2024/7/13 産経ニュース
米ワシントンにあるFBI本部
夏季五輪国際競技連盟連合(ASOIF)は12日、中国の競泳23選手が2021年初頭にドーピング検査で陽性となりながら東京五輪出場が許可された問題で、米連邦捜査局(FBI)と司法省による捜査や、世界水連の事務局長に証人としての召喚状が送られたことに強い懸念を示す声明を発表した。
世界反ドーピング機関(WADA)は独立した検察官による調査を受けてWADAに不正はなかったとの中間報告書を公表したが、米国反ドーピング機関(USADA)は疑問視している。
ASOIFは「外国で起きた事件に対する米国の捜査とUSADAの見解は、WADAの役割や独立性、世界的な反ドーピング制度の信用を損なう恐れがある」と指摘した。