ターコイズの探究２ ～プロセスを楽しむ～

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さて、オーラソーマの「ターコイズの探究』勉強会での気付きは続きます。
カラーエッセンスでターコイズを摂ったときでした。
恵子さんは、ターコイズをペールにしてより光を当てるようにと、ターコイズのカラーエッセンスにホワイトを混ぜました。
そして私はそれを飲み干し、再びターコイズの音楽を聴きました。



今度は1本のまっすぐに長くひたすら続く並木道が出てきました。
映画「第三の男」のラストシーンみたいな並木道です。（といったって、「第三の男」なんて古い映画は皆さん、知らないだろうなぁ・・）
そしてそこを歩いている人はすべてがこちら側からあちらへと歩いていくのでした。
つまり、すべて私から見たら後姿の通行人ばかり。
なんだかこれまた“哀しみ”の風景のような気がしました。



今回はこれで終わりかなぁ、と思っていたら、次に鏡張りのスタジオのなかでバレエのレッスンに励む女の子のビジュアルが出てきました。
ほかの生徒も先生もだれも居ません。
その子はたった1人で居残ってレッスンしているのです。
トゥシューズのキュッキュッという音が聞こえるようでした。
はぁはぁ息を切らしながら女の子はひたすら1人で熱心にレッスンを続け、
「あ！　やっとふらつかずにターンができるようになった！」
とか、
「あ！　このポーズが取れるようになった！」
とその成果を喜んでいました。
汗がぽたぽたとレッスン場の床にも落ち、かなりハードなレッスンでしたが、その女の子は観客もいないのに、とても嬉しそうに微笑んでいました。
自分がハードなレッスンを積むことにより、こんなことが出来るようになった、こんなことも出来るようになった、という成果をひたすら喜んでいるようでした。



ここまでは私が無心で1人の観客となって出てきたビジュアルで、ここからは私の思考ですが、このとき私は、
「あぁ～、ターコイズが五感をめいっぱい働かせて楽しむ色だと思っていたのは、努力あってこそのものだったんだなぁ。」
と思いました。
アミューズメントパークに行って、「あそこの○○館、なかなか凝ってて楽しめたワァ。」という楽しみとか、映画を観て「見ごたえがあった」という楽しみとかとはそれは一線を画していました。
それらは単に一方的に与えられた楽しみに過ぎません。
受動的な楽しみです。
ぼーっとすべての神経が弛緩したままであっても楽しめる楽しみです。
しかし、ターコイズの楽しみとはそういう受動的なものではなくて、お楽しみを得るためには自分がそれ相応の努力をしなくてはいけない、というものだったんだ、と思いました。
そしてその方がそりゃあ、何倍も楽しいことでしょう。
努力をして、その結果が得られる。
それは例えて言えば、同じ方程式を使った数学の問題を解くにも、参考書を片手にその通りに当てはめてみたらあら、解けました、というのと待てよ、これはこういうやり方でも解けるのではないかな、と自分でああでもない、こうでもない、といじくってみてあ！解けた！というときの楽しみの違い。
前者でも嬉しいには嬉しいでしょうけれども、そこに感動はない。
けれど自分の力だけで解けたものについては一生同じ問題が出ても必ずまた解けるほどに腹に入っている。
そういう楽しさ。



そうかぁ。
私はターコイズというとただただ「感じる」ことに重きを置いた楽しさなんだとこれまで思ってきたけれども、結構ターコイズは努力ありきの楽しさなのかもしれない、と思ったとき、「ん？　これこそが“プロセス”の答えではないか！」と思ったのでした。
ターコイズ＝個性化のプロセス。
そして私が最初に恵子さんに
「ターコイズに関して何か疑問に思っていることある？」
と尋ねられたときに
「どうして『個性』だけではなく、『個性化のプロセス』なんだろう？というのが疑問」
と言った、その“プロセス”。
ターコイズの人が求める「個性化」とは、決して何の努力もせずに得られる特質ではなくて、「そうなりたい！　そうありたい！」と本人が願ってそうなるために努力する“プロセス”をも楽しめる人のものなのではないか、と思ったのでした。
だとしたらそれはとても素晴らしい。望むところだ。
私の好みだ。
だから私はターコイズが好きなのかもしれない、と改めて思いました。



ターコイズにより光を当てた「ペールターコイズ」にした光で、あえて色そのものは見ないようにして摂ったターコイズ。
それで“プロセス”の重要性、楽しさに気付くことが出来ました。
それはＢ４３ではなくて、それよりペールのＢ６２「マハコハン」のものかもしれませんね。
マハコハンはマスターの中でも唯一かつて1度も肉体をもったことのない天界の存在です。
それゆえにその気付きはより軽やかなものだったかもしれません。



「プロセスをこそ楽しむ」。
それこそがターコイズの醍醐味、旨味。そういう人。
最後に恵子さんが
「プロセスって行動そのもののことかもしれないわね。」
と言いました。
すなわち、行動しなくちゃ、そのプロセスをも楽しめない。
プロセスには行動が必ずつきもの。
そういうことでしょうか。



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ターコイズの探究１ ～それは哀しみ～

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さて、昨日は神戸でオーラソーマの勉強会に参加してきました、と書きました。
今日はそのときに私が何を感じて何に気付いたのかを具体的に書きたいと思います。



最初にまずは
「ターコイズについて何か疑問に感じていることはある？」
と尋ねられました。
私は、
「以前にマイクがどこかで『ターコイズのテーマはコーラルのテーマを達成した者にしか到達できない』という意味のことを言ったことがずっと気になっている。」
ということと、
「ターコイズと言えば、『個性化のプロセス』というメッセージが真っ先に思い浮かぶが、ではどうして『その人らしさ、個性』とズバリ言わずにその『プロセス』という言葉がくっついてきているのかがわからない。」
ということを申し述べました。
さぁ、こういったみんなの疑問が今日1日のワークで明らかになるといいね、と言ってワークは始まりました。



まずはターコイズの音楽を聴きました。
エッセンシャルコースで使われるものです。
私はエッセンシャルコースをとっていませんが、このＣＤが出たときにはこのＣＤだけを求めてうちのサロンでも「ただ純粋に音を聴いて、その音から何の色をイメージしたか？」「どんなイメージが出てきたか？」という「色と音の実験室」というワークショップをしました。
なかなかに面白かったです。
演奏が始まったとたん、私はなんだか得も言われぬ哀しみに包まれました。
底深い湖のような静寂が訪れました。
不思議ですね～
はじめに「静寂」があって、そこから「音」が流れ始めたのに、「音」で空間が満たされたほうが静寂を感じるなんて。
そして“哀しみ”と書きましたが、決して“悲しみ”ではなかったんです。
う～ん、うまく言えませんが“悲しみ”が単に「悲しい」ことだとしたら、“哀しみ”は、それをも愛でたいという感傷にふけっているような感じ。
だから決していやな感じではありませんでした。
十分にこのセンチメンタルにひたっていたい、みたいな感じ。



しばらくすると古いヨーロッパの重厚な図書館で女の子がひとり調べものをしているヴィジュアルが出てきました。
私の場合、たいてい瞑想でもこのようにヴィジュアルで出てきます。
五感のなかで視覚を優先的に使っている証拠だと思います。
だから単純に「綺麗なもの」「美しいもの」を見てそれが琴線に触れると問答無用で飛びついちゃうんですよね。
どうやらこの女の子はもう少ししたら卒業となる最高学年生で、この図書館でひとり静かに本を読んだり、調べものをしたりした日々が好きで、ここで過ごす最後の日々を懐かしんでいる様子でした。
そこにもなぜか哀愁を感じました。



“哀しみ”を感じたのは私だけではなかったようで（不思議とこういう感覚って同じ参加者のなかでリンクする）、ある方は
「海が出てきて、もう戻れないという美しい記憶のなかであそこにずっと居たかった」
という映像が出てきて何とも言えない“哀しみ”に襲われたそうです。



それからランチに行きました。
お目当てのお店が定休日だったので、なぜか神戸で韓国ランチ。
これが得も言われぬほどよい辛さにまみれてまして・・・。
ちょっとキムチやトウガラシ使ってますよ～と言うレベルじゃなくて、ホンモノの韓国人の方がやってるっぽいお店の辛さって奥深いですね。



ランチのあと、ティーチャーの恵子さんが、
「恵津子さんが岐阜からわざわざ来てくれたから、少し海に行きましょう。ここから　5分くらいで行けるから」
と言ってくれました。
ほんとに横浜といい、神戸といい、外国船が入ってきた港というものはどうしてこう街中からすぐのところに港があるんでしょうね。
海なし県人のわたしとしては「海」というと何時間も車を飛ばさないと行けない田舎に行くとあるもの、という思い込みがありますので、ビルが立ち並ぶなかをすっと抜けるだけですぐに海が現れるというのがマジックのような気がするほどです。



港は観光客の人たちでにぎわっていました。
クルーズ船も出ていて、大道芸なんかもやっている人がいたりして、楽しい雰囲気・・・のはずでした。
ですが、私はなぜかここでも“哀しみ”を感じました。
なにかターコイズのこととは全く関係なく、たまたまブルーなことがあったとかそんな個人的なものは何も抱えていません。
なのにターコイズの探究はなぜか“哀しみ”に満たされている、そう思いました。
港というと「出会いと別れ」というものがつきものですが、私は「出会い」よりも圧倒的に「別れ」のほうが港にはふさわしい、と思いました。
対岸には「mosaic」というショッピングセンターがあり、当然のことながら海側に向けてテラスがつくられていたりするから、こちらからその様子を眺めると照明がとてもきれいだったり、「あぁ、あそこには楽しんでいる人たちがいっぱいいるんだろうなぁ」と思うのですが、それもなぜか哀しい。
ただ「楽しい」だけじゃなくて、人はいろんなものを背負いながら楽しむんだろうなぁ、みたいにへんに深読みしちゃう感じ。
なんなんだろう、この感覚。



1日中、そんな感覚に襲われていたわけではありませんが、少なくとも私はターコイズの音楽、ターコイズに象徴されるような「海」を見て、“哀しみ”にとらわれました。
そして自分自身がとてもターコイズという色が好きで、ターコイズという色自体も明るくて楽しくて、五感を飛翔させて人生謳歌するような色だ、と思っていただけにこの発見はとても意外なものでした。
そして色って深いなぁ、ううん、人間って深いなぁ、と思いました。
オーラソーマのレベル１では色についてのメッセージを習います。
そしてその１つ１つの色のメッセージに良いも悪いもなく、ただ「ポジティブ」な意味合いに捉えるときと「ネガティブ」な意味合いに捉えるときがあるのだ、と習いました。
例えば、赤には「エネルギッシュ」という良いも悪いもない意味がありますが、「ポジティブ」に捉えるなら
「とてもいま、エネルギッシュですね！　エネルギーに満ちて活き活きとしていますね！」
ということになるでしょうし、「ネガティブ」に捉えるなら、
「持っているエネルギーが大きいだけに、自分のなかにそれを溜めこんでしまってくすぶってしまっていませんか？」
ということになるでしょう。
こういった１つの「メッセージ」に捉え方によって表と裏があるというのはすぐに理解できました。



しかし、この日のようにもしターコイズの側面に“哀しみ”というメッセージがあるとしたらこれをどう捉えたらいいのだろう？
恵子さんは、
「プライマリーカラーやセカンダリーカラーに比べてターシェリーカラーはそれだけ色が混じって出来ているわけだから、やっぱり複雑な側面があるのかもね。」
とおっしゃいました。
それももちろんあるでしょう。
でももう1度言いますが、私はなんだか人間の複雑さを見たような思いがしたのです。
人間の感情の複雑さ、かな。
「悲しみを乗り越えて今は楽しい、と言ってもやはりまだ同時に抱え込んでいる」とか、もっと言えば、
「悲しさを知っているからこそ楽しい」とか、
「楽しさが極限に達すると悲しい」とか、
そんなこともあるかもしれない。
感情には表と裏、というそんな2面性程度のものじゃなくて、らせん状になっていろんな相反するようなものがぐるぐると絡み合って出来ているんだろうな、と思いました。
そういう意味ならばターコイズのメッセージに“哀しみ”を加えたっていい。
よくマイクが
「いま、眼の前で対峙している人とコラボしているかのようなセッションのなかで出てきた言葉は全部そのとおりなんだ。」
というようなことを言うけれども、その意味はこういうことなんだな、と腑に落ちたような気がしました。



もちろんターコイズで探究できたことはこれだけではありませんよ～
明日もまだまだこのお話は続きます。


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オーラソーマ勉強会

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神戸の友人ティーチャーのもとに、オーラソーマのワークショップに行って参りました。
これはずいぶん前に私が今回のマイクのアップデートには参加しないと決めたとき、11月末をもってでは更新がきれるわけだな、でもその後もプラクティショナーの更新だけはなんとかしておきたいと思ったので、
「11月中にＯＧＥＤをやってくれない？」
と彼女にリクエストしたものでした。
しかしその後アップデートに参加した彼女から、
「どうやら11月中にＯＧＥＤをやってもそれが更新には使えないみたいよ。」
という連絡があり、彼女としては「だったら当初の恵津子さんの目的とは違ってしまうから、もうよそうね・・？」という雰囲気だったのですが、私は、
「いや！　ＯＧＥＤにならなくてもいいから、ワークショップでいいから、それでも開催して。行くわ。」
と言いました。
それは私がこのところ、やれヒプノだの、やれ潜在意識の活性化だのセミナーづいてはいるものの、オーラソーマのセミナーからはご無沙汰していたのでただ純粋に久しぶりにオーラソーマに浸ってみたくなったからです。



新大阪から在来線に乗り換えて三宮へ。
そして元町商店街のなかにある彼女のカフェ「せしゅうど　かや」さんへ。
ここは一般の方も気軽に立ち寄ってコーヒーが飲め、その奥にはビーマーライトペンが受けられるエステベッドがあり、２Ｆがオーラソーマのサロンになっているという贅沢な空間。
ここで本日は3人の参加者でシェアしました。
テーマは「ターコイズの探求」。



オーラソーマには5本柱と呼ばれるプロダクツがあります。
ボトル。
ポマンダー。
クイントエッセンス。
カラーエッセンス。
アークエンジェロイ。
そしてそれにビーマーライトペンと、ターコイズのクリスタルとエッセンシャルコースでリリースされた各色をメロディにしたという音楽を加えて、ひたすら1日かけてターコイズにどっぷりと感じる、という企画。
こりゃ贅沢ですよぉ。
だって、絶対にオーラソーマでのレベル１とかレベル２とかの正規のコースには盛り込めない内容だもん。
もし15色ある色の１つ１つに丸1日かけて探求していったらそれだけでも15日間かかるわけですよ。
＋15日間かかるコース。
そんな設定になるわけないからね。



でもこれはやる価値がある！と思いました。
なぜならその色がもつメッセージにとても深みが出ます。
ちなみにこの日も
「ターコイズというとなんか軽快でルンルン♪とスキップでもしたくなるような楽しい色だと思っていたけれど、こんなに哀愁を帯びた色だったなんて・・！と思いました。」
と最後に今日の1日を総括してのシェアのなかで話された方がいらっしゃいました。
そしてそれはまったく私も同感でした。
私がこの日に感じたことについてはまたおいおいお話するとして、ほんと、ありえないようなその色からの深～いメッセージがやってくるんですよ。
それはそのときの参加者の間に流れる波動や、そのメンバーだったからこそ起こりえたリンク、というものもありましょう。
だからそこで得たメッセージを次にコンサルテーションのときに使っていいか、と言ったらそういう問題ではないと思いますが、それでもその色がしみじみと自分のなかに深く根付き、輝きを増したと思います。



やっぱり改めてオーラソーマっていいよなぁ、と思いました。
だってこんなにプロダクツが充実しているカラーセラピーってほかにはないもの。（見知る限り）
「カラーセラピーなんだから『色』だけを純粋に提供できればいいでしょ！」というものでもないなぁ、とつくづく思いました。
ボトルを身体に塗る、という肉体的な皮膚感覚＆きれいな色で選ぶという視覚。
ポマンダーやクイントエッセンスでエーテル体やアストラル体を癒すという皮膚感覚＆嗅覚を刺激する香りの感覚。
色を音で聴く、という聴覚。
味覚がないだけでそれ以外のすべての感覚をオーラソーマでは味わうことが出来ます。
こんなにトータルで癒されるセラピーってないでしょう。



私はオーラソーマの何が好きなんだろう？
今までに何度も何度も自身に問いかけてきた答え。
最近では、
「私は潜在意識という目に見えないものをいったん外側に『色』という目に見えるものに置き換えて目に見えるものにする、ということが好きなんだ」
という気付きを得ていますが、この答えを私のすべての回答とするならば、別にオーラソーマでなくても「色」だけを提供しているほかのカラーセラピーでもいいことになります。
けれどやっぱり私はオーラソーマがそのなかでも1番秀逸なものだと思うし、オーラソーマが好きだなぁ、とこの日改めて思いました。
あえて修正を加えるならば
「私は潜在意識という目に見えないものをいったん外側に目に見えるものとして取り出すことが好きでそこに意味も感じている。けれどそれを『色』で行うことだけが好きなのか？　と言われれば、五感を使った色んな角度からこれでもか、というほどやるのがもっと好き」
ってことでしょうね。



皆さんも経験ありませんか？
たとえば西洋占星術で「みずがめ座のあなたはこういう性格」って言われても、何かピンとこないなぁ・・　当たってないわ、これ、と思ったこと。
でも例えば同じ惑星の運行によって作られたマヤ暦占いではすごくピンとくる表現に出会えた、東洋の占星術といってもよい算命学や九星占いではピンときた、というような経験。
この場合、西洋占星術は当たっていなくて、マヤや東洋は当たっていた、ということではないんですよね。
きっとその解釈、どこにスポットライトを当てて探求してあるかで違っただけでしょう。
あるいはその言い回しというレベルでの占い師との相性というようなものもあるかもしれません。
だから１つだけではなくて、いろいろな占いで言っていることの共通項を拾い出したらきっとその中にはハッとする気付きがあると思います。
そんな風にしていろんな角度から気付きを深めていく、広げていく。



私はそれをこの日の「ターコイズの探求」で発見できたのでした。
明日はもう少し具体的に私自身の気づきについてお話したいと思います。



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さて、一昨日の記事で「浜名湖レイクサイドホテル」に泊まった時に、「オライオン　バイオスキャン」というものを受けた、とだけ書きました。
今日はその健康機器のことを書きたいと思います。
なんでこの健康機器のことで1記事にしたいほど気になったのかと言いますと、これが「波動」を取り扱ったものだからです。
“目に見えない世界”のことを理屈じゃなくて信じられる人には必要のない概念かもしれませんが、私のように「それはどうしてそうだ、って説明できるの？」ということが気になるタイプには「波動」は絶対に避けられないワードです。



さてこの「オライオン　バイオスキャン」、「浜名湖レイクサイドホテル」のＨＰには、「最先端技術で身体組織の状況を可視化し、不調部位を明確に。電磁気信号を送ることによって適正になるよう平均化します。」と書かれています。
世界最先端の宇宙開発技術を誇るロシアのハイテク医療技術によって開発された電送診断システムです、とも書かれています。
なんでも、宇宙飛行士って重力のない世界に何か月も行っていたりしますから、地球に帰ってくると身体がボロボロになってしまい、何か月も何年も通常の生活を送れなかったりする人もいらっしゃるそうです。
そんな彼らのために開発された機械だと聞きました。
そしてネーミングも宇宙飛行士のために作ったシステムだから星座の「ＯＲＩＯＮ」から読み方だけ「オライオン」にしたのだ、ということです。



『アナライズ方法は頭部にヘッドフォンを装着してリラックスして座っているだけ。
身体に安全な電磁気信号が発信され、頭部から爪先まで663か所の臓器や器官、組織、さらに血液や染色体レベルに至るまでの健康状況やコンディショニングアップの予兆を可視化し、コンピュータのディスプレイ上に画像として表示します。
コンディションの低下がみられるエリアが特定されると適正になるための電磁気信号が発信されます。
これまでの検査機器に比べ気軽に健康チェックが行え、しかも苦痛やリスクを伴いません。
ヨーロッパではすでに医療現場で活躍しており、アメリカのFDAでも医療機器として登録されています。
スキャンだけで、お客様の健康不安を早期に取り除き、ヘルシーライフに貢献します。』―――ＨＰより――――



なんでそんなことが可能なの？って理屈ではわかるんですよ。
私たち人間は、生体磁場エネルギーというものを持っています。
これがまぁ緩く捉えたら波動と考えていいのかな、と思います。
乾燥した時期になるとエレベーターのボタンを押そうとしたらピリッと静電気が走った！というやつのもっともっともっと微弱なものですね。
で、それが身体の各箇所、臓器によってもまた微妙に違うのかも、というのもわかります。
で、この機械で身体の箇所ごとに正常な波動が流れているのかどうかを測定し（たぶん、特定の周波数を流してそれに対して反射に何秒かかったかというようなことで測定できるんだと思うんですが）、本来の周波数でなかったところには本来この臓器ならこれくらいでは、という基本的な周波数を流すことによって流れを整える、っていう理屈じゃないかなぁ、と思うんですね。



で、この機械のウリはというと、
「未病の段階から身体の不調を見つけ出し、そこが病気に発展する前に周波数でトリートメントすることにより発病に至ることなく健康な状態を維持できる」
というものなんです。
「それはいい！　では私はこのまま放っておいたらガンになりそうかどうか、ということなぞがわかるんですね？」
と尋ねると
「それはちょっと違う」
とおっしゃる。
現在の医療では５mm以上の腫瘍を「癌」と呼び、それ以下のものは放置されるけれど、それ以下の小さな小さなものも見つけ出し、大きくなるのを防ぐように細胞に「正常になぁれ」と呼びかけることができるのだ、と言う。
「・・・だから、将来の病気が予見できるんですよね？」
と食い下がると
「う～ん、それとは少し違う。」
と繰り返される。
将来の病気を予見したり自覚症状が出る前に発見することが目的ではなく、あくまでも細胞の乱れを正常なものに整えることが目的なのだという。
わからん・・・。
何を目的とするのかは製造者と提供者の勝手かもしれないけれど、それで「将来の病気が予見できる」という目的に使ってはいけないのか？
それが1番みんなの知りたいところだと思うのだけれど。
きっとこれはロシアやアメリカではすでに“治療機器”と認められているけれども日本では認可されていないので、これをして「医療行為」にあたることをしている、となるとまずいからだろうと思われる。
「セラピー」もそうだけれど、日本では厚生労働省が医療行為だとは認めていないから、「効く」とか「治る」とか言えないのはわかります。
でもそれを行うことによってどんな風にその人の心身に影響を与えるのか、ということをあまりにオブラートに包んだ言い方しかできないとその本質から外れて行ってしまうような気がします。
ようするに”怪しいもの”としてしか映らない。
人間は”隠されているもの”に敏感ですからね。
故意に隠されている情報があると思うと、それは「怪しいもの」として排除しておこうという気持ちになるんですよね。



私が1番がっかりしたのは、
「じゃ、すでに自分が癌であることがわかっている人がこれを受けたら、ほぅら、やっぱりここにこんな乱れがある、ってことがわかるわけですよね？」
とちょっと違う角度から確認しようとすると、
「それも違います。」
とおっしゃる。
なぜならば、細胞というものは生まれたときにはパーフェクトできれいな並び方をしているのだけれど（綺麗に貼られたタイルの目地のようなものをご想像ください）、それが生育するにつれてあちこちにきれいな並びから飛びだすような細胞が出来てきて、並びがちぐはぐなものができる。
それをこの「オライオン」は見つけるのであって、完全に癌にかかってしまっている人はひょっとして並びが悪すぎて、悪すぎるがゆえに「悪い状態で整った並び」になっていることがあるので、そうなるとそこは「整っている」という判断として出てきてしまうのだ、と言う。



んな将来病気になるかどうかもわからない、今の病気も特定できないと言うのなら、結局は現在と同じふつーに病院にかかるしかないわけで、そのプロセスのどこかを省くことができるとか検診に行く代わりになる、というものではないわけですよね。
それじゃあつまらない、意味がないと思ってしまいました。
「いや、でもごく初期の段階の細胞の並びの乱れを発見できて、発見できるだけのみならずそれを整えることができるわけですから、健康の維持に役立ちますよ。」
とおっしゃるけれども、わたしゃ、そこまで健康オタクじゃないんで。



まぁね、がっかりはしましたが、予約しておいたものなので受けましたよ。
モニターに身体の内部をＣＴスキャンで輪切りにしたようなイラストが現れ（それは自分のものではない）、そこにいっぱい小さなマークがつきます。
それが１～６段階まであって、１～３までだと正常、４～６までだと異常ということらしいです。
そうしたらなんとあ～た、わたくし、「第三頸椎」の場所に「６」が出てしまいました！
どゆこと？
だから私は肩こりがひどいのか！？
ストレートネックであることが影響しているのか？
「今後、生活するうえでどういうことに気を付ければいいのか？」
と聞いたら、まぁ、せいぜい胸筋を開くようにして首の骨に負担をかけないようにしてくださいとのこと。
そんなことぐらいしか予防はないのね。



「では、悪いところをトリートメントしていきますね。」
と言われてもつけているヘッドホンから「キン、キン、パチン」というような音が聞こえるだけ。
う～ん、正直いってあまり快適な音ではありませんね。
金属音って感じだから。
それで
「あ、『６』から『４』になりました～」
って言われてもね・・　「４」だって「異常」なんでしょ・・
もういいです・・



今回この体験でつくづく思いましたのはね、私のように多少なりとも「波動」の存在は認識していて、のみならず「この世はすべて波動で出来ている、波動がもっとも大切」とまで思っていて、全く身体に触れることなく行われるエネルギーワークにも理解を示している者であっても、
「トリートメント（ほんとはこれが「治療」と認められる機器であれば、はっきりと「治療」って言いたいんだろうね）が今、行われています～」
と言われても、そこから流れてくるのが不快な「キンコン」いう音だけだとこんなんでええんかいな、かえって身体に悪いことしてるんじゃないの？と思ってしまうくらいです。
もう少し原理にのっとったことをちゃんとやっているというだけでなく、クライアントの「快・不快」という気分の問題にも治療は大きな影響を及ぼすということを考えたほうがいいよなぁ、と思いました。



そしてこの話しにはさらにオチがありまして、家に帰ってきてからこのことを記事にするためにネットで「波動治療器　オライオン」と打ちこんで検索してみたんです。
しかし、全然「オライオン」というものは出てきませんでした。
それどころか「メタトロン」というものがいっぱい出て来まして、「ん？　これはなぁに？」と少しそれらを見てみると、どう見ても、私が受けた「オライオン」と全く同じしくみ、開発者だと思わざるを得ない。
しかもこちらのほうが普及版という感じを受ける。
これはどういうこと？
そしてさらに言えば、それらのサイトにはお値段については明快に「正価　いくら」と載っているものはありませんでしたが、それらを導入している人たちを見てみると個人のクリニックやサロン、ジムのようなところで、どうみても何十万～何百万までで導入できるんじゃないの？って気がしました。
でも「ＫＩＡＲＡ」では、
「これは日本に数台しかない機械であって、特に酸素カプセルと一緒に行うと効果的でそのやり方をしているところではうちともう1か所しかないのです。」
とめっちゃ価値つけられて話されたんですよねぇ。
あの感じからすると何千万はくだらない、ひょっとしたら億したのかなぁ、って思ってましたよ。



まったくシロウト考えにすぎませんが、これはしくみさえわかっていったん開発されたら、決してそんな高いお値段がかかるようなものではないと思ったんですね。
まぁ、世の中ってなんでもそういうものかもしれませんけれど。
特に家電とか車とか薬とか、開発にお金が莫大にかかるけれどもいったん世に出てしまったら追随品をつくるのは簡単だ、って世界かもしれません。
それでもねぇ、ただでさえ「怪しい」と言われるような世界観のものがこのように名前を変えてあちこちで出回っていたり、あちこちで値段もめっちゃばらつきがあったりしたらそれこそおかしい、怪しいって言われるだろうなぁ、と思うとそれを残念に思ったのでした。


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さて、「浜名湖レイクサイドホテル」に行く前には「井伊直虎の里」に寄ってみました。
最初から寄ろう、と決めていたわけではなくたまたま
「このままだと早く着きすぎちゃうねぇ」
と言っていたら看板があらわれたので、それだけのこと。
しかし、私もダーリンもこの大河ドラマ「井伊直虎」、見ていません。。。
見ていないということは知識も思い入れもないので、何を見ても「ふぅ～ん・・」というだけで反応悪いことおびただしい。
なので見学料の必要なテレビ館（ほんとはこちらのほうがメインなんだろうけど）は、
「お金いるんだって。よそうか」
「うん」
の一言だけで立ち去ってしまいました。はは・・・。



いや、見てないならなんでこんなレベルのことからわざわざ導入したかと言いますとね、人間、
「これを自分のために活かそう！」
という思い入れがないとどうしようもないな、と思ったからなんです。
まぁ、「井伊直虎」の大河ドラマ見てたとしたら、そこから何かを学んで自分のために活かそうと思ったことが必ずあるかどうかはわかりませんけれどね。
ただ、へぇあのドラマの故郷か、と思って見るだけなのかもしれませんけれどね。



今回泊まった「浜名湖レイクサイドホテル」は、会員制のホテルだということは昨日も書きました。
そして私たちは「まぁ泊まってみないことには何もわかりませんから。ご判断もできないでしょうから。」という営業の方の言葉に乗って、「んじゃあ、泊まるだけ泊まりにいってみようか・・」とやってきたのでした。



もともと私たちにそんな何百万もするような会員権なんて買えませんし、買うつもりもありませんでしたが、そういう会員制というホテルに泊まってみてより「自分のためにこれをどう活かすのか？」という発想が人生には必要だよなぁ、と思ったんです。
そりゃ、法人として買って従業員の福利厚生保養施設として使う、というのなら明解ですよ。
しかし、「個人」でこういうところの会員制ホテルを買う人というのはどういう人なんだろう？と考えました。
考えてもよくわかりませんでした。
だって、営業の方がこちらから言いださないうちからおっしゃったんですが、
「何百万というお金があったら、もっといろんなところに旅行に行けるじゃないか、と皆さんまずはそれを必ず口にされます。でも、そういう発想じゃないんですよねぇ、会員制ホテルって。」
と。
いや・・　まさにそこかと思ってましたんで、それじゃないならどういう発想が？と聞きたかったですが、
「それは人それぞれでして」
とはっきりとは聞くことができませんでした。



「たとえばですが、この前は会員の方にご自身の誕生パーティをやりたいのだが、そのときには１００人ほど集まるからその人たちを楽しませる何かイベントを企画してくれないか、と言われましてね、もちろんお手伝いさせていただきました。このようにいったん会員になられましたら、その会員様のおっしゃることに私どもは絶対にＮＯは言いません。このようにですね、ご自身がここを“拠点”としてどう私どもを活用いただけるか考えていただければいいんですよ。というか、目いっぱい私どもをご活用ください。」
とおっしゃいました。
自分の誕生パーティに１００人集まるなんて、それパー券売りたいだけの政治資金目的の人じゃないのか？　あるいはよっぽど金持ちの道楽だな、どちらにしても私には関係のない話だわ、と思ったのですが、いや、ちょっと待てよ、と冷静になったのです。



人生において“自分のために○○をどう活かすのか”って発想は少なくともめちゃくちゃ大切だよな、って。
「浜名湖レイクサイドホテル」のことはひとまず横へおいておいて、と。
「自分の人生を自分のためにどう活かすのか？」って発想で生きるのと、「この人生、何して生きようかな～」とでは生き方が全然違うものとなってくるのではないか、と思ったのです。
“自分”というものと“自分の人生”というものはそりゃイコールなんですけど、イコールだからこそつい、
「俺の人生、どうしたって、なにしたって勝手だろ。」みたいな言い方になっちゃうんです。
当たり前のことだけれど、まずは“自分ありき”。
その主体となった“自分”が“自分の人生”という別のものでかつ自分の意志次第でどうにでもなるものを手渡されたとしたら、こりゃやっぱり
「目いっぱい、これを活用しなくてはソン！」
という気持ちになるのではないでしょうか。
そういう気概で生きなきゃな、と思ったのでした。



だからそういう意味で、ここの営業の方は、
「浜名湖レイクサイドホテルに来る意味は何があるのか？　ここの施設にどんな機能が備わっているのか？」
を先に検討するのではなく、ここを拠点として自らが何をしたいのか、が大切なんですよ、そのために必要な機能や企画なら私どもが何とでもいたしますからね、とおっしゃりたかったのでしょうね。



改めてその視点で考えてみましても、やっぱり私にはこちらを拠点としてやりたいこと、もっと言えば、ここが拠点じゃないと出来ないことは特にないな～と思いましたので、買いませんけど。（いや、だからぁ、「買いません」じゃなくて、「買えません」だろ、って。）
でも少なくともこれからの残り少ない人生、
「私は“この人”（←自分のこと）の人生をもっと活用するためにはどうしたらいいのか？」
という発想で生きよう、とは思いましたね。
そうしたらとたんに家事の合間合間でぼーっとテレビ眺めてるとかしょーもなくスマホいじくってる時間とかがめちゃ勿体なく感じてきましたわ。


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