ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

低温調理、自宅で作ってみました

2019-09-12 09:01:35 | 食・レシピ
<neW !>

   「太陽の自分エクササイズ ~自己受容ヴァージョン~」
                          リリース!  
   「自己受容」「自己表現」を網羅した、「This is Meと言える自分になる」 太陽の自分エクササイズ。
   それに対して、こちらの「自己受容ヴァージョン」は自己受容に特化した凝縮版です。

   今だけの特典あり!
   是非こちらをご覧下さい。

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<今後のワークショップ予定>


「色で暮らしを彩る講座」   
場所:ヒーリングサロン「些々羅」 岐阜市
STEP1 募集中!  参加費:¥15000(税込)
      ※どこで、を問わず、色について学んだことがある人は自己申告により参加費が半額になります。
[内容]
 ・色からのメッセージ
 ・色の性質
 ・その色を使ってどんなことが可能になるの? ~五感を使って色を取り入れる~
 座学というより、楽しいワークショップ形式で自然に色のメッセージを自分に取り入れましょう!

STEP2(※STEP2はSTEP1を受講した人のみ受けることができます) ¥20000

STEP3(※STEP3はSTEP1,2を受講した人のみ受けることができます) ¥30000
9/14(土)  10:00~17:00(※ランチ休憩1時間あり) 満席
9/16(月・祝)10:00~17:00(※ランチ休憩1時間あり) 満席 
10/11(金)  10:00~17:00(※ランチ休憩1時間あり)  満席 
 お問い合わせは、 chakra@aura-soma.name まで

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昨日のお料理教室の続きなんですが、家で同じメニューを作ってみました。
そのご報告です。
なんのご報告かというと、習って来たものをそのまま作ろうとしても、こんなに出来栄えが違うとは・・という実態を知って頂きたい、と思いましてね・・



作ったのは「ローストビーフ」と「サーモンのコンフィ」。
私は料理教室で使っていた「低温調理器」を持っていません。
でもこれまでもそうしてきたように、炊飯器で代用できると思ったんです。
以前にテレビで
「みなさん、炊飯器には『炊く』という機能があるだけではなく、『保温する』という機能があるのをお忘れではないですか~?」
と、炊飯器の機能を100%生かしまくっている方のレシピを紹介している番組を見まして、
「なるほど。これを生かせば、低温調理なぞ簡単ではないか」
と思って、以来、ローストビーフはこの方法で作ってきたのでした。



ただ、私がこれまで作ってきたのは、55℃(沸騰したお湯と水を半々ずつにすればだいたいこの温度になるので、温度計がなくても目分量でできる)の中にジップロックに入れた焼き目をつけた牛肉モモのかたまりを40分漬け置く、というもの。
これだと、かなり中はレアな感じなものができます。
私はローストビーフに関しては“完全に火が入ったレア”が好きなんですね。
この「完全に火が入った」「けれどもレア」というところがミソでして、ただのレアだと肉汁が切ったときやそのあともジュワジュワ出てきます・・
血のような肉汁がお皿に盛りつけてからも溢れているのはイヤでしょ・・
で、40分は肉の塊りによってそれがビミョーなんですわ。
だいたい300~350gぐらいの塊りだとこれで良い感じなんですけれどね。
これ以上大きい塊りや、グラム数は同じくらいでも、塊りが平べったいのか、丸っこいのかによっても中への火の通り方が違ってきます。
これはもう何回かやって勘で覚えてください、としか言いようがないもの。



で、夕子さんのレシピは「60℃ 3時間~3時間半」ってなってたんですね。
え~、そんなに! とびっくりしました。
でも、私がこれまで炊飯器で作ったものはたった40分・・。
レアな感じだけれど、確かにローストビーフと呼べるものが出来ていた。
40分のところが、「私は50分」という程度ならわかるけれども、40分と3時間ってこれ、あまりに違いすぎじゃないか・・といぶかりながら、調味料のレシピが違うからかもしれない、と思い、それでも真ん中をとって1時間半にしてみたんです。
そうしたら、案の定、やっぱり火が入りすぎていました。
ローストビーフというよりチャーシューの牛肉版って感じ。
これはこれで味が染みててお酒のお友にはいい感じなんだけれど、ローストビーフじゃないよなぁ・・というものになってしまいました。



そして鮭のコンフィ。
こちらは時間も温度も守ってやりました。
40℃で15~20分。
こちらは夕子さんの料理教室でも驚いたんですが、いくら40℃というぼんやりとした温度とはいえ、ほぼ生に近い感じ。
見た目はほぼ生。
歯ごたえだけが若干違うかなぁ、という程度。
で、夕子さんのところでは、お刺身というよりはもう少しだけ厚切りにしていただきました。
これにディルを添えたり、レタスなどの生野菜と一緒にパンにはさむととってもおいしいサンドイッチが出来て、豪華にも見えるので自分でも期待していたんです。
そうしたら、私のは、味は同じように良かったんですが、鮭の身がほろほろになりすぎて、拍子切りにできませんでした。
なので、かいわれやレタスと海鮮サラダにしちゃいました。
これはこれでおいしかったのですけれども、どうしてまったく同じようにやったのに?と不思議なわけです。



考えられることは、やっぱり私が炊飯器をつかってやり、教わったものは低温調理器だった、ってこと。
それにより何が生じたか、っていうと、やっぱり炊飯器では、保温機能があるとはいえ、確実にその温度を保持しておらず、若干狂ったんではないのかなぁ、ということ。
でも、低温調理の温度ってそんなにも繊細なものなの?
1~3℃くらい狂ったくらいで?
それがどうも解せん・・・。



夕子さんは時間に関してはそんなに厳密じゃなくていい、っておっしゃっていました。
「麹だからやりすぎたとしても、味がとがってない感じでまろやかだから大丈夫だよ」
って。
でも温度に関しては厳密じゃなくちゃいけなかったのか・・?



JORAでは、中級以上の講座を受けた人たちのグループLINEがあります。
そこでわからないことや自分が作ったもののシェアをします。
個人的に尋ねたって、夕子さんは答えてくれると思いますが、こういうグループLINEがあると、敷居が低いっていうか投稿しやすいですね。
SNSが嫌い、と普段は言う私ですが、これに関してはシェアしあえる場があるといいなぁ、と思ったのでした。



それにしてもお料理って簡単な放ったらかしのものであっても、やっぱり実際に作ってみると、そのとおりにいかなかったりしますね。
何度も何度も作った人のものをちょっと話を聞いただけですわ、私も、っていうのは太いぞ、ってことなんでしょうね。
結局はトライ、トライのようです。

低温調理と麹の料理教室

2019-09-11 09:01:33 | 食・レシピ
<neW !>

   「太陽の自分エクササイズ ~自己受容ヴァージョン~」
                          リリース!  
   「自己受容」「自己表現」を網羅した、「This is Meと言える自分になる」 太陽の自分エクササイズ。
   それに対して、こちらの「自己受容ヴァージョン」は自己受容に特化した凝縮版です。

   今だけの特典あり!
   是非こちらをご覧下さい。

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<今後のワークショップ予定>


「色で暮らしを彩る講座」   
場所:ヒーリングサロン「些々羅」 岐阜市
STEP1 募集中!  参加費:¥15000(税込)
      ※どこで、を問わず、色について学んだことがある人は自己申告により参加費が半額になります。
[内容]
 ・色からのメッセージ
 ・色の性質
 ・その色を使ってどんなことが可能になるの? ~五感を使って色を取り入れる~
 座学というより、楽しいワークショップ形式で自然に色のメッセージを自分に取り入れましょう!

STEP2(※STEP2はSTEP1を受講した人のみ受けることができます) ¥20000

STEP3(※STEP3はSTEP1,2を受講した人のみ受けることができます) ¥30000
9/14(土)  10:00~17:00(※ランチ休憩1時間あり) 満席
9/16(月・祝)10:00~17:00(※ランチ休憩1時間あり) 満席 
10/11(金)  10:00~17:00(※ランチ休憩1時間あり)  満席 
 お問い合わせは、 chakra@aura-soma.name まで

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愛知県春日井市松河戸町にありますお料理スタジオ「Y‘s kitchen クッキングスタジオ」さんで、「低温調理と麹生活」というお料理教室に参加してきました~
低温調理にしても、麹にしても、マスコミで取り上げられてからずいぶんと経つように思います。
実は今回のお料理教室、私は代打だったんです。
友人が申し込んだのだけれども、どうしてもいけなくなってしまったので、私に代わりに行けない? と聞いてきて、私は「低温調理と麹ならそりゃいいっしょ~」という軽いノリでたまたまスケジュールも空いていたので、行ってきました。



私はこれまで「低温調理器」というものが業務用では存在することを知っていましたが、お手軽な家庭用があるとは知らず、炊飯器の「保温」機能を使ってローストビーフなどをつくっていました。
これでも十分だと思っていたのですが、ハンドミキサーのような手軽な低温調理器があると、炊飯器の保温機能より温度の安定が良いので、使いやすいようです。
で、この調理器さえあれば、あとはお任せ放ったらかし料理が今回のもので、全然料理らしきことはすることもないので、ほぼランチ会というような感じでしたね(笑)



講師の夕子さんが5種類も、もう作っておいてくださったものに、最後に1メニューだけ目の前でやってみせてくれて(それだってジップロックに調味液入れて、材料入れて、あとは低温調理器に入れるだけ、というもの)、ハイ、完成~ みんなで食べましょ、という手筈。
こ、こんなんでいいんかい・・? と思うのですが、い~んです!
めちゃめちゃ手をかけた感じのお料理みたいで、美味しいし、放ったらかしで出来るし、でこりゃ一石二鳥だわね。



誰だったか生徒さんが、食べながら最後に
「このほかにもまだ麹のメニューってあります?」
って聞いたら、夕子さんが、
「そんなん、ネットで検索したら山ほど出てくるって」
と笑いながらおっしゃったのは思わず私も笑ってしまいました。
そうなんですよね。
現代においてネットで検索できないものを探せって言われたら、そのほうが難しいくらい。
それは誰にだってわかっていることだけれども、「ほかにメニューは?」と聞かれたとき、料理教室をやっている限りは私ならでは、ってものを答えなくちゃ!って気張らずに、「ネットで検索すれば山ほど出てくるって」と肩の力の抜けた答えをふっと言える夕子さんがいいわ~と思ったのでした。



あ、そういえば、この夕子さん、こんなこともあったんです。
私はここへ行くのが初めてでしたので、住所はわかっていてもちょっと不安でした。
でもLINEで夕子さんが、
「わからなければどうぞこちらへいつでもお電話くださいね」
と電話番号を記しておいてくださったので、いざとなれば電話すればいいや、って安心していたんですね。
そして、案の定、迷いました・・
というのも、住所はわかっていたけれども、私のナビがその住所を打ち込んでも、
「これはピンポイントデータではありませんので主要な場所を表示します」とか言っちゃって、これ、たぶん、結構違う場所だろうなぁ・・というところしか教えてくれなかったんですね。
それでもなんとか目印になる場所がわかっていたので、そのあたりまでは行けました。
そしておもむろに電話するものの、出ない・・。
いや、これはきっと生徒さんにお話ししている途中だったからだ、もう少し時間をおいてしてみよう、と少し経ってしてみるものの、やっぱり出ない・・。
どうしよう、と途方に暮れていると、そこへヤマトの宅配便がちょうど配達にきたので、
「すみません。この住所ってご存知ないですか?」
って聞いたら、なんと、
「あ、そこへこれから荷物持っていくところですよ」
って教えてくれたんです。
助かったー!
そしてようやくわかり、10分ほど遅刻のち夕子さんのスタジオを訪れると、
「あ、わたし、携帯を車のなかに置きっぱなしにしていたわ」
とおっしゃる。
それでもう講座は始まっていたんですけれど、あら、1人足りないようね、どうしたのかしら?とは思わなかったのね、とそのおおらかさになんだかこちらもまた肩の力が抜けたのでした。



ま、これは余談として。
何が言いたかったか、っていいますとね、このSNSの時代、ネットで検索すればなんだって調べられる時代に、わざわざ麹のお料理とは? 低温調理のお料理とは? と調べれば簡単にわかる時代にどうして人はこうして面と向かった教室に習いにくるのだろう、ってことです。
自分で調べるのが面倒くさいから?
自分で調べたことが本当にこれで正しいのかな? と自信がないから?
もちろんそういうこともありましょう。
私が思ったのは、
「SNSで調べるとあまりにも検索がかかりすぎるから、その中からこれぞ、という情報がわからなくなっている、見えにくくなっている」
ということではないでしょうか。
だから自分なりに工夫していろいろと試してみた人の成果を簡単にコレッ!と教えてもらったほうが手っ取り早いし、その人が信用できる人ならさらに安心できる。
実際に夕子さんが
「低温調理のコツはいかにジップロックのなかの空気を抜くかなのよ」とか、
「こうしてクリップで止めたものを箸で渡しておくと、下に沈まないでしょ」とか、
「いろいろやってみたけど、このメニューにじゃがいもを使うのは合わないわ」
などと言うように、そのコツであるとかポイントであるとか、何度も作ったことがある人だからこそ知りえる情報などを言ってもらえると、みなさん必死にメモをとっていらっしゃる。
こういうことだよなぁ、と思いました。
夕子さんは実際に自らの生活のなかで麹はいい、低温調理はいい、ということを身をもって知ったから、それを自分でも実践して、そのなかから選りすぐりのものを教えて下さっているわけでしょう。
それがすごく伝わってきました。
アットホームで良い教室でした。
この日のメニューは、
*鶏ハム
*ローストビーフ
*味噌豚チャーシュー
*サーモンコンフィ
*カレー
*ピクルス
どれもこれもとっても手がかかっているかのようなお料理で、麹だから塩そのもののように味がとがっておらず、まろやかで美味しかったです。




出来上がって、
「さ、いざ食べましょ」
というときにも夕子さん、
「さて、では一杯飲ましていただいて」
と景気よくワインをどぼどぼと自らのグラスにつぎ、ごくりと飲んでから、
「いけない! わたし、○○さんを駅まで送っていかなくちゃいけなかったんだ! ・・ま、いいか。誰か代わりに送ってあげてくれない?」
とおっしゃっていました・・
自由すぎるぞ・・ 夕子さん。
また機会があったら行きたいな、と思います。





JORA中級講座修了いたしました

2019-07-07 09:01:02 | 食・レシピ
<neW 告知!>

    1か月以内に
      「太陽の自分エクササイズ 凝縮ヴァージョン」
                          をリリースします!

  「太陽の自分エクササイズ」はこちら→

   「自己受容」「自己表現」を網羅した、「This is Meと言える自分になる」 太陽の自分エクササイズ。
   それに対して、凝縮版は徹底的に自己受容について深く落とし込みます。
   

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<今後のワークショップ予定>


「色で暮らしを彩る講座」   満席御礼
場所:ヒーリングサロン「些々羅」 岐阜市
日時: 7/13(土)   13:00~16:30
追加! 7/29(月)   10:00~13:30  残席1名様参加費:¥15000(税込)
[内容]
 ・色が治療として使われてきた歴史と実際
 ・3原色のメッセージ
 ・その色を使ってどんなことが可能になるの? ~五感を使って色を取り入れる~
 座学というより、楽しいワークショップ形式で自然に色のメッセージを自分に取り入れましょう!

 お問い合わせは、 chakra@aura-soma.name まで

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「カラー&カード会」  えつこ&YUMI
      場所:名古屋市 紹介制会員サロン「GRACE」にて
  自分の持っている最高の可能性は、それを使命とする場合も多いことです。
  自分の可能性に気付き、そしてそれをブロックしている今のテーマに気付くことによって
  あなたの可能性はより広げるでしょう。
 10:00~13:00(※その後、フルーツパーティのランチ付。解散は14:30) 満席御礼
7/11(木)
                                      
*********************************************
 オルゴナイトセラピー モニター様募集!

 
 4/25(木)~  初回1回に限り

   オルゴナイトを使った「オルゴナイトセラピー」をリリースします。
   それに先立ちまして、モニター様を募集いたします。
   詳しくはこちらをご覧ください。  
     ↓
    https://peraichi.com/landing_pages/view/w51w1
   
   レギュラーリリースにあたって  1セッション(60分予定)・・・・¥11000
          を、
                   1セッション(60分予定)・・・・¥ 3000
           にてご提供いたします!

   「オルゴナイトセラピー」でわかることは、

      *あなたを取り巻く今の状態(仕事、恋愛、人間関係etc.などの現状がどうなっているか)
      *あなたの将来は?
      *自分の潜在的可能性のチェック

              などです。

   <お申込み・お問い合わせは>

         chakra@aura-soma.name 坪内恵津子まで


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昨日、記事にしました「色で暮らしを彩る講座」ですが、さっそく残席1名様になってしまいました。
お考え中の方は早めにご連絡くださいね!



さて水曜日に、JORA(Japan Organic Restaurant Academy)の中級講座、残っていた「野菜クッキング」に出席しまして、以上をもちまして、無事に中級講座を修了することができました。
この先は上級講座がありますが、私はひとまずこのあたりで保留にさせていただく予定です。
ここでリタイア、もう上級には進まない、とまでのはっきりとした意志はないですけれど、「すぐに上級も受ける」というほどのはっきりとした意志はもっとないんで。
というのも、JORAの真骨頂といいますか、理念は基礎講座の座学に詰まっていると思いました。
それ以上の考え方が上にいくほどつまびらかになっていく、ということではないんだな、というのがわかりました。
ただ基礎講座ではさらっと流された部分をもっと詳しくいうとこうなる、ということが中級や上級であるだけで。
そして中級⇒上級となるにしたがってひたすら実践、実践あるのみ、って感じで調理実習が多くなる。
であれば、これまでに学んだメニューはもう完全に私の家庭では根付いており、モノにしておりますことよ、となっていないと次に進んでも意味がないと思うのですが、まだそこまでにはなっていません。
もし上級に進むことになっても、基礎、中級で学んだ調理を自分のものにした、と言えるようになってからにしよう、と思っています。



この日の「野菜クッキング」は、いわばJORAの核を成すものでした。
なんといってもお肉や魚などの動物性たんぱく質に比べたら、野菜はたくさん摂りましょう、というのがJORAの方針ですから。
この日もひたすら野菜を切り、13,4種類の料理を作りまくりました。
といっても調理自体は簡単なものばかり。
逆に「これはこんな簡単なことでよかったのか~!」ということを知りました。
またまた目からうろこでした。
例えば、ですよ。
1つ、種明かしをしちゃいますと、野菜炒めってどうしても水が出てべしゃべしゃになりがちでしょ。
でも、炒める前に野菜をカットした段階で、その野菜に軽~く塩を振り、全体にまとわせておくんです。
こうすることによって全然炒めても水が出ません。
・・・これまでなんだったんだ? って感じ。
少し前に衝撃的な調理法ということで有名になった「低温調理人」の水島シェフという方がいらっしゃいます。
この人の調理法はとにかく弱火でしか調理しない、って言うのが基本。
野菜炒めも、まだ火をつけない前に油をフライパンに敷いてカットした野菜を入れ、それからごくごく弱火で10分炒めたら、シャキッとしたままだし、水も出ない、とテレビで見ました。
以来、私はこの方法でやっていたんです。
確かに良い感じで全体に火が入っていることはわかるのにすべての野菜はしゃきしゃきのままだし、水も出ずおいしい。
これで満足でした。
しかし、野菜を炒めるのに10分かかるっていうのはちょっと調理時間長いな・・と思っていました。
コンロがそれで1つ占領されるのも同時進行したいほかの料理を考えると痛いしね。
でもこのJORAの方法でやったら、ちょっとひと手間、事前に塩を振っておく、ってだけのことで後は中火で普通に炒めるだけだから、こちらの方がさらにお手軽ですよね。



こういう「常識のウソ」って感じの目からウロコのことに出逢うと、そもそも“常識”ってどのようにして作り上げられるんだろう・・?って思っちゃいますね。
常識というより虚像といったほうが良いものが、まだまだ世の中にはいっぱいあるんだろうな~と思うと、どうしてこんなにも堅牢に多くの人が間違ったことを思いこんでいるんだろう、と。
どこかで誰か情報を操作しているんだろうか? とかここから間違った情報になっていったわけよ、という分岐点のようなものがあるならそれは何だったのか? とかそういうのが知りたい、ってふと思っちゃいました。



余談ですが、この日は帰ってきてからたまたま見ていたNHKの「ためしてガッテン」で、焼肉の焼き方のウソを見ました。
もともとは焼き肉って自分たちで勝手に焼いて食べるものではなくて、お店の人が焼いてくれたものを提供してもらうものだったそうです。
自分たちで焼く今のスタイルを考案したのは、大阪人だったようです。(さすが商人。さすがせっかち)
ではどうしてお店の人が焼いていたのか? と言ったら、「肉を焼く」というのはかなりのプロの技が必要なものだったからですよ。
ひょっとしてあなたも焼肉に行ったら、いったん網の上に置いた肉にはほとんど触らないほうが良い、って思っていませんか?
そして火が通ったんではないか、とおもったら裏返して火を通す。
そして食す、と。
つまり網の上に置いた焼肉に触るのは1回のみ、返すのは1回のみ、って思っていらっしゃいませんか?
これ、大きな間違いだそうで。
これだと肉のうまみ成分が全部落ちちゃうんですって。
だからせっかくの肉汁を逃がしている。
正解の焼き方は、まず40秒焼く。
そのあとは10秒ずつ裏返しまくる、です。
秒数はね、そこまで厳密じゃなくていいと思います。
そのお店の網の温度にもよりますからね。
ただ、この「裏返しまくる」ということはやったほうがいい。
つまり、大切なのはこれ以上網で焼き続けたらうまみ成分が落ちちゃう・・ていう前に返す、ってことです。
スタジオでは食べ比べていましたが、「ぜんっぜん、違う!」でした。
これまでの私の焼肉はなんだったんだろう・・? これまでの私の焼肉を返せ! っていうほどの違いらしいですよ。
今度焼肉に行ったときには私もこうしよう、と思いました。



それから自分の家でホットプレートで焼肉をする場合。
ホットプレートではどうしても温度が低すぎるんですって。
220度とか240度設定になっていても、実際にはお肉を乗せたとたん、150度くらいになっちゃってるそうです。
これをくふうしておいしくいただくには、ひたすらお肉をホットプレートの上で引きずりまくる。
こうすることによって一定の温度がキープできて、うまみ成分を逃すことなくおいしく頂けるそうです。
これまた試食した人たちが「ぜんっぜん、違う・・!」と驚いていました。



こうしてみると、これまで私は、
「この食材のおいしさを最高の引き出し方をしてあげていなかった」
というものがわんさかあるなぁ、と思いました。
何だったんだろう・・? これまでは。
そしてこんなことも思ってしまいました。
JORAの講座というのはある意味、食に関する「思想形成」です。
なぜ、厚生省や巷にあふれかえっているふつうに流通されている食をそのまま信じてはいけないのか。
どういう食の摂り方をすればそれらが改善されるのか。
私たちに出来ることは何なのか?
自分で自分の身を守りましょう、というある意味「自己変革セミナー」です。
だから誰もが賛同できるわけじゃないだろうし、そこいらかしこにあるABCクッキングスクールというようなところに行くより講座参加費がうんと高いというのも仕方がないかな、とは思います。
けれども、調理実習単発でとらえた場合、単なる目からウロコクッキングだったなぁ、という感想を抱いた回もけっこうあったわけです。
そういうものも「自己変革セミナー」並みの1日3万円というような金額を支払っているわけかぁ、と思うと高いよなぁ、と思ってしまうのは私だけでしょうか。
だって、日本中の誰もが知ればいいようなことなんだもん。
NHKという公共のテレビで焼肉の焼き方をやっているのと同じように。
野菜炒めをするのに事前にカットした野菜に軽く塩をふっておくと炒めてからも水が出ない、なんていう情報に対して、それは深く食の在り方を理解した人だけが知るべき情報だ、なんてことはないはずですからね。
こういうところにちょっとわだかまっているのも私が素直に上級講座に進みます、と言えない所以です。



抵抗を感じても

2019-06-28 09:01:38 | 食・レシピ
<neW 告知!>

    1か月以内に
      「太陽の自分エクササイズ 凝縮ヴァージョン」
                          をリリースします!

  「太陽の自分エクササイズ」はこちら→

   「自己受容」「自己表現」を網羅した、「This is Meと言える自分になる」 太陽の自分エクササイズ。
   それに対して、凝縮版は徹底的に自己受容について深く落とし込みます。
   

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<今後のワークショップ予定>


「色で暮らしを彩る講座」   満席御礼
場所:ヒーリングサロン「些々羅」 岐阜市
日時: 7/13(土)   13:00~16:30
参加費:¥15000(税込)
[内容]
 ・色が治療として使われてきた歴史と実際
 ・3原色のメッセージ
 ・その色を使ってどんなことが可能になるの? ~五感を使って色を取り入れる~
 座学というより、楽しいワークショップ形式で自然に色のメッセージを自分に取り入れましょう!

 お問い合わせは、 chakra@aura-soma.name まで

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「カラー&カード会」  えつこ&YUMI
      場所:名古屋市 紹介制会員サロン「GRACE」にて
  自分の持っている最高の可能性は、それを使命とする場合も多いことです。
  自分の可能性に気付き、そしてそれをブロックしている今のテーマに気付くことによって
  あなたの可能性はより広げるでしょう。
 10:00~13:00(※その後、フルーツパーティのランチ付。解散は14:30) 満席御礼
7/11(木)                                       
「オルゴナイトFESTA」 えつこ&RUBBY
            場所:京都市伏見区 サロン「RUBBY」にて
  オルゴナイトって何? 何も知らなくてかまいません。
  ただ、綺麗なものが大好き、波動とか不思議な話も大好き、って方、歓迎いたします。
  自分が、今の自分を取り巻いている運勢についてもお伝えいたします。
6/30(日) 11:00~17:00予定(ランチ付) ¥9000 
満席御礼。chakra@aura-soma.name 坪内恵津子まで


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 オルゴナイトセラピー モニター様募集!

 
 4/25(木)~  初回1回に限り

   オルゴナイトを使った「オルゴナイトセラピー」をリリースします。
   それに先立ちまして、モニター様を募集いたします。
   詳しくはこちらをご覧ください。  
     ↓
    https://peraichi.com/landing_pages/view/w51w1
   
   レギュラーリリースにあたって  1セッション(60分予定)・・・・¥11000
          を、
                   1セッション(60分予定)・・・・¥ 3000
           にてご提供いたします!

   「オルゴナイトセラピー」でわかることは、

      *あなたを取り巻く今の状態(仕事、恋愛、人間関係etc.などの現状がどうなっているか)
      *あなたの将来は?
      *自分の潜在的可能性のチェック

              などです。

   <お申込み・お問い合わせは>

         chakra@aura-soma.name 坪内恵津子まで


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JORA(Japan Organic Restaurant Academy)の中級講座、「魚と肉の料理編」を受けてきました。
この日はもうひたすらに魚料理、肉料理をつくりまくる、というもの。
魚料理だけで5種類、肉料理で5種類、計10種類を作りました。
凝ったものはありません。
全部、ほぼ「放ったらかし料理」です。
それでも目からウロコなことがいっぱいありました。



たとえば、煮魚。
んなもん、今更教えてもらわなくても・・ だいたい、仮にもっとこんなコツがあるよ~というものがあったとしてもネットでも検索すれば出てくるんじゃないのぉ、と思っていましたが、完全に目からウロコでした。
煮魚ってふつう、醤油、酒、みりんなどの調味料を全部合わせて煮立たせたところへ魚を入れますよね。
でもJORAでは、まず酒だけで煮るんです。
そして魚に火が通ったと思われるところへ残りの調味料を入れて、魚はさっと引き上げる。
あとは調味料を少し煮詰めて、魚の上からかけて終わり。
先に酒だけで煮るというところがポイントで、これによって魚の身がふんわりと仕上がる。
このふんわり感は並みじゃない。
自分は今まで何をやってきたんだろう、って感じ。
っていうか、このほうが確実においしいのなら、どうして古来からこのやり方のほうが「煮魚のレシピ」として伝わらなかったんだろう、と不思議でたまらない。



ま、こんなような目からウロコ料理をいっぱい習いましたよ~
JORAのポリシーは、
「家庭料理のプラットフォーム化」
ですから、料理が得意かとかプロのシェフ並みの知恵と腕前をもっているか、というものを目指したりする必要はまったくなく、ある一定のシステムを覚えさえすれば、実に簡単に料理なんて時間も手間もかからずにおいしく出来ちゃうんですよ~ということを教えるのが使命です。
だから、「作り置き料理」がメインなのかと思っていました。
でもこの日に教わったメニューはみな、作り置く、とかいうことではなく、手順やフライパンなどの調理道具の特性を上手に利用することによって目からウロコのようにプロ並みの仕上がりの料理ができちゃうんですよ~ということでした。
だから、この講座そのものにこの日は目からウロコでしたよ。
ほんの一部をご紹介。
鶏団子と野菜のエスニックスープ

ひき肉と玉ねぎの炒め物。ここまで作っておけばストックすればいろいろなものに使える。

ほうぼうと野菜の蒸し煮。ほうぼうおめめが恐い、とおっしゃる方があるかも、と写真はあえて逆さです。




さて、出来上がったお料理は午前中が魚編でしたので、それらと玄米ご飯でランチ。
午後からがお肉編でしたので、作り終えた15時半ごろに試食と題し、本日2回目のランチ。
さすがにお腹パンパンでした。
もう食べられない、と思ったのに家に帰ってダーリンの夕食は作らなければならないから準備しましたが、どうしてもダーリンのものも軽めのメニューになる。
この日は野菜いっぱいぶっかけそうめんと鶏ハム。
私もそうめんだけちょこっと食べよ~と参加したら、結果的にダーリンと同じくらい食べてました・・



さて、この日の参加者は7名いらっしゃり、はじめまして、の方もたくさんみえたので、最初に自己紹介をしました。
そのなかでおひとり、こんなことをおっしゃった方がいらっしゃったのでした。
65歳でパン教室を営んでいるとおっしゃいました。
「わたし、今反抗期なんです。だからJORAのお料理に対してもまだすべてを受け容れられないところがあります。」
うんうん、わかるわ~と思いました。
私にしたところが、そんなところ、まだあります。
私の場合はJORAそのものに対する反抗というわけではありませんが、オーガニックが良いことはわかっていても、それを貪欲に求めようとすればお金も時間もかかる。
そこまでお金と時間を費やしてこだわるか?と言われたら、私はそこまではいいや、って感じ。
そう正直に言うと、
「うんうん、それでいいのよ~ 徐々に出来ることからでいいじゃない」
とおっしゃってはいただけますが、オーガニックの良質な食材が簡単には手に入らないという問題は政治、流通、生活者など多岐にわたった問題となるので、それら全部に対して腹立たしいというかぶつけどころがないくすぶったものを感じているので、そんな中で今の私たちに出来ることは
「安い、というだけで食材を安易に買わない」とか、
「お手軽、というだけで出回っている調味料を安易に使用しない」とかってことですよ、というJORAの方針はわかってはいても、じゃあ逆に言えば、
「スーパーと倍以上も値段の違う食材に手を出せるか」というとそれも無理でしょう、と思ってしまう。



例えば良い、安全な鯵が手に入ったからその日の夕食は鯵の塩焼きにした、とします。
うちのダーリンは、きっとこう言うでしょう。
「おっ、鯵、いいねぇ。こりゃまた今日のは特別大きくて新鮮でおいしそうじゃないか。こんなの、どこで売ってたの? いくらだった?」
「これはスーパーじゃなくて、取り寄せたの。1匹1500円」
「はぁっ!? 高っ。  ・・・いくらおいしくても俺、スーパーの鯵でいいわ。」
奥様方によっては、夫が自分があつらえた料理のいちいち値段を聞いてくること自体がいやだわ、とおっしゃる方もいらっしゃいましょう。
ハイ、私もそう思います。
ここではあくまでも私の想像の世界で、ダーリンにはごく普通の感覚をもった人間として登場してもらっております。(でも、実際、こう言うと思うけどね)
普通の感覚なら、1食分の、それもメインのものに1500円もかけるなんてありえないでしょう。
1日分全部をまかなえよ、って感じですよね。
値段がわかったとたんに、「それだけするならおいしくて当たり前だろがよ」と、素直においしさを味わえない、という感じ。
でも毎日の食費ってそういうものだ、と思います。
これがたまの記念日の外食で1万円のコースだった、というのとは別ですもん。
それはもう食事というよりアメイジングなイベントだから。
だから、
「家庭料理をプラットフォーム化する」
という理念をかかげたJORAのサイトを通じて手に入れることのできる食材があまりに高い、というのは抵抗を感じてしまうわけです。



話がそれましたが、ですので私はパン教室をやっていて、お料理もお好きで、料理自体に時間がかかることは苦ではない、とされるその方が
「JORAには反抗期なんです」
と自己紹介された気持ちがよくわかる、と言ったのは、自分が大切にしてきているものを否定されたような気になるから、ね。
JORAでは小麦をあまり推奨していません。
日本人の腸はあまり小麦の消化には向いていないからだそうです。
やはり日本人は玄米を食べるのが1番良いみたいです。
だからパン教室をやっているその方にしてみれば、自分のやってきたことが一気に否定されたような気がしてしまったんでしょう。
JORAが、「料理が苦手な人でも全く問題ない」と、むしろそういう人を救うようなターゲットとなっているのに比べて、
「え? わたし、お料理好きだしそこには問題感じていませんけど・・?」
という人が同じようにJORAに賛同してニコニコと参加するのとではハードルが違う。
でも、実際この方はJORAのコースにきているわけであって(笑)
反抗を感じながらも、でもやっぱり来ちゃう、というところを評価してあげないとね、と思ったのでした。(私もだけど)



牛乳についての目からウロコ

2019-05-05 09:01:03 | 食・レシピ
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少し前のことになりますが、JORAの中級講座②を受けてきました。
これは本当ならもうとっくに終わっているはずのものなんですけれども、私がその前日から食あたりしてしまって参加できず、ほかにもたまたま参加できなかった方が2名いらっしゃったそうなので、代わりにやっと先日受けることができたのでした。



毎回JORAの講座では目からウロコの気付きがあるのですが、今回は牛乳でした。
牛乳が戦後の政府の政策によって私たち日本人に「牛乳は完全栄養食品だ」という概念を完全に植えつけたものだ、ということはすでに多くの人が気付いていることです。
戦後アメリカが日本に対してより多くの牛肉やとうもろこし、小麦などの食品を買わせるようになり、その副産物として当然多く生産されることになる牛乳も「これはとても健康によいものだ」と思わせられるようになりました。
その信仰たるやすさまじいもので、私の亡父などは、水代わりのように喉が乾けば牛乳、牛乳とひたすら牛乳を飲んでいました。
アイスコーヒーやヘンに甘みがつけられたジュースなどを飲むより、“自然なまま”の牛乳を飲むほうがどれだけ良いことか、と信じていたようです。
年を取ってからは「カルシウム」が摂れるだろうから、とその牛乳信仰はより強いものになったような気がします。
私がいくら、
「牛乳は牛の血液を飲んでいるようなもので、その元となる飼料がそもそも本来牛が食べないような穀類などを与えられているから信用できる飲み物ではないよ」といっても、不思議そうな顔して、
「だって、牛乳は身体にいいんだろ? そんなあれもこれもよくないなんてあらさがしのようなことを言いだしたらきりがない。ほかの飲み物よりはまだしも良いはずだ」
と言って頑として譲りませんでした。
父は戦争にも行っていますが、当時の日本人の風上にもおけない、今風の考え方というか冷めた考えを持っていました。
みんなが「神風が吹く!」なんて言ってるときにも(んなわけないだろーが)と思っていたそうですし、天皇陛下がなんとかしてくれるなんて思っても居なければ、天皇陛下を神とは思っていなかった、としゃあしゃあと言っていました。
それほどに自分の感じ方を通した父が、どうして牛乳神話だけは信じてしまったのか、ここには2国の政府が行った巨大で意図的なプロパガンダがあったわけですが、戦争の是さえ信じなかった父を信じさせてしまったその巧妙な手口がどのようなものであったのか、一度細かく調べてみたいような気もします。
そのやり方を踏襲すれば、誰だって神になれるんじゃないか、とさえ思えます。



私は大げさに言うと、父が胃がんになって死んだのは牛乳のせいじゃないか、と思っているくらいです。
病院で見せられた胃カメラによる父の胃の内部・・・。
それはまるで濃い牛乳が胃壁にべったりと貼りついてしまっているかのようでした。
それがガン細胞だったのですが、私はその映像を見たとたん、
(ほら、牛乳だ・・)
と思ったくらいだったのでした。



私自身は、JORAで聞くよりも前に
「牛乳ってそもそも子牛が飲むもの。牛でさえ、成長して大人になったら飲まないもの」
という言葉だけで目からウロコのようになってしまい、牛乳はまず飲まなくなりました。
けれど、毎朝、私はコーヒーを飲むのですが、そのとき少しだけコーヒーフレッシュ代わりに牛乳を入れるのが好きなのです。
まぁ、大匙2,3杯くらいの量かと思います。
JORAの授業では、何もかもいけないものは徹底的にいけない!というのではなくて、
「成人が“大量に”飲むものではないでしょう」
という言い方なので、私も授業を聞いたからといってゆるゆるですし、好きなもの、飲みたいものは多少ならいいでしょう、と罪悪感もなく鷹揚に構えています。



さて、今回牛乳の何についてが目からウロコだったかと言うと、産後の搾乳や乳房炎になった場合の牛の扱い方についてです。
ひょっとすると私たちって普段は
「牛って毎日ニワトリが卵を産むように、どんな状態であろうと毎日毎日乳をだしている生き物」
と錯覚してしまいそうですが、当然のことながら牛は妊娠して赤ちゃん牛を生むから乳を出しているわけであり、なんでもないときもいつも出しっぱなし、というわけではありません。
そして、人間の場合でもそうですが、初乳というのは雑菌だらけのこの世に生れ出た赤ちゃんに免疫をつけるために特別な成分が多量に含まれているため、味も違うし、一般人の飲用には向いていないということから、出産した牛は出産日から数えて5日間は搾乳はしても(搾乳しないと腫れて乳房炎になってしまいますからね)、その乳は出荷してはいけない、ということになっています。
しかし、JORAの授業では現代の酪農のシステムでは、生産効率をあげるために妊娠中の牛からも搾乳をしている、と聞きました。
これは牛だけに限らずですが、妊娠中は胎児を守るために血中のエストロゲンとプロゲステロンの濃度が高くなります。
そしてなんと市販されている牛乳の75%は妊娠した牛から搾乳したものだそうです。
私たちは女性ホルモンたっぷりの牛乳を飲んでいるわけです。
病院から処方される薬がホルモン剤だと「ほんとうにこんなもの飲んでて大丈夫かしら・・?」と慎重になるというのに、どうしてホルモン剤のような牛乳にはへいちゃらでいられるのか、と思ってしまいます。



そして牛は人間と同じく乳房炎になることもけっこうあるらしいのですが、そして乳房炎になった牛は治るまで抗生物質を与えられますから、それが搾乳した乳に混じってはいけない、ということで治療期間はその牛の乳は出荷してはいけないことになっているけれども、一部の酪農家では、そういう最中の乳も出荷してしまっているらしい、とも言われました。
こういうことを書くと、誠意ある対応で牛を育てまじめに酪農を行っている農家さんから
「そんなことを書かれたらますます牛乳離れが進んでしまう! 中傷はやめてくれ」
と非難されそうですが(っていうかそれ以前にそんな影響力ないって私のブログ)、そもそも牛乳というものが民族的に飲み慣れていない私たち日本人にはふさわしくないということは間違いなさそうです。
でも何度も言いますが、JORAでは牛乳を全く飲むな、と言っているわけではなく、多くの人が牛乳の大量消費をやめれば、大量生産の必要もなくなるので、丁寧に牛乳をつくり、時間をかけて発酵乳製品をつくり、それを大切にいただく、ということが可能になる、と言っているだけです。
それは高価なものになるでしょうが、それは生産者にとっても消費者にとっても、そしてなにより牛乳を提供してくれる牛にとっても、理想に近づくことにつながるのだ、ということです。
いま、この瞬間から国の政策としてバッサリとやったら大変な混乱が起きるでしょうが、私たち1消費者個人がそういう意識に変えていけば、それに必要な時間もちゃんと消費されると思います。