イエローはブルーにもレッドにもつながっている

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先週の土日からレベル１を開講しましたが、教えるということはほんとに「教えさせていただく」と言いましょうか、教える側のほうにもとても大きな学びがあることを改めて感じています。
１０年前にレベル１を初めて学んで以来、教科書なんてまともに読んだことはありませんでしたが（ひえぇ～　笑）、改めて眼を通してみると、「お、いいこと言ってるでねぇの。」と思う事にぶちあたります。



今回、大きな気付きがあったのは、３つのボウルの部分。
頭、思考で考えるのがブルーのボウルで、それをフィーリングに落とし込むのがイエローのボウルで、本能レベルにまで落とし込むのがレッドのボウル、というお話。
それらがレベル１、レベル２、レベル３のコースになぞらえて、だからレベル１ではまずは思考を使うコースをやりますよ～とかオーラソーマを学んだ人なら誰でも知っている話なんです。
授業ではよく生まれて初めて補助輪をつけずに自転車に乗れるようになるときのことが例えられます。
まず、頭で「ハンドルに両手を置いて、サドルにはまっすぐに座って、はじめはぐらぐらするだろうから、足をついちゃわずに乗れるようになるためにはある程度びゅ～んってスピードを出してみるのもいいかもしれない。それである程度何mか何十ｍか足をつかずに乗れる感覚を味わえたら、体がその感覚を覚えていてくれて乗れるようになるかもしれない。」なんてことを考えます。
これがブルーのボウル。
そしてその通りにやってみるけれどなかなかうまくはいかない。
恐れ（これもイエローのメッセージですね）があっていきなりスピードを出してみることはやっぱりできないし、すぐ足をついちゃう。
下手すると転んじゃうときもある。
自転車に乗るって意外に難しいなぁ、とかでもこれを乗り越えて風をびゅんびゅん感じて乗れるようになったらさぞかし楽しいだろうなぁ、なんてことを感じる。
そしてだんだん「あ、こうすれば乗れるのか！」ということを感覚でつかんでいく。
これがイエローのボウル。
そしていったん乗れるようになるともう「えっとハンドルを両手で握って、サドルに足の裏をきちんと載せて漕ぎ出して・・」なんてことはいちいち考えない。
もう体に沁み込んじゃって思考を使っている、という感じはない。
本能が作用して乗っている。
これがレッドのボウル、というわけです。



で、これまではその３つのボウルのことを独立して存在しているものだ、と思っていました。
けれども教科書にこんな表記があったんです。
「ブルーのボウルの底辺にイエローのボウルの頭はくっついている。」と。
言われてみれば当たり前の事なんですが、つい虹の七色にのっとるとブルーとイエローは若干離れた場所に位置する色なので、それぞれが独立している、というように思いこんでしまっていたのですね。



けれど、頭で考えた思考と心で感じる感覚がまったくバラバラのところに位置するはずはなく、それらはつながっているんですよね。
それを今回のサミットで訪れていたオバマ大統領が広島を訪問したときのニュースを映像で見たときに「あ！　ブルーとイエローって確かにつながっている。」と感じました。
最初私は被爆者の人がオバマ大統領とハグするところをいきなり映像で見たんです。
そうしたらもうわけもなく理屈なんかじゃなく、勝手に涙があふれそうになりました。
その時点ではオバマ大統領がどんな演説をしたのかなんてまったく知らなかったんですよ。
でも先に感情が動いた。
つまり、ブルーのボウルからイエローに落とし込まれたわけではなく、いきなり感情が揺さぶられたんです。



そしてその後オバマ大統領とハグした被爆者の方が、記者から向けられたマイクに対して、
「これまで本当に苦労に苦労を重ねてきましたが、全て報われました。」
ということをおっしゃったときにもなんだかもらい泣きしそうな気持ちになりました。
オバマ大統領がその後、原爆被爆者の慰霊碑に花を供えたあと、１０秒以上も黙祷というか祈りを捧げていたようにみえたときにもぐっとこみ上げるものがありました。
これら一連の私の気持ちが動いたときというのは、
「世界で初めて核を戦争につかった国の大統領がその被爆国に来てくれた」とか「被爆者の気持ちに添ってくれた」とか「慰霊してくれた」と言う風に理解してのことではないんです。
ただわからないけれどもそれらの映像を見て先に感情が動いたんです。



そしてそのあとにスピーチの内容を知りましたが、別にスピーチに感動はしませんでした。
むしろ思考を働かせるならば、「明確な謝罪はしていないな。」「てか、いかにも傍観者か第三者的に『空から死が降ってきてそのときから世界が変わった』なんてまるでノストラダムスの大予言みたいな言い方って当事者であることを忘れさせようとしてない？」とか思ったんですが、だからといっていったんブルーのボウルに還ったあとに感動したイエローの感情が違うものになったか、っていうとそんな感覚はなかったんですよね。
よぉく自分がどうして感動しなかったスピーチより先にハグや祈りの姿などに感動を受けたか、といえばどこかに「そうはいっても現職の大統領が広島を訪れたという勇気自体をまずは評価すべきだろう」という“思考”が働いていたからかもしれません。（オバマ大統領の演説や広島訪問に関しては賛否両論があるようですが、それに関して議論したいという気持ちがあるわけではありません。ただ素直にそのときに私が受けた印象、感じたことをオーラソーマのブルーのボウル、イエローのボウル、レッドのボウルに当てはめて考えてみたいだけなんです。）



人はいったん感情でとらえたことは思考で考え直してみた時に“感じ直す”ということをしたくないからなんだろうか？
それは自分で自分を否定するということをしたくないからなんだろうか？
それとも「逆流」とも呼べるような感情を思考のボウルに押し戻す、ということ自体が難しいからなんだろうか？
どういうことであったのかはよくわかりません。
しかし、確実に言えることは「感情」をつかさどるイエローのボウルは、カバラの生命の樹でいうならば「ティファレト」にあたる部分。
「ティファレト」は、ティファレトだけがすべてのセフィラとつながっています。
“つながっている”ということは、どちらにエネルギーが流れるか、それは自由であって、自由な往来がなされるということではないでしょうか。
そしてそれが“一応”概念的には目安としてブルー→イエロー→レッドということになってはいるものの、イエローはどこにでも行ける、往来する、ということなのかな、と思いました。



なんだかシンプルなことをわざと難しく理解しようとしているかのような話になってしまいましたが、何かを勉強しようというときはそんなものかもしれません。
私にとっては長らく自分が理解してきたオーラソーマの３つのボウルについての理解が少し柔軟に変化しまた新たな理解が加わった、ということがとにかく嬉しかったんです。






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この前、カバラの講座に出たときのワークで、（あぁ、これはビーマーライトペンの時にやったモノと同じだなぁ）と思ったものがありました。
それは禅問答を応用したワークで「公案ワーク」と呼ばれるものです。
具体的には、７，８人ほどの人間が２列になってお互い向き合って並び、眼の前の相手の印象を決まった時間のなかで出来るだけたくさんインスピレーションで言います。
言い終わったら片側の人間だけが１人ずれて、また同じことを繰り返すのです。
片側に７，８人いればそれだけの人数がすべて顔を合わせるわけです。



ビーマーライトペンのときにはもう１つ、１０分間とか２０分間とか決められた時間のなかでひたすら、「私は、～～～です。」と言う、というワークもありました。
１０分、２０分というのは相当長いですよ～
その間、詰まることなく、何も出てこなかったら「私は、何も考えられない人間です。」でもいいからとにかく絶対に途切れることなく言い続けろ、と言われました。
最初の頃こそ頭のなかで複数、（よし、これも言えるな。これも使えるな）とか考えているのですが、そのうちにネタは切れ、「それ、さっきも同じこと言ったよ。」というものしか出てこなくなってきたりします。
そんなすべてが枯渇しきった、と思う時にふっと自分の本音が出てきたりする、ということらしかったのですが。



ビーマーライトペンのときには２列に並んで相手のことを言ったあと、自分のことをひたすら出し続けるというワークを続けて行い、まだほかにもやったかな～
だからひたすら「公案ワーク」ばかりを何個もやって、「今日はさんざ、自分自身と向き合ったな！」という印象がありました。
また、実際にそう生徒に（今日の授業の目的はこれだったんだな）と悟らせる目的もあったと思います。
でもカバラの講座のときには２列になって並んだ相手とやっただけで、（ん？　このワークが何を意味していたの？　講座のどの部分とつながるの？）ということはよくわかりませんでした。
でも私は、（あぁ、これはビーマーライトペンの時には究極に煎じつめて思考を働かせたあとにハートから出てくる言葉がある、ということでやったんだっけかな。）とか（こうすると自分とすごおく向き合えたな。）というような目的が見えたので、これもきっとそういうことだろう、と目安をつけることができました。
そしてレベル３で出てくる生命の樹についても「なんと浅い掘り下げ方、取り上げられ方だこと」なんて思ったかもしれません。
でも私はオーラソーマに先に出会ったものだからつい心のどこかで、（はいはい、そのワークならもう私にとっては目新しいものでもなんでもなくて、オーラソーマから派生したビーマーライトペンで受けていますよ。）なんて思っている。
たまたま私が受けた順番がビーマーライトペンの方が先だっただけで、この公案ワークに関して言えば、オーラソーマかカバラかどちらが先に講座に取り入れたかはわからないことなのにね。
公案ワーク自体はオーラソーマのものでもなければカバラのものでもありません。
あくまでも禅のものです。
でもこれだけそっくりのワークをやったということはどこかでスピ系の人たちが「お、これはいいな。使えるな。」というものを最初にワークとしてやったところがあるんでしょうね。



そしてそのように思う事自体、私は、心の隅で「オーラソーマをやっていたおかげでこのワークの意味もわかる。やっぱりオーラソーマで私が学んできたことというのは意義深いものだなぁ。」と思っていることに気付きました。
人間って同じもの２つに時期を経て出会った場合、どうしても先に出会ったもののほうの価値を認めたがる、っていう気持ちがありますよね。
後から出会ったときのものがよほど重厚で別の価値も付加されていたら別ですが同じなら、「あぁ、もうこれは知ってるよ。」と言いたくなり、それは先に出会っているものがあるからそちらのおかげだ、って感じてしまうんでしょうね。
もし私がオーラソーマより先にカバラに出会っていたなら、もうこれだけで十分、オーラソーマのコースなんて受けなくてもよい、と思っていたかもしれません。
事実、今私が受けているのは「カバラ入門コース」ですが、こちら「フィリング」で主催しているものには「ILC」(インナー・ライト・コンシャスネス)というコースもあり、そちらを受けないとここでカバラを習ったとはいえないぞ、という雰囲気があります。
「それはどんなものなのですか？」と聞いたところ、「私はもうそのコースを受けたのよ。」という人が丁寧にそのコースについて教えてくださいました。
それを聞いていると、やはりILCのコースのなかで行うワークも私がすでにこれまでに行ってきたワークがたくさん盛り込まれていることがわかりました。
なので、私は「ILC」に対して興味がより高まり「ぜひ受けてみたい！」という気持ちにはそのときなりませんでした。
もちろん１度や２度やったことのあるワークをもう２度とやる必要はない、という事などあり得ません。
自分の中に深く落とし込んで根付かせるためには何度やっても良い深いワークばかりです。
でも出会ったときの「！　スピ系の講座って面白いなぁ。こういうワークをやるんだ！」という衝撃と発見の感覚を得られるのは最初の１回だけです。
それを私はオーラソーマを通して結構経験してきたんだよなぁ、と改めて感慨深く思い、
「ただただ世の中にこういうワークがある、知る、という意味での知識を蓄えるためのコースはもう私には必要ないのかもしれない。これからは本当に２度でも３度でも意義があると思えるもの、いまだ出会っておらず自分にとって出会うべきものだったと思えるものだけにしよう。」
とより吟味する気持ちが起こりました。



思えば、ビーマーライトペンだって、オーラソーマの中の１つのコースだから、ということで講座を受ける気になったものです。
いくらオーラソーマが「光を通して見る色」であるボトルから選ぶものだとは言っても、さらに突き詰めて「次世代光の鍼治療」と呼ばれるビーマーライトペンがまったくオーラソーマの管轄外というものであったら、そのコースを受ける気にまでなっていたかどうか怪しいものです。
ラハシャ博士の「カウンセリングスキルコース」もレベル４に進むための必須コースだったために受けたけれども、そして受けてみて素晴らしいコースであって感謝しているけれども、あの当時の私がもし「必須」でなかったら受けただろうか？と思うと疑問です。
このように中心に「オーラソーマ」があってこそ受ける気になった、とかもっと深く知りたくなった、という思いで受けたコースは枚挙にいとまがありません。
だからこそまた、オーラソーマとはほんとに深いものだ、という思いも抱き続けているわけです。



私の中心にはいつもオーラソーマがあった。
「もうオーラソーマを手放そうか」と思った時もあったけれど、やはり私の中心にはいつもオーラソーマが厳然として、ある。
今は、オーラソーマから繰り出されるコースのすべてを受けようとは思っていないけれども、そしてそう言う意味ではただ無選別にオーラソーマのすべてを受け容れようとは思っていないけれども、私の中心を成すものにオーラソーマがあるからこそ私はそのほかの色んな事にも興味を広げたり、好奇心を抱き続けることが出来ているんだなぁ、と改めて思いました。



最近たまたま受けた占いでは、
「あなたは好奇心が旺盛で情熱が長続きしないタイプですね。いろんなことにどんどん興味が移って行ってしまう。
それが決して悪いことではありませんが、あなたの今生での使命とは“長続きする情熱”をもつことなんですよ。」
と言われました。
なるほどねぇ！
そういう捉え方もあったか、とまた１つ目からうろこという気持ちでした。
「それ、当たってます！」と占い自体を「当たっているか外れているか」で判断するつもりは私にはあまりなくて、ただ「その視点、いただき！」「その言葉、取り入れさせていただきます」というフレーズが１つでもあれば満足なんです。
そういう意味で、この「長続きする情熱」をもつことがあなたの使命、という言葉にはハッとさせられるものがありました。
それがオーラソーマそのものなのかどうかまだわかりません。
１０年オーラソーマをやってきましたが、１０年以上続いたものは（続けざるを得なかったものは）これまでの人生にもありましたし、実際に手を下すかどうかという意味ではちょっと休憩しちゃってるけど、決して私の内側の情熱としては冷めてはいないことをちゃんと自覚しています、というものもあります。
でも、それでもそれらの中心部にはやはりオーラソーマがいるんだろうな、ということをうっすらと思っています。
厳密にいえば、「オーラソーマ」というよりは、オーラソーマを知ったがゆえにそこに自分でも焦点を当てるようになった「色が」とか「サトルアナトミーの概念が」とか「自分を掘り下げるという事は」とかになるのかもしれません。
でも少なくとも私はそれらをすべてオーラソーマを通じて気付いてきました。
だからやっぱりオーラソーマが中心にあるんですね。





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もぅね、自分の物覚えの悪さにほとほと愛想がつきます。。。
これは健忘症かはたまた認知症のはじまりなのだろうか、と思うほどです。



少し前にアマゾンでもろもろ文房具を頼んだんですよ。
コンパス、三角定規、分度器、ホワイトボード用マーカー、ホワイトボード用イレイザー、etc.
これらはみな今後行う予定のワークショップなどで必要となるものです。
我が家のご近所には文房具屋さんというものがなくて（というか、今どこへ行っても「文房具屋さん」と呼べるようなお店ってなくなってしまったのかもしれませんね。）、車で10分ほど離れたところへ行かなくてはならないので、それならば、とアマゾンですべて注文しました。
しかし、それらは一度の注文ではなかったので、それぞれ３つか４つの細かい分類になってしまいました。
けれど1日のうちに注文したものなので、向うが気を利かせて同じ届け先なら１つの梱包でとかやってくれるのかな、と思ったらやはりそんなことはなくそれぞれ別々に届きました。



同じ日に発注したにもかかわらず、届く日がびみょーに1日2日ズレましたね。
で、「そのなかでまだイレイザーだけが届いていないな。届いていないってことを覚えておかなくちゃ。」と思っていたんです。
それからまた2日ほど待ってもまだ届かない。
メールを確認してみるとメールには「配達状況」というのが見れるようになっているものが届いていて、それを見るともうとっくに4日前には「配達済み」になっていることがわかりました。
これはいかん、と思いまして、直ちに運送会社に電話をしました。
これも今は何もかもインターネット上で処理することが基本のようになっているため、その会社のこういう用件での問い合わせの場合はどこへ電話したらいいのかと言う電話番号を探すだけでも苦労しました。
そして、（あ～、こんな面倒なことになるなら、10分かけて車を走らせて普通の文房具屋さんで買えばよかった）とも思っていたんですよね。



電話をし、メールにあった伝票番号を伝えると「折り返しこちらから調べてお電話差し上げます。」とのこと。
ほかごとをしていたら1時間ほどで電話がかかってきました。
「こちらの配達区域の担当に聞きましたら、そのお荷物ならばすでにお渡ししてサインももらっている、と申すのですが・・」
と言います。
「ええ～っつ！」
とわたし。
「・・しかし、実際に商品は受け取っていないんですが・・　これはどうしたものかなぁ。」
と言うと、
「そうですねぇ。あとはアマゾンさんが伝票番号を間違えたとかしか考えられませんねぇ。お手元にほかの文房具の受け取りしたときのものは残っていないですか？」
「いやぁ、ないですねぇ。そういうのはすぐに捨てちゃうんで。」
「・・そうですか。」
「でも、ここでいつまでもそちらとこんな話をしていても埒があかないので・・　ありがとうございました。こちらで今度はアマゾンに聞いてみることにします。」
と電話を切りました。
こういうこともあり得るかもしれないと思って、受け取った荷物にサインしたときの領収書なんかいつまでも取っておかないよ。
領収書ずっと取っておくって習慣が私にはないんですわ。
家計簿つけてるわけでもないし。
ますますあ～ぁ、こんなことになるなら文房具屋で買えばよかった、と思いました。
そしてこれが何千円、何万円もするものならあきらめもつかずいろいろと追跡調査をかけるところでしょうが、今回、商品は５００円ほどのイレイザー１つ。
もういいか～、あきらめようかな～なんて気持ちにもなってきました。



そこでふと思ったんですよね。
さきほどの運送会社の人は、「配達区域の担当に“聞きましたら”」と言ったっけな。
「聞いた」というのは面と向かってではなくて、電話での確認で済ませたという事だろう。
それって疑っちゃ悪いけど、その担当の人が「ちゃんとサインはもらっている」と嘘をついていたらおしまいじゃないか、運送会社内でも実際にそのときのサインを見て確認しているわけじゃないんだもんな、と思いました。
ほんとに私がサインしたんだろうか？
だって商品が家じゅうのどこをどう探したって来てないものは来てないんだからサインなんかしてないよなぁ、どう考えたって。
もう1回運送会社に電話して「悪いですけど、配達区域の人だったらいつでもうちのそばを走ってるはずですからついでのときでいいんで、そのサインしたという領収書を見せてもらえませんか、って言ってみようかしら。」と思いました。
けれどその日はもう夜遅かったので、明日以降にしようと思ってその日はそれきりにしました。



次の日、所用を済ませようと車に乗り込んだとき、はっと見たら、何と助手席にアマゾンの箱が！
そうだった～～～！！！
やっと思い出した。
ちょうど出かけようと外に出た時にばったりと運送会社の人に出会い、
「ひょっとしてうちの用事ですか？」
って聞いたら
「そうなんです。」
と言われ、
「じゃ、ここで受け取ります。」
と受け取り、また３階まで登って家に置いてくるのも時間がないし面倒だったので、（これ、イレイザーだな。大丈夫。生ものじゃないし、今日どうしても必要ってものでもないからここへひとまず置いて行こう）と車をあけて助手席にぽんと放り込んで置いたんだった！
運送会社の人とたまたま１階へ下りていったときに出くわした、という経験はこれまでにないわけじゃないけれど、いつも玄関のチャイムを鳴らされて玄関先で受け取るという事に比べれば特殊なはずだ。
なのに、なんでこんな特殊なことをすこ～んと忘れていたんだろう！？
きれいさっぱり、まったく脳に蘇ることはありませんでした。



そして、（あ～、よかった。運送会社に電話をしてほんとに私のサインかどうか見せに来てくれる？なんて言わずに）と思ったのでした。
今後、こういうことはより増えるでしょう・・・
物覚えが今よりぐんぐんよくなっていく、なんてことはありえませんから。
そうなると「ん？」「あれ？　おかしいな・・」ということがあっても、（ま、いいや。どうせ私の方が何か忘れてるんだろう。相手はちゃんとしていて落ち度はないはずだろう。）と思ってしまい、本当に相手のミスだった、というときがあっても気付かないかもしれない。
この前も風水の講座に行ったとき、私は時間に遅れたわけではなく講座開始の５分前には教室に行ったんですが、すでに皆さんお揃いで、先生は雑談まじりでもう講義をはじめられていました。
なので、こそこそっと席に座ったんですが、授業の途中になってから先生が、
「じゃ、皆さん先ほど買っていただいた全円分度器を出して。」
と言われたので、私が、
「先生、すみません。私はありません。」
と言ったら、
「えっ！　ごめんなさい。まだ渡してなかったかしら。この頃物覚えが悪くなってお金もらっているのに忘れていることがあるからごめんなさいね。」
とおっしゃるので、
「いや、そうじゃなくてわたし、皆さんより遅れて入ってきましたので、それを買うっていう話自体知らなくて・・」
と言うと、
「あぁ、そうか、そうか。家に持ってらっしゃるならいいけど、これがいるの。だから持ってなかったら買っておいて。２００円。」
とおっしゃりながら、私に全円分度器をくださいました。
「はい、買います。」
と言いながら私はそれを受け取りつつ、先生の話を聞くように授業に戻る準備を整えました。
他の方に対しても私の事で中断になっちゃって悪かったな、という思いもあって。
そうしたら、１，２秒の間があってさらに先生が、
「あの、２００円ください。」
とおっしゃいました。
「あ？　あ、そうですか。今ね。」
と言いながら私は財布をとりだしました。
私はてっきり授業が終わったあとに払えばいい、と思っていました。
授業の途中でお金のやりとりをするなんてなんかはしたないみたいな意識もどこかにあったんです。
でも先生にしてみれば、「後でいいわよ」とか言っているとまた忘れてしまう、という経験をこれまでにさんざされたんでしょうね。
だから商品とお金は絶対にその場で引き換えでないといけない、と決めたのでしょう。
このくらい、きちんと決めごとをつくらないとほんとこれからは忘れ物が多くなりそうで。



今回は運送会社に再び電話をかけ失態を犯さずにすみましたが、これから先がほんと思いやられます。
この話をダーリンにしたら、
「えっこちゃん、ほんと忘れること多いもんな。」
と言われてしまいました。
（えっ、１日先のことまでしか覚えていられないアンタよりましだよ）と内心では思っていましたが、
「まぁ、人間忘れるから生きていけるんだしね～」
と言って置きました。




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手軽にいいとこどりの勉強がしたいわけじゃないんです

＜ ５月中旬～下旬までのご予約状況　＞
　　　　　　　　１１日（水）　　　　午前　　○　　　　　　　　午後　　△　　１８：００までOK
　　　　　　　　１２日（木）　　　　午前　　○　　　　　　　　午後　　○
　　　　　　　　１３日（金）　　　　午前　　×　　　　　　　　午後　　△　　１６：００～OK
　　　　　　　　１４日（土）　　　　午前　　×　　　　　　　　午後　　△　　１６：００～OK
　　　　　　　　１５日（日）　　　　午前　　×　　　　　　　　午後　　×
１６日（月）　　　　午前　　○　　　　　　　　午後　　△　　１５：３０～OK
　　　　　　　　１７日（火）　　　　午前　　×　　　　　　　　午後　　△　　１６：００～OK
　　　　　　　　１８日（水）　　　　午前　　○　　　　　　　　午後　　△　　１８：００までOK
　　　　　　　　１９日（木）　　　　午前　　×　　　　　　　　午後　　△　　１６：００～OK
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　　　　　　　　２２日（日）　　　　午前　　×　　　　　　　　午後　　×
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　　　　　　　　２４日（火）　　　　午前　　×　　　　　　　　午後　　×
　　　　　　　　２５日（水）　　　　午前　　×　　　　　　　　午後　　×
　　　　　　　　２６日（木）　　　　午前　　×　　　　　　　　午後　　△　　１６：００～OK
　　　　　　　　２７日（金）　　　　午前　　×　　　　　　　　午後　　×
　　　　　　　　２８日（土）　　　　　　　　　レベル１開催
　　　　　　　　２９日（日）　　　　　　　　　レベル１開催
　　　　　　　　３０日（月）　　　　午前　　×　　　　　　　　午後　　△　　１６：００～OK
　　　　　　　　３１日（火）　　　　午前　　○　　　　　　　　午後　　○　　　
　　　　

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　　　　　　　　　ご希望のお日にちとともに下記のメールアドレスにお問合わせください。
　　　


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　　　午後は　　１３：００～１８：００（最終受付時間）
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３回目の風水講座に行きました。
授業が終わった時、先生が、
「どう？　難しい？」
とみんなにお尋ねになりました。
そのとき、1人の人が、
「うん、難しい。」
とおっしゃいました。
そう声をあげたのは教室でも1番年齢の高い方でした。
でも、実は私も内心（よくわからないことがすでにたくさんあるな・・）とは思っていました。
でもその「わからない」は、先生の授業に「ついていけない」「懇切丁寧に教えて下さっているのにどうしても理解できない」ではなくて、「そもそもどうしてそうなるの？」という原理というか背景のようなものをほとんど先生はお話にならないので、「それはどうしてそうなるのかな？」ということが疑問として残っていくからなのでした。
でもそれを「難しい」というのは違うな、と思い黙っていただけで「よくわからないな」と思っているのは私も同じだったのです。



そうしたら先生がこうおっしゃいました。
「皆さ～、いちいち風水とは、とかなんか難しい原理原則とかそんなこと知りたくないでしょ？　何でもいいから早く運気があがる方法教えてよ、ってそういうことでしょ？　それでいいんだって。私もせっかちなタイプだからそう思ってたもの。私の先生は難しいところから入る人だったから、なるべくわかりやすく皆さんには教えてあげようと私なりに早くその1番おいしいエッセンスのところに到達できるようにしてあげてるつもりなの。」
と。
あぁ、この先生はそういうお考えだったのか。
それが出来るだけ生徒にとっても親切にしてあげてることだ、と思ってらしたのか。
だったら私はそういうタイプじゃないから、ちょっと違うかもな～と思いました。
私は「早く運気があがる方法」があるとしたら、「その方法はどうしてそう言えるの？」ということから知りたいタイプだからです。
というかそれがなくて「こうすれば運気があがるよ。」とだけ言われても信じないほうです。
さらに言えば、そういう方法があったとして、その原理も理解できたとしても結局は「自分」ですから、それをどう感じどう決める自分、選択する自分がいるかがしっかりしていないと意味がない、ということを教えることこそスピリチュアルでは最も大切だと思うのですが、この先生はえらく即物的なのだな、と思いました。
「なんでもいいから早く運気があがる方法教えてよ、って私もそう思っていたもん。」という入口はそんな気持ちであってもいいと思うけれども、先生となった今、そういう気持ちだけではまた占いに依存してしまう危険性があるから気をつけなくちゃ、そういうことをきちんと生徒さんには教えてあげなくちゃ、とはお思いにならなかったんだろうか。



オーラソーマも
「レッドを選んでいるから、あなたはいま、エネルギッシュでパワーに満ち溢れていますね。」
とだけ言われたとして、
「どうしてレッドを選ぶとそういうことが言えるんですか？」
と尋ねた時、
「どうもこうも、レッドはそういうものだからよ。もう、そう決まってるの。」
とだけ言われていたとしたら、私は一気にオーラソーマに対して興味を持たなかったことでしょう。
ただ、これは間違いじゃないんですよ。
もう「レッド」という色にはそういう意味があるんだ、と覚えるしかない、と言われたらその通りなんです。
けれどたまたま私が最初に出会ったティーチャーは、
「色にはそれぞれ波長というものがあって・・・　それが人間の細胞と呼応していて・・」
という説明をしてくれた人でした。
だから「ほぉお！　色って意外に科学的なんですね。」と入っていけたのでした。




例えば「ここはたかがカルチャーセンターだから、そんなに深いことを教えてあげやしないわよ。もっと最初からきちんと学びたいならハイ、私は個人的にこういうスクールをやっていますからそちらへいらっしゃい。」
と言われたならば、それはそれで納得はします。
確かにカルチャーセンターというところはちょっとだけおいしいところをかじりたいだけ、とかまずはどんなものかもわからないからここでその入口だけを知りたいとか、趣味の域を出るものじゃなくて構わないんですよ、という人が主に行くところでしょうから。
ちゃんと別の受け皿が用意されているならそれでいいと思います。
けれど、ご自身が小難しいことに煩わされてきたからそんなものは必要ないと思ってらして、その中から出来るだけ早くおいしいところだけを教えてあげるね、という信念をもっていらっしゃるということでなら、話は違う。
私はそれを望んでいないからです。



私はむしろ体系的にきちんと学びたい性質なのです。
その学問を先生を目指すほど追究したいかどうかは別として基礎から積み上げてきちんと学んでいきたい性質なのです。
だからこの前のカバラの授業のときにも、先生が1人ずつの生徒に対してミニセッションを行った時にも、内心では（これをサービスと思ってらっしゃるなら、そんなふうに生徒に媚びなくてもいいのに・・）と思っていました。
だって、例えば
「星座がふたご座で、そのほかの惑星の配置はこうこうこうなっている人で、ドラゴンヘッドはこうで・・と言う人はこういう性質を持っているわね。」
という話を聞いたって、「あぁそうですか」以上の何も生まれません。
確かに自分のときだけは一生懸命聞きますが、他の人のときの話を何も自分に当てはめて聴くことができません。
それは、「なぜそういうことが言えるのか？」という背景を１つも説明されていないからです。
だからほんとに先生からの「無料占い」を1人3分ずつはプレゼントされました、という以上の何ものでもない。
でも例えば、
「そもそも星座というものは山羊座から始まって、その星座に足らない性質を次の星座が補っていこう、として回って循環しているものなのよ。そしてその次の星座に足りないものをまた次の星座が補っていこうとする・・」
と説明されると、「あぁ、だからかに座は安定を求める星座だけれど、安定ばっかりでもいけないだろう、と次のしし座ではまた創造が始まり、がむしゃらに前に進もうとするわけか。」「そしてがむしゃらに前に行くだけでもいけないだろうということで次の乙女座は分析上手となる」とわかるから、その星座の特徴も頭に入りやすい。
そういう説明があるとないとでは大違い。
なければ全部「そういうもの」「それはそういうものとして覚えるしかない」になってしまう。
そういうただ意味もわからず丸暗記という勉強は1番嫌いなことなので、ちっとも頭に入らない、ということになる。



今回も先生は、
「風水って４０００年も前に出来たものだからね、いちいちその時のことをどういう意味だったんだろう？って言ってもどのみち現代には生きないものがいっぱいあるじゃない。だったらそんなことはもうどうでもよくって今、どうしたらいいのか、皆知りたいよね？」
とおっしゃいました。
今回は風水にとって一番大切な「風水盤」を自分で書く、というものだったのですが、それらに書きこんでいく言葉についてときおり先生は、
「この言葉はほかのところでもこうじゃないよ。私が考え出したものだからね。」とおっしゃった時も多々ありました。
それは４０００年も前のときの表記のままでは全然現代では生きた言葉とならない。
だから意味を咀嚼したうえで私が1番良い、と思われる言い方に直してあげているのよ、ということかもしれない。
けれどそれだとそれを「1番良いもの」と信じているのはあくまでも先生だけですよね・・ということになってしまう。
元々の意味や言葉を説明してくださった上で、「で、私はそれを現代版にするためにはこういう言葉にしたの。」と説明されれば、「あぁ、そういうことか。確かにそのほうが良いですよね。」と納得できるかもしれないけれど、説明されないと「え・・　私がそれを1番良いものと思うかどうかはわかりませんよ。」という疑念を抱く状態になってしまう。
一度きちんとほかで基礎から調べ直さないとな、という気持ちになってしまうのです。
そんな小さな不満が3回目にしてちびちび溜まりつつあります。



これは風水についてはもっと極めたいなら自分で何とかしろ、というお告げだろうか。
それとも私は風水には縁がなくてこのくらいのところで留めて置けばいいんだよ、ということなんだろうか。
まぁ、いいや。
それはこの講座が一応半年だから、それが終わった時点でまた考えるとしましょう。
まだ今それで頭を悩ませなくてはいけないことじゃない。



ただ、この日にも思ったことは、風水を本当に学問としてきちんとやるならばそれはやはり地相であり家相を見ることが一番の目的のものであるから、家相なら家相をみるでまずは家のきちんとした設計図が必要となるんですよね。
寸法も何十分の１かなん百分の１かのものでもいいから、とにかく正確なもの。
じゃないと「太極」（家の中心点のこと）がとれない。
そんなの、きちんと家を建てたとき、買ったときにはあったろうけれどもそんなものどこにしまったろう？とかどこにあるんだろう？という人も少なくないんじゃないでしょうか。
で、それがないならもうすべておじゃんだよ、その先には進めないよ、ということでは現代で「風水」の講座が成り立たないので、もっとお手軽なレベルのものが出回っているのだとしたら、う～ん、どうなんだろう？と思っちゃいますしね。
ほんとにこれから先も人々のために残っていくもの、人の心のよりどころとなるようなものならいいけれども、
「今の世の中、昔ながらの伝統的な風水だけだったらビジネスになんないなぁ。だからなんか新しい手を考え付かないと。」というだけでお手軽なものが作られているんだとしたら、そんな商売人たちの手ぐすねに引っ掛かりたくはないしなぁ、なんて風にも思うのでした。






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少し前になりますが、テレビで「スポーツ伝説　光と影」という番組を見ました。
確か日本女子バレーのタイ戦の日でそれのライブ中継が延びたから遅くから始まった番組だったと思います。（まぁこれは私の東海地方での話で、別の地域ではまた別の時間枠だったかもしれませんね。）
そこではタイトルどおり「光と影」を見たプロ選手たちの翻弄された人生を紹介していました。
女子バレーの名セッター、竹下佳江さん。
バルセロナオリンピックの女子マラソンに出場した小鴨由水さん。
サッカーのフォワード、ボンバーヘッドがウリだった荒川恵理子さん。



人間が、自分の夢に近づきたい、勝ち得たい、とはどういうことなのか、ということを実に考えさせられました。
バルセロナオリンピックに出場した小鴨由水さんは、その前の選考レースである「大阪国際女子マラソン」で優勝しました。
このとき彼女は全く無名の選手。
所属はダイハツで名門チームでしたがこのときの鈴木監督も実は、チームの浅利純子選手を勝たせてやりたくてそのペースメーカーに小鴨選手は適任だろうということで出場させてくれただけだったのです。
しかし彼女は初マラソンで歴代1位の記録をひっさげて軽々と優勝してしまいました。



そしてその日から彼女の生活は一変しました。
街を歩けば、「あ！　小鴨選手だ！　頑張ってくださいね。」とサインを求められる。
記者には四六時中追い回される。
壮行会と称されたパーティやら記録会がやたら行われる。
小鴨選手は重圧に耐えきれずについに監督に、
「わたし、オリンピック辞退します。」
と申し出るまでに追いつめられました。
これをハートの弱い人だ、と責めるのは簡単です。
しかし、このとき小鴨選手は若干21歳。
自分が21歳のときを思うとなぁ～んにも何かをやり遂げようということもなくお気楽な大学生活を楽しんでいただけの甘ちゃんでしたから、そりゃあ一気に国民の期待を背負ってしまった重圧を思えば、仕方がなかろうと思いますよ。



おまけにこのときのオリンピックのマラソン選考では、不透明なマラソンの選考の仕方が物議をかもし、最後の1枠を争って有森裕子選手と松野明美選手が熾烈なアピール合戦を行った時でもありました。
このときのことは覚えている人も多いんではないかな？
松野選手が記者会見を開いて「どうぞ私を選んでください。」って言ってたときです。
世間で「小鴨、辞退か？！」とスクープされるやいなや、世間からは「そんな最初からヤル気のない選手をオリンピックに送り込まなくていい！　松野を出せ、松野を！」という声や誹謗中傷が実家にまでたくさん及んだそうです。
私も正直、当時は「バルセロナの夏は暑いから暑さに強い有森のほうがいいだろう。」という理由だけで有森より良い記録を出していた松野選手が落されたことに納得がいかず、「小鴨選手がそんななら、松野を出してあげればいいじゃないか」と思ってましたねぇ。
監督は親や彼女の恩師を呼んでなんとか彼女を慰留しました。
そのとき、高校の恩師が、
「お前はもう大阪国際で夢をやりとげちゃったんだな。だったらオリンピックは大阪国際のごほうびだと思って楽しんでこればいいじゃないか。」
とかけた言葉が小鴨選手の心を楽にし、なんとか辞退まではせずに済みます。



そうしてなんとか心は建て直したものの、思うように練習が出来なかったことがたたって、結果はさんざん。２９位でした。
ゴール直後意識を失うようにして倒れ込む様子は、そのときの彼女にしてみたら精一杯のことをしたんだな、と思いました。
しかしオリンピックが終わったあともバッシングは止まず、小鴨選手は自宅から1歩も出ない、という引きこもりになってしまいます。
陸上もそれを機に24歳という若さで引退してしまいました。
大阪国際でこれ以上はないという華やかなデビューを飾ってからわずか1年。
彼女は運命に翻弄されてしまったのでした。
あれから20年。
彼女は今は保険外交員として働くかたわら、地元で少年にマラソンを教えています。
ただただ走ることが楽しかった自分に戻れている、と明るい笑顔で語りました。
そして44歳になった彼女は、
「今考えてもやっぱり私は大阪国際で燃え尽きたんですね。私にとっては走ることがただ楽しかっただけなので、そこで最高に楽しい走りができた大阪でもう自分の目標は達せられてしまっていて、オリンピックについてはえぇ～！どうしてそんな間もおかずもう１度走らなくちゃいけないの？　としか思えませんでした。どうしてもオリンピックの方が上だ、どうしてもオリンピックに行きたい！というモチベーションはなかったんですよね。」
と話しました。



まぁ、今だから言えることでしょうが、確かに誰もがオリンピックだからすべての大会を差し置いてでもこれが最高の舞台で何が何でも出たいもの、ではないんですね。
そうじゃない人もいる、ってことです。
「だったら選考レースである大阪国際に出なきゃよかったじゃないか。オリンピックを目指している人が出るレースなんだから。」という正論もあるでしょうが、ダイハツという名門に属していてチームとして動いている者の1人が、自分にとっては神のような存在である監督に「おまえ、出場しろ」と言われて、「いや、わたし、もしこれで勝ってもオリンピック目指してるわけじゃないんで、やめときます。」なんて言える空気なわけないでしょう。
本人だってまさか優勝できるなんて思ってなかったわけですし。



もし、その人の夢が自分の魂がそこに到達したときほっと落ち着く感覚を得られる場所のことを言うのであるならば、やはりそれはカバラの生命の樹になぞらえるならば、ケテルなのでしょうか。
ケテルからすべてのセフィラをすっ飛ばしていきなりマルクトに行くことは道筋として出来ないように、もし時空をすっとばすかのような無理やりそういうことが何かの拍子に行われてしまうと、そのひずみがやはり必ずどこかに現れるということなんでしょうか。
小鴨選手にとっては初マラソンでいきなり初マラソンでの歴代最高タイムをたたき出してしまったということは決して幸福なことではなかったのかも、と思います。
人はやはりこつこつと上に登りつめる努力をしてその努力分が実ったなぁ、と感じるのが1番幸せなのかもしれません。



そしてその反対にサッカーの荒川選手は怪我に泣き、あと少しというところで離脱したために「なでしこジャパン」が金メダルをとったWカップ　ブラジル大会に行くことができませんでした。
それまでは澤穂希選手と同じくらいにマスコミにもてはやされていた選手だったのに、Wカップに出られなかったことで一気に世間は彼女のことを忘れ去って行きます。
そんな彼女は今34歳。いまだに現役の選手です。
そんな彼女は、
「あのときブラジルにもし行けていたら、もう自分はサッカーをやっていなかったと思う。いまだに続ける気持ちでいさせてもらっていることはあのときの怪我のおかげだ。」
と言いました。
かたや自分でも望まないうちにあれよあれよと頂点に上り詰めてしまったがゆえに24歳という若さで引退した小鴨選手とは対照的に、本来実力的には十分に自分が招集されていたはずの大会に直前で怪我で離脱し呼ばれなかったがゆえに釈然とせずにいまだに現役をつづけている荒川選手。
彼女は、まさか日本があのWカップで金メダルを獲るとは思っていなかったようです。（まあ、国民の誰もが大会が始まったときまでは思っていなかったかも・・）
だからこそ「また次のときのWカップまでにゆっくりと怪我なおせばいいや～」くらいの感覚だったそうです。
でも実際にはTVでは仲間たちが晴れやかに別世界の人となって映し出されていた・・・
どうして自分だけがはじき出されているのかわけわからない・・・
そんな現実と思えないような感覚だったがために確実に「これが現実なんだ！」と思えるときまで続けたいと思ってきたのでしょうか。



彼女たちが味わった人生は真逆のような感じがしますが、それを1人で味わい切ったのがバレーボールの竹下佳江さんでしょうか。
彼女はシドニーオリンピック世界最終予選で葛和監督にセッターとして抜擢されましたが、日本が初めてというオリンピック出場を逃したため、戦犯扱いされました。
「１５９㎝という背で世界に通用するはずがなかったんだ！」と激しくバッシングされ、まるでオリンピックを逃したのは竹下１人のせいだ、と言わんばかりのマスコミの論調でした。
このときのことを竹下は自身の「セッター思考」という著書の中で「戦犯とは良く言ったもので私は人を殺めた犯罪者のような扱いでした。」と語っています。
彼女自身もバレーの世界に居づらくなり、一時引退するのですが、乞われて復帰。
そしてロンドンオリンピックではついに銅メダルの立役者となります。
一時は戦犯扱いされた身ですからもてはやされても冷静でいられたのか、それともあの時の借りを返した！とばかりに嬉しかったか、それはわかりません。
ただ彼女は地獄も天国も両方味わって、「やりきった」感を十分に味わって引退した人でしょうね。
そして今でもコーチとしてバレーにかかわりつづけています。



3人3様の人生でしたが、「夢」というものはどんな形やプロセスであっても実現すればいいんだ！　手段なんて選ばなくてもいいんだ！というものでもないんだな、やはりその過程が大切なんだなぁ、と思わざるを得ませんでした。
皆さんはどんなプロセスで自分の夢に到達したいですか？



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　　　　「色」に興味がある方、
　　　　「色のメッセージ」に興味がある方、
　　　　「自分が今どんな状態であるかを色によって知ること」に
　　　　興味がある方、

　　　　　　　　　　ご連絡ください。
　　　　　　 chakra@aura-soma.name　　
オーラソーマの本コースとは別にそんな方のためのコースメニュー
　　ご用意があります。
　　☆色が語るメッセージ
　　　☆人類に共通する色のメッセージ、民族に共通する色のメッセージ
　　　　個人に由来する色のメッセージなど
　　　☆色の歴史と日常のなかに見られる色のメッセージ
　　　☆自分に似合う色、自分をより輝かせて見せる色とは？
　　　☆インテリアでコーディネイトする色
　　　☆色で健康になる
　　　☆色で自分の今の状態を知るには？
　　　　　　　　　　　etc.

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＜新メニュー登場！＞オーラソーマ＆魂の解放ワーク ――――――――――――――――――――――――――――――――――
オーラソーマセッション　７０分＋　魂の解放ワーク　３０分　＝１００分　　
　　　　☆ボトルなし　　　→　　　￥　９８００　　　　　　　　　　　　　　　　
　　 　☆ボトルあり（５０ml）→　￥１２８００


オーラソーマのセッションと表現アートセラピーでのヒーリングを組み合わせた些々羅オリジナルのセラピーです。

オーラソーマでボトルを選びセッションで明らかになった今の自分のテーマについて、魂の解放ワークでさらにそれを掘り下げます。

★「魂の解放ワーク」とは？
　　パステルアート、表現アートセラピーなど五感を刺激するあらゆる手法を使ってその日のテーマをより深く掘り下げます。
　たとえば・・
＊自分の記憶につながる香りを作る。
＊ゲシュタルト療法における「椅子のワーク」を行う。
＊童心にかえって楽器をかきならす
＊瞑想する。
＊絵を描く。
＊自分の感情、気分、これまでの人生を体で表現する。


※クライアント様がワークを指定することはできません。
　こちらで最善と思われるワークを選択、構築させていただきます。

　リピート特典あり　（※３か月以内に２回目を受けられる方は￥１０００OFF）
　　　￥９８００　→　￥８８００
　　　￥１２８００　→　￥１１８００
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　　★オーラソーマセッションご希望の方・営業案内は、
　　　ブログ左端の「ブックマーク」にあります、「オーラソーマヒーリングサロン些々羅」
　　　をクリックしてください。
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　　　　　※ページから直接「予約フォーム」に入れます。
　　★表現アートセラピー、パステルアートのワークショップなどそれ以外の情報・ＨＰは、
　　　→http://sasara.info
　　★アニマルコミュニケーション関係は、
　　　　ブログ左端の「ブックマーク」にあります、「アニマルパートナーの言霊」を
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　　★全国一律１品から送料無料
　　　　お支払いの方法は振り込みです。
　　　　振込先はゆうちょ銀行と普通銀行があります。
　　　　ゆうちょ銀行に口座をお持ちの方であれば振込手数料は発生しません
　　　　が、それ以外は振込手数料が発生することをご了承ください。
　　　　製品の大きさによって通常郵便か宅配便を利用するかはこちらで
　　　　決めさせていただきます。ご指定はできない場合がありますので、
　　　　ご了承ください。

　　　すべて、お問い合わせは
　　　　　chakra@aura-soma.name
　　　 までお気軽にどうぞ！

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