半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

無農薬のトウモロコシ

2015年06月10日 | 食べもの
家庭菜園をやっていると、野菜って、別に普通に無農薬や無化学肥料で作れるというのがわかります。

もし、多少虫食いになったり、多少病気が入っても、見た目ではなく新鮮さや美味しさや自分で作った喜びが満たされればいいわけですから、食べれないところはポイっとしてしまい、食べれる分を収穫すればよいわけです。


一方で農家さんが「経済作物」として作る場合は、事情が違います。
もし、「全滅」となった場合の経済的打撃は計り知れません。
また、出荷時に曲がっていたり、ちょっと病気が入っていたり、ちょっと虫食いがあれば、それは価格がつきませんし、破棄しなければいけません。

また、毎年同じ場所に連作するのと、連作障害といって病気が出やすかったり、あるいはキャベツなどモンシロチョウが好きなものがたっくさんあれば、虫の害も増えるので、それを防ぐために農薬を使わなければいけない、ということになるのもわかります。

しかし、家庭菜園でもどうにもならない野菜があります。
例えば空豆。6年栽培やってみて、アブラムシがつかなかったことは1~2回。
基本的にアブラムシだらけになります

そしてもう1つ、トウモロコシだけはどうにもなりません。
先っちょにアワノメイガというガの幼虫がどうしても入るのです。

しかし
今の時期ならまだアブラムシがちょこっとつく程度で、ガの幼虫は入らず、無農薬でも見事なトウモロコシが出来ます

おかげさま農場で買ったトウモロコシ、見た目も見事で、味も無茶苦茶美味しかった


農家さんに話を聞くと、早出しの無農薬トウモロコシは、ハウスの中にさらにトンネルをかけて二重に保温し、路地播きよりも早めに育てて、虫が発生する前に実をつけさせるから出来るんだそうです。

だから、本当は今の時期のハウス出荷なら、一手間かければ無農薬でも出来るんだそうです。

一方で、6月後半になってくると、虫が入りますので、無農薬だと1/3、多い時は2/3は虫が入って廃棄なんてこともあるそうです

あと、獣害でハクビシンがあちこちで出ていますので、電柵をしないと美味しいところを食べられちゃいます

それでも作ってくれる無農薬トウモロコシ。

美味しく有難くいただきま~す
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戦後番組や福島番組を続けているNHK

2015年06月06日 | 自分の時間
さきほど、NHKでアイススケートの羽生選手が復興支援ソング「花は咲く」と共に踊る映像が流れていて、とっても感動しました。

たまたまその前に、広島や長崎の「離郷被爆者たち」が戦後70年目に故郷に戻る旅を映した番組がやっていたので見ていたのですが、NHKは何だかんだいって「いいところがまだまだあるな~」としみじみ思いました。

今年は戦後70年ということで、その特番をほぼ毎週のようにやっているし、東日本大震災の被災者や福島の被災者の生活を映した番組もほぼ毎週といっていいほど流しているし、どちらかというと深夜が多いのですが、私も毎週何かを録画をして見ている生活を送れています。

最近は「生命大躍進」というのもやっていて、昔の「地球大紀行」を思い出すな~。

そういえば、最近、ヤングジャンプで「サラリーマン金太郎」が復活しました。
内容はサラリーマン金太郎というより、政治と東電の原発問題を描いていこうというもの。
東電を外資が購入する意思があって、それを政府が認めるかどうか、という話や、東電が未だに内部がどうなっているかわからない原子炉を何十年もかけて廃炉にしていく仕事を別会社をつくってそこに丸投げする、というストーリーで、作者の本宮ひろ志の意気込みが感じられるし、今までとは路線とはちょっと違って、どういう風な作品にしていくか楽しみです。

NHKもトップがどうであれ、現場のディレクターなどは志がある人達がいるだろうし、心あるメディアの人達が、こういった活動をずっと続けていって欲しいな~と思います。

まあ、本当はこういったことを教育現場がやらなければいけないのですけどね。
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トマトの味

2015年06月04日 | 食べもの
いつも「食と命の教室」でお世話になっている「おかげさま農場」の高柳さんからのお声がけで、おかげさま農場のお手伝いをすることになりました

まずは、メンバーの生産者を回っているのですが、その1人の大竹さんという農家さんの大玉トマトのお話を聞いて「へ~」っと思いました。

大竹さんは、20年以上無農薬で作っているそうなのですが、普通はトマトは病気が出たり、連作障害が出たりで、農薬を使わないと続けて栽培は出来ないのです。

そのために毎週納豆菌を葉っぱにかけたり、肥料はトマトが自分で取りにいけるようなところに埋めていたり、夏や太陽熱消毒をしたりと色々工夫をされています。

さらに「本来は全ての野菜が無農薬であって欲しいし、その方が普通だと思っている」ということで、農協などおかげさま農場以外の先の出荷も含め、全て無農薬で野菜は作っているそうです。

例えばトウモロコシは絶対虫がつくので、3000本つくっても2000本は出荷できない、なんてこともあるそうです。
それでも構わない、という考え方。凄いです。

そして、トマトのお話を聞いて初めて知ったのですが、大竹さんいわく、トマトは果糖ではなくショ糖で出来ているから本来は甘さを追求するものではないらしく、旨味とか瑞々しさとか香りとかを楽しむものらしいのです。

果糖はショ糖よりも甘いわけですね。

今は確かにフルティカトマトのように水を切って中玉の甘いトマトの方が一般受けはするのですが、大竹さんは甘さを追及していないそう。

そういったお考えを聞いた上で食べてみると、確かに瑞々しくてさわやかな酸味と香りがあって、美味しい

水は3月に植えてからこの3ヶ月で合計4時間しかあげていないそうですが、水を切って甘さを追及したトマトというより、果肉は厚くなっているものの瑞々しくてジューシーで、香りが強いんです

美味しさ、というのも色々あって、誰もが「甘い」と思うものがわかりやすいんですが、本来のトマトの美味しさというのは、こういったものをいうのかもしれませんね

色々あるもんですね~。

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合間の畑

2015年06月03日 | 農的体験・生活
今週から新しい仕事をはじめ、なかなかハードな日を送っていますが、その仕事の合間、そして雨の合間に畑をやってきました

最近の畑、マルチをはって草を防除することを心がけているので、昨年に比べて、若干草の量が少ないです


この前移植した空芯菜は気持ちよく育っています


ただ、畝間には草がではじめ
お~、1週間でこんなに伸びる季節になってきたのね。早く手を打たねば


かぼちゃは悪くない感じ



ゴーヤは買ってきた苗は1つ病気か何かにやられましたが、それ以外は順調です


こちらはこぼれ種の赤シソ。
梅干に使うので、回りの草をとってやらねば


ちなみにスナップエンドウは、なんだかんだ繋がっていて、今回も2kgぐらいの入れ食いです
でも、虫や病気も入ってきたので、販売用としては今週で終わりだな~。


お隣の小麦畑は、まさに刈りいれ時です。昔はどこもこういった風景が広がっていたんだろうな~


ちなみに、この小麦畑の横の道の先が、この前このブログに書いた「桑の木」があるところです。
突き当りには小さな祠もあります。


人も自然の一部。営みが生きること、だった時代に思いを馳せる、それも畑の楽しいところです。
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