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テープ投げの顛末>伊藤蘭コンサート

2024年05月31日 | キャンディーズ・伊藤蘭

 今回の伊藤蘭さまのコンサートでは、近年では禁止されているテープ投げを解禁する旨の告知がありました。そして、日程が近づいた段階で「投げるのは1曲のみ。それも1部最後の『哀愁のシンフォニー』だけで。」という通達が出されました。

 私としてもテープ投げの経験はほぼなく、結果からいうと15列目から投げた私のテープは最初の2本が5列目くらいまでしか飛ばず、最後の1本がようやくステージに届いたかどうかというくらい。原因は経験不足でもあり、準備不足でもあり、練習不足でもあります。

 これについては、主催者側から、

・今回の公演に限り紙テープの応援が可能です。
・紙テープは必ず芯を抜くように。
・出演者に向けて投げるのでなくステージの上に向けて緩やかな放物線を描く様に投げてください。
・照明機材などに紙テープが掛からないようご配慮ください。
・公演中、お客様の座席からの移動はご遠慮ください。
・周囲のお客様へのご配慮をお願いします。
・途中の休憩時に紙テープ回収のご協力をお願いします。

などの注意事項がありました。

 そして、これまでテープを投げたことない人も多いと思われる事から、ファンの有志が芯の抜き方とか投げ方の動画も作ってくれてて私も参考にできました。

 当日は紙テープ投げの練習ブースも作るという事で、それがどこかと思ったら会場の屋上庭園。行ったことがある人はわかると思いますが、入場前に並ぶ2Fの部分です。

 それで先行グッズ販売を眺めてから2Fに戻ると練習ブースができており、目標として用意された蘭さまのパネルに向かって投げている人もチラホラ。私も早速参加したのですが、事前に準備したうちの一つは全然飛ばず。これはそのままだと長すぎると思い、芯を抜いて半分の長さに巻き直したものですが、中心部まできつく巻き過ぎたせいで上手く飛んでくれませんでした。あれは外側を持って投げるべきだったかも。

 ただ、そこが屋外で結構風もあったので、熟練と思う人もなかなかうまく行ってませんでした。というのも、上手い人ほど高い角度で放物線を描くように投げるのですが、そうすると風で流されてしまうので。

 で、私は再度ちょっと緩めに巻いたもので投げてみたところ、割と手ごたえのある感触。しかし、その時点でも自分の投げたのをズルズルと回収せねばならないので、これは本番での手間も危惧されました。ここではあくまでも場所だけ用意されてたので、テープを本番用の本数しか準備しなかった人は練習できなかったかもしれません。あとは周りに人が大勢いたので結構みんな恥ずかしがってたような。

 私のテープ投げの経験といえば、中学の頃の夏祭りで同級生がのど自慢に出て「これを頼む」とテープを渡された時のみ。ちなみにその時も失敗しました。まっすぐ投げすぎたため全然ステージに届かず。結構難しいです。

 そんなこんなもあってステージ開始前にはカバンの中でテープをすぐ取り出せるように3本準備。そしていよいよその時が来たのですが、あれはかなり緊張します。キャンディーズコーナーが始まる際、客席の気配を感じた蘭さまからも「まずは『春一番』からですのでまだですよ。」との注意があり。

 曲は、春一番~ハートのエース~その気にさせないで~年下の男の子ときて、「いよいよです。」と「哀愁のシンフォニー」へ。しかし私はというと「春一番」が始まった段階で会場が総立ちになり、慌てて立ち上がりながらカバンにペンライトをしまってからテープを取り出してポケットに入れて、とかなりアタフタ。

 「哀愁のシンフォニー」はご存じの通りサビの「こっちを向いて~」の時に一斉にテープが飛ぶのが見ものなのですが、別にそこだけとは限定されてないのでイントロからもうテープがバンバン投げ入れられました。私は3回分しか用意してなかったのでサビまで待ってましたが、1曲限定と知らされる前に「久々だから」とテープをいっぱい準備してた人たちが多かったのでしょう。

 私は15列目だったので、後ろからの投げそこないのテープで後頭部を直撃されるのも覚悟してたのですがそれは無し。私のちょっと後ろに2階席が張り出したので、後ろの方の席の人は結構投げにくかったのではないでしょうか。

 そして、想定外だったのが2階席からのテープ。曲が進むにつれ、2階から垂れ下がるテープが増えて、いわば縄のれん状態。自分が投げようとしてもそれが邪魔なものだから、目の前に垂れ下がっている分はかき分けたりブチブチちぎったり。

 そんな状況の中、最初の2回は上手く行かなかったのですが、満を持して投げた3回目のサビでようやくステージ前方に届くかどうかという感じで飛びました。

 が、その瞬間左側頭部に「ガツン!」という衝撃が。左隣の人の肘打ちを食らったようで、一瞬何が起こったかわからずクラクラしました。後ろの人が投げた手じゃなくて隣だと思いますが、向こうも謝らないしお互い興奮し緊張してた現場だから不可抗力ですが、かなりムッとはしました。

 そうやって曲は終了し、ステージ上には蘭さんが歩けないほどのテープが。佐藤準さんのキーボードの前にはアクリルの衝立があったのですが、それを飛び越して届いたり、ステージ後列にいたサックスの竹野さんにも絡みついていたりで本当に凄い量でした。

 そしてそこから休憩が20分あり、会場全体でテープの回収へ。私も最初は手に届く範囲にあるものをズルズル引っ張ったのですが、あれはかなり長いので限界があり、とにかくブチブチちぎりながら巻き取って両手に抱えるほどの量は回収しました。私はスーパーのレジ袋のみ持参しましたが、場内にはスタッフ以外にも大きいゴミ袋を持ってきた人もいて、さすがに準備のいい人はいます。(参考:回収されロビーに運び出された紙テープのごく一部。)

 

 全体的な感想として、かなり難しいというのはもちろんとして、私は気がすんだというか「もういいかな」と。「ちゃんと投げねば」というプレッシャーがあって、どうしてもステージ見たり曲を聞く集中力が削がれますし。まずはいい経験にはなりましたし、もう二度と見られないかもしれない光景を、素晴らしいステージの様子とともに思い出として心に刻んでおきます。まあ実際はいろいろ大変ですわ。


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