オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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里崎の独り舞台

2008-05-25 21:59:53 | 千葉ロッテ

今日は酷い試合だった、今年は何度こんなことを思ったことでしょうか。
これ以上酷い試合はないと思いながら、すぐにまたその酷い試合を見ることになるという繰り返しです。
投打の歯車が狂っているだけだと思っていましたが、どうやら歯車の数が足りないことに今さらながら気がつきました。

今日から里崎とサブローが復帰し、ようやく戦力が整いつつある印象を我々ファンに持たせてくれました。
里崎とサブローで5安打3打点と、まさに主力の名に恥じない活躍です。
しかし試合を壊したのは3安打猛打賞の里崎のリード、ここにあると思います。
いくら変化球がイマイチなアブレイユだとは言っても、あれだけストレートを続ければ狙い打ちされるのは当たり前です。
里崎は以前から意固地なぐらいに同じ球種を要求し続ける癖がありますが、ちょっと癖と片づけるには異常なぐらいのリードでした。
出てくる投手が揃いも揃ってコントロールが悪くて苛立っていたのかもしれませんが、折角のバッティングでの貢献を帳消しにしたミスリードであったと考えます。
里崎らしからぬ外角中心のリードもそうですが、単に勘が鈍っていただけだと思いたいです。
ようやく帰ってきた正捕手がこのままですと、冗談抜きでお先真っ暗です。

今日の先発は久保、これには驚きました。
明日の試合は中6日でいくと誰も投げられないので呉か大嶺かというのが有力でしたが、久保がいけるのであれば久保であろうとは思っていました。
しかし今日は中6日で清水だと思っていたので、清水に疲れが出たための措置なのでしょうか。
いずれにせよ久しぶりの登板であった久保は、天国と地獄を味わいました。
2回までは低めにコントロールされて見事なピッチングでしたが、3回から急にボールが荒れ始めました。
ここでも里崎はやたらとストレートを要求し、シュート回転したボールを前田に打たれるなど悪夢のTUS、突然打たれ出す症候群の発症です。
ただでさえチーム内にはSDSが蔓延しているのに、TUSまで流行してはたまりません。
早く隔離して浦和に送り、抑えとしての調整を始めて欲しいと思います。
短いイニングであれば何とかなるのではないかとも思わせてくれた今日のピッチングですから、そろそろ決断する時だと強く主張します。

しかし中継ぎ陣は酷すぎます。
結果的に打たれたのはアブレイユだけですが、伊藤を筆頭にコントロールが悪い投手が多すぎます。
相手打者と戦う前に自分自身との戦いに敗れており、持てる力を出し切れていないように思います。
やはりメンタルトレーニングで自分が活躍するイメージを持たせること、まずはそこから入らなければ今後も劇的な改善は望めないでしょう。

打線はまずまず頑張りました。
南のプロ初盗塁や根元が塁上で投手を牽制するなど、イヤらしい攻撃を見せたのは最近にはないパターンで、今後に期待を持たせてくれました。
またしても左腕からヒットを放った根元の起用法をバレンタイン監督もさすがに再考するでしょうし、自チームがバントを失敗したのに対して相手チームには効果的なバントを決められたことで、自らの采配を見つめ直す絶好のチャンスでもあると思います。
試合終了後のベンチでの苦虫を噛みつぶしたような表情が、生まれ変わる前の陣痛であることを願いたいと思います。

久保と里崎、そしてサブローの代わりに2軍に落ちたのは神田と高木と新里でした。
そう、小宮山はまたしても生き残ったわけです。
小宮山が神田や高木以上にチームに貢献しているとはとても思えず、この思いは日本全国のロッテファンも同じ思いでしょう。
契約に1軍保証があるのではないかとの疑念を以前に書きましたが、今回の入れ替えでほぼ間違いなく契約上の縛りがあるとの思いを強くしました。
もしそうではなくバレンタイン監督が戦力的に「小宮山>高木、神田」の判断をしたのであれば、この監督の元でCSに進出することはほぼ不可能だと思います。
また新里を落として捕手2人体制を維持したことで金澤の出番が減ることが濃厚となり、こちらも不可解な措置であると考えます。
金澤の今後を考えれば出場機会が増えるよう新里をサポートとして残すべきで、それこそ小宮山よりも1軍での存在意義があるのが新里だと思います。
この小宮山の扱いが今年のロッテがCSに進出できなかった大きな理由の1つであったと秋口に後悔しなければいいのですが、とだんだん他人事のように思えてきました。

セーフティーリードという言葉はロッテの辞書には無い、こんな状況では今後も厳しい戦いが続きそうです。
歌を忘れたカナリアのように、バレンタイン監督も選手たちもどうすれば勝てるのかがわからない状態だと思われます。
こういう時こそ早川のガッツ、今江の笑顔と念仏のように繰り返していますが、やはり投手陣にも救世主が欲しいです。
大嶺でも呉でも、はたまた新外国人投手でもいいので、スタッフ募集広告を明日の全国紙にでも掲載して何とかして欲しいと思います。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 5

0

1 0 0 0 0 6 11 0
広島 0 0 0 5 0 0 0 2 X 7 8 0


◆5月25(日) 広島-千葉ロッテ1回戦(広島1勝、18時、広島、20,767人
▽勝 シュルツ 3試合1勝
▽S 永川 12試合2勝5S
▽敗 アブレイユ 19試合1勝2敗
▽本塁打 前田4号(久保)、嶋1号(久保)、緒方1号(アブレイユ)

▽バッテリー
千葉ロッテ 久保、伊藤、根本、アブレイユ、川崎―里崎
広島 篠田、宮崎、青木勇、林、梅津、シュルツ、永川―倉、石原

 

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ムードメーカー今江のサヨナラで流れを引き寄せられるか

2008-05-25 04:11:03 | 千葉ロッテ

朝帰りのおかげで試合が始まった頃には夢の中で、仕事以外で観戦をさぼったのは今季初です。
目が覚めたのが8回裏でしたので、何とかサヨナラ勝ちは見ることができました。

ロッテを引っ張るのは早川のガッツと今江の笑顔、昨年からずっとそう書き続けていますが、今日は今江がサヨナラ犠飛でチームに交流戦初勝利をもたらしました。
林の145キロ以上のストレートをしぶとくファールで粘り、最後はきっちりと外野にまで飛ばしました。
やや浅めではありましたが西岡の好走塁もあってのサヨナラ劇、これでチームの雰囲気が盛り上がってくれればと思います。

このサヨナラ劇をもたらした最大の功労者は実は西岡であることは間違いないでしょうが、私はオーティズのバッティングを誉めたいと思います。
外国人打者の場合、久米や藤岡のような変則タイプの投手を苦手にするケースが多く、オーティズもその例に漏れません。
しかし今日は変則でかつストレートが145キロを超える林に対して、ボールが真ん中に寄ったとはいえコンパクトなスイングでセンターに弾き返しました。
最近はスイングが大きくなりつつあり空振りも目立ってきたオーティズですが、今日のようなスイングをしていれば率は上がっていくでしょう。
ズレータが消えたことを考えれば長打も欲しいところですが、ホームランはヒットの延長線上だと考えて、まずは3割を打つことを目指して欲しいと思います。

試合としては早川の奇跡の2回連続バント成功で先取点をあげ、ホームランで追加点と理想的な展開でした。
渡辺俊が1イニングだけ乱れたことで試合がもつれましたが、最近の試合の中では落ち着いて見られる方であったと思います。
神戸にプロ初アーチに初盗塁のおまけがつき、南もチャンスを活かすべくヒットを放つなど、この不調が新戦力の台頭に寄与するのであれば我慢も出来ます。
疲れが出てきたのかヒットも止まった金澤ですが、里崎が復帰するとの話もあり、先輩から直接のプレーで学べるチャンスも増えてきます。
下位低迷を血の入れ替えのチャンスと考えて、チーム編成に大なたを振るって欲しいと思います。

気になる点が1つ、荻野のピッチングです。
今日は川崎、荻野ともパーフェクトピッチングでしたが、見ることが出来たのは荻野だけでした。
その荻野、あの最大の武器である大きなカーブを1球も投げませんでした。
最近はカーブを投げるケースが減っていますが、もしかしたら曲がらなくなってきたのではと勘ぐりたくなるほどカーブを投げません。
今日は低めにボールが集まっていたので抑えることができましたが、ボールが走っていない時はあの高低差のあるカーブがなければ厳しいでしょうから、かなり気になります。

余談ですが、ホームの試合を家で見たのは今年初で、そのためTwellvを見たのも初めてでした。
ハイビジョン放送の威力、まざまざと見せつけられました。
60型フルHDリアプロの能力が初めて最大限に引き出された感じで、臨場感もあり、スカパーを導入したことでビジターに足を運ばなくなったのと同様に、球場に行くことが減る理由になりそうな予感があります。
今は試合開始からの中継でないため魅力が半減していますが、これが全試合完全中継になれば録画もこちらに切り替えて、ブルーレイの導入に繋がりそうです。

次は得意の広島戦です。
左腕の篠田、エースの大竹がくる可能性が高く、昨年の4勝無敗の相性を活かせるかどうかが今後の展開に大きく響きそうです。
全国的に雨のようなので試合の開催が危ぶまれますが、今江の笑顔を武器に今度は連勝街道をひた走ってくれることを期待しています。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
ヤクルト 0 0 0

0

3 0 0 0 0 3 8 0
千葉ロッテ 1 1 0 1 0 0 0 0 1X 4 8 0


◆5月24(土) 千葉ロッテ-ヤクルト2回戦(1勝1敗、14時、千葉、21,791人
▽勝 荻野 19試合2勝3敗5S
▽敗 林 19試合1勝1敗13S
▽本塁打 神戸1号(館山)、大松7号(館山)

▽バッテリー
千葉ロッテ 渡辺俊、川崎、荻野―金澤
ヤクルト 館山、松岡、林―衣川、福川

 

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成瀬の足踏みが続く

2008-05-25 01:59:32 | 千葉ロッテ

せっかく頑張ってとった一塁側フィールドウィングシートも、突然の仕事で無駄になりました。
結果的には悔しい敗戦でしたので観戦できなかった方がよかったのかもしれませんが、朝までイライラしながら仕事をしていたので効率はよくありませんでした。

成瀬、なかなか勝ち星が増えていきません。
昨年も序盤はこういった展開が多かったのですが、さすがに焦りがでてくるかもしれません。
9回を2安打無失点ですから先発としてきっちりと仕事をしてくれましたが、125球も投げたことを考えれば好調なピッチングであったとは本人も考えていないと思われます。
四球も出しましたし、一時期持ち直したように見えたコントロールも、ここにきて微妙なずれが出始めたのかもしれません。
それでも防御率2.07と試合を作る力を見せてくれていますので、シーズンを通してみれば12勝ぐらいはしてくれるでしょうし、負けないピッチングをしてくれると信じています。

中継ぎ陣はアブレイユがまさかの2イニングパーフェクトピッチングでしたが、根本以降がダメダメでした。
福浦の痛恨のエラーがあったとは言え、期待していたシコースキーが打たれては厳しすぎます。
冗談抜きで久保を抑え、小野を中継ぎにするなど真剣に再編を考えなければ、ずるずるとこのままいってしまいそうな気がします。

打線は3安打ですから、まあどうにもならなかったのでしょう。
ただでさえ左腕に弱いことが定評となりつつあるのに、セントラル相手に実践してしまったことで次から次へと左腕が降ってくるでしょう。
早川と大塚が今日はきっちりとバントを決めたこと、これだけを心の支えにしたいと思います。



1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 2 4 1
千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 2


◆5月23(金) 千葉ロッテ-ヤクルト1回戦(ヤクルト1勝、18時15分、千葉、17,548人
▽勝 林 18試合1勝13S
▽S 押本 22試合2勝1S

▽敗 根本 18試合2敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬、アブレイユ、根本、シコースキー、高木、荻野―金澤
ヤクルト 石川、松岡、林、押本―衣川、福川

 

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