駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

三菱はロケットに限る

2021年12月26日 | 小考
            

 三菱重工のH2Aロケットが無事打ち上げられた。三菱電機の不祥事、三菱重工MRJ凍結と三菱系の不具合が続く、根本的な問題があるに違いない。その中宇宙ロケット部門だけは好成績を挙げている。部外者には唯一の光明、三菱はロケットに限ると思えてしまう。
 三菱電機の誤魔化しやMRJの頓挫には三菱グループの抱える体質的な問題があると門外漢でも推定できる。それは恐らく低迷しつつある日本の技術力や政治力と共通の課題で、眼を逸らし隠せば問題点が見えなくなるからそれで済まそうとする姿勢体質だ。確かに見ないようにする見えないようにすれば問題は意識されないようになるが、そうした手法では何一つ根本的に解決せずやがて腐敗して元も子もなく瓦解してしまう。
 三菱系の人はロケット部門に学ばねばならない。恐らくロケット部門は打ち上げ失敗という、目の逸らしようのない結果を突きつけられるので自浄作用が正常に働いたのだろうと思う。
 政治は全て人の生活に大きな影を落とすので知らない興味ないでは済まない。隠す誤魔化す眼を逸らさせる政治手法を見破らないとつけが回ってくる。
 まあ上記は私の雑駁な推定なのだが当たらずとも遠からずと考える。
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上皇様に穏やかな日々を

2021年12月25日 | 小考
           

 雨のクリスマスイブ、雪の所もあったかもしれない。恋人達にはそれも良かっただろう。

 一昨日、上皇様穏やかな日々という見出しを見たが、そうあって戴きたいと心から思った。
 叩いておいて痛そうでお可哀想というのが、多くの週刊誌の皇室報道で本当に敬愛しているのだろうかと疑いたくなる。静かに見守るのが礼儀ではないだろうか。

 オミクロン株市中感染でワクチン前倒しの指示が来た。急いでスケジュールの組み直しをしなければならない。スタッフは差し迫った暮れにあたふたと電話することになる。穏やかな日々は遠いようだ、やれやれ。
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診療報酬マイナス改定

2021年12月24日 | 政治経済
             

   来年度四月からの診療報酬がマイナス0.94%と報じられている。医療価格というのは公定で医療機関が自主的に決められるわけではなく、国が初診料はいくら、胸部レントゲン写真はいくらと決めている。そのため診療報酬がマイナス0.94%となれば同じ患者数であればそのまま減収となる。
 県や国の統計的なデータは知らないが、医師会の情報では新型コロナの影響で多くの医療機関は受診患者数が減少している。そのためマイナス改定はダブルパンチとなる。減っている理由として、当初医療機関で新型コロナに感染するのではないかという恐れがあって受診抑制したのが、軽症なら医院を受診しなくても困らない、長期処方でも支障を感じないなどということがあり、そのまま常態化したのではないかと見られる。医療費を支払う側としては医療費が下がり好都合?かもしれないが、受診抑制したために重症化した症例もあると思われるので、不利益を被った患者さんも居ると思われる。医療では大っぴらに議論しにくいところがあるが、費用対効果を考えた新しい診療体制が必要と考える。
 医療費が下がり報酬が減るのは勿論困るけれども、他の業種(製造業、サービス業、流通業、農業・・)との釣り合いもあるし、他に必要な予算配分(軍事費は駄目)があれば受け入れざるを得ない。国に決定権があり絞りやすいからという理由としたら、危険なコロナを診ているのに報酬を減らすのは言語道断と反撃したい。
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今年読んだ本

2021年12月23日 | 
              

 年末になると今年のベストテンとか収穫と言った企画で、本や映画の作品が取り上げられる。今年も映画館へ一度も行かなかった。本の方は三十冊くらい読み、七十冊くらいに目を通したと思う。
 「憲法で読むアメリカ史」「日本の歴史をよみなおす」「イメージを読む」「現代経済学の直感的方法」「同調圧力」「日本再生のためのプランB」「利他とは何か」「悲しみとともにどう生きるか」「喫茶店の時代」「垂直の記憶」「財務三票一体理解法」・・他に、梯久美子さんのエッセイ旅行記、黒木亮さんのエッセイ小説、内田幹樹の小説、藤本和子さんのエッセイ「父を撃った十二の銃弾」「嫌われた監督」「アウシュビッツの地獄を生きて」など、全部は思い出せない、趣味理系の本は省いた。プリアサバランのように読んだ本で成程こういう人かと断じられては敵わないが、傾向は出ているだろう。さんを付けた著者はエッセイを読んだせいもあるが近しく感じる人達で機会があればお会いしたいと願っている。
 これ以外にも以前に挙げた何度も読む著者があり、今年も寝しなや合間に何度も読んできた。活字で知ることのできる世界は人生を豊かにしてくれる。
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考えて考えて考える

2021年12月22日 | 小考
          

 今朝は晴れ渡り確かに年の暮れだと納得させられる薄青く澄んだ空が全天に広がっている。思いも掛けぬことが起きるのが人生、それは世界にも日本にも私にも起きた。新型コロナで二年、一体に何がどうなったのだろう。藤井四冠のように考えて考えて考えなければ明るい明日は来ないと思う。眼を逸らし逸らさせて乗り切ることは出来ない。歴史探偵半藤一利さんの本を読むと愚かな間違いがあったのがわかる。又それが繰り返されそうで恐ろしい。
 安倍のマスクの何十億円という無駄遣い、元はといえば受けを狙った考え不足から生まれた物だ。手の内を隠した印象操作による政治手法を見抜かないと不況不具合(給料上がらないのに物価が上がる、格差差別の増大)が待っている。批評を批判ばかりと切り返す反論を中身がないと気付きたい。批評という評価がなければ良い物が生まれないし選ばれないのだ。
 世の中にはたいした実績はないのに人気があるスポーツ選手と抜群の実績があるのにあまり人気がない選手が居る。マスコミの扱い方もあるだろうが、大衆心理というのは考えて考えて考えた結果ではないようだ。
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