何度か囁かれながらも具体的なニュースとなっていなかったことから安心をしていたのですが、どうやら心配をしていたことが現実のものとなりそうな雰囲気がでてきました。
藪田への具体的な待遇が数字として機関紙の報道となりましたので、近日中にも具体的な動きが出てきそうな予感がします。
“戻ってこい”ロッテが薮田を獲得へ (11/23 スポーツニッポン)
ロッテがロイヤルズから戦力外通告を受け、FAとなった薮田安彦投手(36)の獲得を目指していることが22日、分かった。
複数の関係者によると、日本球界復帰が確実な薮田側に対し、非公式ながら水面下でロッテ復帰を打診。
シーズン中から調査を続けており、条件面で折り合えば“出戻り”の可能性は高い。
ロッテ在籍時は05年の日本一に貢献するなどセットアッパーとして活躍した薮田は、07年オフにFA宣言しメジャー移籍。
米国では硬いマウンドに苦しみ、思うような成績が残せなかったが、球団関係者は「日本ならまだまだやれる」と力の衰えはないと判断している。
チームは薮田らが抜けた08年から救援陣が不安定で、2年連続Bクラスに低迷。
来季は小林宏のクローザーへの配置転換が決定しているが、シコースキーの退団で中継ぎの絶対的な柱が不在。
実績のある薮田を獲得できれば、その不安も解消される。
国内他球団も薮田獲得に興味を示す可能性もあるが、ロッテ側はマネーゲームには参戦する意思はなく、獲得する場合は年俸2000万~3000万円プラス出来高程度となる見込み。
条件面は決して高くはないが、他球団が正式なオファーを出さなかった場合には、古巣ロッテが“救いの手”を差し伸べる。
これではシコースキーのリリースが経費削減だと言われても仕方がないような、そんなあからさまな獲得報道に見えます。
テストに合格を出した同じ右腕の川越やコーリーとの契約が遅々として進まないのも同様の理由と考えられますし、ベテランには甘い顔は見せないということなのでしょう。
それはそれで間違ったことだとは言いませんが、あまりに露骨すぎる感があり、その年代にさしかかる選手は気が気でないでしょうし、他球団に色目を使わずにロッテ一筋で頑張ってくれているベテランであっても同じような待遇に貶めるのであれば、チームとしての求心力にも影響をしかねません。
また金泰均のような例外を除けば外国人選手の年俸が3000万程度が上限であることがハッキリとしたことも、今回の藪田の件では失望の原因となっています。
その藪田ですが、メジャーで結果を残せなかった理由を伝えられる硬いマウンドに求めるのは危険なような気がします。
実際問題としてロッテ最終年はホールドのタイトルを獲りましたし防御率も2点台ではあったのですが、中継ぎに転向をしてから初めて被安打が投球回を上回り、また年々低下をするイニングあたりの三振の数も気がかりな要因です。
要は来季に37歳となるのに応じた衰えが出ているのではないか、先発をやっていた際には140キロ前半のストレートに変化球中心のピッチングであったところが、中継ぎになってからは150キロ近いストレートで押すスタイルとなって成功をしたプラス要素が失われつつあるのではないかと、ごく当たり前の心配をされてもおかしくはありません。
藪田に声をかけるチームが現れず、その程度の年俸で藪田が再びロッテのユニフォームを着ることになれば、他球団がなぜ手を出さなかったかなどは気にもせずに球団は仕事をしたと言い放つでしょうし、そして笑いが止まらないことでしょう。
まさにシコースキーの代わりになると胸を張りそうですし、しかしなまじ名前があるだけに西村監督も使いづらく、公平な観点での若手の起用に差し障りが出そうな気がします。
藪田にはこれまでの貢献に感謝をしていますし、愛着がある選手であることは間違いありませんが、小林雅ともどもたかが2年で日米にこだわらずなどと口にして欲しくはありませんし、今のロッテには不要との考えに変わりはありません。
来季に勝負をかける服部のためにも、球団が血迷わないことを願っています。
現フロントの功労者に対するクールな対応には
げんなりしていたので、この記事を見て一安心できたと言うのが本音です。
年俸2000万~3000万なら安いですし、若手の競争相手としても川越よりはハードルが高いでしょう。
金選手と違い、「この条件でいいなら、来てもらいたい。」というレベルの選手。
西武は、工藤投手と、3000万円+出来高。で契約したようですが、
菊池投手が入団したから採用されたようなもの。
菊池投手の西武入りがなかったら、工藤投手の採用はなかったでしょう。
そのような付加価値含めての条件提示することに間違いはないと思います。
川越、コーリー選手らには、1500万円も提示すればいいんじゃないですか?
球団は、おそらく、それ以下を提示したのだろうと思います。
薮田投手には・・・・・。
絶対的な柱と言えるかどうかわかりません。若手育成が第一。
そこは、西村監督が、非情の采配をしてくれることを望むしかありません。
2000~3000万円で、出来高を厚くというところでしょう。
年棒更改が行われているロッテでありますが、やや渋な状況であります。
親会社ロッテの日本グループの08年当期純利益は約80億円だったのです。
今年09年は、どこの企業も厳しいです。
マリーンズに30億円以上も負担している場合ではないでしょう。
千葉にプロ野球球団を存続してもらえるようにするためには、メリハリをつけて契約、年棒更改するしかないでしょうね。
阪神、ソフトバンク、巨人に次いで選手年棒が高いと言われたこともあります。
今は、12球団中、どれくらいなのでしょうか?
05年の優勝から4シーズン遠ざかり、2シーズン連続Bクラスでは、厳しくならざるを得ないでしょうね。
里崎、俊介、つよし、いずれ出て行きそうな選手です。
それでいて、韓国人選手には、甘くなりそうです。
印象としてはオリオンさんのおっしゃるとおり、戦力外ではない(一応)ので使いづらいのではないかと。
西村さんの力量が問われると同時にこの2年で低コストになったので球団は喜びひとしおかと。
まあ日本で使い減りした肩、肘がアメリカでの2年でいい具合にオーバーホールしたものだと思いたいです
さて、薮田が安価で復帰出来るなら、私は歓迎ですね。ネックは年齢ですがそれこそやってみなければ分かりません。NPBならまだまだ通用しそうだ、、と言うのが私の考えで2~3千万のコストなら球団も乗り出すべきでしょう。
尤も川越との比較となれば検討の余地は出て来ますけど。
新しいロッテの出発に競争と混沌状況を作る事は必要です。取り越し苦労と心配ばかりでは、前に進みません。。
雅が抜けても薮田が居れば、おそらくマイケルの後の武田久のように、抑えはすっぽりと収まったことでしょう。川→(荻野 or)ブライアン→薮田で安定した中継ぎ陣を形成できたと思います。しかしながら、「たら・れば」を言っていたらきりがありませんし、衰えから薮田の炎上で同様に中継ぎ崩壊をしていたかも知れませんので、この2年は彼の存在を忘れる事にしましょう。
要は、現状のチーム状態に彼がマッチするかどうかが問題で、元来の投手過多に加え、プチ・トライアウトで中堅~ベテラン、外国人投手の合格を出した事から、「まだ年配の選手を補強するのか」というのが正直な感想です。この時期にしっかりとした投球を見ての判断でしたら納得できますが、他の選手がテストを受けているのに、薮田だけは投球も見ずに合格とは合点がいきません。
それでも、若手とベテランを巧く使いながら、2~3千万の年俸で薮田が活躍してくれれば、言うことなしです。後出しジャンケンと言われればそれまでですが、文句を言われるか、称賛されるか全ては来季の結果次第です。薮田枠を作らずに、平等な起用を願っています。
(それにしても、薮田、川越、山田などの金をブライアン資金に充てても良かったような気もしますが…)
あのテーマソングは好きですし、復帰してくれるならそれなりの効果はあると思いますよ。
賛否両論があるこの獲得ですけど、まずは応援しますけどね。