オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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いざ北国へ 史跡巡り篇 白石の巻

2009-01-20 22:25:28 | 日本史

 

日本史が好きな私の旅の目的には、当然ながら史跡巡りが含まれます。
と言いますか、学生時代から史跡巡りを目的として旅をしてきたという表現の方が正しいです。
残念ながら景色を愛でるような感覚よりは、城跡や博物館、墓所などを訪れたいという気持ちの方が非常に強いのが私という生き物です。
沖縄以外の都道府県は全て足を踏み入れていますし、数多くの史跡を巡ってきました。
それでも交通の便や時間の都合などの理由で未踏の地はまだまだ多く、今回はそんな地を訪れることを楽しみに旅立ちました。

最初に訪れた白石城も、そんな場所の1つです。
東北地方は学生時代に何度か訪れているのですが、再建されたのが1995年で社会人になってからですから、ポッカリとエアポケットに入った存在でした。
白石市街はほとんど雪が残っていなかったのですが、この北側にあたる石垣などが北国らしい美しい白い衣装をまとって私を出迎えてくれました。

白石城は伊達政宗の片腕であった片倉景綱が関ヶ原合戦後に城主となって以降、幕末まで片倉氏の居城とされてきました。
他の多くの城郭と同様に明治維新後に破却されましたが、地元のシンボルとして再建されたそうです。

再建城郭の多くが鉄筋コンクリートであるのに対して、白石城は木造で再建されていることが好感できます。
コンクリートの床にエレベーターがあるというのでは趣きもへったくれもなく、費用面や維持管理の問題はあるのでしょうが、他の自治体にも見習ってもらいたいものです。
ちなみに右の写真は三階櫓、実質的には天守閣として機能していたものを幕府にはばかって櫓と呼んでいたらしいのですが、そこからの白石市街です。
中央にある大きな建物が城に併設されている歴史探訪ミュージアムで、片倉氏の甲冑などが展示されており、また片倉景綱らを題材とした3Dシアターの上映がされているらしいのですが、残念ながら開演時間までの待ち時間がかなりあったために今回は見送ることにしました。

こちらは同時に再建された、大手一ノ御門と大手二ノ御門です。
上の大きな造りが二ノ御門、下の小さな造りが一ノ御門になります。

城外から一ノ御門を通ると二ノ御門が控えており、そこをくぐると城内に至るといった道筋となります。
これらは本丸のみの遺構で、城郭としては二の丸などを含めてもう少し規模は大きかったのだと思いますが、非常に綺麗にまとまった再建がされていると感じました。

白石では白石城以外を回る予定は無かったのですが、城跡に二の丸大手門が市街の当信寺に移築されているとの看板があったため、足を伸ばしてみました。
これも白石駅で無料レンタサイクルのサービスがあったからこそで、こういった配慮は旅人には非常に助かります。
ちなみに当信寺には東口門との案内が立っており、これが二の丸大手門と同じことを指しているようです。

当信寺の境内には、真田信繁の次男である真田大八と、娘の阿梅の墓がありました。
手のような形のものが阿梅の、石碑のような形のものが大八の墓です。
真田信繁の嫡男である大助は父とともに大坂の陣で果てましたが、大八と阿梅ら4人の子供は片倉景綱の子である重長に保護されています。
大八はその後は片倉守信と名乗り、また阿梅は重長の後室に入ります。
守信の子である辰信が真田姓に復し、仙台真田氏として今に続いていますが、途中で養子が入っているようですので信繁の血が続いているかどうかは分かりません。

初日は東北入りをするまでの移動時間がかかったために、史跡巡りは白石のみとなりました。
そのまま仙台を経由して山形に入り、次の日を迎えることになります。


【2009年1月 東北・北陸の旅】
いざ北国へ
いざ北国へ 旅情篇
いざ北国へ 旅程篇
いざ北国へ 史跡巡り篇 山形、上山の巻
いざ北国へ 史跡巡り篇 新発田、長岡の巻
いざ北国へ グルメ篇

 

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井口には頑張ってもらいましょう

2009-01-20 16:57:08 | 千葉ロッテ

 

ロッテが交渉期限の目処としていた本日20日に、井口の入団が正式に決定をしました。
背番号は6、報道によれば総額5億4000万円+出来高の3年契約です。

井口資仁選手の入団が決定 (1/20 千葉ロッテマリーンズ・オフィシャルサイト)
井口資仁選手の入団が決まりましたのでお知らせします。背番号は「6」に決まりました。

▼井口選手コメント
背番号6という落合さんや初芝さんなどロッテを代表する先輩方が着けていた偉大な番号をいただけて、本当に光栄に思います。
この番号に恥じないプレーを出来るよう頑張りたいと思います。
今回の選択をさせていただいた最大の理由はロッテが一番熱心に誘っていただいたからです。
また多くのロッテ在籍の選手からも一緒にプレーをしようという嬉しい言葉をもらい、本当にやりがいを感じました。
一番、ボクを必要としてくれたチーム。
勝つために誘っていただいているという事を強く感じました。
千葉はホークス時代から相性が非常に良く、メンタル的にとてもいいイメージがあります。
久しぶりの日本でプレーということで、いろいろな声援をいただけることを楽しみにしております。
新人に戻るぐらいの気持ちで一から頑張っていきますので、ロッテファンの皆様宜しくお願いします

既に昨晩の段階でスポーツ紙だけではなく一般紙でも入団が決定と報道をされていましたので、今日の代理人との交渉は単なる儀式に過ぎなかったのでしょう。
瀬戸山球団社長のコメントは自信満々でしたし、井口を取り巻く環境からしてもロッテ以外の選択肢はなかったものと思われ、出来レースに近いものが感じられます。
昨秋に井口獲りが報道されたときには戦力的にも必須とは思われませんでしたし、資金的にも難しいと一笑に付したのですが、球団内部の権力闘争と金融危機によってメジャーバブルが弾けた影響によって、想像だにしなかった井口のロッテ入りが実現をしました。

正直なところ、未だに井口がロッテに必須な戦力だとは考えていません。
もちろん日米での実績を考えれば大きな力になってくれることは期待をしてよいのでしょうが、費用対効果的には根元とオーティズのコンビで充分だと見ていました。
あれだけ赤字削減を声高に叫んでいるのであれば清水の契約と同じく資金のかけどころが違うのではないかと思いますし、ズレータの獲得が発表されたときのインパクトに比べれば井口がチームに与える影響は小さいと受け止めています。
戦力面以外でダイエーやメジャーでの経験をチームに注入するというプラスはあるのでしょうが、悪い意味での仲良しクラブの側面を持つロッテに外様の井口がどこまで影響力を行使できるのか、実はこれが井口のロッテ入団の一番のポイントなのかもしれません。

しかしオーティズを解雇した以上は、もう井口に頑張ってもらうしかありません。
今季に35歳という年齢に3年契約は無謀としか思えないのですが、それでもメジャー通算493試合に出場し、494安打に44本塁打と205打点、48盗塁で打率.268の大物メジャーリーガーの獲得をしたと思えば、決して目を見張るような契約内容ではないのかもしれません。
気になるとすればレギュラー確約という井口の要望が契約に組み込まれているかどうかで、もし小宮山枠と同じような井口枠が存在するのであれば、レギュラーを全試合出場させるような起用を好まないバレンタイン監督との新たな火種になるかもしれません。

とは言え、既にオーティズがいないことを考えれば、根元を軽視しているように思えるバレンタイン監督としてはセカンドに井口を起用する以外の選択肢はないと思われます。
井口も来年以降はさておき、今年に関して言えば故障でもしない限りは.280の15本塁打ぐらいは期待をしてよいのではないかと、ズレータの苦い経験を経ていながらも甘い観測を持って井口を迎え入れたいと考えています。
肩の故障の治癒具合が気にはなりますし、根元の未来を摘み取る代償を考えれば最低でも.300の20本塁打は望みたいところではあるのですが、そのあたりの判断は春季キャンプからオープン戦での井口の動きを見てからにしたいと思います。

こうなった以上は井口にはレギュラーとしてガッチリとセカンドを守り抜いて欲しいですし、若手らに苦言を呈するぐらいの存在であってもらいたいです。
井口の獲得は瀬戸山球団社長らのスタンドプレーの色合いが強いことは間違いないのですが、そこを逆手にとってぬるま湯に熱湯を注ぎ込むような言動を、もちろん成績が伴ってこそ周りの選手はついてきますので、そんな活躍に期待をしています。
また根元も最初から諦めるのではなく、来年になればスタッフも代わって風向きも違ってくるでしょうから準備は怠りなく、石井浩郎を駆逐した福浦を見習って地道に力を蓄えて、井口にも一目置かれるようなプレーをしてもらいたいと思います。

 

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春季キャンプの1軍メンバーが決まる

2009-01-20 15:32:25 | 千葉ロッテ

2月1日からの春季キャンプのメンバーが発表となりました。
1軍は井口を加えると昨年と同規模の45名、育成枠選手が増えたことを考えれば2軍は昨年よりはマシな練習ができるのではないでしょうか。

1軍沖縄石垣島(45人)
投手(22人)
荻野、大嶺、神田、川崎、小宮山、上野、久保、成瀬、清水、唐川、根本、小野、伊藤、渡辺俊、木村、坪井、中郷、小林宏、香月、松本、高木、シコースキー
捕手(4人)
里崎、橋本、田中雅、金澤
内野手(12人)
堀、井口、西岡、今江、福浦、根元、渡辺正、塀内、細谷、早坂、ランビン、バーナム
外野手(7人)
サブロー、大松、大塚、竹原、早川、ベニー、神戸

2軍鹿児島川内(33人)
投手(19人)
服部、内、下敷領、古谷、黒滝、林、手嶌、植松、相原、山本、阿部、江口、池田、小林憲、田村、木本、鈴江、西野、田中崇
捕手(3人)
青松、新里、宮本
内野手(5人)
青野、定岡、白川、角、生山、吉田
外野手(6人)
佐藤、角中、南、大谷、岡田

とは言え、おそらくは今年も川内となるであろう2軍キャンプの野手陣の少なさには危ういものを感じます。
競い合いのないところに成長はなし、やはり今年のドラフトは野手を中心としたものにしなければならいないと思わざるを得ない陣容です。

昨年との対比で考えれば、戦力外となったアブレイユ、呉、オーティズ、ズレータの外国人選手と田中良を除けば、1軍キャンプから外れたのは服部と下敷領、そして南の3人です。
今年も大学生・社会人ルーキーの木村、上野、坪井、香月の全員が即戦力としての期待を受けて1軍スタートとなったのと同じく、昨年も服部、根本、伊藤、下敷領が石垣島から横一線のスタートを切りました。
そんな中で昨年に1軍での登板がなかった服部と下敷領が1軍から外れたのは仕方がないことだとは思いますが、特に服部には期待をしているだけに、この2軍スタートという屈辱をバネにして奮起をしてもらいたいところです。
意外だったのが右の外野手で守備力もある南が外れたことで、大塚の体調がよいと見ているのかもしれませんが、外野はベテラン勢が多いだけに怪我などが心配ではあります。

昨年の田中良と細谷のような抜擢組は、今年は目立ったところがありません。
ルーキー以外では唐川と松本だけが新顔で、両人は昨年の実績を考えれば当然の選考です。
個人的には神田よりも阿部あたりを加えて欲しかったですし、角中や佐藤が外れたのも残念でなりません。
内と青野は引き続き故障の完治を優先させ、また阿部らの若手は体力作りを中心としたトレーニングをさせるという意味では納得感がありますが、昨年からの戦力アップという意味では新味が感じられないのは寂しいところです。

おそらくは井口フィーバーとなるであろう石垣島キャンプで、そんな井口を横目に根元や細谷が着実に力をつけてくれることに期待をしています。
金澤には里崎と橋本のマッチレースに新風を吹き込んで欲しいですし、福浦には今年こそ万全な体調でシーズンに臨んでもらいたいものです。
その福浦の牙城を脅かすのは神戸なのか、バーナムなのか、ここも1つのポイントです。
投手陣では唐川と大嶺の躍進と、私のイチオシの上野、そして伊藤が荻野を中継ぎに追いやるぐらいの成長ぶりを見せてくれればと思います。

あまりに早すぎたオフの始まり、そして遅々として進まない戦力補強の4ヶ月間でしたが、あと10日あまりで2009年のシーズンが始まります。
選手、スタッフ、そしてファンのお正月である2月1日はすぐそこです!

 

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いざ北国へ 旅程篇

2009-01-19 23:56:21 | 独り言

 

別に私は鉄道マニアではありませんが、記念ということもあって訪れた駅の写真は撮ることにしています。
今回の旅でも史跡巡りの目的地だけではなく、乗り換えなどのために多くの駅で乗降をしました。
乗り換えの時間がなくて撮れなかったり、往復で同じ駅を利用した場合などは割愛をしていますが、今回の3日間で乗降した駅の一覧を掲載します。
たいした写真ではないので小さなサムネイルの表示としていますが、クリックいただければ拡大しますので、私の旅程を探る興味がある方はクリックをしてみてください。

旅の主目的である国盗りも25ヶ国をゲットし、「天狗様の武者修行」イベントでも無事に15ヶ所の神社仏閣を制覇して「武神」の称号を手に入れることができました。
史跡巡りも予定よりは多くの地を訪れることができましたし、次の課題は1週間以上の旅に耐えられる体力を取り戻すことです。
今夏はCSへの不出場を見越したわけではないのですが、四国への1週間程度の旅をしようと目論んでいます。
それまでに今回以上に重い荷物を背負って動き回れるだけの体力増強に努めなければならないので、何か運動でも始めようと心にもないことを思っています。

非常にあっさりとしていますが、本篇はこれで終了です。
これらはそもそも旅程篇として独立させるつもりはなく、本来は旅情篇の最後におまけで書いたのですが、gooブログの文字数制限の都合で掲載ができず、かと言って捨てるには惜しいので旅程篇として編集をしました。
旅情篇と合わせてチェックいただければと思います。


【2009年1月 東北・北陸の旅】
いざ北国へ
いざ北国へ 旅情篇
いざ北国へ 史跡巡り篇 白石の巻
いざ北国へ 史跡巡り篇 山形、上山の巻
いざ北国へ 史跡巡り篇 新発田、長岡の巻
いざ北国へ グルメ篇

 

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いざ北国へ 旅情篇

2009-01-19 23:51:48 | 独り言

 

1月16日から18日にかけて2泊3日で、東北・北陸地方への旅をしてきました。
目的は例によってケータイ国盗り合戦の国盗りと、学生時代からのライフワークである史跡巡りです。
冬場の旅は数年前の3月に鳴子温泉に行ったぐらいで、スキーなどをやらないこともあって寒いときに寒いところへ行く意味が分からない、というのが私のスタンスでした。
しかし年末年始の出社の振替休日で5連休を取得することになり、ケータイ国盗り合戦のイベントを消化したいニーズと旅に出たいという発作が相まって、この1月下旬という未体験の時期に北国へ旅立つことを決意しました。

天気予報では仙台あたりは晴れだったものの、山形などは16日から17日は降雪確率が80%以上で最低気温は氷点下、しかも18日の夜には関東地方は雨と、まるで私の決意を腰折るかのような悪い予報のオンパレードでした。
ところが傘を差すようなことは1度もなく、もっとも傘などは持っていってもいないのですが、史跡巡りの目的地では快晴、移動中は多少の吹雪いた天候に遭って北国を体感するという、私にとっては非常にラッキーな3日間となりました。
心配をしていた雪による運休や大幅な遅れもなく、時刻表片手の旅には申し分のない正確な電車の旅をすることができました。
よくよく考えてみれば旅に関して言えば私は晴れ男で、学生時代から都合100日以上の旅程で雨にあったのは数日でしかありません。
学生時代は天気を横にらみで日程を決めていたので当たり前と言えば当たり前ですが、それでも20日近く雨に降られなかった卒業旅行なんてのもありましたし、社会人となってからは自由度が低下したために本州に上陸した台風に向かうように西上して、名古屋ですれ違って目的地の四国は快晴なんてこともありました。
まあこれも小さく運を使ってジャンボ宝くじの当選から遠ざかっていることの一因なのかもしれませんが、今回も小さな幸せを噛みしめています。

とは言え、トップに掲載した写真のような光景には千葉県民としてはなかなかお目にかかれませんし、新庄駅での夜の雪の美しさ、かみのやま温泉駅での朝焼け、そして米沢から新潟に向かう途中のプチ吹雪など、いろいろな体験をさせてもらいました。
ちなみに私のブログに掲載した写真はクリックすると大きなものを見られますので、興味がある方は是非ともクリックをしてみてください。

意外だったのは覚悟をしていたほどの寒さを感じなかったことで、決して雪国の寒さを甘く見ているわけではありませんし、本格的な冬の時期は別なのかもしれませんが、手袋にニット帽、マフラーに携帯カイロを装備したのが肩すかしを喰らった感じで、寒さに身を切られるようなことにはなりませんでした。
ほぼ無風だったこともあるのでしょうが、ビル風が吹きすさぶ東京の寒さの方が体感温度的にはきついというのが正直なところです。
また内陸部はさすがに積雪量が多かったのですが、海よりの地域の市街地はほとんど雪が残っておらず、仙台や新潟などでは拍子抜けをしてしまいました。
新発田などでは歩き回ったこともありましたが汗ばむぐらいで、一言で北国とひっくくることが雪の少ない地域に住む人間の偏見であることがよくわかりました。

それでも当然ですが寒いことは寒く、雪の量も私としては半端でないところも多くありました。
上山城では朝一番だったこともあってか通路も雪かきがされていない状況で、そこを踏み分けて歩き回る羽目となりました。

そんな中で、以前に訪れたときには気がつかなかったのか、あるいは最近にできたのかは分かりませんが、足湯があったのには助かりました。
むこうづねぐらいまで雪に沈んで歩き続けるとじんわりと足先が濡れてきてしまい、そのままにしておくとしもやけになってしまうところでした。
直ぐにでもつかりたい気持ちを抑えて先に城の周りを一回りして足先を冷やすだけ冷やして、開館まで10分ぐらいの待ち時間で足を温めて生き返りました。
夏場には味わえない快感であり、また温泉地ならではサービスに感動しました。

ちなみにかみのやま温泉では1月25日に霊感タレントの稲川淳二を迎えて「真冬の怪談ナイト」が開催されるようで、あちらこちらにポスターが貼ってありました。

ところで温泉と言えば冬場の旅にはかかせないアイテムですが、今回は残念ながら温泉宿に泊まることは日程などの問題でできませんでした。
こればかりは行き当たりばったりの旅のマイナス面で、仕方がないので大浴場のあるホテルを探して泊まりました。
温泉でなくても体を一直線に伸ばして浴槽につかることなどは滅多にないことなので、相当の長風呂で1日の疲れを癒すことができました。
短期間の旅で荷物が少ないとは言っても、5キロ以上のカバンを背負っての階段の上り下りや乗り換えのためのダッシュ、史跡巡りの地ではひたすら歩くという私のスタンスもあり、足腰がヘロヘロになった体へのご褒美はやはりお風呂が一番です。

旅先でちょっと気になったのは、土日にも関わらず学生服が異様に目についたことです。
当日はどうやらセンター試験であったようですが、試験を受けに行く時間帯でも雰囲気でもありません。
さすがに北国で女生徒はほぼ全員がタイツをはいているな、しかも黒、これは学校の規則なのかな、などといった感想はさておき、なぜに休日に学生服でうろちょろしているのかが気になって仕方がありませんでした。

人生初体験もありました。
新発田城の三階櫓は周りを自衛隊駐屯地に囲まれており、城の周りをぐるっと回って近づこうとしてもなかなか近寄ることができませんでした。
そうこうしているうちに駐屯地の入り口があったので、守衛に立っている迷彩服に同じ迷彩模様のヘルメットを被った若い自衛官に「あの櫓は近づくことはできないんですか?」と聞いたところ、「そういったご質問には答えられません」とつれない返事を無表情でされてしまいました。
しかも質問しようと近づいたら、小走りで道まで出てきての応対です。
まさか見るからに旅人という感じの単身者が襲撃でもすると思っているわけでもないのでしょうが、そうするのが規則なのでしょうか。
近寄れないのかなと思って駐屯地越しに撮った写真がこれなのですが、その時も何とも言えない表情でこちらを見ていました。
仕事柄から言って仕方がないのかもしれませんが、愛想を振りまけとは言いませんが、愛される自衛隊を目指すのであればもう少し応対のやり方があるのではないかなと、これは私の勝手な考えではありますが、生まれて初めて自衛官と会話をした感想です。
ちなみに三階櫓はもう少し歩いたところ、何のことはなく普通に近寄ることができました。

こちらは完全に余談ですが、昨秋の各駅電車の旅では富山県知事選にぶつかりましたが、今回は山形県知事選でした。
だからどうという話しでもないのですが、47都道府県しかない中で知事選に度々ぶつかるのは珍しいかなと思った次第です。

そう言えば前回の旅で新潟を訪れたときにも書きましたが、大河ドラマこそが最高の公共事業であるとの思いを、今回の旅でも強く感じました。
どこへ行っても今年の大河ドラマである天地人ののぼりやポスター、おみやげがずらっと並んでいました。
大河ドラマの題材は全国持ち回りとなっているという話しも、こういったものを見てしまうとなるほどと思えてしまいます。

そんなこんなで直江兼続とどれだけの関係があるのかと、突っ込み芸人並の突っ込みをしたいぐらいの商品の数々が店頭に並んでいました。
確かに旅人としてはこれ以上にないタイムリーなおみやげになりますので持ちつ持たれつなのでしょうが、きっとお菓子などは来年になれば中身は同じでパッケージが変わるのだろうなという意地の悪い感想をもって眺めていました。

おみやげと言えば、これも以前から気になっていたのですが、ご当地キャラクターといった商品が幅を利かせているのは私的には面白くありません。
キティやキューピー、まりもっこりなどが地方に合わせた衣装などをまとっているもので、そこそこ安価ということや種類が多いこともあって、収集家が多いとも聞いています。
それ自体を否定するわけではないのですが、それがメインになっているようなおみやげ屋も少なくはないのには非収集家である私としては閉口してしまいます。
中にはそれしか取り扱っていない店もあり、店としても売上げが多い商品を取り扱うのは当たり前の話ではあるのですが、ちょっと考えさせられる昨今の状況だと思います。

旅情篇と銘打ってはみたものの、何のことはなくつらつらと書き連ねただけに終わってしまいました。
少しでも雰囲気が伝わればとは思いますが、矛盾するようですがやはり旅は自分の足でその地を踏み、空気を吸うことが一番であり、また醍醐味であると再認識をしたことが、私としての今回の最大の収穫でした。


【2009年1月 東北・北陸の旅】
いざ北国へ
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いざ北国へ 史跡巡り篇 白石の巻
いざ北国へ 史跡巡り篇 山形、上山の巻
いざ北国へ 史跡巡り篇 新発田、長岡の巻
いざ北国へ グルメ篇

 


やたらに目立つ石川球団副代表

2009-01-19 16:11:11 | 千葉ロッテ

バレンタイン監督との権力闘争に勝利した瀬戸山球団社長と石川球団副代表ですが、ここのところ両者のマスコミへの露出ぶりが際だっています。
権力を掌握したことの誇示ではないかとの懸念をしていますが、瀬戸山球団社長が兼任をしている球団代表の座をいつ石川球団副代表に譲り渡すつもりなのか、その時期を早めるために実績作りに焦っているのではないことを願いたいものです。

ロッテ、2010年「佑ちゃん1位指名」決めた (1/18 スポーツ報知)

ロッテは2010年のドラフトで、早大のエース・斎藤佑樹投手(20)を1位指名する方針を固めていることが17日、分かった。
石川晃副代表(47)はこの日、今秋ドラフト候補に約200人をリストアップしたスカウト会議後、「絶対に行く。実力もさることながら、ファンにも人気がある。トータルにおいても最高の選手」と佑ちゃん狙いを断言した。
斎藤を巡っては、すでにヤクルトや日本ハム、ソフトバンクが獲得を目指すとしており、重複指名は必至。
そこで、ロッテは独自のプロジェクトチームを立ち上げた。
石川副代表は言う。
「プロの目で見るために、全員で見る。スカウトによって考え方は違うし、プロで成功する確率を高くするためにも、この方がいい」
今年から採用の新プランではスカウトだけでなく、編成部に所属する全9人が視察。
これまで担当でないスカウトはビデオ確認だけということもあったが、あらゆる角度から佑ちゃんを“丸裸”にするという。
そのチームには、かつてダイエーのスカウトとして松中、小久保、井口らを獲得した石川副代表自身も参加。
4月開幕の東京六大学リーグ戦にも、直接出馬するという。
ロッテは逸材の獲得へ全力を尽くす。

来年のドラフトで斎藤佑樹が超目玉になることは間違いがないでしょうし、強い獲得の意思があれば早々にそれを表明することで誠意を見せることも大切なことではあるのですが、球団副代表たる要職にある者が軽々に「絶対」などという言葉を使うことは感心できません。
ドラフトまでの2年間に斎藤がどういった軌跡を描くかは不透明ですし、彗星のように新星が現れる可能性もあります。
もし前言を翻すような事態になれば言葉の軽さを指摘されて信用を失うことになりますし、そこまで考えての発言とは思えません。
そもそも絶対と言いながら、丸裸にするための特別プロジェクト体制を敷くこと自体が矛盾をしています。
あまり知られてはいませんが石川球団副代表は元プロ野球選手でもあり、これまでの実績を見れば選手を見る目も確かなのかもしれませんが、スカウトの領域に足を踏み入れて中心的な役割を担うことは組織の混乱をもたらしかねません。
やはり冷静に見ると暴走をしているのではないかと、そんな気がしています。

さて肝心の斎藤ですが、確かに人気は抜群ですから球団としては獲得をしたいであろうことは分かりますが、果たしてその人気に実力が伴っているのかどうかは微妙なところです。
東京六大学リーグで抜群の成績を残してはいますが、同リーグで三冠王を獲った選手ですらプロからは声がかからないというレベルの低さや、リーグ30勝をマークしたヤクルトの加藤のルーキーイヤーを考えれば、即戦力としてエース級の活躍を期待するのは難しいと思われます。
これは東京六大学リーグに限った話ではなく、6球団の重複入札のあった大場ですら3勝しかできなかったことを見ても、プロとアマチュアとのレベル差は大きいということです。
しかし人気はエース級ですから球団としては1軍で起用をしたい、しかし実力は伴わないと、かつての人気選手が辿った道を歩んで成長しきれないのではないかとの不安もあります。
ことロッテの獲得という点から見れば、甲子園でハンカチ王子として有名になる前からドラフトでの指名を噂されていたのはロッテぐらいでしたし、早大進学を表明するまでは1巡目での指名を公表していました。
そういったことは斎藤も当然知っているでしょうから、早い時期から手を挙げていたロッテに悪い印象は持っていないと思われます。
また青いハンカチを使う前は黒木の54番のタオルを使っていたらしいので、これが斎藤が黒木のファンであると言われている所以であり、全く脈が無いというわけでもないでしょう。 
来年のドラフト制度がどうなるかは分かりませんが、現在の仕組みが維持されるのであれば、おそらくは明確な拒否反応を示されることなく特攻となるのだと思います。
バレンタイン後を考えれば人気もチームにとっては必須なアイテムですから反対はしませんが、仮に交渉権を獲得できても入団後の育成には不安が残ることだけは確かです。

ロッテ新恋人!NTT東日本・清田を指名へ (1/19 サンケイスポーツ)

ロッテが今秋ドラフトの上位指名候補として、NTT東日本の清田育宏外野手(22)をリストアップしていることが18日、わかった。
昨年のドラフトでは2位指名したホンダの長野(ちょうの)久義外野手(24)が入団を拒否。
右打者の外野手が補強ポイントの1つだけに、早くも“ポスト・長野”として白羽の矢を立てた。
球団では、17日にスカウト会議を行いドラフト候補選手203人をリストアップ。
中でも清田は、長打力と50メートル5秒9の俊足が持ち味の逸材で、今秋ドラフトで争奪戦になるのは必至だ。
球団幹部も「(清田は)右打者で一発がある。右の大砲はぜひほしい。肩が強いし、足(の速さ)もある」としている。
昨季のロッテ外野手で、規定打席に到達したのは左打者の大松のみ。
清田が千葉県出身ということもあり、ことしこそ右の強打者獲得に向け万全の態勢で臨む。

来年のドラフトよりもまずは今年のドラフトですが、先日の大嶺翔太と言い、隠密ドラフトは今や昔と思えるぐらいに名前がこぼれてきます。
今度は阪神らも上位での指名を検討していると言われているNTT東日本の清田で、地元出身ということもありネタとしているのでしょう。
素材としては長野との比較はともかくとして、守備力がある右の外野手というのは最優先補強ポイントですから外せない選手であることは確かです。
パンチ力のある打撃についてはプロでものになるには数年は見てあげる必要があるでしょうが、他紙の1巡目はさておき、2巡目ぐらいでの指名はあるかもしれません。
外国人選手を全て野手で揃えるぐらいに投手はもういいだろうというスタッフになってきていますので、今年こそ野手中心のドラフトにして欲しいですし、その中に大嶺や清田の名前が入ってくればとても楽しみになってきます。
決して既にシーズンに興味を失ったからドラフトネタというわけでもありませんが、なかなか面白みのあるニュースでした。

 

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黒木を1日でも早く指導者に

2009-01-19 15:09:08 | 千葉ロッテ

旅先のホテルでもらった朝日新聞の朝刊に、黒木を取り上げた記事が載っていました。
黒木が全国で野球教室を開いていることは知っていましたが、記事を読んで1日でも早く指導者としてロッテに戻ってきて欲しいと感じました。

野球の原点を小学生に伝える「魂のエース」 (1/18 朝日新聞)

グラウンドにユニホーム姿の小学生の歓声が響く。
黄色やピンクのボールを素手でキャッチボール。
子どもたちに交じり、「相手が受けやすい場所に投げる思いやりを」と、繰り返し声をかける。
98年のリーグ最多勝、最高勝率をはじめとする数々の記録。
イチローが「パ・リーグ1」と呼び、投げ負けた松坂大輔に「リベンジ」を誓わせた千葉マリーンズの元エースだ。
けがに泣き、一昨年、引退を余儀なくされた。
無念さの中で、よみがえったのは宮崎での子ども時代。
野球との出会いだった。
自然に空き地に集まりボール投げ。
雨の日の学校の廊下での手打ち野球。
その楽しさが原点だった。
「何かと大人の指示が多く、管理されがちな今の子どもは、あの体験をしているだろうか」
選手時代の愛称からとった「ジョニープロジェクト」を昨年4月、ボランティアで始めた。
地元・千葉県の市川市の小学校には、100人を越える子どもが集まった。
まずは怖がらずに楽しめる柔らかいボールを使い、ルールも三角ベース、2アウトチェンジなど、子どもたちに任せる。
「伝えたいのは自分で決めることと、コミュニケーションの大切さ」。
現場を見た指導者は目を見張る。
「子どもの表情が生き生きしている。普段は上から与えられた野球だったのか」
長女の小学校の保護者チームでソフトボールも楽しむ。
エース?
「ひんしゅくを買うのでレフトです」

プロでも同様の指導ができるとは限りませんが、多くの名選手が陥った自らの経験を押しつけるようなことにはならないであろうと思います。
相手の考えを尊重し、アドバイスはするが最後の決定は選手に任せる、これは指導者としては理想の姿ではないでしょうか。
もちろん純真無垢な小学生とは違って、一癖も二癖もあるようなプロ野球選手にこういった姿勢が受け入れられるかどうかは分かりません。
しかしロッテの選手たちの指導を任せてみたい、私はそう考えます。

新聞記事を手打ちするのは面倒だったのでwebニュースにも載っていないかを探したのですが、残念ながら有料コンテンツ扱いでした。
代わりと言ってはなんですが、似たような記事を見つけましたので掲載します。

「心の練習をしよう」元ロッテ黒木投手、広州で野球教室 (1/17 朝日新聞)

元千葉ロッテマリーンズ投手の黒木知宏さん(35)が17日、中国・広州市の広州日本人学校で野球教室を開いた。
父母らが運営する野球チームの小中学生約90人が参加し、野球の楽しさや心構えを学んだ。
黒木さんは「相手を思いやる気持ちが大事。心の練習だと思ってキャッチボールをしよう」。
子どもたちは2人1組になり、黒木さんが持参したカラーボールを投げ合った。
バットやグラブを使わないミニゲームもあり、黒木さんは子どもたちに交じってボールを追いかけた。
「どうしてプロ野球選手になったの?」との質問に、黒木さんは「高校生までプロになれると思っていなかった。でも、野球が好きで努力を続けたら、速い球が投げられるようになった。楽しいと思って続けていれば、きっといつか夢はかなう」。
小6の後藤昌克くん(12)は「(黒木さんは)すごいプロの選手だったのに、とってもフレンドリーで楽しかった」と話した。
黒木さんは07年末に現役引退を表明。
「野球の楽しさや思いやりの心を伝えたい」と全国各地で野球教室を開いている。
海外での開催は、広州が初めて。

内容はさほど変わりませんが、それだけ黒木の考えにブレがないということでしょう。
年齢も選手に近いですし、兄貴分として2軍で若手投手を育てる姿を早く見てみたいです。
バレンタイン監督の去就とも絡んで一足跳びに監督への就任を期待される黒木ですが、まずは投手コーチとしての実績を積むことが黒木にとってもチームにとっても、そして何より若手投手にとってプラスになると思います。
背番号54の後継者を育てるべく、黒木の2軍投手コーチ就任を強く推します。

 

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オーティズを解雇するとは!

2009-01-16 17:20:25 | 千葉ロッテ

アブレイユ、呉、そしてオーティズの解雇が決まりました。
基本的に再契約するつもりだと瀬戸山球団社長が言っていたものの、年が明けてもはっきりとしない状況に不安を感じていましたが、私的には最悪の結末です。
合わせてランビンとバーナムの獲得も発表され、何がしたいのか理解に苦しみます。

ロッテ、オーティズら3選手と契約更新せず (1/16 サンケイスポーツ)

ロッテは16日、ホセ・オーティズ内野手(31)、ウィンストン・アブレイユ投手(31)、呉偲佑投手(26)の3選手と契約を更新しないと発表した。
オーティズは03年オリックスに入団、33本塁打をマークしてチームの中軸として活躍、翌年も24本を放ったが解雇。
07年のシーズン途中にロッテに入団、3シーズンぶりに日本のプロ野球に復帰して打率.284、昨季も打率.288、11本塁打、37打点とまずまずの活躍を見せていた。
アブレイユはロッテを支えてきた「YFK」がそろってチームを去った昨季に入団、最速150キロの速球で抑えが期待されていたが、20試合で1勝2敗、防御率3.32。
呉は台湾プロ野球のラニューから07年に入団、快速左腕としてローテ入りが期待されていたがケガもありその年は1軍登板なしに終わり、08年も2試合に先発しただけに終わっていた。

アブレイユと呉は昨年に結果を残せなかったこともありますし、解雇も仕方がないかなと思えなくもないのが正直なところです。
ただここまで決定を引っ張ったのですから、悪くても春季キャンプで残留テストをやるのかと思っていました。
両投手ともダメダメだったわけでもないですし、それなりの期待もしていましたので非常に残念です。
それでも代わりの新外国人投手の獲得がないのであれば、若手投手に出番を与えるためのリリースであると、そう前向きに考えることで自分を納得させることもできます。

ロッテ、バーナムとランビンの2内野手を獲得 (1/16 サンケイスポーツ)

ロッテは16日、チェイス・ランビン(29)、ゲイリー・バーナム(34)の2選手と契約を結んだと発表した。
年俸はともに出来高付きでランビンが2000万円、バーナムが1300万円。
ともに背番号は未定。
2人とも内野手登録だが、外野も守れるユーティリティープレイヤーで昨年11月にロッテの入団テストを受けていた。
ランビンは昨季、米大リーグ、マーリンズ傘下3Aのアルバカーキに所属していた右投げのスイッチヒッターで、打率.300、14本塁打、54打点をマーク。
球団を通じ「千葉のファンはとても素晴らしいと聞いています!ファンと一丸となって、フィールドに立つときはいつも全力を尽くしてプレーすることを心から楽しみにしています」とコメント。
左投左打のバーナムは昨季、台湾プロ野球のラニューでプレー。
バーナムは「キャンプでチームの皆と、ファンの方と知り合えるのを今から楽しみにしています。日本語や日本の文化を学ぶのも楽しみです」とコメントしている。

しかしオーティズのリリースはどう考えても合点がいきません。
井口の獲得を受けてのものであるならまだしも、昨秋の入団テストで合格できずに保留扱いだったランビンとバーナムとの入れ替えとは驚天動地です。
フェルナンデスのオリックスへの入団が決まったようですし、既に来季への戦力補強が一段落した球団が多いでしょうからオーティズもシーズン当初はないとしても、シーズン途中に他球団に入団することは充分に考えられます。
そして楽天のリックも含めて、リリースした選手にボコボコにされるという悪夢が待っているような気がしてなりません。

井口にメジャーから具体的なオファーがあったとの話も聞きませんし、おそらくは獲得に相当の手応えがあるからこそのオーティズのリリースだとは思います。
そしてランビンとバーナムは一塁や外野も守れるというユーティリティぶりを評価したのでしょう。
そういう意味では井口の獲得が成れば悪い補強ではないのかもしれませんが、チーム全体としての戦力アップになっているかと問われれば、ちょっと首を傾げたくなります。
控えとしてベニーも含めて3人もの外国人野手がベンチを占めることで細谷や神戸、角中や佐藤らの出番が減ることのマイナスの方が、中長期的に見れば大きいと考えます。
もし今回の件がユーティリティプレーヤーを好むバレンタイン監督への譲歩か、あるいは穏便にシーズンを乗りきるためになだめるための措置なのかはわかりませんが、もしそうであればバレンタイン監督の続投による弊害が出始めたことになります。
いずれにせよ年俸を見れば主軸としての活躍を期待しての獲得ではありませんし、大化けしたとしてもそれは嬉しい「誤算」でしかありませんので、今季に向けての補強活動の迷走ぶりが浮き彫りになった今回の外国人選手の入れ替えだと思います。 

キャンプ直前という補強が後手に回っていることを象徴するようなタイミングや、獲得した新外国人選手が入団テストで一発合格できなかったレベルであるという事実からくる不安が、単なる杞憂に過ぎないことを願っています。
またこうなったら何がなんでも井口を獲得してもらわなければ困りますので、一日も早く朗報が届くことを願っています。

 

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いざ北国へ

2009-01-16 03:13:10 | 独り言

年末年始に出社した振替休日で、今日から5連休となります。
例によって発作的に旅を思い立ち、2泊3日で北国へ旅立つことにしました。

昨秋の各駅電車の旅は国盗りが9割を占めて史跡を訪れたのは長浜城と富山城だけだったのですが、今回は史跡巡りの比率を上げてみようと思います。
学生時代から繰り返してきた旅と同じで、今回も計画を立てずに時刻表を片手に行き当たりばったりとなるのでどうなるかはわかりませんが、行ったことがない白石城と、3年ぐらい前に二の丸東大手門が再建されたらしい山形城には行ってみたいと思います。
仙台から山形、そして新潟を抜けて長岡あたりをぐるっと回ってくるつもりです。

この寒い時期になぜに北国と自問自答をしながらも、雪の中での温泉もいいかと自分を納得させています。
もっとも冬場の北国は数年前の3月に鳴子温泉に行ったことしかなく、ここ数日はこの冬一番の寒さとも言われているだけに不安がないと言えば嘘になります。
天気予報を見るとどうやら雪のようですし、もし吹雪いている場合は史跡巡りはパスをして、単なる国盗りと温泉の旅になってしまうかもしれません。

とは言え、3ヶ月ぶりの旅ですのでウキウキとしています。
基本的に今回も各駅電車の旅で始発での出発になるため、昨日は帰ってすぐに就寝し、0時に起き出してきて準備を始めました。
既に準備万端、あと1時間もしたら家を出ます。
3日間ほどブログもお休みとなりますが、井口ネタなどタイムリーな話題が勃発した場合は携帯からアップをしたいと思います。
無事に史跡巡りができた場合は写真の掲載を予定していますので、日本史ファンの方はあまり期待をせずにお待ちいただければと思います。


【2009年1月 東北・北陸の旅】
いざ北国へ 旅情篇
いざ北国へ 旅程篇
いざ北国へ 史跡巡り篇 白石の巻
いざ北国へ 史跡巡り篇 山形、上山の巻 
いざ北国へ 史跡巡り篇 新発田、長岡の巻
いざ北国へ グルメ篇

 

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新チーム結成へ

2009-01-16 01:50:13 | 千葉ロッテ

地方リーグへの選手派遣や、マリーンズカップなる選手権の開催など、いろいろとプランをぶち上げては続報がないといった消化不良気味のロッテの選手育成計画でしたが、ようやく具体的な次の手が決まりつつあるようです。
正直ベースで言えば諸手を挙げて賛成とは言いかねるのですが、何もやらないよりは半歩でも前進することは歓迎したいと思います。

巨人、ロッテとファーム限定で混成チーム結成へ (1/15 読売新聞)

巨人が育成選手を含む若手選手の出場機会を拡大するため、ロッテとファーム限定の混成チームを結成することが14日までに決まった。
イースタン・リーグの空き日程を利用し、今季は社会人チームとの25試合前後を予定。
両球団でチーム名称やユニホームのデザインなどを検討している。
両球団は、二軍で出場機会の少ない若手や育成選手らの鍛錬を目的に、2007年から始まったイースタン7球団の混成チーム「フューチャーズ」結成の際にも主導的役割を果たした。
現在、巨人が11人、ロッテは14人の育成選手を抱えており、一軍で通用する選手を育てるためには二軍公式戦とフューチャーズ戦だけでは試合数が不十分として、昨年から新チーム結成に向け意見交換を続けていた。

選手にとっては実戦経験こそが育つための重要な栄養源ですから、とにかく試合数をこなす必要があることは間違いありません。
異様に多い投手の才能の芽を摘まないためにも、登板機会が増えることは非常によいことです。
2軍の公式戦も今年は試合数が増えるようですし、よい傾向だと思います。

ただ面白くないところもあります。
なぜ巨人との混成チームなのか、単独チームではだめなのかとの疑問が残ります。
フューチャーズは7球団混成とは言ってもロッテと巨人が中心であり、それであれば「フューチャーズ=巨人」「新チーム=ロッテ」と分けた方がよいように思えます。
もちろん野手不足から単独ではチームを作れないといった現実的な問題もあるのでしょうが、おそらくはコーチ陣はフューチャーズと同様に巨人勢が占めるものと思われ、結果的にいいように使い倒されるような気がしないでもありません。
いろいろとプランを出しても巨人の反対で潰されていることもあって、それなら巨人のご機嫌伺いに徹して利を拾おうとの目論見があるのだとは思いますが、そういう点においては巨人の方が一枚も二枚も上でしょうから不安が残ります。

今回の新チーム結成が3軍の創設という、ロッテ単独チームの立ち上げへの第一歩であることを期待します。
そのためにはコーチ陣の充実が必須で、今回の新チーム結成をきっかけにスタッフの充実を是非ともお願いしたいと思います。
どうしてもOB中心の起用となり、一昨年におそらくは高いレベルでの指導者としては失格の烙印を押されたのであろう佐藤兼伊知や園川一美、平井光親らにまずは声をかけることになるのでしょうが、巨人におんぶにだっこよりはましです。
私は指導者こそがチームの死命を握ると考えていますので、先々までを視野に入れた展開になることを願っています。

 


成瀬にちょっと期待

2009-01-16 01:09:48 | 千葉ロッテ

井口ネタが尽きたことで水面下に潜っていたロッテの話題ですが、久しぶりに「これは」と思えるニュースが流れてきました。
成瀬が本来の自分を取り戻すべく、制球力の向上を目標に2009年のスタートを切りました。

ロッテ成瀬 精密な制球力復活がテーマ (1/15 スポーツニッポン)

ロッテの成瀬善久投手が15日、千葉マリンスタジアムで自主トレーニングを公開し「球威よりコントロール。おととしのようなものが必要」と16勝を挙げた2007年に見せた、精密な制球力の復活をテーマに掲げた。
昨年は勝ち星が8と半減した。
北京五輪予選に参加したため、自主トレが不十分で「貯金できずにシーズンに入ってしまった」。
制球力の土台となる下半身の強化不足が最後まで響いた。
一方で今季は「走ることができている」と順調さを強調。
制球力が戻れば要所で粘りが増し、球数は減るだけに「完投を増やしたい。倍では少ない」と昨季3完投からの大幅増に意気込んだ。

昨年に「スピードアップ」を目標に掲げたことに不安を表明し、その不安が見事に的中してしまった昨季でしたから、今年のこの目標は私としては大歓迎です。
成瀬の持ち味は「打者から見えづらいフォーム」と「緻密な制球力」ですから、このポイントを磨き上げることで復調を目指すことは間違っていないと思います。
もちろん簡単に2007年のような破竹の連勝といった大活躍に繋がるとは思いませんし、そう一足跳びで物事を考えて欲しくもないのですが、制球を乱し球数を要して長いイニングを投げられなかったことを反省できていることだけを見ても、今年の成瀬には期待をしてよいと考えます。

怪我さえなければ10勝は間違いなし、まずは12勝を目標に今季の成瀬には頑張ってもらいたいと思います。
また「走り込み不足による不調」という事実を成瀬だけではなく、他の投手や野手が同じように考えてくれることを願っています。

 

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電池が切れた

2009-01-14 22:07:34 | 独り言

 

2007年の8月に購入した携帯電話の電池が切れました。
約1年半の寿命でしたが、徐々に稼働時間が短くなるのではなく突然にやってきた幕切れで、驚きもしましたし困りもしました。

一昨日までは普通に使えていたのに、昨晩にフル充電をしたにも関わらず今日は数分の利用でメモリは1つになってしまい、再度フル充電をしても状況は変わりません。
この週末にでも国盗りを兼ねて旅行をしようと思っていた私としては深刻な状況で、慌てて通勤沿線のソフトバンクショップに電話をかけまくったのですが、私の機種の電池パックの在庫がある店はなかなか見つかりません。
ようやく9店目で「1個だけあります」との答えに巡り会って、普段は降りない帰宅途中の駅で途中下車をして購入しました。
ネットで見ると「SHBBA1」という電池パックはどこも品薄と言いますか、古い機種用の電池パックだけに在庫なしのソフトバンクショップがほとんどのようで、際どいところでゲットすることが出来た今回の私はラッキーだったのかもしれません。

携帯電話が電池からダメになるのは、今も昔もあまり変わらないようです。
この電池パックも寿命は仕方がないことですが、ぷっくりと膨らんでしまうのは何とかしてもらいたいです。
私の場合は膨らみ具合はさほど酷くはなかったのですが、友人などはカバーが変形するぐらいに膨らんでしまっています。
無駄な機能を搭載した携帯電話の開発にかまける暇があったら、電池の寿命や品質を高めるような努力をしてもらいたいものです。
これまでは電池パックも5000円以上して、また逆に機種変更が安かったことで「電池の寿命切れ=機種変更のタイミング」という図式が成り立っていましたが、料金体系が変わって携帯電話の本体価格が値上がりしましたので、そう安易に機種変更などは出来ません。
電池パックが3150円と安かったから助かりましたが、これが以前と同じような価格であったら頭を抱える事態になっていたところです。

希望とすれば電池パックの寿命は3~5年ぐらいはあって欲しいですが、百歩譲っても今回のようにショップを放浪しないで済むような在庫管理をしてもらいたいです。
危なく旅行計画の見直しを迫られるところでしたので、この思いを非常に強く感じています。
また購入した電池パックが実は不良品で、旅先で激怒するような結末にならないことを願っています。

 

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2008年通信簿 125 大谷龍次

2009-01-13 21:18:14 | 千葉ロッテ

125 大谷龍次 外野手 20歳 年俸240万円

【2008年成績】 E 17試合 19打数 6得点 4安打 打率.211 1二塁打 0三塁打 0本塁打 0打点 0盗塁 2四死球 4三振

大谷もまた白川と同じく高卒1年目での育成枠選手としての入団でしたが、これまた白川と同様に出場数があまりに少ないルーキーイヤーとなりました。
若い伸び盛りの選手にとっての最高の栄養は実戦での経験ですから、来季はもっと試合に出られるよう頑張ってもらいたいと思います。

軟式チームからの入団とは言っても1年前までは名門の樟南でレギュラーを張っていた大谷ですし、補強ポイントの右の外野手ということもあって、密かに期待をしている選手です。
地縁もあって贔屓にしているということもありますが、守備が評価されての入団とのことですし、そういう意味でもチャンスは充分にあると思います。
今年は2軍で50試合100打席以上を目標に、支配下選手登録へのステップとなる1年であることを願っています。


【オリオン村査定】 240万円 → 240万円 (±0%)

 


2008年通信簿 124 白川大輔

2009-01-12 21:14:29 | 千葉ロッテ

124 白川大輔 内野手 20歳 年俸240万円

【2008年成績】 E 15試合 30打数 4得点 5安打 打率.167 1二塁打 0三塁打 0本塁打 0打点 0盗塁 1四死球 11三振

角中と同じく高卒1年目で四国ILから入団をした白川でしたが、ほとんど結果を出せないまま1年目が終わりました。
小柄な体格だけに何か特徴を見いだしたいところですが、その特徴が何かが分からないようでは厳しい感じがします。

終盤に怪我があったとは言っても、野手不足のチーム事情を考えれば出場試合数が少なすぎます。
その三振率を見れば、プロの2軍レベルにすら全く手が届いていないというのが現状と見るしかないのかもしれません。
俊足との触れ込みですが四国ILでも盗塁などで目立った結果を残せていませんでしたし、それはNPBに入ってからも変わっていません。

似たようなタイプの角が入団をしてきますし、そのネームバリューからも余程のことがない限りは角が重用されることは想像に難くありません。
育成枠選手とは言っても何かひとつでも光るものがなければ活路を見いだすのは難しく、白川にとってそれが何なのか、その答えを出す必要があります。
やはり足なのか、はたまた実は積極的なバッティングなのか、何でもいいので「白川のあのプレーが見たい」と思えるようなアピールに期待をしたいと思います。


【オリオン村査定】 240万円 → 240万円 (±0%)

 

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2008年通信簿 123 小林憲幸

2009-01-12 00:14:45 | 千葉ロッテ

123 小林憲幸 投手 23歳 年俸240万円

【2008年成績】 E 22試合 1勝1敗0S 防御率5.32 23回2/3 25被安打 3被本塁打 14与四球 0与死球 20奪三振

育成枠選手の中で選手登録に一番近かったのが小林憲であったと思いますが、その小林憲ですら話題にもならなかったのが今年のロッテの投手陣の現状です。
決してレベルが高かったからではなく、単に頭数が多かったのでチャンスがなかった、そんな現状は来季も変わらないことを考えれば、小林憲の苦難はまだまだ続きそうです。

終わってみれば5点台の防御率でしたが、シーズン途中では選手登録もと思えるようなピッチングが続いていただけに、ロッテでなければとも思ってしまいます。
登板数も他の支配下選手にひけをとりませんし、なぜ自分は育成枠から抜け出せないのかとの思いを抱いているかもしれません。
例によって四球の数が多いという課題があることは確かなのですが、果たして支配下選手と育成枠選手を同じ土俵で評価する姿勢が球団にあるのかどうか疑問にも思えます。

育成枠選手はじっくりと育ているという考えがあるのかもしれませんが、小林憲も23歳という年齢を考えれば時間的な余裕はあまりありません。
選手枠の問題を考えれば目を見張るような活躍をするか、あるいは最低2年は結果を残してからというスタンスも間違っているとは言えませんが、旬を逃すことで活躍の場を失わせるようなことにはならないようお願いしたいところです。
小林憲も小林宏を小林宏とするためだけの存在ではないことをアピールすべく、来季は2軍の抑えを奪うような活躍に期待をしています。


【オリオン村査定】 240万円 → 260万円 (△8%)