オリオン村(跡地)

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ロッテ野球の集大成

2008-05-22 00:39:01 | 千葉ロッテ

観客は26,778人と大入りに近い発表でしたが、2階席にかなりの空席が目立つ試合でした。
チケットを購入しながら球場に足を運ばなかったファンが多かったと思われ、今のチーム状態を如実に表しているスタンド風景でした。

まさにロッテ野球の集大成のような試合でした。
左腕に右打者を並べる工夫のないオーダー、投手の足を引っ張る軽率な守備、まともにできないバント、先頭打者を簡単に出す投手陣、そしてあと一歩まで追いつめながら詰めが甘い消化不良打線です。
もうどうにも止まらない連敗街道に入ってしまった予感すらあり、袋小路に追いつめられた子猫がいたぶられる姿を見ている気分です。

別に右打者を並べたければ勝手に並べればいいのですが、何で堀を守備につけるのでしょうか。
そのためにオーティズが一塁に押し出され、福浦がスタメンから落ちるという理解しがたいオーダーです。
大松に至っては出番すらなしで、いったい何をやりたいかが全くわかりません。

こんなくだらないオーダーにするから本職ではない一塁を守ったオーティズがショートバウンドを処理できず、あっさりと先制点を献上します。
もっとも福浦であれば捕球できたにせよ、際どいタイミングでもないのに送球をミスした西岡には猛省をしてもらわなければなりません。
またしても悪送球をした金澤にはメンタルケアが必要と思われ、イップスにならないよう注意して欲しいと思います。

そして早川、最後にバントを成功させたのはいつなのでしょうか。
下手という次元ではなく、プロとして失格と言ってもいいぐらいの酷さです。
空振り、ファール、そして強攻で併殺と、絵に描いたようなチャンスの潰し方です。
以前にも書いたとおり私なら即刻浦和に強制送還し、バントの場面のみで起用して、5回連続成功しなければ1軍には戻しません。
そのぐらいの厳しいペナルティを課さなければ、今後も早川で落とす試合はいくらでもでてくると思います。

守備に足を引っ張られたとは言いながらも、小林宏のピッチングもピリッとしませんでした。
前回の投球が夢だったかのようなコントロールの甘さが致命的で、あれだけ真ん中近辺に投げ込めば打たれるのは当然です。
先頭打者を簡単に出し、バントや盗塁で得点圏に進まれ、タイムリーを打たれるという教科書通りの点の取られ方です。

打線はそれでも7点差にもめげずに頑張ったとは思いますが、最後の1本が出ませんでした。
5回から7回までのどこかであと1本出ていれば、との悔いだけが残ります。
勝負弱いと言ってしまえばそれまでですが、これだけ投手の失点が多いと、一気に大量点を目指して振りが大きくなっているのかもしれません。

こんな試合でも、それでも見るべき点は探せばあるものです。
南がプロ初猛打賞でようやく2軍の帝王からの脱却の途につきましたし、金澤の連続試合ヒットも継続しています。
そして驚きの藤田へのブーイング、ロッテファンは年初からの藤田の傍若無人の発言を許してはいなかったようです。

ここまできたら1度チームを解体するところまで落ちた方がいいのかもしれません。
まだまだCS圏内ですからペナントレースを諦める必要はありませんが、このままではズルズルと引き離されてしまいそうな気配が濃厚です。
これ以上傷が深くなる前に体質改善を図って健康体に戻る処置を施す必要があり、オリックスのコリンズ監督の辞任を倣えとまでは言いませんが、コーチングスタッフのてこ入れは絶対に行う必要があると考えます。
1軍28人のうち投手が14人という異様な構成も含めて、明日の休養日に見直しをして欲しいと思います。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
巨人 1 0 4

0

2 0 0 0 1 8 9 0
千葉ロッテ 0 0 0 0 3 0 2 0 0 5 10 2


◆5月21(水) 千葉ロッテ-巨人2回戦(巨人2勝、18時16分、千葉、26,778人
▽勝 西村 26試合5勝2敗
▽S クルーン 21試合1敗14S

▽敗 小林宏 9試合1勝6敗
▽本塁打 ラミレス15号(小林宏)、16号(小林宏)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小林宏、根本、伊藤、シコースキー―金澤
巨人 内海、西村健、藤田、山口、越智、豊田、クルーン―阿部

 

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