オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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小林宏がようやく両目を開く

2008-05-31 21:02:30 | 千葉ロッテ

朝方に家を出る時は小雨だったので試合はあるだろうと思い会社に行きましたが、東京はそれなりに降っていたのでもしかしたら中止になるかと思っていました。
開場したとのメールがきた時も東京は雨が弱まる気配がなかったため半信半疑で球場に向かいましたが、千葉は霧雨のような弱い雨で試合をやるには問題ありませんでした。
しかし試合が終わるまで雨は降り止まず、とても明日から6月とは思えない寒い観戦となりました。

疲労性の肩痛で登板回避との噂を聞いていたので、今日の小林宏の先発にはちょっと驚きました。
この横浜戦は成瀬と渡辺俊でいくものだと思い込んでおり、小林宏はあっても次の中日戦だと考えていました。
それだけに長いイニングを投げられるかどうかが不安で今日も中継ぎ陣がフル回転かと心配していたのですが、横浜が勝手に自滅してくれたおかげで小林宏がようやく2勝目です。
今日の小林宏は里崎が金澤のリードを真似たわけでもないでしょうが、序盤からストレート中心の攻めのピッチングでした。
フォークはほとんど投げず、チェンジアップをこれでもかと投げる小林宏には違和感すら感じました。
中盤にようやくフォークを投げるも例によってワンバウンドの連発で制御しきれず、結局は元のストレートとチェンジアップのコンビネーションに戻りました。
今日は序盤の大量リードとどん底の横浜に助けられた感があり、正直なところ調子がよいとは思えず、またフォークを意のままに操れない小林宏は小林宏ではなく、誤魔化しのピッチングをしているようにすら見えました。
もちろんいつまでも同じ投球スタイルでいるわけにもいきませんし、調子の悪いボールを捨てる勇気も必要でしょうが、今日の投球内容を見る限りでは小林宏がこのまま勝ち続けられるかどうかには不安が残ります。
無駄な四球を出さなくなったことから復調の兆しはあるのかもしれませんが、今日の天候のようにもやもやした感じの小林宏のピッチングでした。

大量リードの9回に登板したのは久保、これには驚きました。
おそらくは短い間隔での登板に耐えられるかを試すとともに、クローザーを久保に任せることを内外に示す意図があったと思われます。
私の構想では4月下旬に登録を抹消された時から久保はクローザーであり、結果的に1軍に復帰後の最初の先発でKOされたことが私にとってはウェルカムな流れに繋がりました。
短いイニングだとこれだけ凄いピッチングができるのか思うぐらい145キロ以上のストレートをビシビシと投げ込み、キレのあるスライダーとフォークも見事でした。
TUSを持病とするだけにこのまま順風満帆というわけにもいかないでしょうが、それでも瓢箪から駒で新クローザーが誕生したことは喜ばしいことだと思います。

久保が先発から外れることで、大嶺の先発起用が濃厚となってきました。
まだ小野が復帰する可能性は否定できませんが、私の構想では小野は中継ぎとしてリリーフ陣を立て直す役割を担う予定ですので、何としても大嶺に先発して欲しいですし、結果を出して欲しいと心の底から願っています。
根元と大松を使い続けるような雰囲気も出てきましたし、このまま私の希望するシナリオ通りにいけば、もちろん勝つにこしたことはありませんが、こと選手起用については勝ち負けにかかわらずイライラせずにいられそうです。

今日の先発を誰と読んだか分かりませんが、横浜の先発左腕は那須野しかいないわけで、その那須野は中5日で明日の先発でしょうから、なぜにベニーや南を起用したのかが不可解な先発オーダーでした。
左対左の拘りを捨てたとも思えず、何か勘違いがあったのかもしれません。
しかしそんなことはお構いなしに初回からの猛打、これは勝手にウッドがこけただけとは言え、悪天候にもかかわらず球場に行ってよかったと思える見事な連打でした。
とは言え例によって中盤以降は沈黙し、一気果敢に攻め込めない体質は相変わらずの様です。
まあそれでも久しぶりにオーティズがホームランを打ち、根元も見事なバットコントロールを今日も見せ、そして他の打者も気持ちよくバットを振っていたようですから、明日の大振りが心配ながらも素直に喜ぶことにします。

ただ初回の攻めはいただけません。
確かに終わってみれば猛爆の6得点ですが、きっちりとした野球をしての大量得点ではありません。
先頭打者の西岡がいきなり初球を打っての2塁打、なぜここで根元に送らせないかが理解できません。
ここであっさりと初球でバントを決めれば2球でサードにランナーが進むわけで、バッテリーにかなりのプレッシャーを与えることができたはずです。
そうすれば西岡の三盗という博打を打つ必要もなく、堅実に得点できた可能性が高かったと思います。
好調の根元のバットに期待したのかもしれませんが、好調だからこそバントさせることで根元を引き締める効果もあります。
こういった細かな野球をしなければ接戦を勝ち抜くことはできず、ただでさえあと1本が出ない打線であるのに、どうして先制点を確実に取りにいく野球をしないのでしょうか。
お祭り騒ぎの初回で熱に浮かれたようになりましたが、そんなものは砂上の楼閣でしかないことを理解できないのであれば、今日で日米通算1500勝を達成したバレンタイン采配の今後にも大きな期待はできないでしょう。

形的には快勝でしたが、勝率が3割に満たない横浜を相手に同レベルの試合をしたことを忘れてはならないと思います。
今江や西岡の軽率なプレー、ああいったプレーを厳しく戒めることができなければ大事なところで痛いミスを犯すことになるでしょう。
横浜も打たれまくるウッドにベンチはおろか味方ナインが声をかけることもなく、さらしもの状態であったのは哀れでもありましたが、まさにロッテな野球をしていたとも言えます。
鏡を見ながら野球をしたのだと考えて、今日の試合を反面教師として欲しいと思います。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
横浜 0 0 1

0

0 0 0 0 0 1 6 1
千葉ロッテ 6 1 0 0 0 0 0 0 X 7 12 1


◆5月31日(土) 千葉ロッテ-横浜1回戦(ロッテ1勝、14時2分、千葉、14,573人
▽勝 小林宏 10試合2勝6敗
▽敗 ウッド 11試合4敗
▽本塁打 大松9号(ウッド)、オーティズ3号(ウッド)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小林宏、久保―里崎
横浜 ウッド、桑原謙、高崎―相川、武山

 

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投手陣の救世主は小宮山

2008-05-31 00:18:40 | 千葉ロッテ

平日の雨はイヤですが、週末の雨はもっとイヤです。
明日の降水確率は12時までが90%、12時以降が60%と微妙な感じです。
今日は予報より早く雨が降り出したので明日は回復が早いかもしれず、営業的には何としても休日に試合を開催したいでしょうから強行は充分に考えられます。
折角の指定席も雨では2階自由席に逃げるしかなく、そういう意味でも憂鬱です。

さて壊滅状態の投手陣ですが、救世主が現れるかどうかと期待だけが先行します。
メシア唐川に次ぐ候補として大嶺が期待されますが、ローテーションを考えると先発で起用されるのはまだ先になりそうです。
横浜戦は雨でスライドしようがどうしようが成瀬と渡辺俊で決まりでしょうし、唐川が次は週末の巨人戦との話がありますので、大嶺にチャンスがあるとすれば中日戦でしょうか。
しかしここも小林宏と2軍から小野が戻ってくれば埋まりますので、やはり暫くは中継ぎでの修行になることが濃厚です。
期待するとすれば派手好きなバレンタイン監督のパフォーマンスが発揮されるかどうか、ぐらいでしょうか。

大嶺とともに先発として期待されていた呉は今日の2軍戦で先発し、メロメロだったようです。
また本来は1軍でバリバリとやっていなければならない服部は、出れば打たれるの繰り返しから抜け出すことができません。
開幕当初は先発として起用されていた黒滝も結果が出ずに出番が減りつつあるようですし、田中良も開幕前の期待はどこへ行ってしまったのかという感じです。
そうなると2軍からの先発投手の補充は大嶺が最後になりそうで、もし大嶺がダメであれば久保や小野の先発復帰が確実なものとなり、私のセットアッパー小野&クローザー久保でのリリーフ陣立て直し案が画餅となります。
何としてでも大嶺にチャンスをもぎ取ってもらうしかありません。

中継ぎでは手嶌がようやく長いスランプを抜け出したかのように最近はまともなピッチングをしているようですし、古谷もようやく実戦に復帰したようです。
今のところ1軍の戦力として僅かでも期待が持てるのはこの両人ぐらいでしょうが、根本や伊藤、そしてアブレイユの2軍での成績を見ればいかに1軍との差が大きいかが痛感できますので、あまり期待しない方がいいのかもしれません。

やはり救世主に頼ることなく投手陣を再建するためには、1日でも早い小宮山枠の撤廃を敢行するしかありません。
そうすれば理不尽な登録抹消となった高木が戻ってくることも可能になりますし、若手を試すこともできます。

実は小宮山が救世主なのでは?

小宮山がシーズン中の現役引退、投手コーチ就任を決断することで、投手陣の救世主になれるのではないかと思い始めました。
今のポジションは居心地がいいものではないでしょうし、ここは小宮山の英断にすがりたいと思います。
球団、マスコミ、ブログ、あらゆる方面に小宮山メシア説を流して、外堀から埋めていきましょう!

 

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