半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

畑と田んぼで

2013年05月21日 | 農的体験・生活
初夏の日差しが少し痛いぐらいの昼下がりの午後、先日の雨と日差しで一気に出てくる草を刈りに畑に行ってきました

スナップエンドウは相変わらず山盛りで収穫できるのですが、「もうそろそろで収穫」なのがソラマメです

しかし、肥料を与えずともどうしてもアブラムシが寄り付くのがソラマメの特徴。
そこには大量のアブラムシとそのお尻から出るといわれている甘い汁をなめに来たアリ、そしてテントウムシの幼虫がたっくさんいました。

特に、この1週間でテントウムシの成虫が歩くたびに飛び立ち、とんでもない数に
100匹は余裕でいる感じでした

そして特に餌になるアブラムシがたくさんついているソラマメには、成虫はもちろん幼虫もむちゃくちゃいました。

こちらは幼虫から成虫になる過程のさなぎ。


こちらはまだ幼虫なのですが、1つの株に3匹もいました。


こちらは、毛虫。。。こいつは関係ないか。。。


こんな感じで、春~初夏にかけて徐々に増えてきた虫達。小さな虫を食べるアリ、トカゲやクモもたくさんいました。
草をある程度残しつつ色々な虫や小動物が棲みつく場所がある畑は、多様な生き物のパラダイス、ですね


その他、全く雨が降らず葉っぱが枯れ果てる寸前だったさつまいもは、先日の雨でぎりぎり命をつなげ、新葉が出てきました。
初期成育が少し遅れてしまいますが、まあ大丈夫でしょう


花や種を見てみたいのであえて1株だけ畑に残しているほうれん草。もう少しで花が咲きそう


こちらはゴーヤです。直播なので生育が遅いですが8月下旬ぐらいにはたくさん実りをつけているでしょう


そして相変わらず大きな双葉が特徴のかぼちゃさん。これも苗からに比べて生育が遅いですが最後には追いつくので問題なしです



暑い日ざしの中の仕事の後は根本さんのところへ。

日曜日のイベントで子供達が播いた種は、規則正しくはどうしても播かれていません。
その穴埋め、手入れをまず行います。

除草剤を使わない無農薬田んぼは、6日毎に除草が必要と根本さんは言います。

代掻きをして一度田んぼを耕しうなってから3日後に田植え、それから3日経つと既に代掻きから6日たって草が出てきているので、実質田植えから3日後には1回目の除草が必要とのことです。

最初の頃はこのペースで4~5回、ずっとやり続けなくてはいけません。

しかもこの田んぼは1枚が3反5畝(1000坪以上)あります。

これをやり続けるのは本当に大変。
みてください、この広さ
奥の方で根本さんが除草機を押しているのがわかりますか?


こんな感じでひたすら苗の条間を行ったりきたりします。


これだけではなく、あぜ周りの「夜這い草」とも呼ばれるスズメノヒエと呼ばれる稲科の草をとらなくてはいけません。
放っておくとぐんぐん田んぼの中に入ってきて、節目節目が根付いていきます。

これだけでなく畦の草の管理が必要です。

水がたっぷりあり温かい日差しもたっぷりある田んぼは、畑よりも草の生え方がすごいのです。

「除草剤は除草という労働から農家を解放した」と言われたのは、それほど田んぼの草取りが大変だからなんですよね。


この日、根本さんは4時前には起き出し、朝は小学校の田植え講師、そして他の仕事を手伝ったりしながら自分の田んぼは最後。
もう真っ暗になるまでやりました。

そしてこの日はたまたま会合が無いので「あとは精米するだけ」というスケジュール。

地域のため、子供達のためにも頑張っている根本さん。
こういった方が報われる社会であるべきで、私も微力ながら一緒に歩き、2~3年後には共に普通に食っていけるようになっていきたいと思います。

価値あることをしている、それを伝える努力、理解を頂きご協力を仰ぐ努力は特に私の仕事として、今年は頑張りたいと思います

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 田んぼと畑の耕育教室 5月2... | トップ | 高柳さんのお話 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

農的体験・生活」カテゴリの最新記事