今日はどんな形でもいいから勝たなければならないと昨日書きましたが、勝つどころか昨日と同じぐらいダメージの深い負け方をしてしまいました。
風邪をひいて頭痛がする中で熱がぶり返しても困るので、今日は手短にいきます。
8回の一死二三塁の場面で川崎を投入したこと、データを重視するバレンタイン監督としては異例の起用であったと思います。
成瀬は田中に対して過去の対戦で完璧に抑えており、前日にその田中にヒットを打たれた川崎に代える必要があったとは思えません。
そのことはバレンタイン監督は承知していたはずで、それでも敢えて川崎を使ったことは川崎の立ち直りを期待しての判断であったと考えたいと思います。
そうでも思わなければ納得がいかず、単なるヘボ采配となってしまいます。
この2試合連続サヨナラ負けのきっかけを作ったとも言える川崎には、この措置に対して奮起してもらう義務があります。
こんなことで凹まれては、小林宏や成瀬に顔向けができないでしょう。
あの屈辱がバネとなって復活することができた、シーズンが終わった時にそう回顧できるよう、川崎の奮起に期待します。
今日は左腕に対して右打者を並べるというバレンタイン監督らしいオーダーでしたが、昨日ミスをした金澤はスタメンでしたから、竹原ら右打者にもチャンスを与える必要がありますので、このオーダーについてダメダメだと言うつもりはありません。
ただ起用された右打者が期待に応えられず、結果的に起用ミスとなってしまったのは結果論でしかありません。
その中で唯一と言っていいほど結果を残した竹原を右腕が出てきたらあっさりと代えるところもバレンタイン監督らしく、このあたりはもう諦めるしかないでしょう。
残念だったのが堀がベテランらしからぬバッティングであったこと、序盤のチャンスに堀にバントをさせなかったのは悪くても走者を進めるバッティングをしてくれるだろうとの期待があったと思われ、その期待を完全に裏切った堀には失望しました。
今日の成瀬は悪くはなかったと思いますが、味方が点を取ってくれた直後に失点するというタイミングの悪さが自分の首をしめた形となりました。
もう少しテンポ良く投げられていれば8回に交代させられることもなかったと思われますので、ベンチで不完全燃焼の表情をしていましたが、次の登板でその残り火を燃やし尽くして欲しいと思います。
昨日のミスで凹んでいると思いきや不敵な表情でプレーをしているロッテの高知東生こと金澤が、汚名返上の2打点で神経の太さを見せつけてくれました。
リードでも昨日に比べて内角も使えていましたし、橋本らも1軍に復帰すればレギュラーポジションが待っていると思って油断をしていると、痛い目にあうかもしれません。
また2軍の捕手が足りないので今シーズンに即ということはないでしょうが、ドラフトでの捕手補強の状況によっては、田中雅の完全なる内野手転向が実現するかもしれません。
もうダメダメの雰囲気がおそらくチーム内に漂っていると思います。
9回に同点タイムリーが二遊間を抜けていった時の西岡の素振りが、投手陣に対する呆れっぷりを表していたように思います。
こんな時こそ闘将早川の出番で、6回の飛び込む必要のない打球に頭から飛び込んで捕球したのは、あの苦笑いとスタンドに向かって盛り上げるようにグラブを動かしたところを見ても、間違いなくチームにカツを入れるためのパフォーマンスであったと思います。
こういう時こそうつむくのではなく、空元気でもいいので声を出して体を動かして欲しいと思います。
またしてもオリックスとの最下位決定戦に挑む週末は新だんだらにすがることになりそうですが、交流戦前の最後のカードを勝ち越して交流戦に突入したいところです。
明日も左腕に対しますが頼りにならない右打者を並べるのではなく、大松と根元だけはスタメンで起用すること、これだけは是非ともお願いしたいと思います。
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