいと言えばらしいピッチングではありました。
例によって打線の援護がないままに1点にシビアになりすぎている感があるように思えたのは先入観かもしれませんが、しかし偽らざる心境ではないかとも思っています。
その成瀬を6回84球で代えたのは今日から始まる9連戦に向けて中5日で投げさせることを意識したものと思われますので、また負け星が先行をしてしまったことを奮起材料にして、次の楽天戦で星を戻してくれるピッチングに期待です。

打線は今日も9人野球で、走者は出しながらも淡泊に完封負けです。
日本ハムは3番打者であってもバントをさせるという野球をしかけてくるわけで、そして西村監督が目指す野球もそこにあるはずなのですが、今日もバントを試みるのは同じ面子で、しかも得点圏に走者を進めてもあと一本が出ないのはデジャブどころの騒ぎではありません。
ただ打てないだけならまだしも、来日当初のハッスルぶりはどこにいってしまったのかと思えるようなカスティーヨの手抜きぶりは、最下位チームの4番に相応しかったりもします。
こうなれば伊志嶺のマルチヒットに角中と高濱のヒットに希望を見いだすしかなく、また腰痛が再発でもしたのか欠場をした里崎の代わりが誰になるのかと夢想をするのも一つの楽しみ方ですので、まだまだ2011年のシーズンは終わりません。

明日はイーシャンテンまで時間がかかった唐川が、リーチ一発ツモといくかどうかに注目です。
高卒4年目の10勝であれば充分に順調と言ってもいいですし、試合中のアクシデントによる故障に悩まされた唐川ですから上出来とも言えます。
あっさりと壁を乗り越えて次は12勝を、最終的には13勝6敗ぐらいで終わってくれれば言うことはありませんので、まずは明日に期待です。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 8 0
日本ハム 0 0 1 1 1 1 0 0 X 4 7

0


◆9月13日(火) 日本ハム-千葉ロッテ19回戦(ロッテ9勝8敗2分、18時1分、東京ドーム、23,868人)
▽勝 ウルフ 22試合12勝7敗
▽敗 成瀬 22試合10勝11敗
▽本塁打 稲葉10号(成瀬)、11号(成瀬)

▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬、小野、木村―田中
日本ハム ウルフ、石井、増井、武田久―鶴岡

 

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これぞ野球の不可思議さ

2011-09-11 23:36:16 | 千葉ロッテ

人はそれぞれに他者に犯されたくはない距離感を持っており、その範囲内に入ってくるものに対しては無意識に身構えると言われています。
今日に納沙布岬から見た北方領土はあまりに近く、根室の人たちからすれば生理的な拒否反応を示しているのでしょう。
歴史的、政治的な経緯があるのでしょうから難しいことは分かりませんが、まさに自分の目であの距離感を見てしまうと四島返還にこだわるのではなく歯舞諸島と色丹島の二島返還を足がかりに国後島の三島返還を基本線にしてもいいのではないかと、そんなことを感じた納沙布岬でした。

ロッテファンからする不快な距離感に最下位が含まれているのかどうかは、実は微妙な気がしています。
私などは川崎時代の暗黒を経験しているだけにCS圏内に入れないのであれば、中途半端な4位ではチームの根本的な改革ができないので最下位の方がいいと軽く言ってしまうのですが、例えば千葉移転を契機にファンになられた方の距離感はまた違うのでしょう。
そしてオリオンズから初期マリーンズを経験しているベンチとベテラン選手たち、2005年以降に2度の日本一を経験した中堅から若手の選手たちの距離感がそれぞれにどんなものなのか、そのあたりが負けが込んできたときの行動に如実に出てくるのではないかと、その是非はともかくとしてちょっと興味を持っています。

話がそれましたが、今日の試合です。
この3連戦で6得点18失点ながらも2勝1敗で久しぶりの勝ち越しをするのですから、野球は数字では語れないスポーツであることを痛感します。
ソフトバンクからすれば面白くもない展開だったでしょうが、似たようなことは多く経験をしているロッテですからたまには逆もいいじゃないかと、さらには諦めきれない史上最弱の下克上に向けたプロローグにでもなってくれれば言うことはありません。

渡辺俊は本人も言っていたように零封をしたのが嘘のような8回8安打に立ち上がりは先頭打者を出して得点圏に走者を背負ってのピッチングでしたので、これはもう夢か幻かとは言い過ぎでしょうが、よくぞ抑えてくれたとの一語に尽きます。
ただ走者を出しながらものらりくらりとかわすのが渡辺俊のスタイルではありますので、そういう意味ではらしい投球内容であったとも言えます。
また前日に打ちまくったソフトバンク打線のスイングが大きくなってしまったであろうことも想像に難くなく、それを恐れての昨日に中盤から主力を引っ込めた秋山監督だったのでしょうが、タイミングを外すことが命の渡辺俊を相手にしたことでの相乗効果に抗しきれなかったということなのかもしれません。
何にせよ全体的にはようやくに形になりつつある渡辺俊が、これまた本人の言葉のとおりに貯金を作ってシーズンを終えることができるかどうかは来季の戦力構想に大きく関わってくるところですので、球団が例によって無謀な複数年契約に走るかどうかも含めて注目のオフになりそうです。

打線は攝津に5安打で1点しか取れませんでしたので渡辺俊を援護したと胸を張れるわけもなく、伊志嶺の足がもたらした勝利にホッと一息といったところでしょう。
あれで本塁憤死ともなれば頭から決めての走塁であった伊志嶺が、あるいは壊れた信号機と上川コーチが責められることもあったかもしれませんが、打球の飛んだ位置と跳ね方を考えれば当たり前すぎる走塁ではありました。
ただそれでも伊志嶺、あるいは岡田あたりでなければ無理なプレーではありましたので、長距離打者が不在のチーム事情を考えれば西村監督が目指す野球が基本的には間違っていないことを証明した勝利とも言えますし、ベンチでこぶしを握りしめている姿が目に浮かびます。
ともなれば前監督がそうであったように発作的に盗塁が増えることに継続性がないことをどう克服をするのか、とにかく今は経過よりも結果が大事な岡田や伊志嶺が30盗塁をマークすることはチームにとっては必須、必然でもありますので、是非とも足のある選手を揃えるだけではなく育てることも考えて欲しいです。
これにはあれだけ重用をしながらも今はすっかりとベンチの置き石と化してしまった工藤が代表的とも言える、選手起用の不細工さの改善が含まれることは言うまでもありません。
今週の6試合のうち4試合が9人野球で1試合平均にすると10人に満たないという素敵すぎる選手起用には開いた口がふさがりませんし、いつも揶揄をしている高校野球ですら負け試合ともなればもっと多くの選手がフィールドに立ちます。
チームとして育てなければならない選手、今で言えば伊志嶺や角中、そして高濱などを我慢して使い続けることは問題ありませんが、うるさいくらいに耳にタコ状態でしょうが井口とカスティーヨに里崎あたりのフル出場はいい加減に何とかしてもらいたいです。
その6試合で3勝3敗ながらも勝った試合は全て完封勝利という、逆に言えば点を取られれば勝てないと投手に思われても仕方がないような貧打、勝負弱さを見せているマリングリング打線なだけに尚更ですし、成績が伴っていない選手をフル出場させる理由が見つかりません。

それでも今日の勝利に貢献をした伊志嶺や守備で魅せた岡田、浦和で結果を残して戻ってきた高濱などの楽しみな選手は、ずっと推し続けてきた角中だけではありません。
これまでであれば浦和で1割台に低迷をしていた高濱を我慢をして使うことでクリーンアップを打つところまで引き上げるようなことは考えられませんでしたので、牛歩であっても少しずつでも何かが変わってきていると思いたいです。
老藪田の頑張りにも頭が下がりますし、ベテランと若手のバランスがいいチームが強くあり続けることは他に例を挙げるまでもありませんので、そこに中堅どころがどうそれを支えていくのか、野手で言えば大松と今江の踏ん張りが全てのように思えてなりません。
やはりここは大松なり今江をキャプテンに指名をして、もっと積極的に前に出るよう後ろから突き飛ばすぐらいの施策が望まれます。
せっかくの勝ち試合なのに愚痴ばかりのようで申し訳ないながらも、あまり素直に喜べる白星でもなかったので、また悪い癖が出たとでも思っていただければ幸いです。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9
ソフトバンク 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 8 0
千葉ロッテ 0 0 0 0 0 1 0 0 X 1 5

0


◆9月11日(日) 千葉ロッテ-ソフトバンク20回戦(ソフトバンク11勝8敗1分、13時、QVCマリン、21,346人)
▽勝 渡辺俊 21試合7勝7敗
▽S 藪田 45試合1勝2敗28S
▽敗 攝津 21試合11勝8敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 渡辺俊、藪田―里崎
ソフトバンク 攝津―山崎

 

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見ない鴎、聞かない鴎、言わない鴎

2011-09-10 22:43:46 | 千葉ロッテ

朝から雨の旭川を出て30分ほどで晴れ間が広がるのですから、北海道の天気はよく分かりません。
それでも移動だけだとは言っても、雨が降るよりは晴れてくれた方がいいに決まっています。
そのおかげで大自然を車窓ごしながらも満喫をしていた裏でロッテが遠い千葉の地で無様な負け試合をやらかしていたとは、この週末からデーゲームに戻ったことに気がついていなかった自分にとっては文字どおりに後の祭りです。
でも大丈夫、今日から明日にかけては田中と斎藤の投げ合いにマスコミがジャックをされますので、誰もこの醜態を気に留めることなく右から左に軽くスルーでしょう。
何はともあれ今江の状況が分からずに不安ながらも、初クリーンアップでヒットを放った角中に乾杯です。

それにても18失点とは酷すぎで、またベンチが怒り狂うであろう姿が容易に想像がつきます。
マーフィーはらしいと言ってしまえばそれまでなのですが、肝であるストレートにスピードが戻りつつあり、また里崎をして多用したカーブの制球がまずまずだっただけに、あまりの全体的なまとまりのなさがもったなさすぎです。
やたらと同じ球種を要求する里崎のリードもどうかとは思いますが、現状のマーフィーはそれ以前の問題でしょう。
このままでは今オフの解雇も充分にありそうで、しかし昨年の活躍とここのところの復調の兆しを考えれば、年俸の大幅ダウンの上で残留をさせたい自分がいます。
ただそのためには来季に向けた期待感の持てる白星が一つでも欲しいので、あと何回のチャンスがあるかは分かりませんが、とにかく頑張ってもらいたいです。

そのマーフィーを継いだ中継ぎ陣は揃いも揃って大炎上で、あまりに見事すぎて言葉がありません。
またこんなところで使われた大谷は珍しくもコントロールが甘く、まるで先発のときの六回を見ているかのようでした。
心配をしていたように勝っていても負けていてものオールラウンダーぶりが、着実に大谷を蝕んでいるのでしょう。
もっとも成長過程の木村と山本徹はともかくとしても、中郷や吉見があれでは大谷、つまりは伊藤の受難はなかなか終わりそうにもありません。
誰かだけが悪いというのでもないことは言うまでもなく、使いどころを考ない目先しか見ていない行き当たりばったりのベンチと、ここ一番で気持ちで負けてしまって力を発揮できない選手とのコラボレーションがいつまで続くのか、やはりこのオフにはいろいろな意味での大手術が必要に思えます。

打線はこれだけ投手が打たれてしまうとどうにもなりませんが、それでもエラーで足を引っ張ったのですから同罪です。
しかしこの点差で今日も9人野球とは驚くばかりで、井口はもちろんのことカスティーヨや里崎、場合によっては岡田もお役ご免とさせるべきでした。
こんな選手起用をしながらも試合後のコメントは他人事の西村監督は何を考えるのか、今日を見れば井口のフル出場も契約縛りでも何でもない西村野球に過ぎないのではないかと、実績のある選手に任せて結果を出せないのは自分のせいではないとでも言いたいのかとすら思えてきます。
オフになってから実は休みたかったと、そんな井口のインタビュー記事を読むことになったら笑うしかありません。
何にせよ史上最弱の下克上で世間をあっと言わせたい、そしてNPBが狼狽える姿を夢見ていた自分としても、まだ諦めたわけではありませんがこんなチームがCSに出場をしちゃマズイよなと、そんな宗旨替えをせざるを得ないような日々はまだまだ先が見えません。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9
ソフトバンク 1 0 1 4 2 2 1 7 0 18 22 1
千葉ロッテ 0 0 0 1 0 2 0 0 0 3 8

4


◆9月10日(土) 千葉ロッテ-ソフトバンク19回戦(ソフトバンク11勝7敗1分、14時、QVCマリン、19,210人)
▽勝 大場 22試合7勝1敗
▽敗 マーフィー 10試合2勝5敗
▽本塁打 内川11号(大谷)、里崎5号(大場)

▽バッテリー
千葉ロッテ マーフィー、大谷、木村、山本徹、中郷、吉見―里崎
ソフトバンク 大場、ブラゾバン、柳川―山崎、高谷

 

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どうする上野

2011-09-09 23:31:12 | 千葉ロッテ

こんなときにだけは見事に当たる天気予報は恨めしい限りなのですが、それでも松前では小雨が降ったり止んだりといった感じでしたし、機転を利かせて松前城は前倒しで昨日に巡っておいたので被害は最小限に抑えることができました。
ただ夕方から函館、札幌、旭川とやや雨足が強くなってきましたので、今日の午後は移動だけではあったものの明日以降の空模様が気がかりではあります。
とにもかくにも景色を愛でる環境ではなかったことから勉強が進んでしまったという、なんとも微妙な一日ではありました。

そんな中でQVCマリンに戻ってきたロッテは上野が杉内を相手に金星を挙げる8回無失点の好投もあり、藪田との完封リレーでカードの頭を取りました。
もっとも好投とは言っても前回の130キロ台前半よりはマシでしたがストレートは140キロには乗ることもなく、今日は抑えたものの先行きに明るいものを見いだせません。
それでも川崎に対して内角のストレート攻めで打ち取るなど光るところもありましたので、この白星が何かのきっかけにでもなってくれればと思います。
目立ったところでは大学時代から武器にしていたスライダーが浮き気味だったこともあるのでしょうが、やたらとフォークが多かったことです。
このあたりは先の攻め方と合わせて里崎のリードによるものでしょうし、そのフォークが低めに決まったからこその零封劇だったと思われますので、本多をフォーク攻めで打ち取ったところなどはさすがに里崎の年の功と言ったところでしょう。
先の気合とフォークが決まって、さらにはストレートにスピードが戻ってくれば面白い上野ではあるのですが、西村監督と成本コーチと里崎と、そして何より上野が自身の行く末をどう考えているのかが今後にかかってきます。
巡り合わせかソフトバンクとの対戦がやたらと多く、その初戦にプロ初先発を初完封勝利で飾って以降は打ち込まれて連敗をしていただけに、今の制球力重視のスタイルでやや持ち直したことは上野にとっては自信になったことでしょう。
しかし個人的にはやはりストレートの威力を取り戻さなければ一進一退で貯金が作れるような投手にはなれないだろうと見ていることに変わりはありませんので、いずれにせよ流されるのではなく自分でしっかりと判断をして、悔いのない選択をしてくれることを願っています。

打線は今日は11安打と久しぶりに打ちまくったものの僅か2得点と相変わらずの好機に一本が出ないままで、まさに病気と言ってもいいぐらいの便秘はやっかいすぎます。
さすがにまずいとでも思ったのか伊志嶺のスリーバントは西村監督としては清水の舞台から飛び降りるぐらいの勇気が必要なものだったでしょうが、これが結果的に貴重な追加点に繋がりましたので、あまり期待はしていませんがチェンジへのきっかけになってくれればと思います。
初回に4番のタイムリーと終盤にバントを絡めた追加点ですから理想的と言えば理想的ですし、ヒットも出るに越したことはありません。
角中も調子が今ひとつだったとは言いながらも球界を代表する左腕である杉内からマルチヒットですから、私の課した50安打などはお茶の子さいさいと思ってくれているのでしょう。
2割5分を切った井口が同じくマルチヒットで持ち直したのを微妙と言ってしまうと怒られそうですが、清田とともに今日は得点に絡めなかったものの明日へのきっかけ、活力となってくれることを願うとともに、その明日には沈黙などということにはならないことを祈るばかりです。
何にせよ連敗中だった杉内をアシストしなかったことだけでも、感謝をしなければならないのかもしれません。

明日は日本中の耳目が田中と斎藤の対戦に集まるのでしょうが、来季に残留を賭けるマーフィーのピッチングこそが注目に値するものであることはロッテファンにとっての常識です。
ここのところはストレートに力が戻ってくるとともにカーブの多投が好印象なのですが、果たして里崎がどういったリードをするのかに注目です。
そして北海道は全般的に雨雲に覆われる一日になるようですが旭川から稚内、そして網走と電車に乗っているだけでどうでもよかったりもしますので、景色と勉強と野球をバランスよくこなしながら大移動をこなしていきたいと思います。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9
ソフトバンク 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0
千葉ロッテ 1 0 0 0 0 0 1 0 X 2 11

1


◆9月9日(金) 千葉ロッテ-ソフトバンク18回戦(ソフトバンク10勝7敗1分、18時15分、QVCマリン、17,103人)
▽勝 上野 9試合3勝3敗
▽S 藪田 44試合1勝2敗27S
▽敗 杉内 21試合7勝7敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 上野、藪田―里崎
ソフトバンク 杉内―山崎、高谷

 

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