オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

諸積は仕事をしているのか

2008-05-06 20:41:35 | 千葉ロッテ

好調の橋本すら落として右打者をずらりと並べた先発オーダーと、初回の拙攻で試合は決まってしまったようなものでした。
最下位のオリックスにすら主導権を握られて防戦一方の戦いぶりは、1位通過はおろかCS出場権すら危ういことを自覚させるのに充分なものでした。

とにかく初回の攻撃が酷すぎました。
先頭の西岡がうまくライト前に運んだところまでは良かったのですが、次の堀にバントをさせない戦術はいつもの通りです。
堀が二遊間を抜くヒットを打ったのはあくまで結果論で、ひとつ間違えば併殺になってもおかしくないバッティングでした。
そして次の大塚にようやくバントをさせたと思ったら、その大塚がまともにバントをできません。
こいつらバントの練習やってないだろ、やっててあれならプロ失格としか思えない、全国のロッテファンの溜息が聞こえるようなプレーでした。
バントコーチという肩書きを持っている諸積コーチは、果たしてその肩書きに胸を張れるような指導をしているのでしょうか。
技術的なことはもちろんのこと、いかにバントが重要な戦術かを選手に教え込むことも彼の責務であるはずです。
これだけバントを失敗するのは選手の力量はもちろんのこと、その重要性を教え込むことができていないベンチに問題があるとしか思えないのは、これまで散々と書いてきました。
失敗した選手にペナルティを課すわけでもなく、初球に失敗したらヒッティングにサインを変更したりと、ベンチがこんな姿勢ではバントを軽視する選手がでてきても当然です。
ただしっかりと送ればいいのに自らの技量を省みずにセーフティーを試みて失敗する早川が、まさにその象徴です。
オリックスですら辻にスリーバントを命ずるなどしているのに、はっきり言って今のロッテベンチはリーグ最低の動きしかできていません。
ズレータの時に走者を走らせたのもそうで、あれだけバットとボールが離れた空振りをしているズレータの時に走らせるリスクがわからないようなベンチでは、いくら個々の選手が頑張っても得点が入るわけがありません。
西岡のホームランの1点しか取れなかったのは、そのベンチの動きからすれば当たり前すぎる結果です。

そして左腕に対してオール右打者のオーダーを組むも、山本に軽くひねられる始末です。
外角低めに逃げていくボールを投げていれば面白いようにロッテ打者は空振りを繰り返し、しかも右打者しかいないので同じ攻めをしていればいいわけですから、投手にとってこんなに楽なことはないでしょう。
里崎は体の軸が全く動かずに空振りをしていましたが、逆にズレータや今江などは上体がつんのめるような体勢でスイングしており、あれでは強い打球を打てるわけもありません。
またあれだけ外角を攻められれば右に流すバッティングをすればいいのにと普通は考えますが、外角だろうが何だろうが引っ張るようなスイングをする打者ばかりで、こねたようなバッティングで力弱い打球が左方向に転がることの何と多かったことか、腹立たしいを通り越して呆れてしまいます。
とにかく外角のボール対して踏み込みが弱い、これに尽きると思います。
引っ張ることしか頭にないとしか思えない各打者に対して適切な指示ができない、これまたベンチの無為無策です。
あれは自分で考えたのか、田中雅がセーフティーバントを試みてヘッドスライディングをしたプレーが、あれだけが今日の評価できるプレーであったと思います。

成瀬は負け投手にはなりましたが、ピッチングは今年の中では良かった部類に入ると思います。
特にストレートのコントロールとキレが抜群で、濱中に打たれた1球の失投に泣いた形となりました。
今日は変化球も含めて思うところに投げられていたようですし、ボールにも力がありました。
もう少し打線が援護できれば、問題なく勝ち投手になれたでしょう。
弱いチームのエースとして投げる者の宿命と思って、めげずに頑張ってもらうしかありません。

ようやくズレータに一発が出て調子が上がってくるかと思いましたが、今日も3三振とダメダメでした。
どこが悪いかについて「視力に問題がないのか気になる」と書きましたが、今日テレビを見ていて眼鏡をかけていることに気がつきました。
いつからかけ始めたのかわかりませんが、あれだけバットとボールが離れたスイングを繰り返すようではフォームがどうのという以前の問題で、もし動体視力が衰えたのが不調の原因であれば話は深刻です。
ああいったスイングをしているようでは外角低めを執拗に攻められるでしょうし、かなりヤバイ状況かもしれません。

さて、明日も負ければ冗談抜きで最下位が見えてきます。
打線に期待ができない以上は渡辺俊に頑張ってもらうしかありませんが、ローズに要注意です。
彼に限らずそろそろホームランが出そうなオリックス打線ですから、慎重なピッチングをしてくれることを願っています。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 1

0

0 0 0 0 0 1 5 0
オリックス 0 0 0 2 0 0 1 0 X 3 7 0


◆5月6日(火) オリックス-千葉ロッテ7回戦(オリックス4勝3敗、13時、京セラドーム、20,230人)
▽勝 山本 10試合3勝
▽S 加藤 16試合1敗9S
▽敗 成瀬 7試合3勝2敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬、荻野―田中雅
オリックス 山本、山口、加藤―辻、日高

 

コメント (26)

服部半蔵と影の一族

2008-05-06 15:17:05 | 読書録
服部半蔵と影の一族

学習研究社

このアイテムの詳細を見る

忍者と言えば服部半蔵、それも千葉真一というのは私の世代の共通認識ですが、その服部半蔵と服部一族の生き様を各種資料から紐解いた作品です。
テレビドラマの派手な活躍とは違う地味な忍者の務め、そして鉄の結束と言われた三河武士団の真の姿を描いています。

服部半蔵を中心に物語を進めていますが、どちらかと言えば服部一族をまとめた作品です。
しかも徳川や織田といった戦国大名の戦いを軸に、そこにどう服部一族が絡んできたかという書きっぷりで、華々しい忍者の活躍を期待するとがっかりするかもしれません。
しかし作者の考えという前提ではありながらも、史実としての忍者を知りたいと考えるのであれば面白い作品です。


2008年5月6日 読破  ★★★☆☆(3点)

 

コメント (2)