10月07日 18時01分 NHK JP
参照記事
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20211007/2010012328.html
絵本や挿絵などの多くの作品を発表し、去年亡くなった画家の安野光雅さんの作品を紹介する追悼展が京丹後市で開かれています。
安野光雅さんは、絵本や挿絵などの作品を発表し、「国際アンデルセン賞」を受賞するなど海外でも高い評価を受けていた画家で、去年12月に、94歳で亡くなりました。
追悼展は、安野さんの作品を多く所蔵する京丹後市久美浜町の安野光雅館で開かれ、安野さんがイギリスの町並みや自然の風景などを描いた水彩画32点が展示されています。
このうちリバプールの街の風景は、ビートルズの生まれた街だったため、好奇心で訪れた際に描いたということです。
このほか、湖や村の小道などを淡く優しい色合いで描いた作品も展示されていて、訪れた人たちはじっくりと鑑賞していました。
安野光雅館の伴とし子副館長は「安野先生は美術家ですが音楽や文学にも造詣(ぞうけい)が深かった。絵を見ることでいろんなことを思い起こすことができ、そうしたことを皆さんに体感してほしい」と話していました。
この追悼展は、京丹後市の「森の中の家 安野光雅館」でことし12月6日まで開かれています。