ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

その仕事の本質

2019-10-05 09:35:30 | 身辺雑事
<neW !>

   「太陽の自分エクササイズ ~自己受容ヴァージョン~」
                          リリース!  
   「自己受容」「自己表現」を網羅した、「This is Meと言える自分になる」 太陽の自分エクササイズ。
   それに対して、こちらの「自己受容ヴァージョン」は自己受容に特化した凝縮版です。

   今だけの特典あり!
   是非こちらをご覧下さい。

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<今後のワークショップ予定>


「色で暮らしを彩る講座」   
場所:ヒーリングサロン「些々羅」 岐阜市
STEP1 募集中!  参加費:¥15000(税込)
      ※どこで、を問わず、色について学んだことがある人は自己申告により参加費が半額になります。
[内容]
 ・色からのメッセージ
 ・色の性質
 ・その色を使ってどんなことが可能になるの? ~五感を使って色を取り入れる~
 座学というより、楽しいワークショップ形式で自然に色のメッセージを自分に取り入れましょう!

STEP2(※STEP2はSTEP1を受講した人のみ受けることができます) ¥20000

STEP3(※STEP3はSTEP1,2を受講した人のみ受けることができます) ¥30000
10/11(金)  10:00~17:00(※ランチ休憩1時間あり)  満席 
 お問い合わせは、 chakra@aura-soma.name まで

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知人に頼まれて、全然畑違いの仕事を抱えていたのですが、それがようやく終わりました。
その仕事とは、コンサートの運営でした。
こういう、1つの大きなイベントって何があるかわかりませんから、最後まで気が抜けないのです。
なので、何事もなく進行し終えることができてほっとしました。



昔、まだ菊池桃子さんがデビューしたてでそれほど有名ではなかったとき、あるショッピングモールの屋上に彼女を呼んでミニコンサートを行うことになり、それを手伝ったことがあります。
あれは肝を冷やしました・・。
なにせ、こちらが想像もしないほどのカメラ少年たちが押し寄せ、係員の静止も振り切り、いかにステージまじかの席を陣取り、あわよくば菊池桃子さんに近づづこうか、と目論んでいたからです。
なにか事故が起こるんじゃないか、とひやひやしました。
結果的に何事もなく終えることができましたけれども。



私は以前(といっても、10年以上前になりますが)広告関係の仕事をしていました。
広告関係と一口に行っても広告の仕事とは多義にわたります。
私がやっていたのは主に企画でした。
でも、広告代理店のような仕事の場合、そのなかには「イベントの企画・運営」も含みます。
知人は、私がそれそのものをやっていたわけではない、と知っていたけれども、まぁ、まったく知らない世界のことでもないでしょう、ということで頼んできたのです。



気乗りがしませんでしたが、相当困っている様子でしたので、結局手伝うことになりました。
知人は、音楽畑出身で、コンサートそのものがどうあるべきか、ということについてはよくわかっているのです。
知人はレセプショニストを仕切る役目でした。
私は、といえば、「レセプショニスト」という言葉さえそのときに初めて知ったありさまです。
ふんふん、と一応相づちを打ちながら打ち合わせに参加していましたが、内心では、
(ホテルの受付などレセプションというわけだから、まぁ、コンサート会場での受付みたいな役割の人のことだろう)
と見当をつけていただけでした。



実際は少し違いました。
コンサートにおけるレセプショニストとは、お客様をお席まで案内する役目の人のことでした。
ただ、案内すればいいというものではなく、お客様のなかには休憩のときにいったん外へ出て、始まってしまってからあたふたと中へ入ろうとなさる方がいらっしゃったりします。
そういう方には、
「恐れ入りますが、演奏の妨げとなりますので、曲間でご案内しますね」
とご案内します。
で、実際には演奏やほかのお客様の妨げにならなければよいわけですから、曲間ではなく、舞台が暗転するときとか、かなり長い間奏のようなものがあるときにもサッと気を利かせて案内する場合もあるそうです。
つまり、曲を熟知していないと案内できない。
そのコンサートで演奏される音楽に在る程度精通していなくてはいけないわけです。
なので、単なるアルバイトで良いわけでもなく、音大生とか夢破れて自分は演奏家になることができなかったけれども、何かしら音楽の仕事にはかかわり続けていたい、という人などが多いらしいです。



さて、そのコンサートの打ち合わせをしていたとき、コンサートは夜でしたが、スタッフは舞台設営からリハーサルもあるので、もっとずっと早く、午前中から詰めています。
そこで、
「お弁当の用意はどうする?」
という話になりました。
お昼はなんとか食べられるだろうけれども、夜もお弁当は用意するのか? どうするのだ? という話になりました。
1人のスタッフが、
「コンサート自体が始まってしまえば、もうそんなに気が張る仕事はないと思うんだよね。だからコンサートが始まってからこそこそっと人目につかないようなところで、夕食もお弁当にしたらいいのではないか?」
と言いました。
裏方のスタッフはそうすることになりました。
そして、
「レセプショニストたちはどうする?」
と知人に聞きました。
知人は、
「必要ない」
と言いました。
そのスタッフはなおも食い下がって、
「ほんとうにいいですか? お腹すきますよ。どこかで食べる隙間時間は見つかると思いますよ」
と重ねて聞きました。
まぁ、休憩でちょっとぼやぼやしちゃって、開始までに自分の席に戻れなかったとか、その反対にどうしても気分が悪くなる、などの理由で曲の途中だけれども退席しようとする人などめったにいないだろうし、仮にいらしたとしても、全レセプショニストが(各ドアごとに配置していましたので)張りつめてそれを監視している必要もなかろう、とそのスタッフは言いたかったのでしょう。
しかし、知人はそれに対してこう言い放ちました。
「必要ないです。彼女たちの仕事はコンサートを守ることなのですから」



この一言で座が一気にピンと張りつめたような気がしました。
確かに、“コンサートの守り人”なのであれば、いくらまずそういうことはなかろうといっても、隙間時間を見つけて交代とかで食事の時間をとるのはおかしなものでしょう。
まるで戦場に出かけて、まさに合戦のさなかだというのに、まだ遠いところでのことだから、と悠々と食事をとるようなものです。
レセプショニストたちはその時間、完全にON BUSINESSなわけです。
そのときにいかに日常なら夕食の時間だから、といって食事をとらせるというのは仕事に対する意識が薄い、と言われてもしょうがないことになりましょう。
私も、レセプショニストの仕事は? と言われて、
「え~と、席へ案内したり、席を離れた人を上手にまた席につかせたり・・」
などと説明されるより、
「コンサートを守る役目の人」
とズバッと言われたほうが、その位置づけが明確に浮かび上がった気がしました。



そして、仕事ってこういうことだよな、って思いました。
具体的な行動をいちいち指示することじゃない。
本来の役割をびしっとまずは腹に入れてもらうことだ、と。
例えば、主婦にしたって、
「主婦ってなに?」
と尋ねられたとき、
「えーと、家族のために食事をつくったり、洗濯したり、掃除したり・・」
なんていちいちあげつらうより、
「家族の幸せのために、家庭でのいろんな雑事が円滑に執り行われるようにする人」
と言ったほうがピンときませんか。
そしてよし、ならばその役目やってやろうじゃないか、という本人の奮起も促せそうな気がします。
自分の仕事の本質ってなんだ? と改めて思いました。



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