ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

日本人お断り

2019-07-17 09:01:14 | ニュース
<neW 告知!>

    1か月以内に
      「太陽の自分エクササイズ 凝縮ヴァージョン」
                          をリリースします!

  「太陽の自分エクササイズ」はこちら→

   「自己受容」「自己表現」を網羅した、「This is Meと言える自分になる」 太陽の自分エクササイズ。
   それに対して、凝縮版は徹底的に自己受容について深く落とし込みます。
   

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<今後のワークショップ予定>


「色で暮らしを彩る講座」   
場所:ヒーリングサロン「些々羅」 岐阜市
追加! 7/29(月)   10:00~13:30 残席1名様参加費:¥15000(税込)
[内容]
 ・色からのメッセージ
 ・色の性質
 ・その色を使ってどんなことが可能になるの? ~五感を使って色を取り入れる~
 座学というより、楽しいワークショップ形式で自然に色のメッセージを自分に取り入れましょう!

STEP2(※STEP2はSTEP1を受講した人のみ受けることができます)
8/3(土)   13:00~17:00   満席
8/7(水)   13:00~17:00   満席

 お問い合わせは、 chakra@aura-soma.name まで

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 オルゴナイトセラピー モニター様募集!

 
 4/25(木)~  初回1回に限り

   オルゴナイトを使った「オルゴナイトセラピー」をリリースします。
   それに先立ちまして、モニター様を募集いたします。
   詳しくはこちらをご覧ください。  
     ↓
    https://peraichi.com/landing_pages/view/w51w1
   
   レギュラーリリースにあたって  1セッション(60分予定)・・・・¥11000
          を、
                   1セッション(60分予定)・・・・¥ 3000
           にてご提供いたします!

   「オルゴナイトセラピー」でわかることは、

      *あなたを取り巻く今の状態(仕事、恋愛、人間関係etc.などの現状がどうなっているか)
      *あなたの将来は?
      *自分の潜在的可能性のチェック

              などです。

   <お申込み・お問い合わせは>

         chakra@aura-soma.name 坪内恵津子まで


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今、こんなことが話題になっていますよ、というのをテレビで見て1つびっくりしたニュースがありました。
石垣島のあるラーメン屋さんが店を「日本人客お断り」にした、というのです。
何があったのか? というとまぁ、色んなことがあったようです。
日本人の、目に余るマナーの悪さが・・。



例えば、ある日1人の高校生ぐらいの男子がやってきました。
彼は注文をするとおもむろにどこかで買って来たフライトチキンの袋をあけ、食べ始めたんだそうです。
それで、店主は
「すみませんが、店内でのご飲食はご遠慮願います」
と言いましたが、聞く耳もたずでまだ食べ続ける。
その姿にキレた店主は、
「もういい! 出て行ってくれ!」
と言ったそうです。
するとその高校生は、
「なんだよ! どこにも飲食持ち込みお断りなんて書いてないじゃないか!それなのに!!」
と逆ギレしながら出て行ったそうです。
そして次の日、自分の店のHPにぼろくそにけなしたコメントがあがっていたそうです。



またあるときは4人でやってきて2杯しかラーメンを注文しないグループがいました。
店主は、
(せっかく石垣島に旅行に来ていろんなものを少しずつ食べ歩きたいんだろうなぁ)
と思ってそのときは2杯のみを提供し、何も言いませんでした。
しかし、このお店はカウンターがたった8席というお店。
それで4人に陣取られて2杯では採算があわないと思った店主は、
「お1人様一杯のご注文をお願いいたします」
という張り紙をしました。
しかし、またあるとき家族でやってきて子どもの分は頼まなかった家族がいたので、
「申し訳ありませんが、書いてありますようにお1人様1杯のご注文をお願いします」
と言うと、
「なにぃ! こんな子どもに一杯食べられると思うのか! そうしたら、お前のところは小さな赤ちゃんが来ても一杯食べろっていうのか!」
と言って怒って出て行ったそうです。(ちなみにテレビの再現フィルムでは、その「子ども」というのは十分に成長した大人の身体をしていました)



店主は、
「もうどれが、って言うんじゃなくてまだまだありますけれども、花粉症のように積り積もってある日、僕が爆発しちゃった、って感じですかね」
って言っておられました。
これについてネットで話題になり、賛否両論喧々諤々いろんな意見を勝手に世の中の人たちがつぶやいている状況だ、ということのようでした。
私がまずもってびっくりするのは、現代のSNSという性質上、
「別にぃ、自分が勝手につぶやいてみただけのことだよ」
ということがある程度一人歩きした結果、かたまりになってしまい、1つの脅威になるということはまぁありえるとしても、それをマスメディアが
「今、巷ではこんなことで賛否両論、盛り上がっています」
とニュースにしなくちゃいけないようなことか? ってことです。
そういう風に取り上げることによって、どちらの意見が多いにしても、またこのお店はタイヘンな思いをしなくちゃいけないだろうに、と同情しますわ。
こんなの、あまりにレベルが低すぎて、私だったら~とか考えてみる気にすらならない。
ただ1つだけ。
誰をターゲットにするかはお店の自由だから、
「日本人全員をオミットするとはちょっとやりすぎなんじゃないか」とか、
「その経営方針は接客業として間違っているんじゃないか」とか、
「では日本人をオミットして、外国人観光客なら絶対そういうことはしないのか?」などの批判は言うべきじゃない、って思うんですよね。
どうして1軒のラーメン屋さんが、「誰にとっても優しい店」を経営しなきゃいけないというモラルを要求されなくちゃいけないんですか?
これが、もう社会の公器といっても差し支えないような大企業だったらまた別ですよ。
でも、たった8席しかない、人口5万人にも満たない石垣島のお店なんですよ。



それをテレビのメインキャスターまでもが、
「例えば胃の手術をして多くは食べられない、っていう人が、それでも石垣島で、ここのラーメンが食べたい、って来たらどうするんでしょうねぇ」
と発言したのには驚きました。
このキャスターはたまたまご自身が大病を乗り越えられたので、手術やらなにやらで胃が小さくなってしまって思うように食べられないという人の気持ちについ一番寄り添ってしまうのでしょう。
けれど、たった8席のラーメン屋さんが「病気によって胃が小さくなってしまった人」に配慮しなくちゃいけないでしょうか?
こういう弱者を阻害するようなことを言うと批判が殺到するのでなかなかそんなことを言えない人も多いでしょうが、もう1度言うけれど、誰をターゲットにして商売するのなんて自由じゃないでしょうか。
では石垣島じゅう歩き回っても胃の小さい人はどこにも食べるところがないのか、と言ったらそんなはずはないと思いますし、先述の子ども連れにしてもそうです。
自分にとっての食べられる条件がそろったところに行けばいいだけのことでしょう。



この前たまたま東京に1時間5万円のマッサージ屋さんがあることを知りました。
確かにサービスは至れり尽くせりのようですが、私はとても行けないわ~
でもそれを、
「1時間5万円のマッサージなんて、日本人の平均年収を考えたら行けない人がほとんどじゃないのか!
マッサージに5万円なんてどうかしている!」
と怒る人はいません。
あぁ、私は1時間2980円のところで十分だけど、世の中にはそういうところへ行く人もいるんだね~と思うだけのことです。
なのにどうして飲食の話となるとこう過激に反応するんでしょう?
それも、「日本人客お断り」だから、というところもある気がします。
これが「外国人客お断り」だったらわかるけどね、という意識も潜んでいそうでそれもまたイヤな気分です。



これらのお客さんの話はみな、「日本人のマナーが悪くなった」というような「マナー」の話ですらないと思います。
いかに相手の立場を気遣えるか、という「思いやり」の話だと思うんです。
今、流行りの言葉でいえば「忖度」ですよ。
たった8席のお店で4人がカウンターに座って2杯しか頼まずに、後から来た人が座れないではお客さんにも店にも悪いなぁ、とまったく思わない人たちがいる、ってことですよね。
これがもし食事時の時間帯を大きく外れていたとしたら、最初にのれんをくぐった時点で、
「あの・・ 4人で2杯しか食べられないんですけど、それでもいいですか?」
と聞いてくれれば、店主だって快く
「ハイ、今の時間帯なら大丈夫ですよ」
って言ってくれたかもしれません。



権利ばかりを主張する人が多すぎる。
私もレストランでよくまだ離乳食しか食べられないという幼児を連れた人が入店するのを見るときがありますが、そういう幼児が大人の食べるものを注文できるわけないから、何も注文しなくてもしょうがありません。
けれど、一言ぐらい、
「あの、この子には持ってきた離乳食を食べさせたいんですが、いいですか?」
と聞けよ、と思う。礼儀として。
それどころか当然のような顔をしてレストラン側に、
「ちょっとー! この子に食べさせる離乳食入れる、なにか割れない子ども用のボウルのようなもの、ないのぉ? それとあと子ども用のフォークとスプーンね」
とか要求だけしてくる人って結構いますからね。
耳を疑いますわ。



そして私がうんざりするのは、いちばん最初の高校生の発言、
「そんなことどこにも書いてないじゃないか!」
という反論です。
書いてないから、今、目の前で言ってるんだよ! それでいけないのか、と言いたい。
いま、目の前で生身の人間の言っていることよりも、周囲を見回して張り紙で書いてあることの方を信じるのか?
そんな何もかも「やってはいけないこと」を書きだしたらキリがないことぐらいわかるでしょーが。
だったら、
「ラーメンを床にぶちまけるのはご遠慮ください」
とか、そんな言わなくても誰もやりそうもないことまで書いて貼っておかなくちゃいけませんかねぇ?
でも、この「書いてないじゃないか」もよく聞くようになったフレーズなんですよねぇ。
いつから日本人はこんなにも共存共生がヘタな国民になってしまったんだろう、と思います。





ストレスオフ県でやっぱり岐阜は・・・

2019-05-18 09:01:40 | ニュース
  オルゴナイトセラピー モニター様募集!

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「ストレスオフ県ランキング2019」が発表されました。
1位 鳥取県、2位 広島県、3位三重県ということです。
ちなみに東京は17位、愛知は26位でしたね。
全ランキングをお知りになりたい方はこちらから。
https://mediplus-lab.jp/contents/detail/3370



これ、毎年やっているランキングらしいのですが、私は今年初めて知りました。
そして「どれどれ、我が岐阜県は・・」と思ったら、案の定下位でした。
47都道府県中42位。
これでも昨年のランキングから3位も(!)ランクアップしたらしい。
昨年は45位、ほぼほぼ最下位に近いランキングだったのね・・



このランキングは、実際にその都道府県に住んでいる人にアンケートをとって決めたものではなく、専門家による調査・研究によるものらしいので、実際にその県に住んでいる人がほんとうにストレスを感じていないのか(あるいは多大なストレスを感じているのか)は定かではありません。
でも、私が“案の定”と先述したのは、ちゃんとわけがあります。
ストレスってどんなときに感じますか?
ストレスが「いろんなことや人との摩擦」から起こると考えたら、単純に田舎より都会のほうがいろんなことや人と触れ合う機会自体が多いでしょうから、都会のほうがストレスが高い、となりそうな気がします。
でもストレスってそんな単純なものではなくて、「ストレスがあまりにないはず、という環境のなかにいるのもまた多大なストレス」ってことがあるんですよね。
だから私が思ったのは、むか~し流行った吉幾三さんの歌のように、
「は~、テレビもネェ、ラジオもネェ、電話もネェ、バスは1日1度くる」
じゃありませんが、ないないづくしの環境がストレスか、って言ったらそんなこともありませんよね。
まず第一にそれを「売り」にできます。
この吉幾三さんの歌のようにそれを開示し、アピールし、売り物にしてしまうことができるわけです。
これも昔流行った歌ですがはなわさんの「S・A・G・A 佐賀~♪」という歌もかなり自虐的なネタだったと記憶しています。
現に、みながこぞって沖縄や○○島のようなところへ出かけるのはその「なにもなさ」に癒されたい、ということでしょう。



岐阜県と一口に行っても、高山のような飛騨と私が住んでいる美濃地方の岐阜市とではいろんな条件が全く別の県といってもよいほど違うので一概に語れるものではありませんが、あくまでも自分が住んでいる「岐阜市」として言わせてもらえば、とにかく中途半端なんですよ。何事も。
なんにもない、というほどではない・・
大都市というには程遠いですが、生活に困らないものはなんでも揃う。
それでも「もっと」と望めば、ものの20分で電車で名古屋に出ることができる。
この田舎でもない、都会でもない、という中途半端さがかえってストレスになっているような気がします。
だって、「うちはどうせ田舎だも~ん」という開き直りも、自己開示もできない。
「売り」がない。
それどころか都会である名古屋にすぐ出られることで、「岐阜は名古屋の衛星都市」という言い方さえされる。
つまり、自分のアイデンティティが否定される、というかなにもない、もしくは他人のアイデンティティによって自分が語られるしかすべがない、ということなのです。



これって人間に当てはめてみた場合どうですか?
たとえば、那古子さんという大変目立って華やかな人がいる。
その人と一緒にいると何かと面倒みてもらえちゃったりして姉御的存在で頼りになる。
そこで一緒にいるときが多くなった岐阜子さんは、人から、
「え~と、あの人、なんて人だっけ? 名前が思い出せない・・ ほらほら、いつも那古子さんと一緒にいる金魚のフンのような人よぉ」
なんて言われるようになります。
「いいんじゃない、思い出せないから私たちの間では那古フンっていう呼び名にしておこうよ。本人には言えないけどさぁ。」
「そうね、だって実際にあの人ってなんにも特徴ないもんね。おとなしいってのとも違う・・ かといって自分の存在は全然主張しないから居ても居なくてもよくわからないんだよね」
なんて囁かれる。
こんな会話が自分がいないところで囁かれていると知ったら、そりゃあショックでしょうよ。
もう、存在を真っ向から否定されちゃってますからねぇ。



だからこの「ストレスオフ県」の調査では、「通勤時間が何分か?」とか、「良く眠れるか?」とかいろんな項目からそのストレス度がチェックされているわけですが、私が思う、最も最上位に来るストレスは、
「自分の存在を認められていない」
もうこれに尽きる、と思うんですよねぇ。
私たちは決して他人の人生を生きられない。
自分の人生しか。
それなのに、他人(他県)を使ってしか、自分のことは語られない。
こんなに辛いことってほかにあるでしょうか。
よく、
「ありのままの私をみてもらえない」
と人は言いますが、この「ストレスオフ県ランキング」では、ありのままもなんも、岐阜県はその存在さえも多くの人から認められてもらっていない、という気がします。



ところが、調査を読み進めて驚いたのですが、女性に限定した「ストレスオフランキング」では、岐阜県は1位 鳥取県、2位 和歌山県 についで3位なんですよね~
女性限定にするとどういう調査項目になるというか、と言ったら「待機児童がどのくらいいるか?」とか「家事にかける時間は?」とか、女性といえばある程度働きながら子育てをしているもの、というモデルに基づいたものでした。
・・・私には当てはまらないわ~
私自身はストレスが多いのか、少ないのか?
よくわかりません。
だって、そもそもストレスが多いのか、少ないのか、という視点そのものが他との比較ですから、比較する視点そのものを外したい、と思って生きているのであんまり意味ないんですよね。

退職願代行業ってありか・・・!?

2019-04-07 09:01:50 | ニュース
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    オルゴナイトセラピー モニター様募集!

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   オルゴナイトを使った(オルゴナイトって何? って方は、ぜひ下記の展示会にいらしてくださいね)
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         chakra@aura-soma.name 坪内恵津子まで


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お知らせ NEW!

    オルゴナイト展示即売会開催!

  オルゴナイトセラピーをリリースします。(予告)
  それにあたって先立ち、オルゴナイト展示即売会を実施いたします。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  オルゴナイトとは----
   浄化のみならずネガティブエネルギーをポジティブエネルギーに変換する生命エネルギー
    を発するものです。
    水晶を銅線コイルで巻いたものを樹脂で固め、金属(無機物)と天然石(有機物)からの
    「オルゴンパワー」を発生するものです。
    お部屋に置いておけばパワフルなエネルギーとともにインテリアとしてもとてもきれいです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


  日時:  第一弾 4月 3日(水)~ 7日(日)
       第二弾 4月15日(月)~19日(金)

       それぞれ10:30~17:00 お気軽に立ち寄っていただけたらと思いますが、
       いらっしゃる場合はご予約を入れていただけると助かります。(この間、絶対に居るとは確約
       できないので)
       期間中、気まぐれに「エンジェル風水」のミニ講座開催。(それもありまして、
       なおのこと事前にご予約をいれていただけると助かります)
       風水的に見るとこの部屋にこういう色のものを置くとよい、などのお話しをさせていただきます。
      (無料)

  オルゴナイト予定: ピラミッド、鉱石タイプ、ドームタイプ、ペンデュラム、ボールペン、ペンダント
            価格帯は ¥1200~¥8000               

         ※第一弾と第二弾では若干オルゴナイト商品が変わる可能性があります。
         ※第二弾では作家さん登場!
            18日に作家さん来岐が濃厚になりました!        
            製作のお話しなど聞きたい方は是非この日を狙って来てね。
           そのときには、おいしいお茶とケーキをふるまってくださる予定! 乞うご期待
         

   <ご予約・お問い合わせ>は、 chakra@aura-soma.name 坪内恵津子 まで

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昨日は「ネットで調べようと思えばどこまでも情報は拾える時代」ということを書いたら、たまたまテレビでこんなニュースを見てびっくりしました。
なんでも、「退職願い代行業」というのが出来て、いま、結構流行っているらしいのです。
なんだそりゃ? と思ってテレビを見ていたら、自分の会社をもう辞めたい、と思ったときに、でもどうしても自分では言い出しにくい、という人の代わりに会社にそれを申し出て、了解をとってあげますよ、というビジネスなんだそうで。
ついにそんなものがビジネスとなる時代になったのか! とびっくりした次第です。



そういえば、この前いらっしゃったお客様も、その方は起業して自分でお店をはじめようという方だったのですが、アルバイトを募集したら「面接に来たい」という人がいて、約束の日時に待っていたのだけれど、待てど暮らせど結局その人はやってこなかった、という話を聞いたばかりでした。
「・・・それって、たぶん、行かないってことはもう面接も受けるつもりがなくなった、ってことだと察しがつくでしょう、って言いたいってことなんだろうね。私が前に勤めてたところでもそういうことがあったよ。あとで電話したら、そういう風に言ったんだって。ケロッとしてそういうから『どうして来なかったんですか?』って聞いたほうがたじたじとしてしまった、って言ってたわ」
と言うと、
「そうなんですか。こちらはその時間に身体をあけて待っているっていうのに、それをなんとも思わない、ってことはおかしいですよね。でも、そんな人がほんの2,30分の面接ではうまく立ち回って、本性を見せずに雇うことにして、あとからいいかげんな人だった、ってわかる前に来てくれなくてよかった、って思うことにします」
とおっしゃっていました。



そんな風になんでもかんでも簡単に済ませたい、できるだけ人と顔を合わさずに物事を終わらせたい、って人のためにはぴったりの代行業があらわれた、ってわけです。
私のように「なんだそれは! 辞めるときぐらい、自分でけじめをつけることができないのか?」と思う人も多いでしょうし、結論がそれだけのことだったらテレビも特集を組むほどのこともないので、テレビでやっていた「あるケース」では、相手がブラック企業でどういう申し出をしても辞めさせてくれない、とか、自分自身が弱いことはわかっているが、もし会社に引き留められたらまたその場だけいい顔をしてOKと言ってしまいそうな自分がいるので、きっぱりと第三者に断ってもらいたいと思ったから、という例などを取り上げていました。
そりゃいろいろこういう事例もある、こういう事例もある、と挙げつらっていけばなかには
「そりゃあ仕方がないよなぁ」とか、
「そういう事情がある人にとってはこのシステムがあって良かったなぁ」と同情に価するような例もあるにはあることでしょう。
しかし、私はどういう事情があったとて、やっぱりこれはおかしいんじゃないか、と思ってしまいます。



相手のため、自分のため、とかおためごかしに言う前に、
「人間、生きていたらときには言いにくいこと、できれば避けたい場面、やりたくないこと、などをどうしてもやらなくちゃいけないときもある」
と思うんですよね。
その最たるものの1つが、「お世話になった会社をやめるとき」ではないでしょうか。
いろいろあったかもしれないけれど、今もそのいろいろは続いているのかもしれないけれど、それでももうこれで終わりにする、というならそこは固い決意でのぞんできちんと面と向かって顔を合わせ、
「こういう事情でやめます。お世話になりました」
ということを伝えるべきではないでしょうか。
そしてそのときに流れる空気や相手の気持ちや事情などもすべて受け止める。
それではじめてケジメがつくし、自分の人生に対してもちゃんと敬意を払った、ということになるのではないでしょうか。
なんとなぁく、自分自身で立ち会わずに、他人任せにしてふわぁんと辞めてしまったら、そのあとの人生もまたきちんと始められないような気がしてしまいます。
そして何かあるたびに、
「いいや、めんどくさいことがあれば、それは代行任せにすればいいんだから」
と丸投げ。
それではそのうち、自分の人生自体を丸投げ、いったい自分は誰の人生を生きているんだろう・・? ということになってしまうような気がするからです。
あなたのその人生、代行業に任せますか? 代わりに生きてあげます、っていう人があったら、もう死んだも同然のような人生でいいんですか? って言いたい。



ついでに言うと、私は、辞める時の理由もきちんと本心を言ったほうがいいと思います。
それはその会社の後学のためにも。
たとえば、本当は社内でイジメにあっていたから辞めるのに、
「田舎の両親が介護が必要になったので・・」などというように、きれいごとで逃げると、その人が辞めたあとの会社では、また別の人がターゲットになって同じことが起こることでしょう。
でも、その人がきちんと
「実はイジメに遭っていました。もう耐えられないし、耐える必要もないと考えたのでやめます」
と言えば、会社は対策をたてられたかもしれません。
でも、ほんとうの理由を言うと、
「そういうことなら、こういう対処をするから~」
などというようにヘンに引き留められても困る、って思うんでしょうね。
でも、その問題はそれはそれ、これはこれ、と分けて考えるべきだと思います。
引き留められたら、
「いえ、意志は固いですので」
と固辞すればいいことです。
あるいは自分のプライドが傷つけられるような、
「そんな理由でやめるのか!」
と最後まで叱られるような目には遭いたくない、と考える場合もあるかもしれません。
でも、それだって気持ちが固いなら、
「ハイ、そうです。そんな理由でやめます」
とだけ言っていればいいのですから。
会社としては理由がわからないとそのあとの対応がとれませんからね。
辞めるときにはそのあとその会社がどうなろうと知ったこっちゃない、という気持ちかもしれませんが、立つ鳥後を濁さず、自分がいくばくかの間を過ごしたその会社にも多少の思いやりを持ってあげてもいいと思うんだけどな~



いずれにしても、SNSについてはたいていあまり良いことを書かない私ですが、それもこれも自分の年齢のせいかしらん、と多少は理解を示さなくては、なんて自分を戒めていましたが、この「退職願代行業」だけはさすがにどう言われても受け付けられない、と思いました。
「退職願い代行業」の社員が別の会社の「退職願い代行業」を使って、退職していった、という話を聞いたときだけはさすがに笑いましたが。


「神事」って? 「伝統」って?

2019-04-02 09:01:41 | ニュース
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   浄化のみならずネガティブエネルギーをポジティブエネルギーに変換する生命エネルギー
    を発するものです。
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    「オルゴンパワー」を発生するものです。
    お部屋に置いておけばパワフルなエネルギーとともにインテリアとしてもとてもきれいです。

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  日時:  第一弾 4月 3日(水)~ 7日(日)
       第二弾 4月15日(月)~19日(金)

       それぞれ10:30~17:00 お気軽に立ち寄っていただけたらと思いますが、
       いらっしゃる場合はご予約を入れていただけると助かります。(この間、絶対に居るとは確約
       できないので)
       期間中、気まぐれに「エンジェル風水」のミニ講座開催。(それもありまして、
       なおのこと事前にご予約をいれていただけると助かります)
       風水的に見るとこの部屋にこういう色のものを置くとよい、などのお話しをさせていただきます。
      (無料)

  オルゴナイト予定: ピラミッド、鉱石タイプ、ドームタイプ、ペンデュラム、ボールペン、ペンダント
            価格帯は ¥1900~¥10000 ぐらいを予定

              

         ※第一弾と第二弾では若干オルゴナイト商品が変わる可能性があります。
         ※第二弾では作家さん登場予定!(予定が決まり次第、UPします)
           そのときには、おいしいお茶とケーキをふるまってくださる予定! 乞うご期待
         

   <ご予約・お問い合わせ>は、 chakra@aura-soma.name 坪内恵津子 まで

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「令和」ですか~
どういう意味なんだろ? と調べたら
“人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ。”
という意味だそうで、1つの独立国家として目指す方向がただ戦争が起こらないように安寧に、とか発展を遂げますように、ではなく、“美しく”“心を寄せ合う”“文化”という意味だと知り、はぁ~、こういう方向性は一部のスピリチュアリストたちが言うことかと思っていたら政府の要人たちもそう思ってるんだなぁ、となんだか感慨深く思いました。
それにしても、今回は事前から「AIに元号を予想させたら・・」とか、「各界の著名人が予想した・・」とかさんざっぱらやっていたので、万が一にもそのなかから「当たり」が出てしまったら、こりゃえらいこっちゃぞ、と思っていました。
AIが予想したものが当たったりしたら、ねぇ・・ なんだかイヤじゃありません?
だからそういう意味では、皆さんが「はぁ~、意外だった~」と言ってるのを「よかった、よかった」と思いました。



新元号が決まったことに関連して、テレビで「美智子妃の子育て」について振り返るという番組を見ていました。
私が最も心打たれたのは、美智子さまになって初めてそれまでの皇室の伝統を打ち破ってなされたこと、というのが多いのは知っていましたが、その背景についてでした。
ちなみに、美智子さまの時代になって初めて行われたことの数々というのは主に子育てについてです。
それまでの皇室では、生まれてから育てるのは乳母であり、母である皇后は何もしません。
そして3歳になると完全に引き離され、帝王学を学ぶこととなります。
本当の親である天皇と皇后に会えるのは週に1回だけ。
これを美智子妃殿下は
「民間と同じように家族は一緒に暮らすべきだ」
として、特定の乳母をおかず、御自身でお育てになりました。



このことについて、私はずっと
「民間からおいでになった妃殿下だから、やはり自分がそれで良かったと思って育ってきたことについてはそれを通したいのだろう」
と思ってきました。
そして、外にはなかなか情報は洩れないけれども、この自分がよかれ、と思った方針を通すためには“それまでの皇室の伝統を重んじるべき派”というような人たちとの確執があったことだろう、と思います。
「そうですか、そうですか。えぇ、えぇ、どうぞ。それは勝手ですからね~ 美智子さまが良いと思う方針で子育てされればいいのですよ~」
なんて簡単に皇室を取り巻く環境があった、とは思えませんから。
そしてそういう一派とたった1人で孤独な戦いを続けることは相当な苦難なことが多かったけれども、自分の子どもにとって良かれ、と思うことについては母として譲れない、と必死になって戦い続けたんだろうな~と思ってきました。



しかし、そうではありませんでした。
美智子さまは、結婚するときに皇太子さま(のちの今上天皇、つまり美智子さまの夫)が、
「私は小さいころから親と引き離されて育てられ、ずっと寂しい思いをしてきた。自分がほんとうに幸せな結婚をするまでは死ねない、と思って来た」
というお言葉を聞いて、
「こんなに寂しい言葉を生まれて初めて聞いた。自分がこれまでに読んできた小説などにもこれほど寂しい物語はなかった。ぜひ、私がお力になることで、皇太子さまがほんとうに幸せな結婚生活でよかった、と思っていただけるなら、どんなことがあっても私はそれを守り抜いてみせる」
と決意されたのだそうです。



だから、「民間人と同じように自分の子どもはできるだけ自分で育てる」という子育て方針は民間から嫁いだ美智子さまの方針というよりは、今上天皇のたっての願いだった、ということなのですね。
でも私もそうでしたが、美智子さまが初めての民間からの御妃だったことからもそれは美智子さまの希望だ、と当時思っていたことでしょう。
そしてそれに反発する人が皇室を取り巻く中にもいたとしたら、それらの人々は、
「ふん、ぽっと出の御妃が偉そうに自分の希望なんか通すんじゃないよ。皇室には皇室の長年にわたる歴史と伝統があるってのにさ、それを重んじなくてどうするっていうんだよっ」
とムカムカしていたことでしょうね。
でも、美智子さまはそれらに一切反発することなく、自分が矢面にたたれたのでした。
すべては今上天皇のために。
この決意とそれをずっと一徹に守り続けてこられたというのは大したものだなぁ、と思います。



しかし、“伝統”ってなんでしょうね?
美智子さまのときの子育ては当時、「いちおー、今回に限っての特例ね」って感じで、これからもずっと皇室はもうこうしていくんだよ、という扱いではなかったようですが、美智子さま以降、それは当然のように受け継がれていきます。
これから先、日本における皇室制度が何百年続いていくのかわかりませんが、ずっと後世の人たちから見たら、
「皇室の子育てはなるべく民間に近いような形で、っていうのが伝統だったんだね」
と言われるようになっていることでしょう。
そしてまた、後世では「引き離して帝王学か、民間と同じような子育てか」という軸ではない、新しい子育てが取り入れられているようになっているかもしれません。



先日、サロンにお越しに頂いた方の話ですが、その方の町内ではお祭りで「子ども神輿」があって、それを今の子たちは「やりたくない」と言っている子が多いので、その方も、
「やめればいいんじゃないのか、こんなに本人たちがやりたくないと言っているものなんて」
と思い、そう発言したそうですが、ほかの人たちからは、
「何を言ってるんだ! これは神事なんだから、簡単にやめていいことではない。神事は続けなくては」
と一蹴されてしまったそうです。
その方は、
「私には神様があるとき降りてきて、『やめればいいよ』って言ってくれたんだけどなぁ。神事っていうなら、わたしに降りてきた神を信じてくれないのはどういうことなんだろう・・?」
と不思議そうにおっしゃっていましたことよ。



「神事」とか「伝統」を持ち出す人たちはそれを通行手形のようにして、それさえ持ち出せば誰も文句は言えないだろう、と思っているだけで、本気で自分としては、とその神事や伝統について深く考えてみることはない人が多いような気がしてしかたがありません。
神より生きてる人間だろうよ、と単純に思ってしまうのは不遜な考えでしょうか。
生きている人間が楽しめないようなこと、苦しむようなことを「神はお望みなのだ」とはとても思えないのですが。
楽しむことを応援してくれるのが神だと思うんですけどねぇ。
今日は、美智子さまの頑張り、踏ん張りにエールを送りたい!と思ったことから、「神事」や「伝統」についてちょっと思いを馳せました。


「もうこれで死んでもいい」と思える瞬間を目指して

2019-03-26 09:01:01 | ニュース
お知らせ NEW!

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  オルゴナイトセラピーをリリースします。(予告)
  それにあたって先立ち、オルゴナイト展示即売会を実施いたします。

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  オルゴナイトとは----
   浄化のみならずネガティブエネルギーをポジティブエネルギーに変換する生命エネルギー
    を発するものです。
    水晶を銅線コイルで巻いたものを樹脂で固め、金属(無機物)と天然石(有機物)からの
    「オルゴンパワー」を発生するものです。
    お部屋に置いておけばパワフルなエネルギーとともにインテリアとしてもとてもきれいです。

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  日時:  第一弾 4月 3日(水)~ 7日(日)
       第二弾 4月15日(月)~19日(金)

       それぞれ10:30~17:00 お気軽に立ち寄っていただけたらと思いますが、
       いらっしゃる場合はご予約を入れていただけると助かります。(この間、絶対に居るとは確約
       できないので)
       期間中、気まぐれに「エンジェル風水」のミニ講座開催。(それもありまして、
       なおのこと事前にご予約をいれていただけると助かります)
       風水的に見るとこの部屋にこういう色のものを置くとよい、などのお話しをさせていただきます。
      (無料)

  オルゴナイト予定: ピラミッド、鉱石タイプ、ドームタイプ、ペンデュラム、ボールペン、ペンダント
            価格帯は ¥1900~¥10000 ぐらいを予定

              

         ※第一弾と第二弾では若干オルゴナイト商品が変わる可能性があります。
         ※第二弾では作家さん登場予定!(予定が決まり次第、UPします)
           そのときには、おいしいお茶とケーキをふるまってくださる予定! 乞うご期待
         

   <ご予約・お問い合わせ>は、 chakra@aura-soma.name 坪内恵津子 まで

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イチローが引退しましたね。
私はイチローの80分にも及んだという引退会見のすべてを見たわけではありませんが、チラと見ただけでも、
「あぁ、これまで私はイチローを誤解していたかもしれない。今日のイチローは好きだ」
と、彼が話しているときの印象だけでそう思いました。
それは彼がもう現役生活から引退することによって、肩から力が抜け、ただただ、ファンや記者たちに対しても感謝の気持ちしかない、という気持ちで望んだ会見だったからかもしれません。
これまでのイチローはなんだか気難しくて、少しでも勉強不足のような状態でインタビューする記者には「は? 何言ってんの、あなた。出直してきなさい」的な雰囲気を漂わせている、近寄りがたい人、というイメージでした。
心から私は「お疲れさん。そしていろんな刺激をありがとう」と言いたい気持ちになりました。



さて、その引退会見のなかで私が最もハッとさせられたイチローの言葉がありました。
それは、
「後悔していることはありますか?」
という質問に対して、
「今日のこのような光景を見せられたら、後悔などあろうはずがありません」
と答えたときです。
“今日のこのような光景”というのは、彼がこれで引退なのだと速報ニュースで知った球場の人たちは誰ひとり帰らず、イチローに万雷の拍手を送ったことを指している、と思われました。
イチローは、
「あれを見たとき、もう死んでもいいと思いました。いや、実際には死なないですよ、死なないですけれど、もう死んでもいい、って言葉はこういうときに使うんだ、と思いました」
と言ったのです。
この“もうこれで死んでもいいと思える瞬間”という言葉が、私にとても響いたのでした。



なぜ、そんなにも響いたのか、と言えば、私もそれを目指して生きているからにほかなりません。
喉から手が出るほどその一瞬が欲しい。
そして文字通り、そんな気持ちになれる瞬間があるとすればほんとにもう死んでもいいや、と思います。
しかし、友人にこの話をしたら、その友人はいかにも意外そうに、
「へぇ~、私はそんなこと考えたこともないな。ただ穏やかに平和な日々が続けば幸せだな、と思うだけ」
と言ったのです。
“もうこれで死んでもいいと思うほどの瞬間”を望む人と望まない人がいるのを知りました。
そりゃ“穏やかに平和な日々が続いて欲しい”と私とて、願わないわけがありません。
しかし、ほんとうにそういう日々が続いたとき、私はそれらの日々に感謝する気持ちが沸き起こる人間か、と言うときっとそういう日々を、
「平穏で安寧ではあったが、ダレて、精一杯できる努力を怠った日々」というように断罪してしまうことでしょう。
でも友人は想像するに、ほんとうに心からそういう日々に感謝を捧げられるタイプの人だな、と思いました。(また、これからの人生、そういう日々を送るにふさわしいほど、その友人はこれまでの人生で大きな谷を味わっているので)



要するに、死ぬ瞬間にこれまでの人生を振り返ったとき、「後悔したくない」ということなんです。
そして私にとってはその「後悔したくない」は、では何をすれば後悔しないで済むかといえば、思い切り、あえぐほどにギリギリ出来るところまで自分の可能性を追及しきった、ということをやらないと感じないでしょうね。(わかってんならやればいいだけなんだけど)
これまでの人生を振り返ったとき、
「もうこれで死んでもいい」
と思うほどの瞬間には出会っていない・・ と、思う・・
死ぬまでにそれを味わって死にたいな、というのが私の望み。



イチローのことをずっと私は「恵まれた人だ」と思ってきました。
どういうところが、と言えば、
「幼い頃にすでにプロ野球選手になりたい、という夢を持ち、早くにそういう夢を持ったがゆえにほかによそ見せず、そこに注力できたこと」
「自分のスタイルを確立していたがゆえに、米メジャーに行っても、パワーバッティングに惑わされずにコツコツとヒットを積み重ねることができたこと」
だと思ってきました。
しかし、会見を聞いていたら、あのイチローでさえこんなに大変なことがあったんだな、ということがわかり、勝手な邪推を恥じ入りました。



それがわかったのは数ある中でも最もほぉ~と感動した次のやりとりです。
「これまでの28年間の野球人生のなかで、これが1番誇りに思える、という瞬間はなんですか?」
という問いに対する答えが、
「僕の数々の記録は、きっと後から出る人たちが次々と塗り替えていくことでしょう。でもボクはそういう記録よりも、去年の5月からこれまでの自分の過ごし方については誰も真似のできないことだったんじゃないか、と自負しています」
だったんです。
去年の5月から、というのはイチローがマリナーズの「監督付き補佐官」に任命され、一線の試合から遠ざかる、と報道されてからこの前の開幕戦にスタメンで出場するときまでの日々のことを言っています。
多くの人は昨年5月のこの報道を、
「あぁ、球団はイチローに現役を退いてもらって、それでもう運営サイド、経営者サイドの人間になってほしいとポジションを用意したんだな。だからもう2度とイチローは選手として試合には出ないのかもしれない」
と思ったことでしょう。
私もその1人です。
そしてそれを球団サイドにしても、イチローサイドにしても望んでいたことだと思っていたんです。
さすがイチローぐらいになるとすぐに次のポジションを用意してもらえるんだわ、と。



しかし、イチローは全くそんなつもりはなかったのですね。
成績が悪いからスタメンから外されるのはやむなしだけれど、自分はまだまだ出来ると思っている、だからひたすら一生懸命トレーニングを積んで、まだ選手として出来る、というところをアピールしよう、とずっとひそかにトレーニングを積んできたようです。
これは確かに誰にでもできることではない、と思いました。
誰にも望まれていないことを(球団も選手たちもひょっとしたらファンでさえイチローはもう2度と現役に復帰することはなく、フロント陣に居たほうが彼のためだ、と思っている人たちはわんさかといたことでしょう。私もその1人なのですから)、もくもくとやる。
自分ひとりでやる。
ここまでやったらもういい、という終わりが見えないトレーニングを積む。
それは一条の光を見つけるより厳しいことだったかもしれません。



「いいじゃないか。イチローくらいになれば、もう食べていくのに困るわけじゃなし」
なんて考えが我々しもじもの、今日食べていくことに一生懸命の人間は思ったりもするわけですが、イチローの身になってみれば当たり前のことですが、「今日食べていければもうあとのことはいい」なんて気持ちで生きてはいません。
だからイチローはヤンキースに移籍になった時期が1番辛かった、と言います。
プロ野球球団のなかでもとくに精鋭たちが集まっているといわれるヤンキースで、思うような成績があげられなければ、
「自分はいつ首を切られるんだろう・・?」
ということばかりを恐れていた、と言います。
あぁ、イチローでもそういうことに恐れを抱いたときがあるんだな~というだけでも身近に感じました。



そして、いま私は思います。
潜在意識の講座、引き寄せの法則を扱っている多くの人たちが、
「頑張って夢を勝ち取ろう、と思うのはバカみたいよ。そんなことしなくても潜在意識の仕組みさえ知っていればもっとラク~にそうなれちゃうんだから」
というようなまるで馬の前においしそうなにんじんがぶら下がっているような惹句を使います。
確かに、なんでも特性やしくみを知っておくのは良いことです。
知っておいてソンすることは何もないと思います。
けれど、こう言われたら誰だって、「今よりずっとラクに」「なんの努力もせずに」そうなれるのか!?と思っちゃいますよね。
違います。
ラクな道を選ぶ、ということは辛そうにみえる道に背を向ける、逃げる、ということですよね。
あえて辛い道に飛び込む必要もありませんが、私がいつも言っているように、何よりも先にまずは自分が「大好きで」「情熱を感じている」ものを見つけたら、決してそこで起こることから目をそむけてはいけないのだ、と思います。
でないと、いったい自分は何を愛していて、何を求めているのかさえわからなくなってしまいます。
どんなに辛いことがあっても、「これは自分が選んだ道じゃないか」「これが大好きだから何があっても耐えられる」と思わない人に、“もうこれで死んでもいい”と思えるほどの達成感が味わえるとは到底思えません。
“大好き”“情熱を感じてる”というものには辛かったことでさえ後から振り返ったら「たいしたことじゃなかった」と言えるパワーがあると思っています。
もちろん、それも自由ですからぬるま湯に浸かっているような人生のほうが好きならそれでいいと思いますが。



私もつまずきそうになったら、イチローほどの偉業を成し遂げた人物でも、野球をやっていて辛いことばかりだった、と言っていたことを思い出そう、と思います。
なにせ、
「いつが楽しかったですか?」だったか「野球は好きですか?」という問いに対してだったか忘れましたが、そんな質問に対してなんとイチローは、
「楽しかったのはプロ野球に入って1年目、2年目までだった。そのあとは仰木監督に見込まれちゃって、自分のそのときの実力よりも優ったポジションを与えられてしまったので、それに相応しい人間になることで精いっぱいの野球人生だったように思います」
と答えているのです。
まぁ、いくら自分の実力以上のポジションを与えられてしまって、それに後から追いつくように努力した、とは言ってもどうしてもその器にさえなりきれずに脱落していく人も多いだろうと想像できますから、相応しい人間になることができた、ということ自体がすでに相当の実力を持っていた人なのだ、という言い方もできると思いますが、やっぱりイチローは人並み外れた努力をそれに惜しまなかったからこそのことだと思います。
そしてそれでも、イチローは誰よりも野球を愛しているし、大好きだと思いますよ。
そういうものでしょう。