今日は「高血圧の日」とのことで、昨年に引き続き血圧測定のギネス挑戦イベントがありました。
どうやら測定者数は大幅に記録を更新したらしいですが、泥仕合にまみれた両球団のファンの血圧の高さも記録更新だったのではないかと思います。
よくぞ勝ったと言える試合でしたが、喜んでいいのかどうかは極めて微妙です。
まさに最下位決定戦に相応しいような低レベルの打撃戦で、それでも負けるよりは勝つ方がいいに決まっているとは言え、3時間半を越える試合が終わった後には疲れしか残らなかったのもまた事実です。
連日の序盤の大量失点に気落ちすることなく逆転した打撃陣は見事でしたが、それもオリックス投手陣の体たらくに助けられただけです。
2度にわたる執拗なコリンズ監督の抗議や、負けているのにロッテの投手交代に「はよやれコール」を繰り返すレフトスタンド、暑い中で不快感バリバリでした。
昨日の渡辺俊と同じく今日の小野も序盤に大量失点で、2回も持たずにKOされました。
これまた同じくストライクが入らずに苦し紛れに置きいったボールを痛打されるという最悪のピッチングで、中6日も休養をもらっていながらどんな調整をしていたのかと膝詰めで小一時間ほど問い詰めたい気分です。
小野に限らず神田にしても根本にしてもボール先行のピッチングが自分を苦しめることは承知しているはずで、同じ打たれるなら最初から勝負して打たれろと言いたいです。
コーナーを突いていると言えば聞こえはいいですが、単に逃げのピッチングをしているようにしか思えません。
その時点で気持ち的に負けているわけで、打てるものなら打ってみろ!ぐらいの攻撃的な攻めをして欲しいと思います。
それで打たれるのであれば力がないだけで、逃げ回った挙げ句に打たれるよりはマシです。
こりゃ仕方がないや、マウンドを降りる時にそういった気持ちでいられるような、そんなピッチングを心がけて欲しいと切に願います。
昨日今日と長いイニングをカバーすることになった中継ぎ陣が、打たれながらも何とか最後の最後で踏みとどまりました。
神田は例によって被弾しましたが、2回1/3を1失点で切り抜けて2年ぶりの白星です。
2回の裏に無死満塁のチャンスを迎えた時、勝つには「この回で追いつくこと」「次の回を0点に抑えること」だと感じたのですが、見事に逆転したもののすぐに追いつかれてしまい、イヤな雰囲気になってしまいました。
しかし再度逆転した後の4回を3者凡退に抑えたこと、これが今日の試合の流れを決めたと言ってもよく、白星に値するピッチングを神田がしてくれたと言ってもいいでしょう。
あとは惰性ではありましたが川崎と荻野が3人で抑えたことも、気分的には明日に繋がるいい結果であったと思います。
今日の試合を決めたのは、オリックスの油断でしかないと思います。
2試合連続して2回で先発をKOしたので仕方がないのかもしれませんが、ベンチに戻ってくる選手たちが調子に乗りすぎていました。
特に北川、普通に追っていれば捕れたファールフライをあさっての方向に走って捕球できず、その時もニヤニヤ笑って真剣みが感じられませんでした。
その後の致命的な落球も、おそらくはこのプレーの延長線上にあったと思われます。
今日はラッキーだったと思って終わるのではなく、あの浮かれっぷりが勝負を決めたという事実を、ロッテの選手たちは肝に銘じて欲しいと思います。
これで交流戦前の最下位はなくなりました。
正直ベースで言えば昨日書いたとおり最下位に落ちて泥を舐めた方がよいのではとの思いもあったのですが、交流戦の頭を飾る唐川に無用なプレッシャーを与えないで済んだという意味では、今日の勝利は大きなものであったと言えるかもしれません。
今日は15安打12得点に先発全員安打と久しぶりに打ち勝った試合でしたが、明日も同様にいけるとは限りませんし、むしろ厳しいと思った方がいいかもしれません。
なぜならば明日は左腕の中山が先発で、またしても右打者を並べて苦戦する可能性があるからです。
今日の根元や福浦が左腕からヒットを放ったことを、果たしてバレンタイン監督がどう受け止めているかが明日の勝敗の大きな鍵だと思います。
また明日に限った話ではなく、もし明日のスタメンに根元の名前がなければ、バレンタイン監督とそのスタッフにチームを預けることの愚を真剣に考えるべきだと思います。
早川の好走塁、福浦の綺麗な流し打ち、ズレータの一発といった今まで待ち望んできたプレーが見られた今日の流れを切ることなく明日に繋げるためにも、左対左に拘ったオーダーとならないことを願っています。
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