オリオン村(跡地)

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笛を吹かなければ誰も踊らない

2011-09-16 01:57:12 | 千葉ロッテ

チームリーダーとして積極的に声だしなどをしているわけではない井口に対して「チームを引っ張っている」と複数年契約を、行き当たりばったりの選手起用で先の見えない采配が続く西村監督に対して「若手を育てた」と来季続投を示唆する報道が続いていますが、どうにも違和感がありすぎます。
逆に言えば情報リークのタイミングがあまりに悪いことからして、別の何らかの意図を感じたりもしています。
そして井口は腰の張りによる今季初欠場となり、また西村監督は浦和マリーンズを指揮するような布陣で戦いに臨まなければならなくなったことは皮肉でもあり、傍から見ている者からすれば球団が敢えて真逆なことを言って自省を促しているのだと思いたいものです。

そんな中でオールラウンダー大谷は中継ぎ酷使から数日を置いて、久しぶりの先発でしたが結果を残せませんでした。
5回を2失点ですから数字的にはまずまずながらもコントロールが甘く、それを意識したのかコーナーを狙いすぎての4四球ですからまさに悪循環です。
それよりも何よりもチームとして大谷をどのポジションで育てるつもりなのかが見えてこないのが苛立たしいですし、このままでは来季も同じような足踏み状態が続くでしょう。
CS出場どころか最下位の独走態勢に入りつつある中で投手、打撃の主要ポジションのコーチを切り捨てて自分だけが生き残る西村監督に、もう夢も希望も持てません。
昨年の日本一で指揮官が一番に緩んでしまったと、厳しい練習を課さなかった秋季キャンプのときから懸念を呈してきましたが、ここのところの故障者を見る限りでは上から下まで一昨年以前に戻ってしまったのではないかと思えて涙が出てきます。

昨日に4番を任された清田は今日はスタメンから落とされてしまい、強い意志を持って育てなければならないはずの高濱までがベンチを温めるスタートでしたので、贔屓の角中がクリーンアップに座っているスタメンを見ても心躍らなかったのが正直なところです。
その角中のミスに対して若手には強く責める西村監督のコメントが面白くないですし、代打で出てきた高濱が守らなかったところを見るとどこかを痛めているのかもしれず、それであれば更迭をすべきはフィジカル面を任されている赤坂コーチでしょう。
今江が故障をしたために内野を厚くするとの方向性は分かりますし一生懸命さが好印象な高口ではあるのですが、しかしこの時期にスタメンで見たい選手ではありません。
そう考えると支配下選手登録の枠を空けたままで角を放置した球団のやり口が歯がゆく、低迷をしているからでしょうがちぐはぐさが目立ちます。
スローガンとは裏腹に球団とベンチと選手、そしてファンが見ている方向がばらばらではないかと思えてなりません。

試合をそっちのけで愚痴のオンパレードになってしまいましたが、残り26試合をどう戦っていくかで来季の行く末が見えてきそうです。
故障者が戻ってくればそれなりの戦いはできるでしょうが、結局はその選手をまたすり潰して元の木阿弥になりそうで怖いです。
組織のトップには相応の期間を任せて長期的な視野を持って運営をしてもらいたいですし、ころころと監督を代えることには賛成はできませんが、ダメと分かっている人材を放置することの弊害の方が大きいように感じてしまっている時点で自分の中では既に結論が出ているのかもしれません。
もちろん野球をやるのは選手たちですからベンチだけに責任があるわけではありませんが、笛を吹かなければ誰も踊らないことを西村監督には真剣に受け止めてもらいたいです。



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千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 5 2
日本ハム 1 1 0 0 0 0 0 0 X 2 8

2


◆9月15日(木) 日本ハム-千葉ロッテ21回戦(日本ハム10勝9敗2分、18時、東京ドーム、23,821人)
▽勝 ケッペル 22試合12勝5敗
▽S 武田久 46試合2勝1敗33S
▽敗 大谷 24試合3勝9敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 大谷、小野、ロサ―的場、田中
日本ハム ケッペル、石井、武田久―鶴岡

 

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