5 堀幸一 内野手 41歳 年俸3400万円
【2010年成績】 E 46試合 123打数 9得点 41安打 打率.333 9二塁打 0三塁打 1本塁打 17打点 0盗塁 9四死球 15三振
中心選手としてチームを支えてきた選手であっても、時の流れには抗えずにいつかは終焉がきます。
引き際は人それぞれであり、往年のイメージを損なうことを嫌って余力を残してユニフォームを脱ぐ選手もいれば、プライドを捨ててまで現役にこだわる選手もいます。
村田は前者でしたし、今岡は後者でした。
そしてオリオンズ戦士として最後の選手であった堀は、後者を選んでロッテを去ることとなりました。
寂しすぎる堀のラストシーズンに、私も含めた多くのロッテファンから非難の声が上がったのは当然のことです。
力の衰えは隠せなかった堀ですが、それでも昨年と同様に浦和での生活に腐ることなく練習の手を抜くことはありませんでした。
シーズン終盤に1軍に呼び戻された今岡を上回る成績も残していましたし、1度も1軍に呼ばれることなく戦力外通告をされたことに恣意的なものを感じざるをえません。
今季限りが最初から決まっていた、昨オフにコーチ就任を断って現役に固執をしたことで引かれたレールに沿った仕打ちであったのでしょう。
そうとでも思わなければ、この不可解な解雇は説明がつきません。
あの芸術的な右打ちを欲するチームが他に無いのかと動向を見守っていましたが、残念ながら手を挙げるところは現時点では出てきていません。
各球団の補強もあらかた方向性が見えてきましたので、堀が来季も現役としてユニフォームを着続けることは難しくなっています。
それであれば引退試合をとはファンの素直な思いですが、堀にも球団にも意地があるでしょう。
しかしそういった恩讐を乗り越えてでも堀のユニフォーム姿を目に焼き付けたい、心からそう思います。
不幸にして堀の移籍先が決まらなかった場合には、来季のオープン戦での引退試合を望みます。
【オリオン村査定】 3400万円 → 2720万円 (▼20%) ※9/11に戦力外通告
ただそこに至るまでの経緯が何とも残念でありました。
以前別の記事に書きましたが、それこそ今期の今岡くらい出場出来れば、成績にもよるでしょうが、納得しつ辞めたのではないかと思います。
本人は独立リーグでもとの気概を持っているようなので、そうであるなら泥を舐めてでも頑張ってほしいと思っています。
というか正直そうとしか言ってあげられない…。
「頑張れ!」
今年は阪神に移籍した川崎と共にかなり冷遇されていました・・・。春季キャンプから二軍。いくら結果を残しても一軍に呼ばれることはなく、呼ばれるのは成績を残せていない青野であったり・・・。
最初から使うつもりがないのなら昨年の時点で切ってあげるべきでした。そうすれば拾い手もあったかも知れない・・・。
堀はボビーに気に入られていたから上がらないとか言う人もいますけど、それが本当の理由なら、そんなことをいつまでもグチグチと引きずっている意味ってあるんですかね?子供じゃないんだからさぁ・・・。
堀ファンなのでつい熱くなってしまいましたスミマセン・・・。
今年の日本シリーズでも活躍を見たかったなぁ。
他球団のユニフォームを着てるのは想像出来ませんが、がんばって欲しいし、応援し続けたいです。
堀クラスの大ベテランが2軍で2割打てないのは問題ですが3割打ったから即1軍とはいかないと思います。堀が昇格するための最大の焦点は1軍で通用する肉体かどうかでしょうし、通用しないと判断された状態で功労者だから1軍に呼ぶというはただの依怙贔屓だと思います。
もしかしたら本当にフロントや西村監督との確執があったのかもしれませんし、高橋2軍監督が2軍で若手の手本として起用していたものの1軍では通用しないと西村監督に伝えていたのかもしれません。
西村監督と確執という話もなければ高橋2軍監督が昇格を却下したという話もありませんし、逆に西村監督に高橋2軍監督が1軍へ推薦したという話もありません。そもそも、フロントや西村監督との確執があっても球団として情報を表に出すことはないでしょうし、肉体的な問題でも現役続行を希望する堀のことを考慮すればこちらも表に情報を出すことはないでしょう。
結局、堀の今シーズンの起用法の真相についてわかるのは堀が現役を退いてからしばらくたってからでしょうし、個人的にはこの問題についてはそのときまで静観したいと思います。
それになじめなかったのは、
堀選手の扱いにありました。
書かれているように、堀の二軍での成績は
一軍に上がる資格があったと思います。
竹原が代打に立つたびに、ここは堀だよな・・と
何回思ったことか。
マリーンズのフロント不信は
堀の一件がある限り、私にはぬぐえません。
いずれにしても最後のオリオン戦士が去るのは寂しさを感じますし、日本一の盛り上がりとのコントラストがきつ過ぎます…。CSや日本一を掘がどういう心境で見ていただろうと考えると二軍ではまともな成績を残していただけに辛いものがあります。
おそらく掘を獲得する球団は無いでしょう。だからと言って掘が積み上げてきた功績が曇る訳ではありません。若い頃の怪我も祟って、2000本安打は届きませんでしたが、本当に弱かった時代の屋台骨を背負ってくれた戦士ですから来春のオープン戦で引退セレモニーが行われる事を希望します。
サンスポ特別版「千葉ロッテ日本一」にニッポン放送松本アナの手記が載っています。
10/1、レギュラーシーズン最終戦でバッティング練習を見ていたところ西村監督に手招きされた、という話から始まりますが、結びは堀の話になっています。
西村監督のコメントも載っています。
「幸一が辞めることになった。使おうと思ったときにけががあったりして残念だったよ。」
勝てばCS・負ければ4位というあの試合前に、松本アナと堀が親しいことを知っていたとはいえ、堀について言及した西村監督。
もちろん上述のコメントをどこまで字面通り受け止めてよいのかはわかりませんが、一部で噂される確執云々が理由だとは思いたくありません。
竹原使うくらいなら堀を使え、と叫びたくなったことは幾度となくありましたが、怪我人続出で外野手の頭数が足りないという状況もありましたから…。
結局、臙脂さんの仰るように真相が明らかになるまで我々は静観して待つほかないのだと思います。
しかし…個人的に堀を見た最後の試合は、よりによって去年の9/27です。
延長12回裏、1死から西岡が応援ボイコットにもめげず3ベースで出た後、スクイズを失敗してフライになり一瞬で引き分けに終わったあの試合です。
あれが最後では個人的にも釈然としませんので、
来年でも再来年でも、堀がグラウンドに立つ機会があればまた応援にいきたいと思います。
同じように思っていたマリーンズファンのかたも多いのではないでしょうか?
二軍でそれなりの結果を出していましたし、せめて一度でいいから一軍に上げて欲しかったです。
シーズン中に代打の切り札は堀しかいないと思っていました。
衰えたとはいえ、卓越した技術と豊富な経験は代打の必須条件です。
それに堀幸一が打席に立つとスタジアムの空気が変わるはずです。
ユニフォームはどこでも良いからもう一度見せてほしい。
そしてスタジアムに響く「コーイチ!!」の絶叫を聞きたい。