オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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でっかいどー北海道 史跡巡り篇 根室の巻

2011-09-25 23:01:03 | 日本史

 

今回の旅が北海道をぐるっと一周をするという壮大なものとなったのは、日本100名城に根室半島チャシ跡群が含まれていることに他なりません。
どう考えても守備範囲から外れるどころの騒ぎではないのですが、ライフワークを完遂するためには避けられない道です。
結果的に納沙布岬でいい経験ができましたし、一つのきっかけと考えれば前向きにもなれます。

しかしそんな前向きな心をへし折るかのように、国の史跡に指定をされながらも手抜きが目立ちます。
いくつかあるチャシ跡の中でも代表的なのはヲンネモトチャシ跡ですが、納沙布岬から徒歩で20分ほどのところにあるとの事前リサーチとは裏腹に30分近くを歩く羽目となりました。
しかも一本道ではありながらも途中に案内板が全く無いのは不親切すぎますし、さすがに20分以上も歩いて何もないと不安になるのは人の常でしょう。
近くで昆布を干していた方に道を聞いたことで迷うことなく行き着きましたが、もし聞かずに歩いていたら手前の別れ道でどっちに行くべきかを迷ったに違いありません。
どうやら道案内だけではなくチャシ跡の整備も以前はいい加減だったらしく、観光客からの苦情が殺到をしたことでようやくに重い腰を上げたとは地元の方の言葉でした。
それにしても枝分かれの道をかなり歩いてから最後の最後になってのこの看板、ほとんど意味がありません。

その看板に従って気を取り直して歩いて行くと、草原に踏み固められた道が続いています。
これが整備をされてのものであれば、それ以前はどんな状態だったのかとゾッとしてしまいました。
あるがままを残すために手をかけないというのも一つの選択肢ではありますが、ものには限度があります。

不安になりながらも進んでいくと、ようやくそれらしき説明板に行き着きました。
ちょっと場にそぐわないぐらいの立派なもので、まだ新しいようにも見えましたのでこれが苦情により手当てをされたものの一つなのかもしれません。
それなりの説明がされているのですが、申し訳ないながらも自分にとっては守備範囲から大きく外れていることを再認識しただけのものでしかありませんでした。

それでも広がる草原のどこがチャシ跡なのか、それが分かっただけでもラッキーだったのかもしれません。
もしこの説明板が以前は無かったのであれば、ただ呆然と立ち尽くして終わってしまったであろう自分が容易に想像がつきます。
よくぞ苦情を言ってくれたと、先人の方々には感謝感激雨あられです。

さらに歩いて行くと、同じくチャシ跡を示す杭が立っていました。
こちらも新しいものですので最近に整備をされたものの一つだと思われ、逆に言えば以前はこれすら無かったのであればお話にもなりません。
もちろん以前にも何も無かったわけでもないでしょうが、今ですらこの程度ですから大体の想像はつきます。
そしてこの階段を登ったところがトップの写真で、もう少し行けそうな感じもあったのですが裸足にサンダルでは躊躇をするには充分すぎるぐらいの草の茂りっぷりです。
ここに至るまでの道の踏み固めに比べると雲泥の差で、大抵の人がここで諦めてしまったのでしょう。

この先に櫓でもあれば踏み進んだでしょうが、チャシ跡のためにそこまでの冒険はできません。
とりあえずは説明板の案内に従って、史跡に指定をされている平坦面を写真に撮って以上終了です。
なぜにこれが史跡なのかがよく分かりませんし、よくぞ見つけたと誉め称えたい気分にもなります。

こちらは帰り道に撮った全景の写真です。
ひょこっと立っているように見えるのが、先の階段の上にあったチャシ跡を示していた杭です。
世間的にヲンネモトチャシ跡として紹介をされているのはこのアングルがほとんどで、上からの写真ですとただの草原にしか見えませんので当然のことなのでしょう。

いろいろとネガティブな気持ちがもろに出た書きっぷりとなってしまいましたが、根室市観光インフォメーションセンターの担当者の愛想の悪さが拍車をかけています。
日本100名城のスタンプを借りるときにもいかにも面倒くさそうでしたし、質問にもほとんど答えてくれませんでした。
これはいろいろな意味でよくないと考えて、後から訪れる人のためにも苦情をびっしりと書いて観光客の声みたいなところの箱に入れておきました。
件の担当者が耳に痛いことを闇に葬るかのような行動に出てはいないことを願うとともに、自分が助けられたように少しでも役立ってくれればと思います。


【2011年9月 北海道の旅】
でっかいどー北海道
でっかいどー北海道 旅情篇
でっかいどー北海道 旅程篇
でっかいどー北海道 史跡巡り篇 函館の巻
でっかいどー北海道 史跡巡り篇 松前の巻
でっかいどー北海道 グルメ篇
でっかいどー北海道 おみやげ篇

 

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ガッツを見せろ!

2011-09-25 17:13:28 | 千葉ロッテ

ジャスト2時間でのあっさりとした敗戦で1つの引き分けを挟んで8連敗、秋のロッテが嘘のように今月は3勝15敗1分で借金が20の大台に乗ってしまいました。
残り試合が20ですので勝率5割を割ることへのリーチがかかってしまったわけで、今さらながらに酷い状態を噛みしめています。
このままでは60勝に達しないままにシーズンを終えることが濃厚で、この醜態は直近では1997年の近藤政権1年目の57勝まで遡らなければなりませんが当時は130試合でしたので比較対象とするには相手が悪いため、どうやら勝率4割を切った1993年の八木沢政権2年目の51勝や1991年の金田第二次政権2年目の48勝、あるいは1989年の有藤政権3年目の48勝がいいライバルになるものと思われますが、いずれにせよ悪い意味での記録的なシーズンになることは確実です。

だからと言うわけではありませんが夜更かしをしたこともあって寝過ごしてしまい、今日は大人しくTwellVでの観戦です。
ちょっとお肌のダメージが厳しくなってきたので、小休止にはよかったかもしれません。
そんなこんなで調子が悪いから9番にするのではなく、トップバッターとして調子が悪いときにどうすべきかを学ばせるために伊志嶺を1番で使い続けるべきだとの黒木の主張を聞けたことが今日の最大の収穫で、口だけだった堀内の例がありますので微妙さはあるものの、それでも来季にも黒木にチームを任せたいと感じたのは私だけではないでしょう。
小野や今江ではなく木村と高濱の登録を抹消し、この試合展開でも最終回を山本徹でも古谷でもなく中郷に2イニング目を任せるのですから呆れるしかなく、さらには清田ではなく福浦を代打に送り、そして今日も相変わらずの他人事コメントを残した西村監督にはもう夢も希望も託せませんので、早々にお引き取りを願いたいです。
願わくば木村も高濱も故障ではありませんようにと、今はただそれだけです。

肘のクリーニング手術から復帰をしたペンは7回を5安打4失点で負け投手となりましたが、復帰戦としてはまずまずでしょう。
ストレートも140キロ台後半が出ていましたし、中盤以降はスタミナ切れかそのストレートもスピードが落ちましたが、肘が馴染んでくれば元に戻るのに時間はかからないと思います。
やや三振が少ないような気もしましたがペンはコントロールが緩いためにストライクゾーンで力でねじ伏せるタイプであり、昨年も奪三振はそう多くはありません。
そういう意味はペンらしいピッチングが出来ていたとも言えますので、次の登板に期待をしたくなります。
同じ負けるにしても逃げまくるよりは力勝負で打たれた方が気持ちがいいですし、中盤以降はしっかりと抑えていましたのできっとやってくれるでしょう。
ヒーローインタビューで「パァ」とやってくれる日を夢見て、期待の星であるペンを追い続けたいと思います。

打線は今季は不調に苦しんでいる岸にあわや完全試合をされるのかと心配をしてしまったぐらいの低調ぶりで、バッティングを期待されていない的場が六回に放ったヒットが初ヒットなのですから皮肉としか言いようがなく、結局は僅か94球で手玉に取られてしまったのにはガッカリです。
打てないなら打てないなりにバントの構えで揺さぶるわけでもなく、ただ振り回すだけなのですからどうにもなりません。
このあたりは選手の意識が低いとしか言いようがないのですが、一方で相変わらずに工藤がブンブンと大振りをしているところを見るとベンチが指導をしているとも思えず、やはり選手を揃えてオートプレイをしているだけなのだなと、そう確信をするのに充分な無策の攻撃ぶりでした。
また守備で強烈な打球を処理できなかった根元に非難が集まりそうですが、そもそも根元に三塁を守らせることが間違っているわけで、もちろん与えられた場所でベストを尽くすのが選手の使命ではありますが、その一生懸命さが見られる根元だけに責めるのは酷だというのが自分のスタンスです。
何にせよ選手たちに元気がないのが一番の気がかりで、先行きが不安な球団の行く末に気持ちがかき乱されているのかもしれませんが、瀬戸山球団社長や石川球団運営本部長の退団が発表をされる前からこんな感じですので因果関係があるとも思えず、それであればもっと別のところに理由があるのではないかとうがってみたりもするのですが、仮にそうであってもそんなことは選手たちが結果を出せない言い訳にはなりません。
感情をグラウンドで出すことは好きではないのですが、あまりに淡々と打ち取られる姿に「気合いを、ガッツを見せろ!」と叫んだ自分がいます。
明日はマリーンズストアで20%割引きセールがあり、またMポイントも倍付けですのでウィンドブレーカーやゾロのロッテバージョンなどのグッズを買い込むために球場に行く予定ですが、それが買い物が目的だったということにならないようベンチにも選手にも奮起を願います。



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西武 0 1 3 0 0 0 0 0 0 4 7 0
千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 3

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◆9月25日(日) 千葉ロッテ-西武21回戦(ロッテ11勝9敗1分、13時、QVCマリン、22,485人)
▽勝 岸 18試合7勝7敗
▽敗 ペン 2試合1勝1敗
▽本塁打 中村42号(ペン)

▽バッテリー
千葉ロッテ ペン、中郷―的場
西武 岸―銀仁朗

 

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