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人生が100倍楽しくなる 名前セラピー 価格:¥ 1,404(税込) 発売日:2009-07-24 |
「名前セラピー」という本を読みました。
この本のまえがきに書いてある言葉にドキッとしました。
そこにはこう書いてあったのです。
『自分の名前が嫌いだという人の多くは、親を受け入れていませんでした。
そして、それは結局自分を受け容れていないということにつながっていたのです。』
私はずっと自分の「恵津子」という名前が嫌いでした。
小さい頃、
「あなたに名前をつけるとき、『真理子』にしようか、『恵津子』にしようか迷ったのよ。
でもほんとにあなたは生まれたときから真ん丸だったからねぇ・・
『真理子』って名前にしたら、丸いから真理子だったんだな、と思われると思って、恵津子にしたんだよ。」
と親から聞きました。
その話が出るたびに私は、
「なぁんだ。真理子のほうがよかったのに。」
と言いました。
『恵津子』よりは『真理子』のほうがまだ響きがいいと思ったからにすぎませんが、自分たちが考えに考えてつけた名前じゃないほうがよかった、と聞いて親は少なからずショックだったかもしれません。
今でこそもう何も感じなくなりましたが、それでももろ手をあげて自分の名前が「好き!」と言うにはいたっていません。
それは親を受け入れていないからか・・・
そしてそれは究極には自分を受け入れていないってことなのか・・
考えてみればこの世にわが子が誕生して、「この子には不幸になってほしい」と思って名前をつける親なんていません。
我が子に「幸せになってほしい」と思って名前を付けたに違いありません。
だから名前は親から最初にもらう最高のプレゼントだったんですよね。
そして名前に誇りを持って自分らしい生き方をすることこそ、究極の親孝行ではないか、とこの本には書いてあります。
自分の名前を受け入れるとは、親を受け入れること。
親を受け入れることは、親を通して何億年と脈々とつながってきた血とつながることになる。
つまり、自分の原点(ルーツ)を受け入れること。
心を受け入れると書いて「愛」と読みます。
受け容れたら、それは愛になる。
だから名前を好きになった瞬間から運命が変わる。
・・・・とまぁ、このようにこの本のまえがきには書いてあったのです。
どりゃ、一丁、この本を読んでみて私が自分の名前を好きになって、そして親を受け入れることができるようになるかどうか試してみようじゃないの、とこの本を手に入れたのでした。
読んでみてわかりましたが、この本は、自分の名前の「読み解き方」についてつらつらと説明してある本ではありません。
そして読み解いた結果、ほぅら、こう考えればそれがそのままセラピーになるでしょう? 癒されたでしょう? という書き方をしてある本でもありません。
ですので、それを期待なさった方は裏切られると思います。(あたしだよ)
名前につかわれている言葉の音韻には言霊が宿る。
その意味、働き、効果などが事例とともにあげられている、という本でした。
だから名前といっても、漢字は関係ないんですね。
あくまでも発音した場合の「音」です。
私の名前、「恵津子」の最初の字、「え」には、「枝」と言う意味があるそうです。
「枝」は枝分かれをしながらだんだんと広がっていくことから、「発展・成長・繁殖をあらわす。」とのこと。
これが最も人に影響を与える私の本質らしい。
ふぅ~ん、確かに私は全く何もないところから何かを創り出す、生みだすよりは既存のものに手を加えて改善していき、発展、成長させるほうが似合っていると自分でも自覚しています。
だから発展、成長はまだしも、「繁殖」なんて私の人生で最も縁がなかったことではねぇーの。
どうなっちゃってんだろ。
そして2番目の「津」は、花を咲かせる土台となる部分。
本人が幸せになる幸せポイントだ、とのこと。
この「津」はまさにこの漢字のまま、「津」という意味が宿っている。
これには「集う」とか「集まる」という意味があるそうで、「都」が由来だそうだ。
そして「つ」という言霊をもつ人が仲間に入ると、ものや人、情報が集まりやすくなるので、整理整頓と優先順位をつけることが大切、ということ。
何が必要で何が不要かを整理しないとせっかく集まったものをつぶすことになり、宝の持ち腐れになるそうです。
親はこういう意味を込めたくて、私に「津」という字を使ったんだろうか?
だとしたら自分たちにはないものを子どもに求めたんだな。
何と言っても私の親は両方とも人付き合いが苦手。わずらわしいもの、と思っているフシがある。
人と人との付き合いにはどうしてもお互い感情というものがあるから、自分だけのいいようにはできない。
なぁなぁ、とか要するにウエットな部分が出てきますね。
それがうちの親たちは大嫌い。大の苦手。
はっきりと思考で線引きしたいタイプ。
ドライに割り切ったほうがどれだけラクか、というタイプ。
1つ例をあげるならば、親はずっと大衆居酒屋をやっていますが、こういう商売をしているとたまに気のいいお客さんから、
「どう? 大将も一杯飲まないかい?」
とお酒をすすめられることがあります。(まぁ、今の世の中、めったになくなりましたけれどね。昔の居酒屋ではしょっちゅうありました。)
それをうちの父は受けたくないわけです。
どんなに喉が渇いていて、確かに今ビールコップ1杯飲んだら気持ちいいだろうなぁ、と思っても受けたくない。
人から施しは受けぬ。
飲みたいなら自分の金で飲む、ってタイプなんです。
それともう1つには、「この人」から受けたのなら、「あの人」のも受けねばならない、というケースになった場合困る、というのがあります。(もうそれ以上飲んだら酔っ払っちゃって仕事にならない、とかね。自分の許容量を超えちゃう、とか。)
「なに、俺の酒が飲めねぇ、っていうのか。」
って状況になったら困る、ってやつですね。
仕事中ですからそうそう何ハイも飲むわけにはいかないわけですけれど、受け時、断り時がわからない、ってやつです。
だったらハナから全部断っちゃえ、ってことなんです。
そういうことでうちの親が編み出したのは、
「すみません。下戸で飲めないんです。」
ってすべての人の申し出を断る、ってことでした。
これならば問題はない。
しかし、休日などどこかへ外食に行ってビールを飲んでいたりすると「ありゃ、しまった。うちのお客さんじゃないか。」と出会ってしまう、ということがありました。
だから外食時にも飲まない。
これは結構ストレスですよ。
それでも申し出を断るためならいとわないわけです。(もう、実は飲めるんだ、ってことをここでバラしちゃいましたけどね。まぁ、いいんです。もう今どきは、誰も「大将、一杯飲めよ。」って言わなくなりましたから。)
こういう人の周りには当然、人は集まりません。
どれだけ「空気読めないヤツ」と言われてもいい、「雰囲気壊すヤツ」と言われてもいい、とにかく割り切ってドライにいきたいんだ、って趣味を守り通すわけですからね。
しかし、子どもには「周りに人が集まってほしい」という名前をつけたんだ。
これ、どうよ。
自分はイヤだけれど、子どもにはそうなってほしい、って・・・
私自身、こういう親のもとで育てられたせいで、決していつも身の回りに人がわらわらいる、という状況が好きではありません。
一人っ子ですし、ひとりの状況に慣れてもいる。
先日も軽井沢に行ったという話を書きましたが、時折、「おひとりさま」で行動するととてつもなく浄化されたようなすがすがしさを味わうくらいです。
かといってとんでもなく無愛想でも孤独を好むわけでもないんですが「来る者は拒まず」なんて鷹揚な心は持ち合わせていません。
むしろ人の好き嫌いは激しいほうです。(これでも昔よりはずいぶん、いろんなタイプの人を受け入れられるようにはなりましたが)
そもそも自分の嫌いなことを子どもには押し付ける、ってどうなの?
小さい頃から育てる過程においても、
「私自身はそういうタイプではないし、あなたの周りにいつも人が集まってくるような育て方も出来ないけれど、あなたは勝手にそういう人に育ってほしい。」
ってことでしょう?
そんな虫のいい話はないわけで。
小さい頃に自分の周りにいる大人を見てそこから学ぶ子どもとしては、親がそういうタイプならやはりそうなるよね。
自分はやりたくない、そういう状況も嫌いだけれど、あんただけはやってね、そういう状況好きになってね、というそんな虫のいいことを私の名前に託したのでしょうか。
そう思ったら、名前の由来を知ることで親を受け入れるどころか、かえって拒絶する気持ちがまた湧いてきてしまったのでした。
しかしそうは言っても、この名前に私の課題が隠されているのかもしれません。
私が自分の周りに情報やものや人が集まってくることを受け容れられるようになったとき、あるいはそういう状況を作ることにポジティブに取り組めるようになったとき、本当の意味で親を受け入れ、自分を受け入れることができるようになるのかもしれませんね。
ひゃっ、いつになったら私は自分の名前が好きになれるのでしょうね・・・
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