ダーリンと私は、今年の2月23日に籍を入れました。(ちなみに皇太子様の誕生日です。四柱推命で、籍を入れるなら2月20日以降が言い、と言われたので、あんまり私は縁起を担ぐほうではないですが、まあ、そう言われたのなら逆らう手もないか、と2月20日以降の手じかなお休みに籍をいれに行きました。皇太子様の誕生日ならいずれ祝日になるだろうってことで、覚えやすいかな、ってのもあって。)
ちなみにそのとき私たちはズルをしました。
保証人(?)だったかな、証人だったかな、立会人だったかな、本人たち以外に署名が必要なんですけど、それを知らなくて、直接市役所に行って、婚姻届さえもらってその場で記入すりゃあいいんだろ、というノリで行ってしまったので、ありゃま、署名がいるのってわけで、親にしたわけです。
だって、普通、その人の生年月日や住所などの個人情報をそこいらを歩いている見知らぬ通行人に頼むわけにはいかないでしょーが。
んで、たぶん、こうだっただろ、ってことでテキトーに記入して提出しちゃいました。本当は本人がちゃんと書かなきゃいけないんですけど。
そのときは受理されたんですが、次の日に市役所の人から電話がかかってきました。
「お父様の生年月日が違ってたんですけど、ほんとうにご本人が署名されたんですかねえ?」って。
「あ~、年なんで、もうボケてて間違えちゃったんだと思います。はは」ってごまかしました。(もちろん、ほんとはピンシャンしてますけど)
なんだか、市役所の人もど~でもいいや、って感じでまだちょっと疑ってたっぽいけどだまされてやるわ、って感じでした。とほほ。
しかし、婚姻届ってやつは、もっと事務的なものかと思ってましたが、意外に説教くさいでやんの。「いつから同居をはじめているか?」(はじめるつもりか?だったかなあ)を記入する項目があって、え? こんなことまで記入するの、と思いましたもん。だって、そんなこと勝手でしょ。通い婚とか別居婚とかもあるわけだし・・
偽装結婚とかを防ぐ狙いかなあ・・ でも、こんなこと書かせたからってそんなもん防げまへんわいなあ。
でも、もっと驚いたのがこの話を結婚している友人に話すと10人が10人とも
「え? 婚姻届ってそんなこと記入する欄あったっけ?」
って、誰も覚えてなかったですね。なかには去年結婚したての若い友人とか、結婚記念日にはうるさい友人とかもいたんですけど、婚姻届がどうだったかは見事に誰も覚えていない。
みんな、夫が自分の誕生日を覚えててくれるか、とか結婚記念日を忘れてないか、ということには敏感でも、婚姻届を実際に出しにいった日とか内容とかはどうでもいいみたい・・・
これが意外といえば意外でしたね。
ところで。
ここまでは前説です。
長い前ふりになってしまいました。
今日、お話したかったのは、その私たちの実質的な結婚記念日を毎月、花キューピッドで祝ってくれる親友がいるんです。
Chikkoっていう、水泳のインストラクターをしていて年がら年中真っ黒の、私と同年齢だけど、結婚歴は30年にもなるという子です。
彼女が毎月23日に花屋さんから花束が届くというステキなプレゼントをしてくれています。1年間も!
だから、我が家にはいつも花がある、という潤いのある生活をしています。
また、ありがたいことにこれを届けてくれている花屋さんがいい人で、毎月、
「私からもプレゼントです。」といって、ミニのおまけをつけてくれるの。
鉢植えとかの観葉植物は買うことはあっても、なかなか花束って「貰うもの」ってイメージがあって、自分では買いません。
だけど、もういつも花束が家にあるのが当たり前になってしまっていて、このギフトが終わると家のなかが何かが足りない、って感じがしちゃって自分で買っちゃいそうです。
毎月、毎月花束を眺めながら、「へえー、今月はこういう花が旬なんだなー」とか、「今頃、chikkoは何してるかな」とか「この花はどれくらいの間、楽しめるかな」とかいろいろ考えます。それも楽しいです。
お花って「花」というモノを貰ったって感じじゃなくて、「心のゆとり」を貰ったって感じがするよね。
その人のこと、想うし。(ちなみに、「忘れねば思いださじ」という言葉がありますが、まさにそれで、普段、chikkoのことを忘れてるわけじゃありませんよ。だから、必然的に思い出す、ということもないわけです。)
だから、大事にしよう、とも思うし。
以前は、「枯れるからヤダな~」と思ってたときもあったけど、「枯れるからこそ、いのちをまっとうしました感があっていいよな~」と思うようになりました。
花が一輪あるだけで、生活が変わりますよ。
皆さんも、くれる人がいないとしても、ご自分でもいかが?(笑)