2024/6/18 産経ニュース
中国戦略原潜「晋級」
複数の台湾メディアは18日、台湾の漁業者が台湾海峡の中国側に近い海域で同日早朝に操業中、海面に浮上した中国の原子力潜水艦を目撃したと写真付きで伝えた。台湾の顧立雄国防部長(国防相)は「監視・偵察手段を通じ状況を把握している」と述べ、報道内容を事実上認めた。
台湾海峡で中国の原潜が海面に浮上しているのが確認されるのは珍しい。顧氏は中国側の意図について言及を避けた。
写真は離島、澎湖諸島の漁業者が撮影したという。原潜は潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を搭載できる「晋級」戦略原潜とみられる。原潜は軍艦を伴って航行していたといい、台湾の専門家は故障の可能性も否定できないと指摘している。