ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

めだかセラピー

2013-06-09 09:03:00 | セラピー

昨日のホームセンターに出かけてカップハーブを買ってきた、というお話からの派生版なんですが・・

ホームセンターでこんなものを見つけました。

「めだかセラピー」。

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なんじゃ、これは?と見てみると、なんてことはない。

あらかじめボトルの中にめだかの好きな水草とめだかが数匹セットになって売っている、というだけのこと。


私の子どもの頃には、ちょっと田舎の小さな川を覗き込めばうじゃうじゃというほどにいためだかもいまや絶滅危惧種の貴重品らしいですからねぇ。

「どうやったら死なせずに飼う事ができるの?」ということも含め、ぜぇ~んぶセットになっちゃってますから楽ですよぉ。

もう、なぁ~んにもすることはありません。

後は時々水を変えてやるだけ。

そしてこの中の小さな宇宙を覗いて、ご自身が癒されちゃってくださ~い、というシロモノがこの「めだかセラピー」だったんですね。

んなこと言ったらなんでもセラピーになっちゃうじゃないの。

すでに「森林セラピー」とか「アニマルセラピー」とかってものもあるみたいだけれど、あれはひょっとして単に森林のなかを散策しよう、フェトンチッドいっぱいで癒されるよ~ってだけのこと?

アニマルセラピーもワンちゃんと一緒にいるとなごむよ~ってだけのことなのかしらん?


人が何によって癒されるかっていうのは人それぞれですもんね。

めだかで癒される~っていう人もいれば、「いや、私はあんな小っこいもの見てるとかえってせかせかしちゃう。もっと大きいもの見て癒されたいわ~。クジラとか。」という人もみえるでしょう。

あるいは、「たいていの人は恐いとか気持ち悪いって言うのかもしれないけれど、私はヘビが大好きなの。ヘビセラピーがあったらやってみたいわ。」とかいう人もいらっしゃるかもしれません。

こうしてホームセンターとか一般の小売店が気楽に「~セラピー」と言っているものは、世の中の大方の人が「これを見ていると癒される」とか「見ているだけでもほのぼのするようなキャラクターだね。」というものを取り上げて、セラピーと言っているに過ぎませんよね。

では、本来のセラピーとは何なのでしょう?
セラピーというのは大きく分類して「物理療法」(フィジカルセラピー)と、「心理療法」(サイコセラピー)に分かれます。
れっきとした治療なんですよね。
だから、カウンセリングとは違って、「相談を聞く」「相談を受ける」という姿勢とは異なり、目的は具体的に正すべき症状をもった患者に対して、その症状を治すために何のツールを使って治療するの?ということなんです。
「はぁ、めだか見てると癒されるねぇ。」とか
「ワンちゃん触ってるとやすらぐわ~」というものではないんです。
そこには「目の前の患者を○○の状態に戻す。治す。」という能動的な働きかけを意図して使うものがあります。

だからオーラソーマも近年、あんまりセラピーという言葉を使わないように、ということになったんだ、と思います。
「具体的に、何らかの症状を治す」ものではないから。

しかし、ここで問題になるのが、日本では近年「癒し系セラピー」という言い方と新たなジャンルが出現した、ということです。
アロマセラピーや表現アートセラピーもその仲間ですね。
「この、“~系”というあいまいな言い方は文字通り何をどこまで提供するのか、ということを非常に曖昧にしています。
言い方を変えれば、“なんちゃってセラピー”といってもいいかもしれません。
産まれたときから野生の天然鮎なのか、ある程度育ててから川に放流した「天然系鮎」かの違いみたいなもんです。

まず、癒し系セラピーでフィジカルな物理療法が使われることはありません。
ということは、医療の資格がなくてもできるお手軽なセラピーというイメージが定着してしまったのは悲しいことです。
オーラソーマで言うならば、決してお手軽な学びでも費用でもないですし、ある程度クライアントの数をこなさないとモノにならないという経験もありますしね。

でも、「癒し系セラピー」というジャンルが登場したおかげで、言葉は悪いですがミソもクソも一緒くたにこのジャンルで片付けられるものですから、インチキまがいのものとか、たった1日で資格が取得できるものなどと同等に見られてしまうのは悲しいことです。

でも、ものは考えよう。
そもそも「セラピー」には“能動的”というキーワードがあったはず。
もちろん、クライアントの話に耳を傾ける傾聴のスキルは必要ですけれど、オーラソーマはバランスを見るものですから、それを是正しなくてはいけない!ということに重きを置くわけではないけれど、「今、ここがバランスが崩れているかもね。」という指摘はしてあげられる。
そしてそれが裏返せば自分にとっての才能でもあり、それを乗り越えたらギフととして自分の魅力に組み込むことができるのだと教えてあげることができる。
それはとても能動的なことじゃないか。
そこが「癒す」だけとは違うんだよね。

癒されるのは温泉に行っても、マッサージに行くだけでも癒されるけれど、その場かぎりの出来事として終わってしまう。
それではどれだけ癒されてもまた次に癒しを求める、という癒し難民になってしまいます。
もっともっと、という欲しがり病になってしまいます。

自分の足ですっくと立って前を向いて歩いていくことが大切。
そのために能動的に働きかけていくものなんだよね、オーラソーマも表現アートセラピーも。
ま・・ めだかから教えられることもあるとは思うけれど。









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