オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

背番号6の井口

2009-01-25 21:39:53 | 千葉ロッテ

 

井口の背番号6のお披露目となる、入団発表が行われました。
例によって得意満面の笑顔を振りまいた瀬戸山球団社長はさておき、しっかりとした口調で決意を表明した井口に期待をしたいと思います。

ロッテ・井口、日本での目標はトリプル3! (1/25 サンケイスポーツ)

米大リーグ、フィリーズを自由契約になってロッテ入りした井口資仁内野手が25日、千葉市内のホテルで入団会見し「ホークス時代から打率3割、30本塁打、30盗塁を目標にしてきた。本年度もそれを目標に頑張りたい」と抱負を話した。
5年ぶりの日本球界復帰。
「メジャーに比べキャンプインが早いから、早めに体をつくり上げた」と自主トレーニングでの順調な調整ぶりを強調。
ロッテで期待されるリーダー役には「向こうでやってきたことを伝えられたら」と自覚も十分だ。
3年契約で、起用は本職の二塁手に限定される項目も盛り込まれたそうだが「一年一年が勝負。レギュラーをしっかり取りたい」と新天地に懸ける決意を示した。

是非ともトリプル3を目指せるぐらいの活躍をしてもらいたいですが、まずはズレータの二の舞にならないよう、故障がないよう注意をしてもらいたいです。
頭で思ったようには体が動かなくなる年齢になっていることの自覚をして、また張り切りすぎてのオーバーワークがないよう、これは周りが注意をしてあげることも大切です。

キーマンは福浦!

そういう意味でも、井口がロッテで活躍ができるかどうかの鍵を握るのは福浦ではないかと考えます。
肩の故障もあってスローイングに心配があるため、ショートバウンドをすくい上げることに関しては神とも言われる福浦のサポートが重要であることも確かですが、それよりもチームに井口が馴染める橋渡しの役割を福浦には担ってもらいたいです。
いろいろと学びたいと言っている西岡ら内野の若手と井口とでは一世代も年齢的なギャップがあり、この年代差を埋めることはなかなか難しいところがあります。
そこを井口と年齢が近く、主力として戦い合った福浦が間に入ることで、スムーズな会話やコミュニケーションが取れるようになると思います。
こういう役割が苦手な福浦であることは分かってはいますが、福浦自身の復活のためにも、積極的に井口と交わってくれることを願っています。

【井口トーク】「千葉の強風も楽しみ」 (1/25 サンケイスポーツ)

井口はロッテでの期待をかみしめつつ、歯切れよく意気込みを話した。
-久々の日本復帰。
「一回り成長したところを見てほしい。新人のつもりでグラウンドを駆け回りたい。先発投手は7割ぐらい(顔触れが)変わっている。早めに対策はしていきたい」
-ロッテの印象は。
「2005年に優勝した時から、若くて勢いがあると感じていた」
-新たな本拠地となる千葉マリンスタジアムについては。
「ライナー性の打球が(特有の強風で)伸びる。僕はそういうタイプの打者なので楽しみ」  
-メジャー経験をチームに還元するのも仕事。
「チームのためにプレーしてきた。それをロッテが買ってくれた。チームのため、を忘れずにやっていきたい」
-バレンタイン監督は最終年。
「いろいろなことを教わりたい」

いろいろな経験をしてきただけに落ち着いた記者会見だったようで、浮いたところも気負っているところもなく好印象を受けました。
ただ瀬戸山球団社長の失言による井口枠の存在を払拭したいのか、レギュラーへの挑戦といったような謙虚な姿勢や、前日の取材で将来の監督候補について「そんな先のことは何も確約されているわけじゃない。それよりも自力で1年でも長くロッテでプレーすること」と口にするなど、ちょっと可哀想なスタートになってしまったような気がします。

ボビー、ファン200人成田出迎えに大感激 (1/25 スポーツ報知)

今季限りでの退任が決まっているロッテのボビー・バレンタイン監督が25日、来日した。
成田空港には続投を望む約200人のファンが駆け付け、“ボビーコール”で出迎え。
思わぬ歓迎を受けた同監督は「胸がいっぱいで、言葉が出てこない。足に力が入らず、胃も震える感じだった。人生でこんな素晴らしい瞬間はない」と涙を浮かべ感激。
最後となるシーズンに向けて「ベストを尽くすこと。この絶大な支援の力を借りて、最後の戦いを始めたい」と、あらためて任期を全うする意欲を見せた。

そんな井口の活躍を左右しそうな一因として、やはり球団とバレンタイン監督との確執が挙げられます。
井口の入団発表もバレンタイン監督の来日もともに25日、なぜスケジュールを合わせて井口の記者会見にバレンタイン監督を同席させなかったのかが理解できません。
今季をバレンタイン監督で乗り切るとお互いに合意をしたのであれば、大人なのですから表面上だけでも確執がないところを見せる努力をしてもらいたいものです。
うがった見方をすれば、井口獲得を球団の成果として誇る場にバレンタイン監督を同席させたくなかった瀬戸山球団社長の意向があったようにも思われますし、バレンタイン監督も自らの補強希望を却下された上での井口獲得への無言の抗議のようにも感じられます。
記者会見を夜にするか、来日を午前中か前日にすれば折り合うことができたであろう井口の門出すら手を取り合って祝うことの出来ない両者の深い溝が、シーズンに与える影響の大きさを感じさせられて重い気持ちになります。

4年間のメジャー生活で日常会話ぐらいは英語ができるようになったであろう井口が、積極的にバレンタイン監督とコミュニケーションを取ってくれることを期待をしていますし、井口に罪があるわけではないので、バレンタイン監督も井口をこだわり無く積極活用してくれることを願っています。

 

コメント (8)