暑い日の通り雨は打ち水のようになって気持ちがよかったりもするのですが、自分が傘も持たずに外にいれば話は別です。
運の悪いことに雨宿りをするところもない県道15号でバケツをひっくり返したかのような集中豪雨に出くわしてしまい、溺れかけたカメラが今はただ心配でなりません。
それに比べれば今日の敗戦などは気にもならない、と言ってしまうと語弊があるものの、やっぱり負けたのねと思ってしまう自分がいます。
残念ながら負け投手にはなったものの、マーフィーの投球内容は個人的には評価をしています。
前回のピッチングでストレートが140キロを越えたことで期待はしていたのですが、今日もストレートは140キロ台前半でしたので昨年の終盤以降から続いているスランプから立ち直るきっかけを掴みかけているのではないかと見ています。
初回にそのストレートが浮き気味で四球を絡めた3失点はもちろん誉められたものではありませんが、間に合いもしないセカンドに悪送球をして足を引っぱった田中の責任も大きいですし、フルカウントになること自体はマーフィーの持ち味でもありますから気にもなりません。
カーブの比率も高く、そしてストライクも取れていましたから、もう2~3試合もすれば好調だったときのマーフィーが戻ってくるのではないかと期待をしています。
そのためには目先のアウトに惑わされて今日のスタイルを崩さないこと、これだけは田中や金澤に強くお願いをしたいです。
そのマーフィーがKOをされた後に出てきた中継ぎ陣は、いつもどおりの面白みのないピッチングをやらかしてくれましたので気が滅入っています。
どうにも走者を背負うと弱気の虫が頭をもたげる中郷は連続四球で一死も取れずに交代となりましたので、ここまで築いてきたものが一気に崩れ去ったと思った方がよいでしょう。
イニングの頭からであればあれだけ強気に攻められる中郷がこれですから、やはりチームとして真剣にメンタルトレーニングに取り組むべきだと強く主張をします。
伊藤の代わりに昇格をしたSMAP小林もアマチュア時代の面影もない、こぢんまりとまとまったピッチングですから頭が痛いです。
小林がこんな状態であれば同じような雰囲気がありながらも木村を先発で起用をした方が先が楽しみですし、また九回の山本徹の2三振が投手陣の宝となってくれることでしょう。
その山本徹にしても今はストレートをビシバシと投げてこそ経験になると思うのですが、結果を求めての変化球が多いのが気に入りません。
そのキャッチングや状況判断の甘さもありますし、やはり田中には内野手として活きる道を模索した方がよいように思います。
打線は10安打を放ちながらも僅か1得点で、逆に言えば田中の凄さを思い知らされた気分です。
走者を背負ってからの鬼気迫るピッチングはロッテ投手陣とはまさに対極で、ダルビッシュもそうでしたがこれができてこそのエースでしょう。
ピンチになるとおろおろとしてしまうロッテの投手に爪の垢を煎じて飲ませたいぐらいで、何を食べたらああなるのかが知りたいです。
そんな中でその田中から2安打の角中はこれで今季は15安打で、これまでの4年間での9安打を軽く越えています。
今日は守備にもつきましたし、最低でも50安打を目指して今後もレギュラーとして頑張ってもらいましょう。
そして9番に打順を下げられた伊志嶺が久しぶりのマルチヒットで打率を.291まで戻しましたので、ここからの反攻に期待です。
この若き角中と伊志嶺の活躍で今日はお腹いっぱい、あとは野となれ山となれです。
球団としては地元で4000勝を目論んでいたのでしょうが、かなり怪しくなってきました。
明日の渡辺俊はここのところ落ち着いているので炎上はしないのではとの期待感があるものの、そのためには早いイニングでの打線の援護が欠かせません。
それが期待できないのが辛いのですが、しかし今は伊志嶺、角中、清田、岡田らの頑張りを見守るしかありませんので、とにかく精一杯のプレーを見せてくれと叫ぶ晩夏の夜です。
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