オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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背番号6の井口

2009-01-25 21:39:53 | 千葉ロッテ

 

井口の背番号6のお披露目となる、入団発表が行われました。
例によって得意満面の笑顔を振りまいた瀬戸山球団社長はさておき、しっかりとした口調で決意を表明した井口に期待をしたいと思います。

ロッテ・井口、日本での目標はトリプル3! (1/25 サンケイスポーツ)

米大リーグ、フィリーズを自由契約になってロッテ入りした井口資仁内野手が25日、千葉市内のホテルで入団会見し「ホークス時代から打率3割、30本塁打、30盗塁を目標にしてきた。本年度もそれを目標に頑張りたい」と抱負を話した。
5年ぶりの日本球界復帰。
「メジャーに比べキャンプインが早いから、早めに体をつくり上げた」と自主トレーニングでの順調な調整ぶりを強調。
ロッテで期待されるリーダー役には「向こうでやってきたことを伝えられたら」と自覚も十分だ。
3年契約で、起用は本職の二塁手に限定される項目も盛り込まれたそうだが「一年一年が勝負。レギュラーをしっかり取りたい」と新天地に懸ける決意を示した。

是非ともトリプル3を目指せるぐらいの活躍をしてもらいたいですが、まずはズレータの二の舞にならないよう、故障がないよう注意をしてもらいたいです。
頭で思ったようには体が動かなくなる年齢になっていることの自覚をして、また張り切りすぎてのオーバーワークがないよう、これは周りが注意をしてあげることも大切です。

キーマンは福浦!

そういう意味でも、井口がロッテで活躍ができるかどうかの鍵を握るのは福浦ではないかと考えます。
肩の故障もあってスローイングに心配があるため、ショートバウンドをすくい上げることに関しては神とも言われる福浦のサポートが重要であることも確かですが、それよりもチームに井口が馴染める橋渡しの役割を福浦には担ってもらいたいです。
いろいろと学びたいと言っている西岡ら内野の若手と井口とでは一世代も年齢的なギャップがあり、この年代差を埋めることはなかなか難しいところがあります。
そこを井口と年齢が近く、主力として戦い合った福浦が間に入ることで、スムーズな会話やコミュニケーションが取れるようになると思います。
こういう役割が苦手な福浦であることは分かってはいますが、福浦自身の復活のためにも、積極的に井口と交わってくれることを願っています。

【井口トーク】「千葉の強風も楽しみ」 (1/25 サンケイスポーツ)

井口はロッテでの期待をかみしめつつ、歯切れよく意気込みを話した。
-久々の日本復帰。
「一回り成長したところを見てほしい。新人のつもりでグラウンドを駆け回りたい。先発投手は7割ぐらい(顔触れが)変わっている。早めに対策はしていきたい」
-ロッテの印象は。
「2005年に優勝した時から、若くて勢いがあると感じていた」
-新たな本拠地となる千葉マリンスタジアムについては。
「ライナー性の打球が(特有の強風で)伸びる。僕はそういうタイプの打者なので楽しみ」  
-メジャー経験をチームに還元するのも仕事。
「チームのためにプレーしてきた。それをロッテが買ってくれた。チームのため、を忘れずにやっていきたい」
-バレンタイン監督は最終年。
「いろいろなことを教わりたい」

いろいろな経験をしてきただけに落ち着いた記者会見だったようで、浮いたところも気負っているところもなく好印象を受けました。
ただ瀬戸山球団社長の失言による井口枠の存在を払拭したいのか、レギュラーへの挑戦といったような謙虚な姿勢や、前日の取材で将来の監督候補について「そんな先のことは何も確約されているわけじゃない。それよりも自力で1年でも長くロッテでプレーすること」と口にするなど、ちょっと可哀想なスタートになってしまったような気がします。

ボビー、ファン200人成田出迎えに大感激 (1/25 スポーツ報知)

今季限りでの退任が決まっているロッテのボビー・バレンタイン監督が25日、来日した。
成田空港には続投を望む約200人のファンが駆け付け、“ボビーコール”で出迎え。
思わぬ歓迎を受けた同監督は「胸がいっぱいで、言葉が出てこない。足に力が入らず、胃も震える感じだった。人生でこんな素晴らしい瞬間はない」と涙を浮かべ感激。
最後となるシーズンに向けて「ベストを尽くすこと。この絶大な支援の力を借りて、最後の戦いを始めたい」と、あらためて任期を全うする意欲を見せた。

そんな井口の活躍を左右しそうな一因として、やはり球団とバレンタイン監督との確執が挙げられます。
井口の入団発表もバレンタイン監督の来日もともに25日、なぜスケジュールを合わせて井口の記者会見にバレンタイン監督を同席させなかったのかが理解できません。
今季をバレンタイン監督で乗り切るとお互いに合意をしたのであれば、大人なのですから表面上だけでも確執がないところを見せる努力をしてもらいたいものです。
うがった見方をすれば、井口獲得を球団の成果として誇る場にバレンタイン監督を同席させたくなかった瀬戸山球団社長の意向があったようにも思われますし、バレンタイン監督も自らの補強希望を却下された上での井口獲得への無言の抗議のようにも感じられます。
記者会見を夜にするか、来日を午前中か前日にすれば折り合うことができたであろう井口の門出すら手を取り合って祝うことの出来ない両者の深い溝が、シーズンに与える影響の大きさを感じさせられて重い気持ちになります。

4年間のメジャー生活で日常会話ぐらいは英語ができるようになったであろう井口が、積極的にバレンタイン監督とコミュニケーションを取ってくれることを期待をしていますし、井口に罪があるわけではないので、バレンタイン監督も井口をこだわり無く積極活用してくれることを願っています。

 

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8 コメント

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そうですね (真砂マリン)
2009-01-25 23:39:25
井口は、大人でしたね~
ボビーとしっかりコミュニケーションをとっていってほしいです!
まあボビーと瀬戸山さんのコミュニケーションには期待してないので、せめて瀬戸山さんにはキャンプやシーズン中はチームの足を引っ張らないようにしててほしいですね…(ため息)

ようやくキャンプインが近づきましたね!
井口の応援歌が楽しみです!(新外人も!)
応援もボビー派、瀬戸山派などは気にせず、今シーズンも一体となって盛り上がっていきたいですね~
長いオフにはいろいろありましたが…
球春近し!気分を切り換えていきたい!と思っています。
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Unknown (taka)
2009-01-25 23:48:28
井口の受け答えはやっぱりしっかりしていましたね。それだけでなんだか期待を抱きます。しかし、おっしゃるとおり瀬戸山の失言でかわいそうでしたね。
ロッテの選手も井口大歓迎のようですね。メジャー志望の選手もたくさんいると思うので適度に伝えてもらえればと思います。あまり語りすぎるとメジャー志向がいっそう強くなって結局また大量流出になってしまいそうですしね。
ところで記事と関係ないのですが西岡のメジャー志向ってどうなんでしょうか??最近の日本でのインタビューではもう興味がなくなったとは言っていましたが、自分が見たアメリカのESPNで放送されたボビーとロッテの2007シーズンに密着したドキュメンタリーの中ではジーターの後継者になりたい、なんて大口たたいていましたけど。
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Unknown (YUKI)
2009-01-26 08:08:52
これで根元にもいいお手本とともに超えなければならない壁ができましたね。


よりいっそう野球に励んでいつかは井口が衰えたからではなく実力でレギュラーを勝ち取って欲しいです。
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ファンが動き出した! (中野のゆうくん)
2009-01-26 11:46:59
http://ameblo.jp/mvp-ishida/

ついにマリーンズ・ファンが
瀬戸山体制に対して反対を表明しました。
昨日の成田は
その象徴と言える一幕だったのかもしれません。
ボビーとの契約問題に関しては
あまりにファンを無視した球団運営なので
こうした怒りも当然でしょう。
今後の展開も鍵を握っているのは
やはりファンの熱意かも。
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井口-福浦ラインに期待! (放浪カモメ)
2009-01-26 17:46:32
ロッテ井口が正式に発表されましたね。井口の入団自体、決して悪くはないとファンも思っていた事だと思います。ただ、(守備位置的な)補強ポイントのズレや、契約内容で不満が多々ある事は否めませんが、それは今は置いておき、今季はチームの戦力として、目標に掲げた「トリプル3」に近い成績を大いに期待しております。

キーマンは福浦とのご指摘、正にその通りです。福浦の守備、特に内野手からのブレた送球の捕球は素晴らしいものがあります。特に井口は肩の故障明けで、セカンドという反転させて送球するプレーの多い守備位置だけに、その捕球役のファーストは極めて重要になります。
また、打順においても、2番井口とするなら、後を打つ3番福浦は正にキーマンでしょう。2番早川でもやはり3番福浦がキーマンとなります。3番に福浦が落ち着いてくれれば、打線はかなり厚さを増しますから。
そして、若手と井口とのコミュニケーションツールとしての役割。これは、井口から見ても、福浦の攻守は一目置くレベルである事は承知なはずですので、年齢的にも近い二人が、共に切磋琢磨をし、リーダーシップを発揮し、福浦は自分の努力する背中を若手に見せ、「俺について来い」ぐらいのオーラを再び甦らせる事が出来れば、井口効果と相俟って、若手にも良いお手本となるでしょう。ただし、他の選手が話しやすい井口ばかりとコミュニケーションを取るような状態ですと、チームワークが乱れる、というよりブレる事につながりますので、井口-福浦ラインが結束して若手の野手を束ねていってくれる事を期待しています。
伸び盛りの根元には可愛そうなところもありますが、彼も当然、簡単には譲らない覚悟を決めているようですので、まずは努力を惜しまずに辛抱しながら出場機会を伺う事を期待しています。(堀も燃えているようですが…。まぁ、オールドのファンとしてはそれもまた善しと応援してあげましょう!)

球団関係ですが、瀬戸山も井口に余計なプレッシャーを与えないで欲しいものですね。いきなり、将来の監督について記者から問われても…。ボビー最終年の件もそうですが。
また、ボビー再来日ですが、相変わらず球団との確執が鮮明ですね。井口の会見に出席しない(できない?)とは。策士なボビーですから、新たな選手起用や采配手法で優勝した場合、ファンから絶大な人気を誇るボビーを球団としてどう動かすのかも興味があることろです。オフ近くになり、また続投要請などという記事が踊る事になると、球団も誰かが責任を取らないとファンとしては納得できませんし。まぁ、あくまでも、次期監督が早々に決まらず、チームが優勝戦線に加わり、球団がモタモタしている間に優勝した場合に限定されますが。

それはともかく、オフは球団史上最悪に近いゴタゴタがありましたが、それを一先ず考えないようにした事で、何だか、球春到来間近で気合が入ってきました!とにもかくにも優勝しよう!!
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お返事 (オリオン)
2009-01-26 21:40:14
>真砂マリンさん
ファンとしてはとにかく選手を応援するだけですから、政治的な確執をグラウンドに持ち込まないでもらいたいですね。
キャンプが待ち遠しいファンの期待を裏切らないような、選手のパフォーマンスが見られることを願っています。

>takaさん
人の気持ちなどはうつろいゆくものですからあてにはなりませんが、メジャーには興味がないような発言を西岡はしていたと思います。
3年契約を結んだ際にも「球団がメジャーを気にしすぎているようだ」と言っていましたし、既に多くの日本人野手が活躍をしているので興味がないといったようなコメントも残していました。
先人としての偉業が伴うのであれば別ですが、そうでないのなら日本で頑張るというスタンスだと、私はそう感じています。

>YUKIさん
仰るように、井口が衰えたから次は根元ではなく、根元が力で井口を引きずり下ろすような活躍をしてくれるのが一番ですね。
まだまだ若手には負けないぞと頑張る井口、井口を越えなければ自分の未来はないと頑張る根元、これが理想です。

>中野のゆうくんさん
私がバレンタイン監督の監督としての采配に疑問を持っているということもありますが、正直なところ「何をいまさら」といった感じです。
やるなら昨年のうちに動き出さなければ意味がありませんし、こんなことで動じる球団だとも思えません。

開幕前に解任同様の発表をするなどのやり口には球団の不手際を感じますが、とにかくバレンタイン監督の解任ありきで好成績で続投問題が浮上するのを未然に防ぐという意味では仕方がなかったのかもしれません。
(それであれば即刻解任すべきとのスタンスは、以前に記事にしたとおりです)
いずれにせよ今さらやっぱり続投などという判断をするとは思いませんし、そんな腰がふらついた球団であるもの困ります。

質問状で聞きたいことは私も知りたいので活動自体は否定をしませんが、その活動を球場には持ち込まないことを願っています。
昨年の終盤戦で混乱をきたしたバレンタイン監督の発言に際して選手たちも「あんなのはこりごり」と言っていたようですし、間違っても「バレンタイン監督の留任希望」などという横断幕や、シュプレヒコールなどはやらないでもらいたいです。
そんなことを球場でやられた場合は、私は遠慮無く叩くことを予め宣言をしておきます。

>放浪カモメさん
井口の打順、微妙ですね。
本人はメジャーでは2番でチームのためのバッティングに徹してきたので、という感じのコメントを残しており、どうやら3番あたりを希望しているようです。
福浦が調子がよければ3番を任せたいですし、早川が健在なら2番は早川に任せたいですし、かと言って井口の5番もイメージがわきませんし・・・
まあ、こういった贅沢な悩みができるよう、各選手には頑張ってもらいたいものです(笑)

次期監督のことを考えると、優勝争いに絡むと厳しくなると思います。
ヒルマンの後を継いだ梨田みたいな勇気のある人物が手を挙げるかどうか、かなり微妙だと思います。
今季がAクラスであれば内部昇格で高橋慶彦、Bクラスであれば外部招聘で牛島和彦、といった感じになるのではと考えています。
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期待の年 (まる)
2009-01-26 23:04:14
過去2年不本意なシーズンをおくりいよいよ背水の陣にも近い福浦が実力どおりの活躍を示すことができれば、3番福浦、5番井口ですんなりはまりそうだし、相手のチームからしたらいやらしい打順になりそうです。

たとえば、西岡・早川・福浦・サブロー・井口・大松・里崎・橋本・今江なんていうラインナップ。井口が一人入っただけですがなんだか厚みが出て楽しみなものになりそうです。しかしそうなると、中途半端な外人が入る余地はもはやありませんね。

あとは去年ふがいなかったコバヒロと成瀬ら先発陣がそこそこ頑張れれば、今年は楽しみなシーズンになりそうです。

隔年で優勝争いに顔を出すここ近年のケースに依れば今年こそ・・・・
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お返事 (オリオン)
2009-01-27 19:25:16
そんな中途半端な外国人を獲った意味が分からなくて頭を悩ませています。
確かにベストメンバーが常に揃うとは限らないのですが、そういった際の穴埋めは若手でと考えるのはファンの甘さでしょうか。
実際に海のものとも山のものともつかぬ新外国人選手に頼るぐらいであれば、将来を見据えて若手の起用を考えてもらいたいものです。
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