森繁久弥の歌をしみじみと聴く。ここに言葉が生きている歌唱がある。「王様の馬」「青春が花ならば」を初めて聞いた。詩が心に染みこんでくる、まさに歌が語られている。
王様の馬の 首の鈴 ちんからちんと鳴り渡る 日はあたたかく風もなく 七つの峠が晴れ渡る
山のふもとの七村に 青亜麻の花咲けど ひとにわかれた若者は 今日も今日とてすすりなく
王様の馬は 黄金の馬 お供の馬は泥の馬 ほがらほがらの鈴の音の 雲にひびくをなんと聴く
日はあたたかき 七村に わかれしひとを忘れねば 晴れて悲しき胸の鈴 ちんからちんと鳴りわたる
青春が 花ならば いつの日にか 散ってゆく 頬紅き 若者よ 熱き血潮の たぎるまま 恋に命をかけてみろ
春の日の 桜さえ 風に舞い 散り急ぐ 美しい 乙女らよ 燃える心を かくさずに 恋に命をけかてみろ
青春が 花ならば はかなくも 散ってゆく 若い日は 二度とない 君よためろう ことはなく 恋に命をかけてみろ 恋に命をかけてみろ
歌を語り 台詞を歌い 伝わってくるもの 生きることを愛で 日常の手触りから千年を見通す眼差し えっ 国民栄誉賞 ご冗談でしょう
王様の馬の 首の鈴 ちんからちんと鳴り渡る 日はあたたかく風もなく 七つの峠が晴れ渡る
山のふもとの七村に 青亜麻の花咲けど ひとにわかれた若者は 今日も今日とてすすりなく
王様の馬は 黄金の馬 お供の馬は泥の馬 ほがらほがらの鈴の音の 雲にひびくをなんと聴く
日はあたたかき 七村に わかれしひとを忘れねば 晴れて悲しき胸の鈴 ちんからちんと鳴りわたる
青春が 花ならば いつの日にか 散ってゆく 頬紅き 若者よ 熱き血潮の たぎるまま 恋に命をかけてみろ
春の日の 桜さえ 風に舞い 散り急ぐ 美しい 乙女らよ 燃える心を かくさずに 恋に命をけかてみろ
青春が 花ならば はかなくも 散ってゆく 若い日は 二度とない 君よためろう ことはなく 恋に命をかけてみろ 恋に命をかけてみろ
歌を語り 台詞を歌い 伝わってくるもの 生きることを愛で 日常の手触りから千年を見通す眼差し えっ 国民栄誉賞 ご冗談でしょう