こんなときにだけは見事に当たる天気予報は恨めしい限りなのですが、それでも松前では小雨が降ったり止んだりといった感じでしたし、機転を利かせて松前城は前倒しで昨日に巡っておいたので被害は最小限に抑えることができました。
ただ夕方から函館、札幌、旭川とやや雨足が強くなってきましたので、今日の午後は移動だけではあったものの明日以降の空模様が気がかりではあります。
とにもかくにも景色を愛でる環境ではなかったことから勉強が進んでしまったという、なんとも微妙な一日ではありました。
そんな中でQVCマリンに戻ってきたロッテは上野が杉内を相手に金星を挙げる8回無失点の好投もあり、藪田との完封リレーでカードの頭を取りました。
もっとも好投とは言っても前回の130キロ台前半よりはマシでしたがストレートは140キロには乗ることもなく、今日は抑えたものの先行きに明るいものを見いだせません。
それでも川崎に対して内角のストレート攻めで打ち取るなど光るところもありましたので、この白星が何かのきっかけにでもなってくれればと思います。
目立ったところでは大学時代から武器にしていたスライダーが浮き気味だったこともあるのでしょうが、やたらとフォークが多かったことです。
このあたりは先の攻め方と合わせて里崎のリードによるものでしょうし、そのフォークが低めに決まったからこその零封劇だったと思われますので、本多をフォーク攻めで打ち取ったところなどはさすがに里崎の年の功と言ったところでしょう。
先の気合とフォークが決まって、さらにはストレートにスピードが戻ってくれば面白い上野ではあるのですが、西村監督と成本コーチと里崎と、そして何より上野が自身の行く末をどう考えているのかが今後にかかってきます。
巡り合わせかソフトバンクとの対戦がやたらと多く、その初戦にプロ初先発を初完封勝利で飾って以降は打ち込まれて連敗をしていただけに、今の制球力重視のスタイルでやや持ち直したことは上野にとっては自信になったことでしょう。
しかし個人的にはやはりストレートの威力を取り戻さなければ一進一退で貯金が作れるような投手にはなれないだろうと見ていることに変わりはありませんので、いずれにせよ流されるのではなく自分でしっかりと判断をして、悔いのない選択をしてくれることを願っています。
打線は今日は11安打と久しぶりに打ちまくったものの僅か2得点と相変わらずの好機に一本が出ないままで、まさに病気と言ってもいいぐらいの便秘はやっかいすぎます。
さすがにまずいとでも思ったのか伊志嶺のスリーバントは西村監督としては清水の舞台から飛び降りるぐらいの勇気が必要なものだったでしょうが、これが結果的に貴重な追加点に繋がりましたので、あまり期待はしていませんがチェンジへのきっかけになってくれればと思います。
初回に4番のタイムリーと終盤にバントを絡めた追加点ですから理想的と言えば理想的ですし、ヒットも出るに越したことはありません。
角中も調子が今ひとつだったとは言いながらも球界を代表する左腕である杉内からマルチヒットですから、私の課した50安打などはお茶の子さいさいと思ってくれているのでしょう。
2割5分を切った井口が同じくマルチヒットで持ち直したのを微妙と言ってしまうと怒られそうですが、清田とともに今日は得点に絡めなかったものの明日へのきっかけ、活力となってくれることを願うとともに、その明日には沈黙などということにはならないことを祈るばかりです。
何にせよ連敗中だった杉内をアシストしなかったことだけでも、感謝をしなければならないのかもしれません。
明日は日本中の耳目が田中と斎藤の対戦に集まるのでしょうが、来季に残留を賭けるマーフィーのピッチングこそが注目に値するものであることはロッテファンにとっての常識です。
ここのところはストレートに力が戻ってくるとともにカーブの多投が好印象なのですが、果たして里崎がどういったリードをするのかに注目です。
そして北海道は全般的に雨雲に覆われる一日になるようですが旭川から稚内、そして網走と電車に乗っているだけでどうでもよかったりもしますので、景色と勉強と野球をバランスよくこなしながら大移動をこなしていきたいと思います。
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改めてサトの存在の大きさを感じたのと同時に、ベンチで勉強中だと思われる雅彦も見習うべき部分であると思う。
打線は要所で相手の好守に阻まれつつチャンスを潰してきたなかで、8回の満塁の場面において、過去の打席で全くタイミングが合っていなかった渡辺正人に代打を送らなかったのは何故??
ワンアウト満塁がツーアウトとなったところで2点差のまま9回を迎えて良いと考えたのでしょうか?
「もう少し点を取れれば楽な試合運びができた」とコメントしていますが、最後だけでも楽な締めくくりたいのならあそこで代打が妥当でしょう。
下記商品をお中元で送りますので、スタメンで使っていない大砲の松中か田村かオーティズ選手をお返しに送ってくださいませ。
お中元:夢の詰め合わせ
中身:(大嶺兄・的場・川越・工藤・今中・渡辺正・吉見・西村)
そして、もっと久々に、良い試合見れたと思いました。
もちろん勝試合だってのが大きいですが、それ以上に上野のピッチングですよ。
気持ち伝わってきました。見てる方も「よ~し!」「ナイスピ~」と思わず声が出てしまう感じで、ひょっとしたらバンク打線も思わずボール球に手が出てしまったのではと思います。スピードでなかったけど、それ以上の何かを感じましたよ。
こういうピッチングを続けてくれたら嬉しいなぁ。ちょっとだけ、ジョニーを思い出しました。
攻める方も、初回二死からの連打と、伊志嶺に執念のスリーバント。これは良かった。
あとは8回裏の正人の場面・・・・。あそこは福浦だよね、相手投手の左右関係なく。多分応援しながら「代打福浦」を待ってたファン多いと思うから、出てきたら、球場が「待ってました!」と盛り上がったと思うんだけど・・・。正人そのままだったから、逆に盛り下がってしまった。結果も皆の予想通り。あれ、ヘタしたら9回に逆転される流れだったと思う。
やっぱり、ある程度コンセンサス的な選手起用って大事だよな、と実感した試合でした。
気迫は凄かった。
でも、球威は…。
138k/hのストレートでも空振りしてましたが、
スローを見ると、なんかボールが来る前に振っているような…。
ホークスの打者は、上野の気迫と腕の振りにつられて、タイミングが合わなかった?
9回は、続投したらタイミングがやっと合って打たれるか、
薮田にはかえって合ってしまうのではないかと、
どっちにしても怖かったー。
たしかに
8回の正人には代打でしたよね。
打の方はこんなもんでしょうか。点数は少なかったけど、相手が杉内だし全体的に悪くなかったかなと。ただ、正人は打席が雑に見えちゃいます。
個人的な上野の評価は「投げてみないとわからない」レベルで、強いチームでローテを任せるには心許ないですが、幸か不幸か残り試合も引き続きローテで投げられる環境が整ってますので、あと数試合の先発の機会を有効に使ってもらって、もうワンランクレベルアップしてシーズンを終えてほしいと思います。
ちょっと気になる…岡田が痩せたかな?