半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

台風で稲刈り延期

2023年09月09日 | 農的体験・生活

今日、明日は本当は稲刈り教室の日でした。ところが、昨日の大雨で現場は大変なことになってしまいました

昨日の朝の時点では10時ぐらいには雨は小降りになる予報でした。(土)(日)も晴れの予報だったので「台風が1日ずれていたら中止だったな。(金)で良かった~」なんて思っていて、「明日、明後日は開催します」と参加者には連絡しました。


 ところが8時、9時と刻一刻と予報が変わり雨も土砂降り。「ちょっとまって、これ大丈夫か?」と心配になってきました。ニュースでも千葉県が大雨・洪水警報が出て、避難指示も出る状態

 急遽、参加者のみなさんに「先ほど、開催すると連絡したけど、警報レベルで雨も止まないのでいったん現場の根本さんと連絡を取ります」とペンディングにしました。

 そんな感じで、昨日はずっと開催するかどうかで神経を尖らせていました。

 根本さんと電話が繋がったところ、「この後、水位がどうなるかだな」ということ。利根川の水は今は大丈夫でも、あとから上流の水が流れ込んできて水位が上がるのです。そうすると、利根川と繋がっている田んぼの横の用水路の水位も上がって、結果、田んぼに流れ込む、という事が起きるのです。

 稲刈りを実施する田んぼは、豪雨の影響で田植えの時のようにプールのような状態。「利根川は水位が上がったらポンプアップするので、結果、水位が下がるのだけど、現時点では何とも言えない。さらに水位が上がったら田んぼに入れないから、明日の朝一で決めよう」ということになりました。

 そして夜19時頃、根本さんから改めて電話がかかってきて「現時点でさらに用水路の水位があがってきているから無理だな~」と。用水路の水が田んぼに溢れ込むほどになってしまい、「これは出来ないね」という事で延期になりました。


 写真は農家の根本さんが撮ってくれたもの。左側の川のようなものは、本当は深さ2m以上ある結構大きめの用水路なのですが、田んぼの高さまで水位が上がり、水が田んぼに流れ込んできてしまったのです。


 「今朝、田んぼの畦を切って排水をした」という写真です。根本さんいわく「まあ、良くある事だよ」とのこと。利根川水域では大雨だと良くあることだそうです。また、隣町の神崎町の砂地の田んぼでは、100㎜の豪雨が降っても翌日は水がひいて稲刈りが出来るそうです。凄いですね~。

 そして参加者の対応もそれぞれ。「大変な時に色々ご連絡ありがとうございました」という気を使っている下さる方もいれば、「そうだったんですか、知りませんでした」と、多分、お仕事とかでニュースが見れない方もいたのでしょう。線状降水帯というのは、ほんと、少し離れていると何とも無い小降り、というのが当たり前なわけです。

 私も「凄い雨だな、こりゃやばいな」と思っていましたが、ニュースを見たらら「おいおい、千葉県、大丈夫か?」とより危機感が増しました。情報というのは大事ですよね。

 ということで、来週に稲刈りは延期。稲は少なからずダメージがあり、水に浸かってしまったところは萌える、つまり発芽しちゃうのですが、それでも、少し早いということで、根本さんは「登熟させると思えば、まあ仕方無いか」とのことです。

 ちなみに、12年目の教室で、稲刈りを延期したのはこれで2回目。こういったことが、これからは増えていくんだろうな~。

 来週こそ天気に恵まれますように。。。

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