今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

夢はアコギを駆け巡る

2006年12月19日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話
 この季節になると初めてギターを弾いた頃を思い出します。あれは確か昭和49年の12月。私が小学5年生のときでした。近所に住んでたいとこから兄が借りて来たのが始まり。

 そのギターは今考えるとマーチンのOOO-18タイプの小ぶりなギターでしたので、小学生には絶好でした。その半年後、商店街のスタンプをためてゲットしたギターも同じタイプのギターだったので弾き易いことは弾き易いのですが、雑誌の広告に出てるジャンボタイプのギターとはどうも違うなぁと。

 当時よく見かけたギターは、アマチュアだとヤマハが圧倒的でモーリスも結構いて、プロだとマーチンのD-35とかギブソンのハミングバードとかドブとか。丁度ギルドも流行り始めた頃だったように思います。オベイションもたまに見かけましたが。

 で、それらはうちのギターより大きく見えたので「ああいうのはさぞかしでっかい音が出るだろう」と思ったものです。しかし、なにしろギターを始めたばっかりだったので「きっとそのうちいろんなギターを弾く機会があるだろう」とも思ってました。

 が、しかし高校の入学祝いにエレキギターを買ってもらってからほとんどエレキギター一辺倒で、エレキギター弾きはエレキギター弾きを呼び寄せるのか、その後の友人関係もアコギ弾きはほとんどおらず今に至ります。

 なので、会社の近所の楽器屋とか通りすがりのリサイクルショップなどであの頃憧れてたような中古のアコギを見かけると、ついつい手にとってみたい衝動にかられます。当時のヤマハのギターなんてモデルによってはプレミアがついてますから、作りがよかったんでしょうね。ヤマハで高級なモデルではLシリーズとかカントリージャンボシリーズとか広告を見ただけでほれぼれしたものですが。

 ちなみに、初めてギターを手にした時に弾いてみようと思ったのはガロの「学生街の喫茶店」。なぜかというと、家にあった明星の歌本の最初に出てたのがこの曲でした。当時流行ってたんですね、きっと。で、最初のDmはなんとかなったものの次がGmだったので1小節目で挫折しました。実際、冬の寒い日にいたいけな小学生がスチール弦でDmを押さえるのも辛かったのですが。

 なお、1ヶ月ほどたって最初に弾けるようになった曲は、あのねのねの「アホの唄」でした。コードはEm、A、B7の3つだけだったので。しかしまぁ考えてみれば、ギターを始めてからもう32年ですか。まともなコースを辿っていれば物凄く上達したのでしょうが、三歩進んで二歩下がるような紆余曲折を経たおかげで続けてこられたのかも。実際大人になってからは1~2年ギターを手にしないことも多々ありましたし。

 ということで、弾いてみたいと思ったらいろんなギターを弾いてみましょうね。大人になって悔やみますから。(って、そんなにギターいっぱい買うほど金もなければ置き場所もないというのが現実なのですが。) もし今誰かに「好きなギターをどれでも一つやる」と言われればギルドを選ぶかな? なんか憧れてたので。次がハミングバードかヤマハのCJ。まぁ明日になればまた変わるかもしれないけど。