今日のひとネタ

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大人のロックですな

2006年12月16日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話
 昨夜のフジテレビ「僕らの音楽」のゲストはサディスティック・ミカ・バンドでした。演奏曲は「タイムマシンにお願い」と「Big-Bang,Bang!」の2曲のみでしたが、率直に言ってかっこいいです。大人のロックという感じでしたが、別に枯れてるとかおっさんくさいというのじゃなくて、絶妙にツボを押さえてて凄くタイトということで。(わかりにくい表現か?)

 木村カエラさんはこれまでまったく興味がなかったのですが、ああやって聞くとなかなかよいです。(ただし見た目はまったくタイプでないのですが。) 先日、FM-NACK5の坂崎幸之助氏の番組に加藤氏と小原氏がゲストに出てこの再結成についていろいろ話してました。ミカバンドの演奏時には小原氏が「リズム大臣」「ピッチ役人」ということで結構うるさいそうです。ご本人曰く「ずれてると気持ち悪くて我慢できない」とのことですが。

 で、ソロでの活動で最も活発なのは幸宏氏なのですが、今回の再結成で最も心配されたのが逆にそのドラムだったとか。もちろんスタジオ入りしてからすぐにその心配が杞憂であったと気づかされたそうですが、なんか血圧高くて体調悪いらしいです。「折角だからライブを」という話があったときにも「それ聞いただけで血圧上がるから考えさせてくれ」ですって。

 加藤和彦という人はちょっと前はフォークルを再結成したりしてましたけど、この人の音楽はじっくり評価してみねばならないかもしれませんね。いろんな面がありますけど、どれもかっこいいですから。

 なお、楽器オタクの観点から昨夜の番組を見ると、小原氏が珍しくサンダーバードベースを持ってました。当方尾崎亜美さんの追っかけをやってますので、ここ5年ほどで10数回は小原氏をステージで見かけましたがすべてフェンダー系のベースでした。今回の再結成はやはり「ロック」を意識してるのでしょうか。(いえ、別にギブソン持てばロックというわけではないのですが、見た目として)

 加藤氏のギターはテレキャスターカスタムでしたが、なんかイメージと違うのでこちらも意外。(このギターを知らない人はわからないでしょうが、割とキースリチャーズのイメージかな?) また、ある雑誌の加藤氏のインタビューによると「ビグスビーの付いた335を持ってるんだけど小原も同じのを持ってた」とのこと。ということは亜美さんがこの春のツアーで弾いてた335は礼さんのなんですね。多分。(違うかもしれないけど) なお、例の「タイムマシンにお願い」のイントロのフレーズですがプロモを見る限りは加藤氏が弾いてるんですね。

 で、高中ですが今回持ってたギターは巷で評判のストラトキャスター高中モデルでした。前述のFM番組によると、加藤氏は高中について「あいつは弾き逃げだから」ですって。要するに録音する時「せーの」で何回かとって、ダビングはせずミックスにも立ち会わず「おまかせ~」で帰っちゃうとか。なので、何回か録音したソロから小原氏とミキサーが選んだ部分を寄せ集めて作っちゃったそうです。ということは、そのまんまコピーしようとしても難しいのかも。

 と、いろいろ語りだすとキリがないですがこの番組で「タイムマシンをお願い」を聞いたので、ついつい今日は高中のライブDVD「過去へのタイムマシン」を見てしまいました。これは高中の97年のライブですがタイムマシンを演奏してます。ボーカルは本家本元のミカさんで、ゲストにチャーまで出てくる豪華版。

 この曲は日本のロックの代表曲ですよね。聞いてても楽しいですけど、コードは3つしかないし構成も簡単で覚えやすいから初心者にもおすすめ。(ま、もちろんフルコピーは難しいですけど) ちょっとしたセッションでもこのイントロを始めると大体みんなついてくるので、ギタリストとしては非常にありがたい曲です。

 私もライブで演奏したことはありますがまたやってみたいなぁ。今度は是非ギターを弾きたいと…。(って、前はなんだったんだ?)