オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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さらば小宮山

2008-05-09 23:46:00 | 千葉ロッテ

 

冷え切った打線が寒気を連れてきたわけでもないでしょうが、ビールより温かいお茶が恋しい観戦となりました。
今日で20回目の観戦となる私にマッチデースポンサーのアース製薬からプレゼントされたのは、小宮山の直筆サイン入りのアースノーマットでした。

負けが込んでいる時はこんなもの、そんな典型的な試合だったように思います。
先発した小野は5回も持たずに10安打8失点でしたが、数字ほど悪いようには見えませんでした。
ストライクは先行していましたし、ゴロを打たせる小野らしい投球もできていました。
ただストライクがあまりにストライクでありすぎた、そんなところでしょうか。
ここぞというところで魅入られたかのように真ん中に投げ込んでしまい、自分のペースを掴む前にやられてしまったように思います。
4回のプレーにしても相手がうまいところに転がしたとは言っても、あれが内野安打になってしまうようではツキがなかったとしか言いようがありません。
あれだけいい当たりをされていたということはボールにキレがなかったのでしょうが、それ以上に負の流れに押し流されてしまったような今日のピッチングであったと思います。

試合としては初回にあっさりと先制点を奪われ、じわじわと追加点を取られ、まあどうにもならないものでした。
打線も作戦がどうのという以前に岩隈のストレートに押されっぱなしで全く打てる気配がなく、自分の形を持っていない打線では仕方のないところでしょう。
それでも調子に乗った岩隈がストレートばかりを投げた6回にはヒットが続きましたし、神戸が彼らしいバットコントロールで2安打を放ちプロ初打点をマークし、根元もイヤらしいヒットを重ねての猛打賞など見るべきところはそれなりにあるゲームでした。

金澤がプロ初安打に初打点をマーク!

なんで田中雅を抹消したのかと不思議に思ったのですが、どうやら先日のヘッドスライディングで肋骨を骨折したようです。
ああいったチームを盛り上げるようなプレーが彼自身の出番を減らしてしまうのは非常に残念で、1日も早い回復を願っています。
その田中雅と入れ替えで1軍に昇格した金澤が、これまた初回のクロスプレーで負傷した橋本に代わって2回からマスクをかぶり、プロ初安打に初打点をマークしました。
野手不足という理由があるにしても他のポジションを守る捕手が多い中で金澤だけは捕手専任ですので、私は次の正捕手としての期待が高い選手だと考えています。
ですから24歳という年齢から今年の目標は絶対に1軍を経験することと通信簿に書きましたが、田中雅の躍進もありかなり厳しい現実が待っていました。
しかし相次ぐ捕手の故障で棚ぼた的にチャンスが巡ってきたわけで、そこできっちりと結果を出せたわけですから何か光るものがあるのでしょう。
ヒット以外の打席は3三振でしたが、物怖じせずに思い切りのいいスイングをしていたからこそのヒットであり、また三振であったと思います。
1球ごとにベンチを見るなどリードの問題もあるでしょうし、バッティングもまだまだ粗いところがあるので先行きは苦しいでしょうが、それでも今年のこの時期に1軍を経験したことは金澤にとって大きな財産となるはずです。
暫くは出番があるでしょうから、貪欲に吸収していって欲しいと思います。

小宮山枠の撤廃!

さすがに今日のピッチングを見れば、小宮山がもはや1軍では通用しないことがバレンタイン監督にも分かったでしょう。
球威がなくなったことで小宮山の生命線は精密機械とも呼ばれた制球力ですが、今年はコーナーを攻めるピッチングができていません。
真ん中よりのストライクを投げればボールに力がないので軽くあわせるだけで面白いように打球は飛んでいき、今日も7打者に5安打で散々でした。
本来は神田と入れ替えで降格するのは小宮山が最有力候補だったはずで、今日のピッチングでさすがに見切りをつけられるのではないかと思います。
もう1軍で投げる力がないことは小宮山自身が痛感しているはずで、自ら降格を申し出るぐらいのことがあってもおかしくありません。
長い間ロッテを支えてきた小宮山には感謝していますし、昨年のサインボール、今年のアースノーマットと2年連続して小宮山の直筆サイングッズを手に入れたという因縁もある私としては心苦しいところもあるのですが、ここは「おつかれさま、ありがとう」と送り出してあげたいと思います。
このまま1軍で使い続けるのは晩節を汚すことになりかねませんので、バレンタイン監督と小宮山が決断してくれることを願っています。

予想通り神田が1軍に昇格し、その代わりに呉が2軍に落ちました。
まだ小林宏の実戦での立ち直りを期待しているのであれば、川崎と根本と高木と中継ぎ左腕が3人いることを考えれば残念ですが仕方がない判断でしょう。
次の入れ替えがあるとすれば、橋本の故障で金澤1人では厳しいので新里を小宮山と入れ替えで昇格させ、四球病が治らない伊藤の代わりにアブレイユか田中良あたりでしょうか。
こう考えると、やはり相原を落としたのが痛すぎます。
またズレータかベニーの代わりに佐藤を上げたいところですが、神戸と大松がいることを考えると1軍での使いどころが難しいので、今は2軍で実戦経験を積んだ方が得策でしょう。

この泥沼状態を救ってくれるのは清水なのか唐川なのかと無理な期待をしてしまいますが、どうやら週末は雨のようです。
今日も金曜日にしては寂しいスタンドで営業としてはチケットが売れているであろう週末は強行したいでしょうが、ここは無理をせずに流した方がいいでしょう。
悪いグラウンドコンディションで無理に試合をしてこれ以上怪我人を増やすわけにもいきませんので、冷静な判断をして欲しいと思います。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
楽天 2 0 0

4

2 2 0 0 1 11 17 0
千葉ロッテ 0 0 0 0 0 3 0 0 1 4 11 1


◆5月9日(金) 千葉ロッテ-楽天7回戦(楽天5勝2敗、18時15分、千葉、16,849人
▽勝 岩隈 8試合5勝2敗
▽敗 小野 7試合2勝2敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 小野、小宮山、高木、神田、伊藤―橋本、金澤
楽天 岩隈、松本―藤井、井野

 

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