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内藤剛志さん、かっこよかったです>伊集院光とらじおと

2021年09月02日 | ラジオ番組の話題
 今日のTBSラジオ「伊集院光とらじおと」の10時台ゲストは、俳優の内藤剛志さんでした。車に乗ってエンジンかけた時点で半分くらい過ぎてたのですが、そこから伊集院さんが映画「ヒポクラテスたち」の話を吹っ掛けて俄然盛り上がりました。伊集院さんはこれが凄く好きな映画だそうです。

 あれに出てた頃の内藤さんは25歳くらいだそうで、ご本人は「何年前かな~。100年くらい前じゃないですか?」ですと。私もこの映画は大好きですので、その辺の話は大変興味深く聞きました。

 ご存じでない方のために簡単に説明すると、これは1980年の映画で監督は大森一樹さん。医大生たちの日常や恋愛や悩みなどをあれこれと描く映画です。主演は古尾谷雅人さんで、キャンディーズ解散後の伊藤蘭さんの女優デビュー作でもあり、当時は結構話題になりました。

 今とは制度が違うと思いますが、この当時の医大生は最終学年に「ポリクリ」と呼ばれる臨床実習がありました。古尾谷さんと伊藤蘭さんは、そこで同じグループになって各科を回るわけですが、古尾谷さんは学生寮に住んでおりそこの人間関係も面白いです。

 ちなみに他の出演者は、柄本明さん、小倉一郎さん、斉藤洋介さん、阿藤海さんなどの方々が医大生で、その他お医者さんの役として手塚治虫先生、北山おさむさん、草薙幸二郎さん、渡辺文雄さん、原田芳雄さんがちょこっと出たりしてました。

 伊集院さんが、あの映画は若手医師の群像劇であるとともに若手俳優たちの物語でもあるのではないかという話をしたところ、内藤さんも当時のエピソードを熱く語ってました。内藤さんは、みんなでラッシュのフィルムを見た時に、自分の長台詞のシーンでカメラのピントが自分に合ってないことに立腹し、その後の呑み会を途中で退席してさまよい歩き、夜中になって宿舎の前で大声で怒鳴ってたとか。

 そこに現れたのが古尾谷さんで、内藤さんは「あ、絶対殴られる!」と思ったら、「先輩たちも心配してるから、急にいなくなったりするなよ。」と声を掛けてくれたのだとか。皆さん、若かったんですね。なんか青春っぽくてウルッと来てしまいます。

 しかし、大森一樹監督からは完成前の映像を見て勝手に騒ぐなと激怒され、出禁のようなことになったそうです。そして、それ以来内藤さんはどの作品に出ても完成前の映像は一切チェックしなくなったそうで、ご本人にとっても大きなエピソードだったのでしょうね。

 そして終了前に凄くかっこいいことをおっしゃってました。現在66歳だそうですが「年をとることは楽しいぞ。」「年をとることを劣化とかいう言葉を聞くけど、それは本当に嫌い。」「年を取ることは熟成じゃないか。」など熱く語っててしびれました。ああいう大人になりたいですね。私も年齢的には大人ではありますが、まだまだ屁タレですので…。

 その言葉が妙に印象に残ったので、帰ってからradikoのタイムフリーでゲストタイムを最初から聞いてしまいました。ちなみに、前半は近日公開される映画の「科捜研の女」の宣伝がほとんど。もしそこに関心がある方がいれば、そこも是非お聞き下さい。

 それにしても、イキイキしてる人の話を聞くと元気が出ますね。私なんぞは50代ですのでまだまだひよっこですが、これからの目標としてはアイドルおたくの自分をますます熟成させようと決意しました。←そっちか?

 ちなみに、私は長年この人を「ないとう たけし」さんだと思ってたのですが、「ないとう たかし」さんだそうです。んあ~。