井口の入団発表に際して、徐々にですが契約内容について明らかになってきました。
ポジション限定契約、二塁手以外での起用はしないとの条項が盛り込まれているとのことです。
井口“聖域”二塁手限定契約 (1/26 スポーツニッポン)
ロッテ・井口資仁内野手(34)が25日、千葉市内のホテルで入団会見に臨み、契約に起用は二塁手限定にされる条項が盛り込まれたことを明かした。
日本では異例の“定位置保証”を受け、メジャー時代も行っていたアーリーワーク(早朝練習)を継続していくと宣言。
これまでチーム内になかった調整法を石垣島キャンプから導入し、ニューリーダーとして4年ぶりの日本一奪回へけん引する。
背番号6の真新しいユニホームに袖を通した井口が、口元を引き締めた。
国内プロ野球では異例のポジション限定契約。
「メジャーでもポジションの契約はあるし、二塁を守りたいということでそうなった。1年1年が勝負。結果を残してレギュラーを獲りたい」
複数ポジションを守らせ、投手の右左で日替わりオーダーを組むバレンタイン監督も踏み込めない“聖域”を用意されたのだから力が入るのは当然だ。
会見に同席した瀬戸山社長から新リーダーの期待をかけられると、早くもロッテの一員としての意気込みを示した。
「優勝するために来たと思っている。プレーで引っ張っていきたい」。
その第一歩が昨季、西武が取り入れ日本一の一因とも言われたアーリーワーク導入だ。
「アーリーワークも状況を見ながらやっていきたい。練習するに越したことはないし、もっとやらなきゃいけない。そういう姿勢を周囲に見せるのも大事」。
実際に沖縄・名護での自主トレ中も午前6時から体を動かしており、米国でもウエートトレを早朝に敢行して全体練習に参加してきた。
ロッテはこれまでキャンプから短時間でメリハリをつけた効率的な練習を繰り返してきた。
未然に大ケガを防ぐ意味合いもあり、早朝や休日練習は基本的に禁止。
投げ込みや特打、特守の居残り練習まで極力控える。
しかし同じメジャー型調整でも、ボビー流に井口流をミックスさせて新風を吹き込む。
目標は打率3割、30本塁打、30盗塁のトリプルスリーとV奪回。
ハイペースで仕上げる井口が、5年ぶりの国内で早朝からフル回転する。
このポジション限定という契約条項がレギュラー保障を意味するのか、正直なところよく分かりません。
井口のレギュラーを獲りたいとのコメントから考えるとレギュラー保障ではなく、単に二塁手以外での起用が無いだけで、そこで勝負をしていくように聞こえます。
しかし本人と瀬戸山球団社長の全試合全イニング出場を目指すとの発言からすると、これ以外にも何らかの付帯条件がありそうな気もします。
慣れ親しんだポジション以外での起用を断るという井口の姿勢は、間違ったものだとは思いません。
実際に慣れない一塁を守らされて股関節を故障して、大事な夏場に1ヶ月近い戦線離脱をしたオーティズのような例もあります。
出番を得ることが第一の若手選手の場合は話は別ですが、井口ぐらいの選手が本来のポジション以外を守ることを嫌がることは理解ができます。
ただことある毎にリスペクトを口にするバレンタイン監督が、日米で実績のある井口の意向を無視してまで二塁手以外でのポジションを守らせるようなことをするとも思えず、敢えて契約条項に盛り込むほどのこともないようにも思えます。
そうなるとやはりレギュラー保障に近い、何らかの条項が盛り込まれているのだろうと考えるのが自然なのでしょうが、契約内容の全てが明らかになることはないでしょうし、シーズンに入ってからの起用を見ていくことで判断をしていくしかなさそうです。
アーリーワークについては、選手が自分で考えて必要であると判断をしたのであれば、積極的に参加をしていってもらいたいと思います。
記事にある練習スタイルは怪我人が少ないという結果をもたらしていることで一定の評価ができますし、私はその上で選手自身が足りないと思ったところをコーチなどと相談をして追加で鍛えるというやり方がよいと考えています。
井口がそう言っているから、という程度で参加をするのであれば何の効果ももたらさないでしょうから、そこは勘違いのないようにしてもらいたいと思います。
さて、さっそくリーダーとしての決意と行動の表明をした井口ですが、逆に言えば今までのロッテは仲良しクラブでしかなく、チームを引っぱるリーダーが不在であったことの裏返しでしかないのは悲しいところです。
西岡らが井口に学びたいと言うのであればまだしも、本来はリーダーとしてチームを引っぱらなければならないサブローや小林宏らが井口塾に入るとか入らないとかの報道がされていることを、これはファンとしては嘆くべきではないかと思います。
もちろん彼らが学びたいのはメジャーでの経験などなのでしょうが、面白おかしく書くのがスポーツ紙の常とは言え、確固たるリーダーが存在するチームであれば、例えば井口が入団をしたのが巨人であれば、こういった書かれ方はしなかったでしょう。
井口には期待をしつつ、しかし過度な負担が井口にかかることへの不安をも覚えた、そんな今日のニュースでした。
井口がリーダーになってチームを変えてくれるなら大歓迎です。
契約については「ポジション限定」はまぁいいですが、「レギュラー保障」は解せません。
レギュラーは本来、競争して奪うものなので、他の選手を軽視するような契約はあってはならないと思いますし、逆に自らの首を絞めかねない契約なので、ないと信じたいです。
こうなったら井口には朝青龍のように、誰にも有無を言わせない成績を残してもらいたいです。「トリプル3」やってもらおうじゃないですか(笑)
それにしても根元選手としてはやってられないでしょうね。去年は及第点以上の成績を残したにも関わらずこの扱いですか…。今年は確実にベンチで大半を過ごすシーズンになりそうです。いっそキャンプから外野手を目指すのも手だと思います。指名打者だと同じ左打者の橋本選手がいますし、内野はサードショート共に絶対的なレギュラーが君臨している。
下手したら来年中にトレードに出されるなんてこともあるかもしれません。
堀もそうだし初芝だって引退覚悟した晩年以外はリーダーシップ皆無でしたから、井口にはフリオ・フランコのような役割を期待したいです。
ポジション限定とかレギュラー確約を堅苦しく考えている人も多いみたいですが、井口だって休養日を与えるだろうし体調不良の時もあるはず。シーズン序盤は行けるとこまで引っ張りはしても様子を見ながら根元と併用とか途中交代になると思いますよ。
あとは言葉通りに結果を出してレギュラーを奪ってくれれば文句ありません。
アーリーワークもそうです。
本来なら、福浦、サブロー、堀、里崎あたりが若手野手をぐいぐいと引っ張らないといかんのでしょうが、そうしたリーダーシップがないのが今までのマリーンズでしたから、井口の加入で変わっていってくれればよいと思います。
ただ、そうした部分にはこれ以上瀬戸山さんが口だししないようにしてほしいですね~
かつての広岡GMのように振る舞うなら…チーム崩壊してファンが暴れる姿がシーズン途中にも実現してしまいそうで心配です…
瀬戸山さんが理解して自重してくれることを切に望みます!(解っているとは思いますが…心配です)
まぁ、ロッテの現状からして、レギュラーですと、根元を押しやってのセカンドか、福浦が不調の場合のファーストかのどちらかしか選択肢はないでしょうが。年齢的にも複数ポジションを試す歳でもないので、セカンドでそれなりの守備と最も期待される打撃に専念してもらいたいとしか言い様がありません。
根元にはセカンドとして昨季以上に大成して欲しかったのですが、現状ではバックアップ要員として耐え忍ぶしかないようです。本人のためを思えば、トレードもやむを得ないでしょうが、ファンとしては、腐らずに今季または数年後のレギュラーの座を見据えて、ロッテでの活躍を虎視眈々と狙って欲しいものです。
外様がいきなりチームのけん引役となるのはいささか解せない部分もありますが、確たるリーダー不在のシーズンを何年も過ごしてきたチームにとっては、やむを得ないでしょう。現在の年齢的、実力的中核メンバーたちが、新たにリーダーたる自覚を持ち、派閥のような空中分解ではなく、融合し相互作用で活性化されることを期待しています。
アーリーワークなども決して悪いわけではありません。早出特打ちや居残り特守などは昔からあるわけですし、それに対して選手が強制意識を持つかどうかが問題ではないでしょうか。積極参加ならまだしも、強制参加という意識を持ちますと、それこそ怪我にもつながりますし、チームワークも乱れ、モチベーションも低下しますから。結果が全ての世界ですので、それぞれがプロ意識を持って体のケアと練習量の調整を行って欲しいものです。
あれだけ叩きながら優勝をしたら手のひらを返したように賞賛をするのもどうかと思いますが、やはり勝負事は勝ってなんぼの世界のようです。
そういう意味では井口が雑音を封じ込める活躍をしてくれれば、それで何の問題もないのは仰るとおりです。
ついでに小宮山や塀内もそうなってくれれば助かるのですが(苦笑)
>ティックさん
トレードについては今年はともかくとして、井口が盤石な活躍を見せた場合の今オフは危ないかもしれません。
何だかんだ言っても若手内野手ではピカイチの根元を放出することは考えづらいものの、足りていない捕手や外野手で魅力的な交換選手を提示されたら、実現してもおかしくはありません。
そんなことにはならないよう、根元には存在感を示すシーズンとしてもらいたいです。
>大塚功児(仮名)さん
その休養日や試合終盤の交代を井口が望むかどうか、そこに火種があると考えています。
井口と瀬戸山球団社長が全試合全イニング出場を口を揃えて発言をしていますので、いろいろと揉め事の温床になりそうです。
井口がどこまで全試合全イニング出場にこだわりをもっているのか、そもそも休養日などという考え方は日本にはもともと無かったものですから、井口が必要がないと考えてもおかしくはありません。
さっそくバレンタイン監督が噛みついているようですし、井口が頑固に自らのフル出場を主張をした場合には、また現場にフロントとの確執が持ち込まれそうでイヤな感じがします。
>真砂マリンさん
突出したリーダーがいないのがロッテの悪いところでもあり、また良いところでもあっただけに、井口の加入がどういった波紋をチーム内にもたらすかに注目をしたいと思います。
瀬戸山球団社長もさすがに強制的に井口をリーダーにするための現場介入はしないでしょうから、受け入れる側の受け入れっぷりがどんな感じになるかでしょう。
神の如く敬まったり、異物を拒否するように遠目から見ているようなことになれば、井口の成績にも影響しそうです。
やはり福浦やサブローあたりが橋渡しをする役割を担ってくれることに期待でしょうか。
>放浪カモメさん
まあバレンタイン監督がどの口で公平性を言うかは分かりませんが、とにかく文句をつけたいだけのように見えて仕方がありません。
根元に関しては井口の控えと言うよりは、虚弱体質の西岡のバックアップという役割の方が比重が大きくなりそうな気がします。
肩を考えればショートは厳しいのですが、昨年も守ったポジションですし、試合に出られれば根元としては文句を言っていられる立場ではありません。
80試合150打席に立てれば上出来、そんなレベルでは本当は困るのですが、そんなスタンスで根元を見ていきたいと思います。