久々の阪神ネタでございます。
先週の日曜日は1年ぶりくらいにナゴヤドームに行って、ダーリンと野球観戦をしてきました。
阪神×中日です。(中日×阪神じゃありません! ・・っておいおい、そんなことにムキになるなよ。)
今年の阪神はお粗末な成績ですし、ナゴヤドームには異常ともいえるほど相性がよくないので、行ったってまたどよ~んと帰って来ることになるだけかも・・とも思いましたが、せっかく知り合いの方が「チケットあるけど行く?」と言ってくださったときには、1も2もなく「行く!」と言っていました。
十分に時間をとって行ったのですが、十分に時間をとりすぎたせいで、終了してから予定していた買い物に「先に行く?」ということになり、それを済ませているうちに1回が終わってしまっていました。
するとなんと!
我がタイガースは点を入れているではありませんか!
「ぎえ~!!!! 見逃しちゃったよぉ。これが今日の唯一の得点だったかもしれないのに・・」と嘆く私に、ダーリンは、
「なんでそういう弱気なこと言うんだよ? これからまだバンバン取るさ。」とビールをぐびり。
知らないんだ・・ やつは・・
阪神ファンがいかにマイナス思考かを。
私はたいていポジティブ思考ですが、阪神に関してだけはマゾ体質です・・
そうしたらなんとこの日は当たり日でして、確かにバンバンタイガースくん、点を入れてくれるではありませんか!
「今日は決まったな。」と言っても、
「まだまだ。4点なんかじゃ全然わからないよぉ。」と悲観的なわたくし。
8回に3点を入れ7-0になって、
「さすがに決まったな。」とダーリンが言っても、
「いやいや、中日にはまだ2イニングの攻撃が残されているからねぇ。」なんて言っている始末。
しかし、試合はこのまま7-0の完封でした。
六甲おろしを歌い、初先発の岩本をたたえ、気分よく帰ってきました。
そんな気分のよかったわずか3日後、金本の引退のニュースを聞くことになろうとは・・!
数日前には球団側が来季も金本と契約することを決めた、というニュースを見たばかりなので、急転直下、引退ということになろうとは思いも寄らなかったわけです。
会見で金本選手は、「この3年間は惨めで、こんな苦しい人生あるのかな、という気持ちだった。」と胸中を明かしました。
確かに右肩をケガしてからは送球もできないほどお粗末な守備を見せたりして、連続フルイニング出場もとだえ、最近では代打でしか登場しないようになっていました。
日曜日の試合のときにも金本の雄姿をみることはできませんでした。
さらに会見で金本は、21年間の野球生活を振り返って、
「いろんな悔いがある。若いときもっと練習しておけば、という悔い。また来年もチャレンジしたい、という悔いもあります。」と答えました。
私はこの正直な感想に目を見張りました。
誰だって、辞めるときは、辞める自分を汚したくないでしょう。
そして辞めるという決断に対しても、「これでよかったんだ。」とたとえまだ未練があったとしても自分で自分に言い聞かせたいでしょう。
だから、
「悔いはありません。やりきった、という感じです。」なんて答えが一般的ですよね。
でも正直に「悔いがある」と言いきった金本選手を人間くさく感じました。
実際のところは、まったくの悔いがない、ということのほうが嘘くさいんだろうなぁ、と思えました。
「悔いがない」ということ自体、「悔いがあるということはいけないこと」という思い込みがありませんか?
でも、悔いがある、ってことはそんなにいけないことでしょうか?
それは「後悔」という言葉にあるように、「後になって悔いるくらいなら、なんで“今”という瞬間にもっと全力投球できなかったんだ。」ということはいけないことに違いないだろう、ということがあるからだ、と思います。
でも私たちは生きている限り、いつもいつも100%の力を出し切れるとは限りません。
その気持ちをもちたい、という意気込みはあっても実際にはどうしたってこうしたって身体が言うことを聞いてくれないんだよ、ということだってあるでしょうし、自分自身が落ち込んでいたり、悩みがあるときだってそうなるでしょう。
そのようにして、私たちはいつも自分の魂レベルの望みと肉体レベルの声に折り合いをつけながら生きているわけです。
痛みや楽を知らない魂と切れば血が出る肉体との間にギャップが生じるのは当たり前。
それが“今”に全力投球できなかった証拠でもなんでもない。
だから、後悔することがある人、みんなに言いたいけれど、後悔を感じること自体はいけないことでもなんでもないんだよ。
悔いをかみしめながら、十分にそれを味わいつくして、そんな自分もいるんだ、そんな自分も認めてあげよう、としてほしい。
そこからまた歩き始めればいいじゃありませんか。
人生、それで終わりじゃないんだし。
後悔を感じることのできる場所に今いるんだ、ということの幸せを味わって欲しい。
「野球とは?」と聞かれて、「人生そのもの」と答えた金本選手。
「お疲れ様。少しゆっくりして第2の人生を謳歌してください。」とは言いません。
「お疲れ様。疲れが癒えたら、出来るだけ早く、第1の人生のつづき、延長戦にあるものに取り組んでください。」と言いたいです。
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