ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

エネルギーワークって? ~エネルギーの存在は”意図”すること~

2019-07-31 09:01:01 | 精神世界
<neW 告知!>

    1か月以内に
      「太陽の自分エクササイズ 凝縮ヴァージョン」
                          をリリースします!

  「太陽の自分エクササイズ」はこちら→

   「自己受容」「自己表現」を網羅した、「This is Meと言える自分になる」 太陽の自分エクササイズ。
   それに対して、凝縮版は徹底的に自己受容について深く落とし込みます。
   

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<今後のワークショップ予定>


「色で暮らしを彩る講座」   
場所:ヒーリングサロン「些々羅」 岐阜市
STEP1 募集中!  参加費:¥15000(税込)
      ※どこで、を問わず、色について学んだことがある人は自己申告により参加費が半額になります。
[内容]
 ・色からのメッセージ
 ・色の性質
 ・その色を使ってどんなことが可能になるの? ~五感を使って色を取り入れる~
 座学というより、楽しいワークショップ形式で自然に色のメッセージを自分に取り入れましょう!

STEP2(※STEP2はSTEP1を受講した人のみ受けることができます)
8/3(土)   13:00~17:00   満席
8/7(水)   13:00~17:00   満席
8/26(月)  10:00~15:00(※ランチ休憩1時間あり)  満席

STEP3
10/11(金)  10:00~16:00(※ランチ休憩1時間あり)  満席 
 お問い合わせは、 chakra@aura-soma.name まで

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 オルゴナイトセラピー モニター様募集!

 
 4/25(木)~  初回1回に限り

   オルゴナイトを使った「オルゴナイトセラピー」をリリースします。
   それに先立ちまして、モニター様を募集いたします。
   詳しくはこちらをご覧ください。  
     ↓
    https://peraichi.com/landing_pages/view/w51w1
   
   レギュラーリリースにあたって  1セッション(60分予定)・・・・¥11000
          を、
                   1セッション(60分予定)・・・・¥ 3000
           にてご提供いたします!

   「オルゴナイトセラピー」でわかることは、

      *あなたを取り巻く今の状態(仕事、恋愛、人間関係etc.などの現状がどうなっているか)
      *あなたの将来は?
      *自分の潜在的可能性のチェック

              などです。

   <お申込み・お問い合わせは>

         chakra@aura-soma.name 坪内恵津子まで


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今、私が力を入れてリリースしております「色で暮らしを彩る講座」。
こちらは、私自身がオーラソーマというカラーセラピーに出逢ったときには1も2もなくもう「カラーセラピストになりたい!」と思ってコースを受けたので、そのコース内容が“セラピスト育成の資格をとるためのもの”になっていることに全く疑問の余地がありませんでした。
けれども良く考えてみたら(いや、良く考えずとも)、色というものは毎日私たちの日常にごく自然にあふれかえっているものです。
こんなに日常的に接しているものがほかにあるでしょうか、というくらい。
なんなら寝ていて眼を閉じているときでさえ夢のなかでは色つきの夢を見ていたりするくらいです。
ならば、それだけ誰もにとって身近な存在である色を、「ハイ、色をセラピー的に使いたいなら、ここからは色についての専門家、色からのメッセージを知っている人にしかわからない世界なんですよ~」と急に線引きしてしまうのはおかしいのでは、と思ったことがこの講座を行うきっかけでもありました。
「おかしいのでは」というとちょっと語弊がありますが、これだけ色が身近な存在なら、そのハンドリングというか使いこなしについてだってもう少し一般的にアナウンスするものがあってもよかろう、というほどの意味です。



そして自分自身が推し進めているうちに今度は逆に、
「これまでカラーセラピストとしてすーっとその世界に入ってしまってそれを当然のこととしてきたけれど、これはなかなか一般的には受け容れられにくいものではないか」
と思ったものをどうやってわかりやすく説明しようか、と思うものもあります。
その1つが、「エネルギーワーク」というものです。
エネルギーワークが色とどう関係してくるというのか? と言ったら直接的に関係するわけではありませんが、
「色を通じてこんなこともできるよ! こんなワークがあるよ!」
というご紹介のときに、それはエネルギーワークの範疇ではないか、というものが結構あるからです。
それらをいきなりご紹介してしまうと、私のようにカラーセラピーの探究からごく自然にスピ系の講座などにも親しんだ人はいいけれど、そうではなく、理論的に色のことを知りたいと思った人はきっと面喰ってしまうことでしょう。
「ひゃ・・! 何? 何? 急にアヤシクなってきちゃって」
と。
なので、この場をお借りして、あらためてエネルギーワークってどういうもののことか、ということについて少し私なりに解説してみたいと思います。



私自身が人生で最初に「エネルギー」という言葉を、cal(カロリー)のことではなく、原子力発電や電気のことではなく、自己成長を促すワークの言葉として知ったのは、やはりオーラソーマで、でした。
あるとき私がヨガの先生が
「それいいわね。売って頂戴」
とおっしゃったカラーエッセンスをお分けしたところ、それを先生が生徒さんの前で使ったらそのなかから「欲しい」とおっしゃる人が現れたので、ということでまた改めて注文を受けたことがありました。
そしてお渡しして数日後、その先生から
「生徒さんから、この中身の成分はなんですか? って聞かれたんだけど、どう答えたらいいかしら?」
という質問を受けました。
私はう~ん、と悩みました。
もちろん、それに何が実際に入っているのか、ということはすぐにお伝えすることが出来ます。
「ラベンダー、水、アルコール」
というようにね。
実際、たしか成分で言えばそんな程度のものだったと記憶しています。
そうしたらその生徒さんはどう思うでしょう?
「なぁんだ、だったら自分でアロマオイルを水に数滴入れたものをハンカチとかに垂らして嗅げば同じことじゃないの」
ってきっと思われるんじゃないでしょうか。
でも、その生徒さんが聞きたいことはそんなことじゃないことは明白です。
「このカラーエッセンスというものを水に垂らして摂ったら、その色の波動を取り入れることができる、って聞いたんですけど、それはどういう原理ですか?」
ということが聞きたいんですよね。
一歩進めれば、
「どうしてラベンダー、水、アルコールだけでそんなことが可能になるんですか?」
ということです。
でもそのことを「また貸し」ならぬ「また売り」した人に私から説明することはできないので、私はあきらめ、単にヨガの先生に、
「ラベンダー、水、アルコールです」
とだけ単純に答えて終わらせてしまいました。
案の定、その生徒さんは興味を失ったのでしょうね。
それ以来リピはありませんでした。



当時、オーラソーマの製品にはすべて「made with intention」という記載があったと思います。
つまり、
「この製品はすべて“意図”されて作られています」
という表示です。
ここにラベンダーと水とアルコールがあるとします。
それらを単純に1つのビーカーのなかでかきまぜたら、そこから出来上ったものを人間が摂ったとき、「紫という色のメッセージである奉仕とか変容という意識を体内に取り込むことができる」なんて製品に仕上がることをあなたは信じられるでしょうか?
信じられませんよね~
でもそこに「そうなれ~ そうなれ~」と祈る人の意図が加わったとしたら少しだけど「信じられる」という人も出現するかもしれません。



ちなみにちょっと話がそれますが、「エホバの証人」の人たちというのは、このことをして、
「この世は神によって意図して作られた」
と言っています。
科学では人間はいろんな有機体が結合することによって誕生した、と言っています。
けれど、たとえばここにカップといろんな窒素やら酸素やら有機体をほうりこんで棒でぐるぐるとかき回していたら、それはそのうちいつか人間になるのでしょうか?
なるということをあなたは信じられますか?
そんなの1億回かきまわしていたって人間が誕生するとは思えない、という人のほうがほとんどではないでしょうか。
そこには神の“意図”がなければ成せる業ではありません。
だから、我々人間の叡智をこえた存在が最初にあって、それが神であり、神がすべてを創りあげたのです。
だから神は存在します  ――――というのが彼らの「神は存在する」という1つの信念です。
そう言われると「うむむ」と頷いてしまいそうですよね。



私にはそこのところはよくわかりません。
これまでだってそもそも科学というものは、世の中にある突拍子もない現象などを理論的に説明づけてきました。
たまたま1番原初的な「そもそも人間はどうして出来たのか」という問題に決着がついていないからといって、「だからそこは人間の叡智を超えた神がいるんだよ」というのは一足飛びすぎる気がしないでもないからです。
有機体を1つのコップに入れて棒でぐるぐるかき回していたっていつまで経っても人間にはなりゃしないぐらいのことは想像がつくだろう? と言われればそうでしょうが、そんな方法ではなく、いろんな偶然が重なってそれこそありえないような人間の叡智をこえたアルケミーが起こり人間となったのだ、ということがいつか科学によって解明されないとも限りません。



話を戻します。
「made with intention」。
ただ私は、そこに“意図”が介在すると、介在しないものよりそこにエネルギーが発生する、ということは信じているのです。
“意図”とはあるベクトルをもった“意識”です。
ぼんやりとしてなんにも考えていない意識というものもあると思いますが、「こうなれ~ こうなれ~」という思惑をもったもののことですよね。
では、“意識”とは何者か?
その正体とは何か? ということになりますね。



エネルギーワークのことを話そうと思ったら、長くなってしまいました。
“意識”についてはまた明日にします。




感覚の鈍化

2019-07-30 09:01:06 | 身辺雑事
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場所:ヒーリングサロン「些々羅」 岐阜市
STEP1 募集中!  参加費:¥15000(税込)
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[内容]
 ・色からのメッセージ
 ・色の性質
 ・その色を使ってどんなことが可能になるの? ~五感を使って色を取り入れる~
 座学というより、楽しいワークショップ形式で自然に色のメッセージを自分に取り入れましょう!

STEP2(※STEP2はSTEP1を受講した人のみ受けることができます)
8/3(土)   13:00~17:00   満席
8/7(水)   13:00~17:00   満席
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10/11(金)  10:00~16:00(※ランチ休憩1時間あり)  満席 
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   レギュラーリリースにあたって  1セッション(60分予定)・・・・¥11000
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このところ私がずっと気になっていること。
それは音。
なんていうか・・ 自分の耳が年齢のせいでちょっと遠くなっているのではないか、とかそういう単純なことではない。
たとえば、エアコンかけてテレビをつけて、シンクで水を流している。
もうテレビでは何をしゃべっているのかほぼ聞き取れない。
かといって少し音量をあげたら解決するのか、と言ったらそういう問題ではないんです。
複数の音が身の回りで渦巻いていることがとても気持ちが悪い。
イライラする。
そこでエアコンを切ってみる。
とたんに威嚇するときに猫が毛を逆立てているかのように神経が逆立っていたものが、すーっと普段の毛並みになる。
神経が収まる感じ。



この程度のことは皆さんも経験があるかもしれません。
たとえば、ご近所が家を建築していてしじゅうボーリングをうつ音とかブルドーザーが稼働している音がする。
最初のうちこそ気になるけれど、毎日だとだんだん気にならなくなってくる。
とくに変則的でなく規則的にしている音だとだんだん慣れてくる。
この程度なら日常生活に支障ないわ~と思ったとたん、なぜかあるときピタッとそれらの音がすべて鳴りを潜める瞬間が訪れる。
すると、
「世界はこんなにも静寂だったのか!」
という驚きがやってくる。
こういう経験は誰しもにありますよね?



それと同じことで家のなかの家電がしじゅう複数鳴っていて、なにか神経にさわるのでそのうちの1つを切ってみると、こんなにもこの音が自分の神経を逆なでしていたのか、ということに気付くってことが最近多くなったんです。
これは、原理としては知っています。
やはり加齢のせいではあるのですが、若いうちは周りで色んな音がしていても、それを無意識のうちに取捨選択ができるんだそうです。
例えばカフェで比較的大音量でBGMがかかっている。
そのなかで友人とおしゃべりを楽しんでいるとする。
するとちゃんと「今はこの人の話が大切だ」と感覚が判断すれば、自然に大音量のBGMは少し遠いところで聴こえている音かのように気にならなくなる、というものです。



しかし、年齢とともにこのように自分の全器官が働いて、今の自分に必要な音がだけがちゃんと飛び込んでくる、ということはできなくなるんですって。
だからどの音も同じような音量で自分の身の廻りをいつも包んでいる、という感じになる。
これはうっとおしいですよねぇ。
だから冒頭のようにエアコンつけて、テレビつけて、シンクで水を流しているとテレビの音が聞こえない、となれば、エアコンや水を止めるしかないわけです。
この前なんてこの状況のなかでダーリンが何か話しかけるものだから
「え?」
と2度ほど聞き返したら、
「えっこちゃんは耳が遠くなったな!」
と言われました。
以前なら、そんな「お前も年取ったな」みたいなこと言われるとすぐにかっとなり、
「何言ってるのよ! そういうことじゃないんだって。いかにシンクで水を流しているところへ話しかけられても聞こえないか、自分もこっちに立ってみなさいよ!」
と言い返したものですが、最近はそんなことを言う気になれない。
厳密に言うと「耳が遠くなった」わけではないけれども、「加齢のせいで音の選別ができなくなってきた」という感じは自分でも受けるからです。
はぁ~、やだやだ。



そこでふと思いました。
これって五感に限らずこういうことが起こっているのでは、と。
だって加齢による肉体のすべてが少しずつ少しずつトーンダウンしてきている、ということならば五感に限らずすべてでそういう事が起こっていても当然ですものね。
たとえば若いときなら2つも3つも同時に仕事を抱えていても、その優先順位は自分のなかでちゃんとわきまえており、
「え~と、Aをここまで片づけたらとりあえずBに移って、Bの段取りだけ組めたらあと何日かかるかは読めるから、Cを全部やっちゃってからAに戻ろう」とかね。
そんなことをいちいち口に出さずとも自然に脳がコンピューターのように働いてこなしていたように思う。
でも今は、頭でだけは(この3つを同時進行しなくちゃな)程度に把握はしているけれども、実際の行動としては
「とりあえずAを全部やっちゃおう」
とか、
「うわ、期日迫っちゃった。今日中にこれやらなくちゃ」
のようなよりやっつけ仕事になっているような気がする・・。



これは私の脳の神経回路が衰えをきたし、自分にとっての情報の重要さの取捨選択ができにくくなっているせいではないか、と思いました。(いや、単にずぼらなだけだよ、で済ませたい私がいるけど・・ 脳が衰えたことを認めるよりはずぼらと言われたほうがまし、というこの感覚もいかがなものか、と自分でも思いますが・・)
でも、筋肉と同様、脳も死ぬまで鍛えられるっていいますからね。
毎日毎日死滅していく脳細胞もある代わりに、毎日毎日新しい神経回路を作りつづければいいんだから。(と、自分を励ます)



ただね・・
音に関してはどうしても身の回りで存在しつづける音が気になってしょうがなくなってきているのはどうしようもないんですよ。
今も、PCでこれを書いていますが、暑いせいかハードのなかでずーっとブーンという音が激しくしていて(パソコンが単に古いせいもある)、ファンが回っているような音が気になってしょうがない。
自然の音しか耳に入れたくないな、というお年頃なんです。




パニック障害だったのか!

2019-07-28 09:01:27 | 健康・病気
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場所:ヒーリングサロン「些々羅」 岐阜市
追加! 7/29(月)   10:00~13:30 残席1名様参加費:¥15000(税込)
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STEP2(※STEP2はSTEP1を受講した人のみ受けることができます)
8/3(土)   13:00~17:00   満席
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 4/25(木)~  初回1回に限り

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ちょっと体調崩しがちです。
私は普段、ほとんど汗をかかないんですが、このところの梅雨や局地的な雨の湿度のせいで、暑くもないのにいや~な表面的な汗はかく。
身体の芯は冷えているのに、普段の私からは考えられないほどの汗の量。
だからとりあえずエアコンはつけて寝る。
するともう下肢が冷えて冷えて、だるくて、エアコン切ってからもどうやっても治らないほど冷えている・・。
ついに今朝からは鼻水が出始めました。
うわ、風邪ひいちゃったかな~と思うけど、しくじったとは思わない。
いったい、あのときこうすれば風邪にまではならなかったのに、というターニングポイントがあったか!?と自分に問うても、仕方がなかったとしか言いようがない。
もういやんなるわ~ やりきれない。



そしてこんなときに限って予定が詰まっている。
明日は講座があるから皆さんの前でずるずる鼻をかんでいるのはイヤだしなぁ。
あさっては外せない飲み会があるからそのときまではもってくれよ、身体。
いや、しあさっても講座だった。
ならばそこまでは・・・とか。
そんな風にスケジュールを見ていくと、あぁ、やっとこのあたりならたとえ倒れて1日ベッドでも大丈夫、なんて日はあらへんやないか~い、という感じに埋まってきている。
そう思うとまた余計にどっと疲れる。



そして思い出しました。
この感覚。
30代の頃の今から20年以上も前に私を襲ったあの感覚・・・。
微熱、動悸、視野狭窄、・・。
医者に行って検査をしてもどこも悪いところはないという。
そして最終的には
「ま、自律神経失調症でしょう」
と言われました。



それがこの前、たまたまテレビを見ていたら、長嶋一茂さんのこれまでの人生、父長嶋茂雄との葛藤みたいなドキュメンタリーをやっていて、一茂さんの症状が自分にそっくりなことから
「ひょっとしてわたし、自律神経失調症ではなくてパニック障害だったのかも!」
と今更ながら気付いたのでした。(一茂さんもパニック障害だそうです。テレビでそれをカミングアウトしたのは初めてのようです)
当時は「パニック障害」なんて言葉はなかったような気がする・・。
(※今、調べました。1992年に初めてWHOにパニック症というものが記載されました。今から27年前のことです。やっぱりちょうどその言葉が生まれるかどうかぐらいのときだったんですね。私がなったのは。先駆者だわ~ ちなみにそれまでは不安神経症と言われていました)



救急車にも2度ほどお世話になったことがあるけれど、病院へ着いたとたん安心するのか症状が消えたり浅くなったりするので、医者が診察する頃には、
「もう治ったんですね? じゃ、たいしたことじゃありませんね。お帰り下さい」
で済まされてしまっていました。
救急病棟にそんな程度の症状でくるんじゃねーよ、バーロー、みたいな空気でしたね。
救急車をタクシー代わりに使うつもりだったんじゃないのかぁ?ぐらいに疑われていたかもしれません。



そういえばあの頃、私も一茂さんと同様、乗り物に乗れませんでした。
飛行機や新幹線のように窓が開けられない乗り物はダメ。
長時間次の停車場につかないものもダメ。
どちらも万が一のことになったときに「あ、わたしはここでリタイアする」ってできないからですね。
そして、自分で車を運転することもできない。
高速道路なんてもってのほか。
なにかあったときにその自分が出しているスピードをコントロールできないといけませんからね。
なんとか一般道路なら運転した日もありましたが、なにか症状が出たらすぐに路肩に寄せて停められるようにと思うので、もうすぐ右折しなきゃいけないのに・・という場所でも常に1番左の車線を走っている。
もうドキドキ。
どうすりゃいいんだ、って感じ。
唯一安心して乗れる乗り物が各駅停車の電車でした。
なにかあったらすぐに数分で次の駅に着くし。
だから当時は会社に通うにも特急や急行に乗らずに各駅に乗っていました。
当然時間がかかるので、それまでより早く家を出なくちゃいけない。
帰り着くのも遅くなる。
体調悪いのに「勤務」のなかにいる、って時間が長くなる。
今から思うとほんとよく耐え抜いたなぁ、と思うわ。
それら乗り物に関することはもう忘れていたので、一茂さんのドキュメンタリーを見て、改めて思い出したのでした。



そして、20年以上を経た今でも完全に治ったとは言えないと自覚しています。
体調が下降線をたどるのと逆に予定が詰まってくる、という状態になると今日のようにちょっとまた症状が出そうな感じがしはじめるんです。
それも当時と同じ。
頭に上る考えも変わらない。
「ここでこれらの予定をこなせないほどにもっと体調落ちて、予定を変えなければいけないとなったとき、どれほど多くの人に迷惑をかけることになるだろう・・ これだけの人数の人たちのスケジュールを合わせるのはもう無理かも・・ ならばなんとか今回乗り切りたい」
という思い。



このように体調下降気味とスケジュール詰まり気味になるとあのときのパニック障害の症状が現れるようになる素地ができあがる、って感じなんですよね。
でもあのときほどにもならないだろう、って自信もある。
あのときほど忙しくないから(笑)
考えてみれば、20代、30代はよく働きましたわ。
プレゼン、プレゼン、プレゼンにつぐプレゼン。
1か月のうちに2つも3つも大きなプレゼンを抱えているのが普通でした。
その間を縫っての講師業。
逆にパンクしなかったのが不思議だわ。
それから考えると今は全然ラクだけど、それでも多少なりとも人数を集めた講座やワークショップをやる前にはなりそうになる、ってことはもっとペースダウンしなくちゃダメかなぁ・・
もう無理するつもりはさらさらないんで。
20代、30代の頃は仕事のことしか考えてなくって、どれだけ体調悪くても仕事を減らそう、なんて方向は全く思いもよらなかった。
でも、今はそれだけの思いをして自分を痛めつけてどうする、って思う。



パニック障害を辞書で調べたら、
「近年の研究によってわかってきたのは、これは心理的葛藤によって起こるものではなくて、脳機能障害である」
と書いてありました。
「脳内のノルアドレナリン系の核にあたる青斑核におけるGABA系システムの制御機能障害」だって。
もうそんな素粒子レベルのようなところに障害があったってどうしようもないじゃないのねぇ。
治療は結局のところ抗うつ剤の投与しかないようです。
それはイヤだ。
なんか、「あなたには脳に障害があります」って言われたほうがスッキリしますわ。
もうどうしようもないもん。
自分の力で踏ん張るとかそういうレベルの話ではないから。



考えてみたら、私は小さいころから家族旅行に行こうとする前日になると熱を出すような子どもでしたからもう立派にパニック障害の素地があった、というかパニック障害だったというか、小さいころからノルアドレナリン系に難なり、だったんでしょうね。
そんなん、もう今更治らないって。
まぁ、ゆるゆるいこうと思いました。



認知症サポーター講座を受けて 2

2019-07-27 09:01:52 | 健康・病気
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昨日の「認知症サポーター講座」を受けてきました、という記事に1つ訂正というか、補足したいことがあります。
私が「認知症サポーター講座」に出たのには、認知症の人が陥る症状の基本のキを知ることにより、
「あぁ、こういうことを言うのはこういう気持ちから来ていることなんだろうなぁ」
とこちらが推し量れるようになるためでした。
そしてそれでいくと、寸劇1で行われた、
「私の財布がなくなった! 嫁が盗んだに違いない!」
というものについての解決策が劇中では、こちらが先に見つけ出しても、本人が見つけるように画策してやる、というものだったのですが、それについては、では、自分で見つけても、
「こんなところに私が入れておくはずがない。やっぱりお前がやったんだろう!」とか、
「嫁や娘に矛先がいくうちはまだいいが、近所の人が盗んだとか言い出したらどうしたらいいんだろう?」
ということについてはわからなかった、と書きました。
それがわからなかったというのは、「認知症になるとやたら人を疑うようになる」という症状がどういう奥底の気持ちからきているのか、という説明がなされなかったからです。



しかし、寸劇2のここが自分の家なのにもかかわらず、
「自分の家に帰りたい」
とダダをこねだす、という症状についてはよくわかりました。
これが今日は言いたい。
どうしてこういうことを言いだすか、というと、昨日も書きましたが、認知症患者は自分が“以前の自分ではないということをちゃんと認識している”ので、これからどうなっていってしまうんだろう・・?という不安を常に抱えており、いつもそんな想いがぬぐいきれないがゆえに、夕方になりあたりが薄暗くなってくると郷愁の想いに駆られ、寂しくなってきてしまうんだそうです。
だから、記憶の境目もあいまいになってきていることと相まって
「自分の家に帰りたい」
と言い出すんですね。



このように大元がどこから来ているのか、という本人の気持ちがわかれば、もし寸劇のとおりにならなくてもある程度、自分でこうしたらいいのでは・・?というバリエーションが効きます。
寸劇では、タクシーを呼ぶふりをして、そしてそのタクシーの配車に1時間以上もかかるんだって、今日はもう遅いからうちへ泊っていけば? という持っていき方でしたが、もし、
「じゃあ、タクシーじゃなくて歩いて帰るからいい」
などと本人が言ったとしても、
“何が何でも帰りたい、という気持ちから少しでも気持ちをそらす”
“寂しい思いをさせない”
“とにかく朝を迎えさせてやれば、多少気持ちもまた晴れやかになり、自分の家へ帰りたいと言ったことも忘れている”
のだろうなぁ、という推測が成り立ちますので、
「あ、○○子(認知症患者の孫とか)がおばあちゃんともう少し遊びたいって言ってたよ」とか、
「おばあちゃん、ちょっとどうしてもぬか漬けがうまく漬からないんだけど、教えてくれない?」
とか、本人のプライドを傷つけないようにして、時間をやり過ごす手を考えればいいということになりますよね。
・・・まぁ、こうは言ったとて、みんな忙しいからなぁ。
なかなかかかりっきりになれないんでしょうねぇ。



だから、介護施設に預ける、という他人の手を借りるということになるんでしょう。
これも最近では、
「他人の手を借りることに罪悪感をおぼえる必要はなにもないのよ。どんどん他人の手を借りましょうよ」
という考えが根付いてきて、ご近所の目などもそれに対して批判的であるなんてことも無くなってきているとは思いますが、今朝、また悲しいニュースを目にしました。



ある介護施設に入居していた90代の認知症が入っている女性が、もう身体が弱ってきているので車いすから立ち上がっちゃいけないよ、と職員に言われているにもかかわらず、認知症のためそれを忘れてつい立ち上がってしまうんだそうです。
そうすると、その人に手がかかる。
人が足らないので、それにイラついた20代の職員が、その90代の女性を這いつくばらせその上に馬乗りになり、
「今度やったら、こういうことになるからな! もう2度とするなよ!」
と叱りつけた、と言うのです。
90代の女性はひたすら
「ごめんなさい。ごめんなさい。もうしません」
と謝っていました。
・・・刑務所でもこんなひどい仕打ちを受けることはないのじゃないか、と思いました。
ちょっとひどすぎる、と思った別の職員がその様子をこっそりと撮影したものを提出して明らかになった、ということです。



この90代の女性はその3日後に老衰で亡くなり、引き取りに来た家族はこういうことがありました、という事後報告を受けたそうですが、私はこの映像を見て、これがもし自分の母親だったら、と思うと耐えられないな、と思いました。
そしてやっぱり、
「あぁ、施設に預けなければこんなことにならなかったのに」
と自分を責めてしまうことでしょう。
きっとこの家族もそんな思いに今、胸がつぶれるような思いをなさっているに違いありません。
3日後に老衰、と言っていますが、ひょっとしたら20代の若い男性の力で馬乗りになられたことによって腰とかどこか骨折していたんではないのか、とか、骨折までではないかもしれないけれど筋を違えて、高齢のせいでそれが元で亡くなったのかも、とか思うと余計に耐えられない、と思いました。



もちろん、この20代の職員が悪いに決まっていますが、介護の問題は相変わらず根深いものがあって、全然解決する方向さえわからない混沌とした状況だと思います。
この20代の男性職員の勤務実態が明らかにされましたが、これまたひどい・・というようなものでした。
どうしても女性やパートの人が多いので、若い男性で体力がある人が夜勤や通しを請け負うことになる、というのです。
この男性も1か月で休みは3日、夜勤が多く、20時間連続勤務もざらだった、と言います。
だからと言って、イライラしたら誰もが入居者に当たるのか、と言ったら、そんなことはありませんし、もちろんこの件ではこの20代の男性職員が悪いのですが、もう少し介護の現場で働く人の処遇が改善されないと、利用者としても安心して家族を預けられないな、と思います。



まぁ、だから、というわけではありませんが、少しでも認知症の症状の理解が進めば、
「あぉ、このくらいのうちならまだ家で面倒みられる」とか、
「本人の意志を尊重してやれる」
ということになるかもしれませんから、こういう地域の行政がボランティアで開催してくださる講座はありがたい、と思いました。



なにせ、現在65歳以上の割合は岐阜市では28.45%で、これはまぁまぁ全国的な平均レベルだそうなのですが、私が住んでいる徹明地区ではなんと36.5%なのです。
3人に1人以上の割合で65歳以上!
もう少しでもポイントがあがれば2.5人に1人が65歳以上というとんでもなく高齢の地区。
確かにうちの町内でも私たち夫婦は還暦をすぎているというのに、町内では3番目くらいに若い家庭のようで、
「あんたんとこはまだいいわよ~ 若いから」
なんてご近所の方に言われたりします。
もちろん、「もうおたくも年だからねぇ」などと同情されるよりずっといいですから「そうですねぇ」なんてニコニコしておきますが、還暦過ぎて「若い」って言われるのもなぁ、と複雑な気持ちにはなります・・


認知症サポーター講座を受けて

2019-07-26 09:01:52 | 健康・病気
<neW 告知!>

    1か月以内に
      「太陽の自分エクササイズ 凝縮ヴァージョン」
                          をリリースします!

  「太陽の自分エクササイズ」はこちら→

   「自己受容」「自己表現」を網羅した、「This is Meと言える自分になる」 太陽の自分エクササイズ。
   それに対して、凝縮版は徹底的に自己受容について深く落とし込みます。
   

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<今後のワークショップ予定>


「色で暮らしを彩る講座」   
場所:ヒーリングサロン「些々羅」 岐阜市
追加! 7/29(月)   10:00~13:30 残席1名様参加費:¥15000(税込)
[内容]
 ・色からのメッセージ
 ・色の性質
 ・その色を使ってどんなことが可能になるの? ~五感を使って色を取り入れる~
 座学というより、楽しいワークショップ形式で自然に色のメッセージを自分に取り入れましょう!

STEP2(※STEP2はSTEP1を受講した人のみ受けることができます)
8/3(土)   13:00~17:00   満席
8/7(水)   13:00~17:00   満席

 お問い合わせは、 chakra@aura-soma.name まで

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 オルゴナイトセラピー モニター様募集!

 
 4/25(木)~  初回1回に限り

   オルゴナイトを使った「オルゴナイトセラピー」をリリースします。
   それに先立ちまして、モニター様を募集いたします。
   詳しくはこちらをご覧ください。  
     ↓
    https://peraichi.com/landing_pages/view/w51w1
   
   レギュラーリリースにあたって  1セッション(60分予定)・・・・¥11000
          を、
                   1セッション(60分予定)・・・・¥ 3000
           にてご提供いたします!

   「オルゴナイトセラピー」でわかることは、

      *あなたを取り巻く今の状態(仕事、恋愛、人間関係etc.などの現状がどうなっているか)
      *あなたの将来は?
      *自分の潜在的可能性のチェック

              などです。

   <お申込み・お問い合わせは>

         chakra@aura-soma.name 坪内恵津子まで


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地域包括センター主催の「認知症サポーター」の講座を受けてきました。
1か月ほど前に義母が入院をきっかけにせん妄の症状が出て、そのまま多少認知症にもなってきているのではないかとの診断を受けたもので、すわ! これからひどくなっていくばかりか! 周りのものはどうすればいいんだ! と多少なりとも知識を仕入れておこう、と思ったからです。
おかげさまで義母の症状はあれ以来収まり、目に見えて認知症の症状も出ていないようなのでやれやれですが、まぁ、自分の母親のこともありますし、認知症については自分でももう少し知っておいたほうがよいのでは、と思っていましたのでね。



と言いますのも、よく認知症になった人のことを
「否定してはいけない」
と言いますよね。
実の娘に対して
「え~と、ご近所の山田さんでしたよね?」
と言ったとしても、
「やだぁ、もう何言ってんのよ、お母さん。わたし、ほら娘じゃないの」
と言うように訂正しない方が良い、と。
しかし、では否定せずに、
「うん、そうですね」
と言ったら、そのあとどうすればいいんだ? ということは私にはわかりません。
その先は教えてもらったことがないからです。
だから認知症の人を相手にしたときの健常者の基本姿勢というものがわかれば、と思ったからでもあります。



このようなごく一般的な症状についてはわかりやすく寸劇で教えてくださいました。
1つめは、「嫁が盗んだ!」というもの。
よくあるやつです。
私の財布がない、ない! 嫁が盗んだに違いない! といって騒ぐ、というもの。
つい、
「何言ってるんですか、お母さん。私、これまでにもお母さんの財布を触ったことなんてありませんよ」
とか否定したくなりがちですが、これについては探し出しておいて、あった場所のあたりをわざと義母本人に探させて見つけてもらうのが良い、という劇でした。



2つめの寸劇は、「家に帰りたい」。
ここが自分の家なのにもかかわらず、記憶が大昔に飛んでしまって、自分が子どもの頃などに住んでいた家が今も本当の自分の家だと思い込み、そこへ帰りたい、今すぐ連れて帰ってくれ、などとごねるときどうするか、というもの。
これも、
「何言ってるんですか、お母さんの家はここじゃないですか。ここ以外どこへ行くって言うんですか」
などとまともに取り合うのではなく、
「そう? 帰る? 待ってね、じゃあ今、ちょっとタクシー呼ぶね」
などと電話をかけるフリをして、
「お母さん、大変。いま、タクシーが混んでいて1時間以上も配車に時間がかかるんだって。どうする? 今日はもう遅いからうちに泊まっていけば?」
というように持っていく、というものでした。



どちらもなかなかに皆さん熱演で、演技がうまい。
この2つのケースは、認知症の症状のなかでも特に多い症状なのでしょう。
だからこういう方法があるのよ、というアドバイスも多くの人のためになるのだと思います。
ただ、こうした寸劇で見せて下さると確かによく頭には入るのですが、ケーススタディでやられると、ではこのケースに該当しないこういう場合はどうなるんだ? という疑問が次々に頭をもたげてきてしまいます。
実際、もう30年も前の話ですが、私の祖母がなくなったときにはケース1の「盗んだ!」だったのですが、これが自分の娘ではなく、隣の家のOさんでした・・。
これはさすがに看過できない。
認知症患者の言うことは否定するな、とは言っても、
「うんうん、そうだね~ そうか、Oさんなんだ~」
なんて悠長に話を合わせようものなら、次のときに、
「うちの孫もアンタだって言ってたわよ!」
なんて直接Oさんに噛みつきかねない。
身近な人が対象になることが多いとのことでしたので、Oさんは日中ずっとひとりでいる祖母を気遣っていろいろと声をかけてくださっていたとても優しい方でしたので、かえってターゲットになってしまったのでしょうね。
でも、いくら
「これは認知症のなせる業ですので」
と説明したとて、自分が泥棒呼ばわりされて良い気分がするわけもない。
こういう場合はどうしたらいいんだろう? とふと思いました。
ほかにも、仮に自分で財布を見つけたとしても、
「ここから出てきたから良かったようなものの、私がこんなところへ置くはずがない! おまえが隠したんだろう?」
と言われたらどうしたらいいんだろう? とも思いました。



2つめの「家に帰りたい」にしても、
「別のタクシー会社にもあたってみてくれ」とか、
「タクシーなんて呼ばなくてもいい! 自分で歩いて帰る」とか、
「おまえの車を出してくれ」
とか言ってきたら、どうするんだ? とかね。



要するに認知症の人に対しては、周りは“優しい嘘”をつかなくてはならない。
嘘も方便、本人のためでもあるし、周りのためでもあるし、誰も傷つける要素のない嘘なんだから、そんなことで何にもイヤな気持ちになることないじゃない、という人もいらっしゃるでしょうが、私は何かが少-しずつ澱のように自分のなかに溜まっていく感じがする・・。
嘘はウソ。
それがどんな種類のものであっても。
だから認知症患者が自分と同居している家族だったとしたら、毎日毎日つき続けるウソによって、何年かしたら自分が変わってしまいそうな気がする。
ふわふわとした現実味のない世界で自分が生きている気がしてしまって・・。
でもしょうがないんですかねぇ・・
そこは気持ちを強くもつしか。



私がこの講座に出たのは、認知症患者についてまずは基本的にこれだけ押さえておけば、どんなケースの場合でも、自分でどうしたらいいか考えることができますよ、というような大前提、基盤、大元となるようなものが知りたかったのでした。
しかし、そんなものはないのだなぁ、と思い知りました。
1人1人、脳の壊れ方がいろいろなのだから、出る症状もさまざま。
ましてや、そこにもともとの性格としての対処も加わってきたら、ほんとに千差万別。人それぞれ。
こういうときにはこうする、というような抜本的な知恵はないんだろう、という悲しい現実がわかりました。



しかし、1つだけ「そうだったんだ!」と劇的に思ったことがあります。
それは、
「自分が少しおかしい、これまでの自分ではない、ということは本人が1番最初に気付くし、わかっています」
ということ。
そうだったんだ!
私は認知症の人に「病院へ行きましょう」と言っても、
「そんな必要はない! 私は病気なんかじゃない。ふつうだ」
と言い張る人が多いことから、そこ、わかってないんだ、と思っていたのでした。
義母もそうですが。
でも、ちゃんと自分でわかっていて、でもその現実が受け止められないから拒否したり、怒ったりしていたんですね。
そこがわかっただけでももう少し優しくしてあげることはできそうだ、と思いました。



この講座に出て
「ステップアップした研修をもっと受けたいという人には、次、こういうものがあります」
と紹介され、一応申し込んではきましたが、私はこの講座に出て、あらためて自分のスタンスに気付きました。
私は認知症の人の手助けがしたいのではない。(もちろん、今よりは理解を深めたいとは思っていますが)
認知症の人を家族にもって疲弊している健常者の手助けがしたいんだ、と思いました。
講座では
「認知症の人に対して偏見を抱かずにいてください」
と何度も言われましたが、何が偏見になるのかさえわからずにいます。
もっともっと認知症の人に対する理解を深めるのがステップアップ研修なら、そこからさらに先へは進まないかな~と思いました。