ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

断りベタの人

2010-10-31 07:53:00 | 身辺雑事

断るのが下手な人、という方がいらっしゃいます。

実は私もそうなんですが・・

え! うそでしょ~、あなたってずいぶん、きっぱりとしたこと言いそうだけど?って?

う~ん、ですね~

きっぱりとしたこと言うこともあります。

でも、人が「あなたのために良かれ、と思ったわ!」というようなことを断るのは実は苦手です。

例えば、「ね! たまには絵画展もいいものでしょ? 好きだったでしょ? 行かない?」というお誘いがあったとする。

で、その方の絵を以前に「こういう筆致、好みだわ~」と褒めていたりなんかすればもう断れない。

前に褒めといて、その日も時間が作れて、となったらもう断る理由が見つからない、ってことになる。

行きたくない理由はあえて言えば、「行きたくない、というほど強固なものでもないけど、行っても私の魂をゆさぶるほどのものには出会えないと思うから。違う言い方をすれば、私自身が今、この人のものを受け取るだけの魂の準備が整っていないから。」というようなことなのですが、「そぉんなのぉ! 行ってみなければわからないじゃない。」という強いプッシュに会ったりすると、先のことは確かに誰にもわからないわけですから、「・・・・・・」と二の句が告げなくなって気乗りがしないまま行く羽目になったりする。

でも、実は行ってみなくてもわかってるんですけれどね。

だって、自分の魂がそれを受け取る準備ができていないっていうのは明白なんだから、行ってみてうわぁ、やっぱり来てみてよかった、ということになんてなるわけがない。

でも、それをどう相手の人に伝えればいいかわからないから行くことになったりする。

私には言葉がとても重要です。

相手の人に自分がなぜ行きたくないのか、という理由を上手に説明ができなければそれは負け。

気乗りがしなくても行かなくては、と思ってしまう。

なぜこんなところに勝ち負けが登場するのか、おかしいんじゃないの? そうですよね。でもそう思ってしまうんです。

別に相手の人は、私の気持ちがどこにあるのか、なんてことは重要じゃないでしょうから、理由をきちんと説明する、なんてことをせずに「う~ん、とにかく気乗りがしないから」の1点張りでほんとはいいのかもしれませんけれどね。

で、つい「その日は予定があるから。」というような日程的にどうしても都合がつかないから、という言い方で断ったりする。

つまり、ウソ、です。

これが一番どうしようもないことだから、相手も引き下がるしか仕方がないことだし、さきほどの例で言うならばその絵画展の画家の方の評価を落とすような感想も言う必要がないから、お互い傷つかずに済む。

だから、まぁ、これで通るならそれが一番無難かもね、と思っていました。(そりゃ、極力ウソはつきたくないですが。)


で、そんな私は、誘いベタでもあります。

自分がいかに断れないかを知っているから、相手もそうだったらかわいそうだな、と思ってしまって、最初から「あ、無理にとは言わないけれど・・・」とか「ご案内だけだけれど・・」とか余分なエクスキューズを言ってしまうのです。

自分がサロンでイベントをやる。

通常は封書などで案内を出しますが、たまたま初めての方がコンサルテーションにいらっしゃったり、案内を出そうかな、というようなタイミングでいつもの方がコンサルテーションにいらっしゃったりする。

そうすると、当然、ご案内はします。

で、そのときに「どう、来れそう?」というプッシュができないんです。


本当はその場で「来れそうか、来れそうでないか」がわかれば私も人数が読めるし、準備もできるからありがたいんです。

だから、知りたい。

だけど、「あ、後で見ときます。」とか「考えときます。」とか言われると、

「そうよね。はい、そうしてください。」で終わってしまう・・

そこで、「どう? 予約制だからお席が埋まってしまうといけないから、後でどうしても外せない用事が出来たとかの場合は断ってもらっていいから、とりあえず予約いれとかない?」というような、いかにもそれが相手のためだから、というようなふりをしたウソくさいプッシュがどうしてもできない。

そこまで言えば、「そうですね・・ じゃあ、○日の○時からのほうで一応予約いれといてください。」っておっしゃる方もいらっしゃるかもしれないけれど、それは本当はその人の本意ではないはずだから、って思っちゃう。

でも、最近、そういうふうにプッシュしなくていいんだ、って堂々と本心から思えるようになりました。

だって、「わぁ! 楽しそう。興味あるイベントですぅ。」ってその場で取り繕うように言われて、ドタキャンされたりとかより、よほど「まぁ、あとでじっくり考えておきます。」で、それが本当に興味があったら来ていただく、でいいや、って思ったから。

なんでも「これ、面白そう!」って言う人は逆にあまり信用できません。

そういう人は、目の前にいる人をとりあえずその場で喜ばせてあげたいから、っていう意識が強い優しい人なんだと思います。

でもそれでこちらが「この人は来てくれそうだな。」って期待しちゃうと、すごく褒めてくれた人に限ってお越しにならなかったり、来ていただいても義理なのかしら・・?というようなそぶりが見受けられるとこちらも疑心暗鬼になってしまいます。

それよりも、きっぱりと「このテーマには申し訳ないですけれど、あまり興味がありません。○○というようなジャンルのテーマのときには興味がありますから、それなら是非お邪魔させていただきます。」って言われたほうが、その言葉を額面どおり受け取ればいいな、って思えるからかえって嬉しい。

○○をいいヒントをもらったな、と研究して次にやろう、っていう気にもなるし。


だからね。皆さん。

是非、自分の興味あることだけに反応してもらえばいいですよ。

無理しないで。

「興味のないもの」に「興味な~い」って言われたって、誰も人格を傷つけられた、と思って傷つきゃしませんから、はっきりと言って下されば結構なんです。

私がそう思うから、みんな世間の人もそうだろうな~と思って、自分が誘われたり、断らなければならない立場のときには、今度からそうしようと思っています。

しかし、たまに時が過ぎてしまってから、「あ! えっちゃんのイベントって終わっちゃったんだっけ!?  しまった~  申し込みの期日が遅すぎるからいけないのよ。逆にまだまだいいや、って思って忘れてしまうの。なぁ~んだ。間際になったときにもう1回プッシュしてよぉ。」なんて言われることもあります。

こういう人にはどうしたらいいんだ・・・?

そのとおりに、間際にプッシュしていいんだろうか・・・  今は、それが悩みです。




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チャワンテの粗相

2010-10-30 07:53:00 | ペット

チャワンテがまた粗相をしました!

「また」と言っても、引越しをしてからは初めてですけれども・・

そもそも前のアパートで布団の上でおしっこをしたときには、布団の表面がキラキラしているのを見つけ、(これは、病気か・・?)とすぐに病院へ連れて行くと、「あぁ、それは間違いなくストラバイト結晶で、尿路結石ですね。」と診断されました。

「砂場では、何回か出たり入ったりうろうろしたことがあったでしょう?」と言われ、そう言われればそうだった、と思い当たりました。

「違う場所だとなんか気持ちよく出るかもしれない、って思ってきっとお布団の上でしちゃったんですよ。」と言われました。

おかげでその後はずっと尿路疾患用の療養食を食べさせているので、尿路結石の症状は出ずにすんでいます。

ということはつまり、布団でも粗相することはないと思っていたのに・・

なぜ?

前のアパートのときには念のため、と思って布団の上には常にビニールシートをかけていました。

だけど、そうすると湿気がこもって布団にもあまりよくないように思うし、見た目もよくない。

何といっても、チャワンテ自身が布団の上という一番ふかふかで温かいところで寝られないわけです。

もういいだろう、と思って今度はビニールシートをかけることもなく布団の上で寝させてやっていたら、これだ。

ちょっと寒くなってきたから布団で寝たいだろう、と思って気を許していたのが甘かった・・・

Photo それも、きれいにベッドメイクする前にくしゃくしゃになった布団がすきなのね・・

Photo_2 座布団も2枚積み重ねたときなんかにその上で寝たがります。

何様なんだよ・・ 笑点かい!

それにしてもすごい臭いが部屋中にたちこめています。

猫のおしっこって凝縮されているっていうか、1回分の臭いとは思えないようなすごい臭いなんですよね。

もう私は一気に掃除をする気がうせてしまいました。

臭いにおいは元から断たなきゃダメ!というわけで、思い切ってこの布団はもう処分することに決めました。


そうとなれば、すぐ今日にも布団がいる、というわけで近くの(といっても車で行かないといけませんけれどね。)布団専門店で、羽毛布団ばかりがつみあがっているのをチラリと横目で眺め、羊毛布団を買いました。

カバーも買い、親切に「カバーをかけてお渡ししましょうか?」と言ってくださったお店の方に、「お願いできます?」と言って作業をしてもらっている間、

「猫におしっこされちゃいましてねぇ。」と言いました。

すると、「あぁ、なんか猫のご機嫌に障るようなこと、しました?」と言われました。

そうなの?

やっぱり、あれって腹いせでやってるの?

そういえば・・ 今朝に限って、おやつをあげなかった。

チャワンテはあまり変わった味をほしがらない比較的おとなしい猫ですが、いつもいつも同じ味の療養食ばかりでは可哀そうだと思って、「スープ系のえさなら汁気が多いからあげてもいいですよ。」と病院の人が言っていたので、朝だけ市販のスープたっぷりのレトルトを少しあげていたのでした。

いつもは私が起きるのが待てないようにそれをねだって鳴くのですが、今朝は全然おねだりしないし、見たら療養食も残していたので、たまにはさほど食欲がわかないときもあるだろう、ねだらないのにあげることもない、と思っておやつをあげなかったのでした。

それを根に持っているのか・・?

「でも、オスはスプレー行為をしたり、そういうオイタもよくするって聞きますけれど、メスはあんまりしないはずなんですけどねぇ。」と布団店の人。

「でもまぁ、今はクリーニングもよくなりまして、絶対臭いは完璧にとれますから、ウチでも取り扱ってますから、そういうことがありましたら、またいつでも持ってきてください。あ、取りにもうかがいますよ。ウチのお客様でも、もうかれこれ10回ぐらい同じ布団をやはり猫の粗相でクリーニングに持ってこられる方がみえますよ。」とおっしゃいました。

ひえ~。

10回も・・・

そんな目にはもう会いたくないわ、と寝室のドアを閉めてしまって、チャワンテは入れないようにしてしまいました。

入れない場所だとわかると無性に入りたくなるものなのか、「なんで? なんで? 今まで入れたのにどうして入れなくなったの?」とばかりに部屋の前でうろうろしています。

仕方ないでしょ。

自分が悪いんだから・・・


布団の上で寝られなくなったチャワンテのために、茶の間には早めにホットカーペットが必要になりました。

ホットカーペットも前のアパートでは、その上に何度も何度も草を吐いちゃって、もちろんそのたびに掃除するのだけれど、引越しを機会に新しいのを買おう、と処分してしまいました。

いよいよ冬支度で買わないといけないな。

どうせ買わなくてはいけないなら、善は急げだ、と布団を買った足でそのままショッピングセンターに行き、一番安いホットカーペットを買ってきました。

高いものとどう機能が違うのかわからないんだもの。

さすがにこの上にはビニールシートを敷いておくわけにはいかないから、また何度もこの上で吐いちゃうかもしれないし。

さて、ここで寝られるようにしてあげたから布団の上で寝られなくなっても、腹いせのようなことしないでよ、と祈りながら、ドキドキしてチャワンテの一挙一動を見守っているところです。


このようにして我が家では猫の所作によって、せきたてられるように冬支度が終わったのでした。


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カミダノミ

2010-10-29 07:51:00 | 身辺雑事

朝早く、ダーリンの携帯が鳴りました。

ダーリンの仕事は建築関係。

お天気商売ですので、朝の6時台や7時台に電話が鳴ること自体は珍しいことでも何でもありません。


しかし、この日の電話はいつもとちょっと様子が違った。

「えっ! 本当ですか!? それは・・・  まいったなぁ。朝から嫌な話聞いちゃったなぁ。」という答えにただならぬものを感じた私は、さすがにダーリンが電話を切ったあとに、

「どうしたの? 何かあったの?」と聞かざるを得ませんでした。

話によると、ダーリンの会社とつきあいのある会社が不渡りを出したらしい、とのことでした。

当然、ダーリンの会社にも影響があるようです。

ダーリンは金策に走らなければならない羽目になるかもしれません。

ちょっとの間、考え込んでいたダーリンは、私に、

「えっこちゃん、うち、貯金ていくらある?」と聞きました。

出たぁー!

こういう日が来るかもしれないとは思っていました。

ダーリンのような仕事の場合。

そして、ふたりで暮らし始めてから貯めたお金はこういうこともあろうか、ということに使ってもいいとは思っていた。

だから全然構わないんだけど、私が独身の頃に貯めたお金には何があっても絶対に手をつけない、と決めています。それはホントのいざ、っていう老後のときのためにとっておこう、と思っているから。

ダーリンには言ってないけれどね~。いくらあるか、ってのは。

今後も言う気ないし。へへっ。ま、大した金額ではないですけれどもね。

もうそこに手をつけなければいけない事態がきたら、それはいさぎよく倒産でも何でもしてもらいます、という風に腹をくくっているつもり。

そう割り切って線引きはここ、と明確に出来ているつもりだったけれど、いざこういうことがあるとやっぱり、考えるね~

ここであと○○万円あれば何とか急場はしのげる、っていうことがわかっていても、ふたりで貯めたお金以外には絶対に手をつけない、と言い切れるかどうか・・

これが20代や30代なら、いざぎよくつぶしてまた立ち上がればいいじゃん、と思うだろうけれど、50代ともなるとなかなか立ち上がれないし、年寄りを使ってくれるところもないしね~

そうなると、つぶさずに出来るならば・・とか考えるんだろうか。

そのときになってみないとわかんないな~という気持ちになってきた。

だけど、つくづく思った。

自営の中小業者というのは、ハイリスク・ローリターンなんだな、って。

だって、取引先がつぶれたり、不渡り出したりしたらいっぺんに共倒れになっちゃう危険性があるなんて、ガラスで出来た足場の上に立ってるようなもんでしょうよ。

それで、ハイリターンなら「人生ばくちよ。」と割り切る人もいるのかもしれないけれど、「いまどきはみんな建築のこともよく知ってるから、下手にぼったくるなんてこともできないよ。」と非常に良心的なお値段となっております。(じゃあ、消費者が物を知らなかった昔はいい加減だったのか、と聞かれると私もよくわかりませんが・・)

仮に今度のことで私たちの貯金をはたいて解決できたとしても、ダーリンの会社の取引先リストが急にグレードがあがるわけでもなんでもなく、ハイリスク・ローリターンの職種であることには何ら変わりはないわけですから、今後もまたこういうことがあるかもしれません。

そうしたら、私が個人的に貯めたときのお金には手をつけないとしても、いくら経ってもふたりのお金は増えない、全然貯金できない、ってことになっちゃうじゃないの。

それもいかがなものか。

そう考えると、ふたりで暮らし始めてから貯めたお金はいつだって、こういうことに使っていい、という私のなかの基準はこれでいいのか、という疑問もわいてきました。

その夜。

帰宅し、玄関をあけるなり、ダーリンが、「セカンドバッグ、会社に忘れた。もう一度、取ってくる。」といい置いてまたすぐに出て行きました。

しばらくすると電話がかかってきて、「会社にもないわ。」と言う。

「今日、立ち寄ったところ、冷静に思い出してみなさいよ。」とは言ったものの、もし出てこなかったらどうなるんだろう、踏んだりけったりとはこのことか、ともうどうにでもなれ、という気持ちになりました。


だって、ダーリンのセカンドバッグって保険証から免許証から通帳からハンコから、カードから何から何まで入れてるらしい。

それだけのものが揃ったものをもし、どこかで盗まれたり、置き忘れたりしたら、もうアウトでしょうってシロモノ。

なんで、別々にせずに全部同じものに入れてるんだよ、と舌うちしたくなります。

1
時間ぐらいして、「・・・やっぱり、どこを探してもなかった。絶対、車上荒らしにあったんだ。」といいます。

「まぁ、明日の朝になったら、カードの使用止める連絡したり、いろいろ手配しなきゃね。」と言っていると、

「あ! クリーニングを忘れてた。そうだ、今日はクリーニング屋に寄ったんだ。ちょっと電話してみよ。」と電話をすると、すぐに「ありがとうございます!」と言っている。

あったんだ・・・ クリーニング屋に。

やれやれ。よかった、よかった。

電話を切ったダーリンは1億円でも拾ったかのように有頂天。

どうやら、1日情報を集めたところ、不渡りの話もとりあえず噂だけだったようで・・

「なんか、今日はいい日だな~」だって。

人間て不思議なもんですね。

これが普通なのに、さんざん脅かされたあとにその脅威がないとわかると、このつつがなく、淡々と送れている日常がいかに幸せなのか、ということに思いを馳せるようです。

ダーリンは、少しの間新聞に目を落としていたか、と思うと、

「よし! 菊花賞買うぞ!」と言います。

はぁ? 何言ってんの? なんで、そうなるの?

「今の俺にぴったりの気持ちの馬がいるんだ。これは偶然じゃない。買うしかないだろー。」だって。

「なんて馬?」と聞くと、「カミダノミ」だって。

笑わせるじゃないの。

今、何事もなく普通に過ごせることが幸せだ、って言ったばかりじゃないの!

これ以上、「カミダノミ」を買って、神がプレゼントをくれる、とは思えんわ。

喉元過ぎれば熱さ忘れるのが人間ですね。

さて、結果は・・・   カミダノミは見事に最後着。ドベ・・・

お見事!

ここまできれいさっぱり外れれば、惜しいもへったくれもなくさばさばとできることでしょう。

それにしても、ダーリンはドベを当てるのが上手なの。

もちろん、1着を当てるつもりでドベを当てちゃうのよ。

これからダーリンが「よし、この馬だ!」って言ったものは、ぜーったい来ないことだけは確実だ、って意味で、皆さんにお伝えしようかしら。


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魂での会話

2010-10-28 07:51:00 | セラピー

ヨガ友達が、ヨガが終わったあと、「今日かぎりの個展があるんだけれど、一緒に行きませんか?」と誘ってくれました。

それは、「仏画師」という大垣市在住の奥田あやさんと言う方のもの。

まだ30歳そこそこのお若い方らしいですが、とてもステキなスピリチュアルな絵を描かれるのだとか。

それもパステルを使って。

「なんでも、イベントでは頼めば、その場でその人から受けたインスピレーションで描いてくれるそうだよ。」と聞いて、

「行く行く!」と1も2もなく、連れて行ってもらいました。

場所は北方の「欅」という喫茶店の2階を借りてのギャラリー。

古民家風のすてきな喫茶店です。

そこで、最新作品の展示と真ん中にデンと大きな黒いテーブルがあって、奥田あやさんと思われる方が筆をとり、いろんな方とおしゃべりしてみえました。

私たちはまずはその最新作品の展示をじっくりと拝見させてもらいました。

Photo こんな感じの作品です。

ひとつひとつの作品のタイトルの下にはサブコピーがつけられ、絵の説明がしてあるのですが、「第六チャクラうんぬん・・・」とか、「六芒星が・・」とか仏教の世界にとどまらぬスピリチュアルな、興味深い言葉の数々が・・。

絵そのものも、従来の宗教画とか仏の絵とかとは全然違う現代風の温かみのあるものでした。

精緻な筆使いのものと、ぼや~っとした色遣いに墨の筆で大胆に描いたものとの2つの画風があるようでした。

そちらの作品を鑑賞しながら黒い机のあやさん本人のほうもチラチラと気にしてみていると、誰か受付の人がいるわけでもなく、あやさん本人に描いてもらいたい人がいっぱいいるみたいだけれど、それを「次はあなたね。」とか順番を仕切る人が誰もいないので、誰かが描き終わったときのタイミングを見計らって早く言った者勝ちみたいな感じがあって、皆、それを狙って机のまわりにたむろしているように見受けられました。

タイミングを逃しちゃいかん、私はこの場所を譲りませんよ、というような緊張した空気がみなぎっていて、私と友人はその時点ですでに(こりゃ、いかん・・)とあきらめムード。


「もう、今日はあきらめて帰ろっか・・」という感じになりましたが、私は自分は描いてもらわなくてもいいから、あやさんがどんな感じで描くかが見たくて、「ちょっとあの人が描いてもらうところだけ見ててもいい?」と言いました。

一人の人が進み出て、あやさんが「次はあなたね。」と言いました。

そして、「あのね、去年までは何も聞かずに対峙したときに私がその人から受け取ったインスピレーションだけで描かせてもらってましたが、今年からちょっとその人から言葉をもらいなさい、ってお告げがありまして、何でもいいからキーワードをいただいてから描くことにしているの。何か、今頭に浮かんだ言葉とか、気になっていることってある?」と尋ねました。

するとその人は、最初のうち「う~ん、特にない・・」と何も言葉が浮かんでこないようでしたが、それでも促されると、「自立、かな。」と言いました。


あやさんは「ふん、ふん、」と言いながら、

「自立にもいろんな自立があるよね。経済的な自立から、精神的な自立から・・

あなたのはどんな自立なの?」とさらに踏み込んで尋ねました。

すると、この時点からカウンセリングが始まったのです。

その方は、どう見てもあやさんよりかなり年上の方で、そばには娘さんと思われる方が見えました。

そしてその娘さん自身が二十歳前後ではないかなぁ、と思われたので、たぶん、その方自身は40歳は超えられていると思います。

娘さんはひと目見てダウン症だ、ということがわかりました。

けれど、そんなにひどいほうではないと思います。ダウン症の人特有のお顔立ちではありますが、話すこともしっかりしているし、社会生活が送れないような、たとえば急に奇声を発するとかじっとしていられない、ということもなさそうです。

その方は、そういう娘さんがいるので、自分が今まで辛い人生だった、ということを語り始めました。

私は、内心(えっ・・ こういう個人的な話聞いちゃだめでしょ。)と思い、急にお尻のおさまりどころがない、というような気持ちになりました。

とはいえ、一間のオープンなスペースなのです。

視線を外し、席を外して、ほかの絵でも見ながら聞いていないふりをしても、実際は聞こえていることになるのは丸わかりです。

ほかの人たちは、と見ると、まるでそんなことは意に介さないような顔で、むしろ、一生懸命共有して聞いてあげなくては、というようないっそう目に力が入ったような表情でその方を見つめています。

(いいのかなぁ・・)と思いましたが、誰も席を立とうとはしないし、あやさんもそのご本人も気にしている様子もないので、ちょっと居心地が悪い思いをしながら私もその場にとどまりました。


でもどうしても一言一句に耳を傾ける気にはならなかったので、そこに置いてある画集を手に取ったり、雑誌を見ながら、時々どうしても飛び込んでくる言葉だけを聴いていました。

すると、その人は、隣に娘さんがいるというのにおかまいなしに、「この子がいたせいで・・」とか言うのです。決して恨みがましい言い方ではなかったですが、私のほうが内心ヒヤヒヤしてしまいました。いいのかなぁ、娘さん傷ついちゃわないかなぁ・・・と。

すると、あやさんがピシャリと言いました。

「娘さんのせいじゃないでしょ。あなた自身でしょ。あなた自身のことなんだから、何にも娘さんは関係のないことでしょ。」って。


私はその瞬間、びくっとしました。

その通りなんだけど、その通りに言っちゃったんだぁ、と思って。

もう一度言いますが、その描いてもらおう、とされた方は描く画家のあやさんよりかなり年配の方です。

でも、あやさんはそれにまったく臆するところがない。

私だったら、そうは思っても、自分より年配の人だったらできるだけもう少し柔らかい表現はないかな~とか思ってストレートに言うのは躊躇しちゃう。そのせいで、時々、何が言いたいんだか伝わったかな、というときがあるほど。

でも、ふたりの様子を見ているうちにだんだんそんな考え方は必要ないんだな、次元の低い感じ方だったな、と思えてきました。

その方とあやさんとの会話というのは、相談する側とカウンセラーとか、年配者と年少者というような上下関係があるものではありませんでした。

ふたりとも魂での会話をしていました。

ある意味、自分がむきだしの状態です。

そんな無防備な状態だからこそ、生身の飾らない言葉が相手に沁みるのだ、と思いました。

その証拠にその方は、話しているうちにだんだん涙を流される場面が多くなりました。

でも、それはあやさんに上から叱られちゃった、とかそんな感じではなく、自分の本当の気持ち、本当の自分と向き合う用意ができたことによる浄化の涙でした。

あやさんは「キーワードさえもらえば描く」と言っていたのが、いつまでも筆をとりませんでした。

ずっとその人がひとつの行き着く場所に行くまで待っていました。

これはカウンセリングでした。

なるほど。

だからこの人のファンが多いのか、と思いました。

ただの絵を描いてもらうのではない。

自分の心と向き合ったうえで、それを絵というかたちにあらわしたものとしてその日に再誕生した自分の記念としてもらっていくのだ、と理解しました。

だとしたら、こんな値打ちな絵はないでしょう。

どんなパステルの使い方をするのだろう、という技術的な興味だけで少しの間そこにとどまっていた私はそっと席を立ちました。

そして、自分のコンサルテーションのときの向き合い方にもヒントをもらったように思いました。

あぁ、今日もまた気付きをもらえた良い日でした。


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ウジャイー呼吸

2010-10-27 07:58:00 | 精神世界

いつも通っているヨガのサロンでは、いろんな種類のヨガを教えてらっしゃいますが、私は最近全然運動していないし、体も硬いし、で、自分の体力に自信がないので、一番軽めの「きれいヨガ」だけをやっていました。

でも、どうしても「アシュタンガヨガ」に興味が沸いて、やってみたいな~と思い始めていました。

「アシュタンガヨガ」とは、およそ2500年前、ヨガの聖者パタンジャリによって作られた、といわれるものだそうで、アシュトとはサンスクリット語で「8」を表し、8つのワザを理解することが必須とされています。

その特徴は太陽礼拝のポーズからスタンディング、シッティング、逆さのポーズ、フィニッシングの各ポーズから構成され、ポーズからポーズへ途切れることなく、流れるようにフローすることです。


まぁ、そんな難しい理屈は抜きにして、私は教育テレビでたまたまアシュタンガヨガのレッスンを見ていたら、その太極拳のように流れる動きが美しくて、ずっと続けると意外にしんどいんだろうけれど、1つ1つについてはそんなに難しいポーズもなく、私にもできるんじゃないの?という気になったからです。

というわけで、レッスンスケジュールを見ていたら、ちょうど私が行っている「きれいヨガ」の前に「アシュタンガヨガ ハーフ プライマリー」というコースがあるのを見つけまして、ちょっとおそるおそる参加してみることにしました。

“ハーフ”ということは、本格的なコースの半分程度のものなんだろうし、“プライマリー”ということは、初級編ですから、つまり、初級編を通常より半分くらいの長さにして、と言うことだと思い、それなら!と思ったわけです。

まず最初に、「アシュタンガヨガ」における大切な3つのポイントの説明を受けました。

一つ目は呼吸。

二つ目は、下腹部を常に背中側にひきつけておくこと。これをウディヤナ・バンダと言い、これが上手にできるようになるとエネルギーを体内のなかでうまく回すことができるようになるそうです。

三つ目は、視点。各ポーズに定められている視点を大切にすると、意識を内側に向けることができます。

このなかのひとつめのウジャイー呼吸というものは、あごを少し引き気味にして鼻から吸って、鼻から吐く胸式呼吸ですが、その特徴は、音をだす、ということです。

あごを少し引き気味にする、ということはまん丸な気道を少し楕円形に押しつぶすようなイメージとなり、それによって喉の裏側を空気が通るような感じとなるため、シューシューというような呼吸音がするのです。

寝息に近いです。

深く眠るとスースーという寝息をたてますよね。あれ。

もっと言えば、スターウォーズのダースベーダーのようなコォーコォーというような音のことかな。

ウジャイー呼吸とは力を支配することから「勝利の呼吸」とも呼ばれるものだそうです。

この呼吸法を実践すると何がいいのか、といいますと、喉で空気を吸っていることを意識でき、入ってくる空気を細くした気管で温めて、体内の至るところへ送りこむことを実感として認識できる、ということ。

また、温めた空気を各器官に送ることで、内臓の活性化にもつながる、ということだそうです。

自分もそうですが、やっていると皆さんの呼吸音が聞こえてきます。

慣れている人と私のように今日が初めての者とでは、音も安定感も違います。

吐く息と吸う息の長さをどちらも一定に保つことが要求されるので、常にそうしなきゃ、と意識していると、その呼吸を維持できる状態で自分に行えるポーズの限界がわかります。

自分の限界を超えたことをしようとすると、「ハッ、ハッ」という浅い呼吸になってしまう。

これでは頑張りすぎなのだな、とわかり、ちょっと緩めたり休んだりすることができる。

やっているうちになるほどこれは理にかなっているな、と思いました。

ヨガでなくて、瞑想でも常に「呼吸を意識しなさい。」とよく言います。

でも、イマイチ、呼吸を意識するということがわからないでいました。

瞑想をしていて、どうも馴染めないとか自分は瞑想が下手なんじゃないか、とか思っている人は、結局呼吸を意識する、ということがよくわからないから嫌になってしまうんじゃないかな、と思います。

私自身がそうでした。


“意識する”ということがよくわからないのなら、だったら“意識せざるを得ない”状況を作り出せばいいではないか。

それにはこのウジャイー呼吸はぴったりです。

常に音を出すのですから、音がしなくなったら自分が呼吸に意識が向いていないのか、意識が向いていなくてもそれ以上に自然にウジャイー呼吸が自分のものとなったかどちらか、です。

これは、瞑想のときにもぴったりだな、と思いました。

瞑想、と一口に言っても、自分の心を落ち着けたくてそのためにはどうしたらいいのかなぁ、と思っているときにそうだ、瞑想と言う手があったな、という人、ヨガの修行のように瞑想はつきものだ、とそのレッスンから瞑想に馴染むようになった、という人、さまざまだと思います。

私もオーラソーマをやるようになってから瞑想に親しむようになりました。

授業に行くと、オーラソーマでは、「PDM」と言って、常に一番最初に「Protection」でポマンダーワークを行い、「Delication」で内側に気付きをもたらすためにキャンドルに火を灯し、そして「Medetation」で瞑想を行ってから、授業に入るのです。


それは特に瞑想のテクニックを学んでから、というような堅苦しいものではなかっただけに、常に(これでいいのかなぁ。今私はうまく瞑想できてるのかなぁ・・?)と疑問を抱えながらのものでした。

呼吸についてもそうです。

でも、このウジャイー呼吸をもっと早く知っていたら、呼吸に意識を向ける、ということが簡単にできたのに、と思いました。

というわけで、この「ウジャイー呼吸」、おすすめですよ。

ピーとか鼻が鳴っちゃっても恥ずかしい、なんて思わなくて大丈夫。

誰でも最初からうまくなんてできないんですから。

是非、瞑想するときには大勢でやるときも、ひとりでやるときも、このウジャイー呼吸をしながら一度やってみてください。

あ、「アシュタンガヨガ」やってみてどうだったか、ですって?

私は滝のような汗をかき、100mを全力疾走したわけでもないのに、こんなに汗がかけたんだな、ということに感激でした。

そして次の日には、太ももの裏側や内側、二の腕など、通常だったら一番鍛えにくい場所が筋肉痛になりました。

筋肉痛になること自体がひょっとしたらあまりいいことではないのかもしれませんが、「痛くて当分そこを使ってのことはできない。」というほどじゃないし、ほどよい痛さ、って感じでこういう場所に筋肉痛が起こる、ということ自体が感激でしたね。

おまけによぉく眠れるし。

あ、それはヨガしなくても毎日お酒の力でぐーすかはちすか寝てるか・・・

ちょっと「アシュタンガヨガ」続けてみたい感じです。


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